江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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近世の扉

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 ・天文二年(1533年) 三月 近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


 とりあえず京の軍勢は一旦引き上げ、南近江軍には山科防衛の任務だけを与えている。
 今のところ法華宗は一向宗との争いに血道を上げているし、山科楽市が脅威になるなんて欠片も思っていない状態だからさほどの兵力は必要ない。むしろ南山城に進出するでもなく大軍を山科に留めて置けばいらぬ憶測をさせてしまうだろう。

 足利義晴をどうするか……。
 正直想定外過ぎて考えがまとまらない。

 とりあえず大まかに言って道は二つ。
 一つは今更だが史実の通りに細川晴元を支援して管領に就けさせ、俺はこれ以上の勢力伸長を止めて幕政を牛耳る方法だ。
 これならば将軍家とは大きな軋轢は生まない。近江を守るためには周辺国からの進軍を防がねばならないが、現状で六角と単独で戦える勢力は朝倉ぐらいのものだ。尾張も美濃もまだまだ国内がゴタついているから、幕府の威令を持って内政干渉を行えばこれから伸びて来る勢力を叩き潰すこともできるだろう。例えば斎藤道三とか織田信長とかの伸びる余地を無くしておく。今ならばできないことは無い。

 もう一つは、足利義晴諸共俺の代で室町幕府を終わらせる。
 これは俺が茨の道を進むことを意味する。足利将軍家との葛藤は三好や織田の例を見るまでもなく旧勢力との戦いの連続だ。法華宗や比叡山を始めとした寺社勢力はもちろん、周辺の守護大名や幕府に忠実な国人領主。さらには朝廷との対立すらもあり得る。日本中を相手に戦争をおっぱじめるようなものだ。

 どうするべきか……。

「御屋形様。お茶をお持ち致しましたわ」
「ああ、ありがとう」

 縁側に座って志野の淹れてくれた茶を飲む。観音寺城下には茶の種類も豊富になった。茶の湯だけでなく煎茶やほうじ茶なども売り物として売り出す店が出ている。京から逃れて来た武野紹鴎も驚いていたな。これほど多彩な茶の文化は見たことが無いと。

「近頃は随分難しい顔をされていることが多いですが、何か悩み事でもありましたか?」
「相変わらず勘がいいな。ちと表向きのことでな……」
「左様ですか」

 志野はそれ以上聞かずに隣に座っている。気遣ってくれているんだろうな。有難いことだ。

「初音はどうしている?」
「亀寿丸や千熊丸殿と一緒に遊んでおります。近頃はお二人にべったりですよ」

 志野がクスクスと可笑しそうに笑う。俺としては複雑な心境だ。
 細川晴元と誼を通じるなら、婚姻を前提とした方がより確実だ。その場合、嫁入りさせるのは十歳に満たない初音ということになる。時代的に珍しいことではないとはいえ、小学生くらいの子供を嫁に出すなんて考えただけでも心が苦しい。

「どれ、俺もちょっと初音達の顔を見て来るかな」
「あら、では私もご一緒いたしますわ」
「いや、顔を会わせに行くわけじゃない。ちょっと様子を伺うだけだ」
「ふふふ。面白そうですわね。では私もそのように」

 夫婦二人で子供の様子をそっと伺うというのも妙なものだ。きっと城内では変わり者夫婦として話題になるんだろうな。

 物陰から様子を伺うと亀寿丸と千熊丸が将棋盤を挟んで座っている。初音は横に座り、三人で盤面を睨んでいるように見える。

「最近は将棋を良く打っているのか?」
「はい。色々と技比べをしているようですが、弓では亀寿丸が勝ち相撲では千熊丸殿が勝つようです。最後は将棋で決着だとなるようですわ」
「良く知っているな」
「初音が全て教えてくれます。最初は亀寿丸が将棋でも有利だったようですが、最近は互角になってきているらしいですよ」

 そうか……。

 真剣に盤面を見つめる三人の顔を見てると、何故ともなく心が解れる。
 子供はやはり可愛い。この子達に苦労なんかさせたくないと思ってしまう。

 これからどうするかなんて考えるまでも無いのかもしれない。この子達の人生は終末期に入った室町幕府に振り回された人生だった。三好長慶は足利義輝との葛藤を抱えて苦労が絶えなかったし、六角義賢も俺の後を継いで足利将軍を支える為に奔走した。
 結局は二人とも歴史の流れに飲まれたが、足利幕府というものが無ければ二人とももっと違う人生があったんじゃないかと思う。三好と六角は何度か戦をしたが、決して仲が悪かったわけじゃない。俺の遺言で和睦した後しばらくは両者の関係は平穏だったはずだ。
 今のじゃれ合っている姿こそが本来あるべき姿なのかもしれん。

「……戻ろうか」
「もうよろしいのですか?」
「ああ、踏ん切りがついた」

 志野が訳が分からないという顔で付いて来る。
 今は分からないだろうな。だが、子供達の顔を見ていて俺も覚悟が決まった。

 俺が近世の扉をこじ開ける。子供達の明るい未来を創れなくて、何が大人だ。
 足利幕府との対立はやむを得ないものとして割り切ろう。それまでの間はせいぜい利用させてもらう。差し当たって、義晴の上洛を支援すると大舘尚氏に文を送ろう。



 ・天文二年(1533年) 三月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


 美濃から友好の使者が来た。使者の名は長井新九郎規秀。
 長井新九郎と言えばアレだよな。斎藤道三だよな。なんだかテンション上がるわ。最近は足利義晴対策を悶々と考える日々が続いていたから余計にサプライズ感がある。

「面を上げよ」

 六角家臣達も居並ぶ中で下座に座る男が顔を上げる。切れ長の目に高い鼻筋がスッと通った美形の男だ。イメージでは精力逞しい偉丈夫みたいな男だったが、思ったより優男なんだな。

「俺が六角弾正定頼だ」
「長井新九郎規秀にございます。此度はお目通り叶いまして有難き幸せにございまする」
「早速だが、枝広殿(土岐頼芸)の文には『江濃相和して事に当たりたい』と書かれていた。今一つ要領を得ぬが、一体何に当たりたいということかな?」
「ははは、御戯れを。余人ならばともかく、弾正様にはそれで充分に通じているかと思いまする」

 長井新九郎がニヤリと笑う。
 まあ、わかるよ。協力して朝倉に対抗したいということだろう。

 朝倉家当主の朝倉孝景は頼芸の兄土岐頼武と関係が深い男だ。朝倉孝景の母は頼武派の美濃守護代斎藤利良の大叔母だし、頼武自身は朝倉孝景の妹婿になる。濃厚な血縁関係という奴だ。
 土岐頼武を追い出して美濃国の実権を回復した土岐頼芸からすれば、未だ頼武を奉じて美濃に介入しようとする朝倉は鬱陶しい存在だろう。だが……

「しかし、我が六角と朝倉殿は公方様の御配慮により相和す間柄となっている。美濃の内乱に介入することは無闇に敵を作ることにもなろう。枝広殿との友好が俺の利になるとは思えんが?」
「それが仮初めの和議であることは弾正様が一番お分かりのはず。敦賀郡司殿は今もなお六角様に深く恨みを抱いていると聞き及びまする」

 まあ、その通りだな。ここまでは想定内の反論だ。だけど頼芸は肝心なことを提示していないだろう。

「何をくれる?」

 ピクリと新九郎の笑顔が揺れる。

「俺はこのままで不都合はない。美濃の支配者が誰であっても今のところ近江に不都合は生まれない。むしろ、昨年に西美濃衆が近江国境を侵したことを理由に枝広殿を攻める選択肢もあると思うのだがな」

 少し意地が悪いが、主導権がどちらにあるのかを知らしめておかないとな。キャスティングボートを握るのは俺だ。
 六角は朝倉と争うだけではなく、朝倉への友好の証として土岐頼武に協力するという選択肢もある。今の時点で頼芸が没落すれば、土岐頼芸を追い出して美濃を奪い取った斎藤道三も居なくなる。
 お前に『国を盗らせない』という選択肢を持っているのは俺だ。

「されば、不破郡などはいかがでしょう?詫びの印として実際に近江に侵攻した岩手城の成敗をされることに同意いたしましょう」
「ふん。要らんな。不破郡などもらっても山を越えて維持していかねばならん。枝広殿がその気になれば取り返すこともできよう。こちらも戦力を傾けてまで不破郡を維持する必要性がない」
「では、何を差し上げればご納得いただけましょう」
「美濃半国をもらおうか。それならばつり合いも取れるだろう」

 新九郎の笑顔が引きつる。要するに六角の軍門に降れと言っているんだが、とても飲むことなど出来ん条件だろうな。そんなことはこちらも承知の上だ。
 お互いに無茶を言い出した所から交渉は始まる。さて、近江の援軍というプライスレスな売り物に斎藤道三は一体いくらの値を付けてくれる?

「しからば、美濃一国を差し上げましょう」
「……ほう?」

 どういうことだ?美濃一国とはいえ、東美濃の遠山一族はまだ独立勢力だ。土岐氏の威令が行き渡っているわけじゃない。あるいは東美濃を切り取るのに近江の軍勢を貸せということか?

 ……また新九郎の顔が余裕を取り戻したか。さすがに商売上手だな。

「降って欲しければ軍勢を出すのが先だということか?」
「いいえ、軍勢は無用にござる。領地ではなく、武儀郡むぎぐんの美濃紙を伊勢桑名へ持ち下らせましょう」

 考えたな。確かに美濃紙は奉書用の紙として需要が高く、かつ安価であるために気軽に使える。美濃紙は京の宝慈院を本所とする近江枝村商人の座が独占的に扱っているが、この枝村商人は石寺楽市に参加していない。紙商売を専門にしているために他の商売に手を染めることが無く、また紙は巨大な市場だから保内衆と協力関係になる必要が無かった。

「枝村を骨抜きにするか」
「我が美濃の紙は日ノ本中に知られた奉書紙でございます。楽市を主催される六角様であれば、その値打ちをよくご理解いただけるはず」
「確かにな。楽市で美濃紙を扱えるならば巨額の利を得られるだろう。そしてその利は美濃にも波及する。我が配下の商人衆は流通を司る。必然的に、それを生産する武儀郡の者達も潤うというわけか」

 新九郎が無言で頭を下げる。
 宝慈院は臨済宗だが、紙商売は法華宗の影響下にある。京で主に買受けるのが法華寺院だからだ。枝村を骨抜きにすることは引いては法華宗の市場にダメージを与えることにもなるだろう。
 確かに美濃一国を法華の市場から奪い取るだけの効果を秘めているな。

 俺が法華宗を潰そうとしていることは近衛や山科らの一握りの公家しか知らないはず。そこまで見越して提案してきたのであれば、やはり侮れない男だ。

「いいだろう。その代り一つ条件がある」
「何でしょうか?」
「今後の当家との交渉はお主が当たれ。俺は枝広殿ではなく長井新九郎と取引をする。それが条件だ」
「承知いたしました」

 嬉しそうな顔だな。まあ、今回の商談は新九郎の勝ちだ。
 だが、今後ゆっくりと美濃を俺の勢力下に組み込む交渉を進めていく。斎藤道三は六角定頼の後ろ盾を得て美濃を奪取するという筋書きになってもらおう。今は新九郎自身美濃を奪うなんてことを考えてはいないかもしれないが、望むと望まざるとに関わらず美濃は六角の影響下に入ってもらう。
 俺が同盟と引き換えに買うのは斎藤道三という男だ。
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