61 / 215
側室
しおりを挟む・天文二年(1533年) 十二月 近江国蒲生郡 観音寺城 六角定頼
京での用事を済ませた後、山科楽市を視察して岩城九衛門に諸々の指示を与えてから戻って来た。
山科楽市のある場所は元が一向宗の寺院だけあって、周辺の郷村からは様々な物を売りに来る者達が集まって来ていた。特に目立ったのは遊女屋だ。坊主の暮らしがどんな物だったか想像に難くない。まあ新興の町には付き物でもあるし、それはいい。
だが、今後の発展を期するならばそういう店は一角を設けてまとめて置いた方がいいだろう。色町は華やかではあるが、それだけに喧嘩沙汰も多く治安の悪化を招くこともある。
町割りと普請が済み次第遊女屋を移転させ、色町の一角を柳の木で囲むようにさせた。後年の吉原や京の色町の真似だが、この柳の木を舞台に様々なドラマが起きるようになるんだろうな。
『山科の見返り柳』とか風情があっていいねぇ。
洛中からはまだ進出する気配はないとのことだったが、伏見からは数軒の酒蔵が楽市に出店を打診しているとも聞いた。酒屋は同時に土倉を営む貸金屋でもあるからこれも一角を設けてまとめさせるようにする。
金利は石寺楽市に準じるようにさせた。相場よりも低金利を徹底させる代わり、徳政令が出された時も山科楽市は徳政除外という特権を与える。
これで金融街としての発展も見込めるだろう。
こうなると陸路の整備も着手したいところだな。大津までは船で貨物を集めるとして、大津から山科への逢坂山が難所になっている。いくら運搬用の牛馬を大量に抱えているとはいえ、これから物流が増えてきたら運送の効率化は必要になって来るだろう。
大津から京都への物流網と言えば疎水だが、疎水を引くには時間も技術力も足りない。とりあえずは牛車の通る牛車道の普請計画を練り上げよう。これも郷村から人手を引き抜いて普請をさせると肝心の農業生産力が落ちるから、普請組を組織する所から始めないといかんな。
逢坂越えだけでなく伊勢との八風越えや千草越えも難所はあるし、それ以外に堤防工事も必要な場所はいくらでもある。普請組の仕事は無限に用意できるだろう。むしろ普請組が音を上げないかの方が心配なくらいだ。
観音寺城が見えて来た。我ながらデカい城になったな。
城の玄関に入ると蒲生定秀と進藤貞治が出迎えに出て来た。この二人が揃って出迎えるということは、何かあったな。
「御屋形様、お帰りなさいませ」
「うむ、どうした?新助と藤十郎が揃って出迎えとは珍しい。戦が起こったか?」
「戦というならば戦でございましょうな。しかも負け戦にございます」
「何?」
進藤貞治が妙に渋い表情で不穏な言葉を吐き出す。
まさか朝倉が動いたのか?
「御屋形様……申し訳ございません!」
思考を巡らし始めた所で蒲生定秀が平伏する。一体何が起きたんだ?
「京での……その……御屋形様と某の行状が御裏方様に……」
……何ぃ!?
「バレたのか!?」
「藤十郎が女房に問い詰められ、自白したそうにございます。藤十郎の女房から御裏方様へは既にご注進が参っておりましょう」
定秀コノヤロウ!嫁に夜遊びをバラすなんて男の仁義を何だと思ってやがる!
「此度の戦、某は助太刀できませぬ。どうぞ、御屋形様お一人で存分に戦ってくだされ」
「新助ぇ……何とかならんか」
「なりませぬ。腹を括りなされ」
玄関で男三人額を突き合わせていると奥から軽やかな声が響く。
「あら、御屋形様。お帰りなさいませ」
怖い……いつもと変わらない志野の笑顔が怖い……。
「では、御屋形様。御武運をお祈りいたしますぞ」
「あ、待て!新助!藤十郎!」
進藤は飄々と、蒲生は申し訳なさそうに頭を下げて引っ込んで行く。
俺は志野に連行されて亀の間に二人で座った。侍女や小姓も遠ざけて夫婦二人だけだ。
怖い……。
対面に座る志野は相変わらずニコニコ笑っている。笑っているんだが……。
後ろに『ゴゴゴゴ』って文字が見える気がする。今にもスタンドが飛び出してきそうだ。
「藤十郎殿の奥方様から伺いましたわ。京に上られた際は藤十郎殿と随分お楽しみであったとか」
「い、いや、それは……」
「あれほど側室をお迎えくださいと申し上げたのに、何故コソコソと色町で遊ばれるのです?」
「その……志野が嫌がるかなぁと思って」
志野がふぅと息を吐いて俯く。少し怒りが収まったか?
次はどう攻めてくる。感じろ。志野の息遣いを感じろ。
「それは私も女ですから、御屋形様が他の方と褥を共にされることが嬉しくはありません」
「そ、そうだろう?だから……」
「ですが、コソコソされるのはもっと嫌でございます。されるなら堂々となさってくださいな」
志野の後ろの文字がより大きくなった気がする。やはり怒ってらっしゃる。
しかし!遊女屋遊びをしないという言質だけは取らせない!嫁が居ようが愛人が居ようがキャバクラに出かけるのは男の性質というもの!
……というか側室だと子供を産む為だけの関係って感じがして嫌なんだよな。もうちょっとキャッキャウフフと遊びたいじゃないですか。
こうなれば負け戦は覚悟の上だ。せめてそこのラインだけは死守する!
「分かった。秘密にした事は謝る。だから今回は水に流してくれ」
真剣な顔で頭を下げる。志野の目がスッと細くなるのが頭皮越しの感覚で分かる。
幸いなのは志野に別れるという選択肢が無いことだ。落としどころを考えているんだろうが、謝った以上この戦はここまでだ。傷は深いが致命傷じゃない。
あとは今度絹の小袖を買って来よう。それで手打ちだ。
「では、こうしましょう。私が御屋形様に相応しい側室の方を見つけて参ります。それならば良いのではないですか?」
「ええ~~側室は……」
「まだ色町に行かれるおつもりです?」
「いや……そんなことは……」
「その方に御屋形様の見張りをお願いいたしましょう。それならば安心です」
「いや、しかし……」
「まだ何か?」
ぐっ……完敗か……
「わかった。志野の言う通りにしよう」
ようやく志野の後ろの文字が消えた。もう二度と夜遊びが出来ないのか……。
「ホホホ。そうと決まれば良いお方を探さねばなりませんね」
志野が妙に嬉しそうな顔をして下がって行った。まあ、確かに大名としては子供が少ない方だもんな。志野も気にしていたのかもしれない。
それで志野の気が収まるならいいか……。
・天文三年(1534年) 二月 近江国蒲生郡 観音寺城 伴庄衛門
いつもの定例報告でお城に参ったが、どうにも六角様に元気が無い。新しく側室をお迎えされたばかりだから、夜は随分攻め立てられているのかもしれんな。
「……普請組の設立は正式に評定で認可された。家中からも希望者は募るが、本福寺の明宗に言って各村から希望者を募ってくれ。戦働きではなく鍬鋤を持っての働きになるから、俊敏な者よりも体躯の大きな者の方が良いだろう」
「承知いたしました。まずは穴太衆に声を掛けましょうか?」
「そうだな。穴太衆の石積みの技術を習得できれば色々と普請に応用が効くだろう」
さて、六角様と打ち合わせる内容はこれくらいかな。
「では、手前はこれにて……」
「待ってくれ。もう一つ相談がある」
はて、まだ何かあったかな?
「先だって志野の侍女の一人を側室に迎えたのは知っているな?」
「ええ、お寅の方様ですな。ヨネ様の姪御さんであられるとか」
「うむ。その側室のことで相談だ」
「はて、手前でお役に立てることがあるとも思えませんが」
「……口が臭うのだ。何か口の臭いが消える薬草のような物は無いか探してみてくれ」
く、口が臭うとは……。
笑ってはいかん。笑ってはいかんが……駄目だ。
「ぷっくくく。あ、いや、失礼しました。しかし、口の臭いとは……ぷっくくく。それはまたキツうございますな」
「まったくだ。隣で寝ていても臭って来る。顔はタイプではあるんだが……」
「はあ?タイプですか?」
「ああ、いや、何でもない」
さしもの六角様と言えども口の臭いには勝てぬか。お寅の方は美しいお方であると聞いていたが、まさかそのような欠点があるとは思いも寄らなかった。
しかし、口の臭いを消すか。そのような薬があるのかどうか、一度会合衆の皆に聞いてみねばならんな。
「ともかく、何か解決策が無いか探してみてくれ。俺の命がかかっていると思って」
「承知いたしました。では、手前はこれにて……」
駄目だ。一刻も早く御前を下がらねば。これ以上耐えきれん。腹が捩れそうだ。
・天文三年(1534年) 三月 山城国 京 清涼殿 近衛稙家
「此度山科の市に柳本党が押入って乱暴狼藉を働いたことは決して許せぬ。山科の銭は帝の御物。即ち帝の御料所を略奪したことに他なりませぬ」
麿の言葉に久我右府が頷くが、九条内府は渋い顔をしておる。やはり九条は三条と繋がっておるか。既に関白に就くことが内定しているとも聞くから、三条から何かと言い含められておるのだろう。だが、今回のことは明確に法華の失策だ。
「では、左府様(近衛稙家)はどのように事を収めようとお考えで?」
「左様。帝から法華に対して兵を召し放つ宣下を賜りたい。宣下を賜れれば京洛での法華の狼藉も抑えることが出来る。公卿の中には法華の兵によって家人に乱暴をされたり下女がさらわれるという事件も起きておじゃる。全ては法華が兵を持つことによって起きていることにおじゃりましょう」
「法華については相国様(三条実香)がくれぐれも注意を与えておくと申されておじゃります。山科市への狼藉は六角の兵によって大事にならずに鎮圧されましたし、此度のことはひとまずそれで収めるべきでおじゃりましょう」
九条め。それでは手緩いということが分からんのか。そもそも法華がこれほどに増長したのはひとえに三条が好き勝手を容認したからに他ならん。
麿の動きに勘付いて自ら太政大臣に上り、九条を関白に就けて麿を牽制しようという肚積もりであろうが、そうはさせぬ。
「恐れ多き事ながら、主上の御意を賜りとう存じます。そもそも山科市は主上の即位式を実現せんと内蔵頭(山科言継)が各地を巡り歩いて実現させたもの。その努力を無にしようとする此度の法華の狼藉は許しがたいものと思料致しますが」
上座の御簾に体を向け、帝御自らのお言葉を待つ。例え三条や九条が何と言おうとも帝の御意を覆すことまでは出来まい。
「近衛。今法華に兵を召し放つように宣下を出したとしても法華が素直に従うとは限らんのではないか?」
しばしの沈黙の後、帝のお声が響く。まだ迷っておられるのか。
「宣下を下された後、三条様からも併せて注意を促せば良いでしょう。帝の御意志を天下に示されることこそ肝要かと」
宣下を賜れば後は六角が差配できる。法華が従おうが従まいが、六角が兵を持って駆逐すれば同じことだ。
「分かった。法華宗に兵を召し放つように宣下を下す」
「主上!」
「九条殿、お控え為され。主上の御意志におじゃりますぞ」
九条が悔し気に俯く。これで良い。ようやくに法華を追い払う大義名分を得ることが出来た。
0
あなたにおすすめの小説
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
この状況には、訳がある
兎田りん
ファンタジー
どうしてこんなことになったのか…
ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。
居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!
俺の関係ない所でやってくれ!
ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに
○更新状況○
2023/2/15投稿開始
毎週水曜20時頃次回投稿の予定
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お姉様優先な我が家は、このままでは破産です
編端みどり
恋愛
我が家では、なんでも姉が優先。 経費を全て公開しないといけない国で良かったわ。なんとか体裁を保てる予算をわたくしにも回して貰える。
だけどお姉様、どうしてそんな地雷男を選ぶんですか?! 結婚前から愛人ですって?!
愛人の予算もうちが出すのよ?! わかってる?! このままでは更にわたくしの予算は減ってしまうわ。そもそも愛人5人いる男と同居なんて無理!
姉の結婚までにこの家から逃げたい!
相談した親友にセッティングされた辺境伯とのお見合いは、理想の殿方との出会いだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる