江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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尾張征伐(5)計略応酬

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 ・天文五年(1536年) 六月  尾張国愛知郡 那古野城  六角定頼


「改めて、この度は近江宰相様のご来援、心より感謝申し上げる」
「いや、こちらこそ思うままにさせて頂けて助かりました。改めて感謝いたしますぞ」

 対面に座る青年と交互に頭を下げる。

「岩倉の織田伊勢守(織田信安)は某の一存で助命致しました。左馬助殿(今川氏豊)の存念を聞かずに進めたことは謝ります。それにも関わらず同意いただけて助かり申した」
「なんの、元々はこちらがご随意になされるようにお願いしたことにございます。それに、こちらも駿河からの使者の対応で忙しくしておりました故、不調法を致しました。宰相様のおかげで尾張が平穏になるのならば某にも異存はありません」

 元々は今川氏豊からの援軍要請で尾張に出兵したが、今川氏豊は着陣早々に三河方面の警戒に全力を注ぐと言って尾張国内のことは全て俺に任せると申し送って来た。
 おかげで義賢を池田高雄と織田信広、織田信安が支える統治体制を作ることが出来たが、結局今川那古野家の領地は一ミリも増えてはいない。だが、当の氏豊がそれを気にした様子が全くない。

 お人好しと言っていいのか……。
 俺が言うのもなんだが、こんなんで戦国の世を渡っていけるのか?

「駿河というと、ご本家ですかな?」
「左様。兄二人から尾張の軍勢を率いて参れとかわるがわるに催促され申した。まあ、どちらの要請も断りましたが」
「断った?しかし、それではご本家との間もぎこちなくなるのでは?」
「何、いずれは承芳兄上(今川義元)から近江宰相殿への取次ぎを依頼してきましょう」
「某に?しかし、某も今すぐに駿河や相模まで遠征するわけには……」
「今すぐにではありません。まだしばらく先の事にはなりましょうが、その時にはよろしくお願い申す」
「ほう……」

 なるほど、こういう男だったか。ニコニコ笑顔に騙されるところだった。

 俺が尾張征伐を行っている間、駿河の今川家でも家督争いが起こっていた。玄広恵探と栴岳承芳(今川義元)の家督争い、いわゆる『花倉の乱』だ。この戦いにおいて北条氏綱は玄広恵探に味方して今川領に侵攻したが、松平清康も玄広恵探に味方した。もっとも、松平は高天神城の福島正成に味方して浜松を攻め取ることが目的だったようだが……。
 ともあれ、北河又五郎の軍勢が知多半島西部と南部に進軍したことを見届けた後、三河勢は東に向かって進軍した。松平信定も従軍したから、共同で岡崎城を攻めるという計略も一旦は棚上げだ。

 そして花倉の乱は義元の勝利で終わり、今後義元は武田信虎と共に北条氏綱と敵対していくことになる。そこで宙に浮くのが三河対策だ。

 今川義元としては尾張に進軍してきた六角を使って松平を牽制したい。その取次ぎを行えるのは今回の援軍で俺と縁を持った今川氏豊ということになる。
 つまり、義元は氏豊を邪険にすることはできない。そんなことをすれば曳馬城や宇津山城が遠江で孤立するからな。義元が東に向かっている間、西から三河を牽制できるのは氏豊しかいない。

 一方で玄広恵探が勝っていた場合には、今川は武田信虎と戦をしなければならなかっただろう。その間に松平清康は遠江で勢力を伸ばすはずだ。一時的に味方に付いたとはいえ、松平は本来的に遠江を今川と取り合う間柄だ。武田にかまけている間に西遠江を食い荒らされることは面白くない。この場合も氏豊に依頼して六角を動かすという選択になる。

 つまり、どちらが勝っても戦後に尾張那古野に城を構える氏豊の値打ちが暴騰する。今川氏豊は下手に家督争いに介入して明確にどちらかと敵対するよりも、戦後の自分の価値を釣り上げるために敢えて中立を取ったんだろう。

 尾張情勢に介入しなかったのも同じ理由だろうな。たかが尾張の一郡一城を取り合うよりは、ここで俺に尾張を取らせることで将来の援軍依頼を断りづらくさせた。結果として、今後の氏豊は駿河の今川本家においても発言力を得ることが可能になる。やり方としては虎の威を借るなんとやらだが、それでも今川家に何か騒乱があった場合は今川宗家を氏豊が継ぐという可能性すらも残るわけか。

 前言撤回だ。ニコニコ笑顔に騙されそうになるが、お人好しどころか中々の食わせ者だ。


「時に、斯波の義兄上(斯波義統)を近江に招かれるとか」
「ええ、尾張のことは両織田に任せ、京極殿共々近江にお迎えさせていただくことと相成りました」
「ふふふ。斯波家は越前への切り札というわけですな」
「いやいや、これ以上尾張のことに関わられるよりは近江でゆっくりと過ごされたが良いとお勧めいたしたのでございますよ」

 妙に六角を取り巻く情勢に詳しいな。

 清州城が開城した二日後に越前から朝倉景高が討ち死にしたと報せて来た。坂井郡の堀江景忠が朝倉景高の援軍に出たところ、越前の混乱を見た一向一揆が加賀から攻め寄せた。朝倉景高は突然背後に出現した一揆勢に動揺し、その隙を突いて一乗谷城の朝倉景紀が討って出たそうだ。

 朝倉景高を討ち取った後、朝倉家は景紀を中心に再び結束して一向一揆と激戦を繰り広げているらしい。景高の援軍に出た滝川資清は一向一揆の襲来で軍を退き、再び木ノ芽砦まで下がって敦賀防衛に当たっている。
 まあ、順当な判断だ。敵国で一向一揆と朝倉家との三つ巴なんかしても無益に損害を出すだけだ。景高が俺の言うことを聞かずに蜂起したのが痛かったな。

 越前は当面一向一揆と朝倉家の血みどろの戦場になるし、どちらが勝ったとしても相当に疲弊するはずだ。その後に越前を攻めるには斯波義統の名前を借りるのが手っ取り早い。そういうわけで、斯波義統は越前攻めの正当性を担保する神輿になってもらう。
 義統としてもこれ以上実権を取り戻す見込みの少ない尾張に居残るよりは、越前に望みを懸けようということだろう。越前を奪回した暁には南条郡と丹生郡を除く越前北五郡を斯波の支配に戻すと約束したら喜んで近江に来ると言った。隠居していた父親の斯波義達なんかは泣いて喜んでいたな。

 京極親子はついでに声を掛けただけだが、俺が許すなら京極高延の元に身を寄せたいそうだ。京極高清はそれでも渋ったそうだが、息子の高吉に強く説得されたらしい。まあ、北近江奪回の目途もたたない現状に疲れていい加減故郷に帰りたくなったんだろう。


「明後日には近江に戻りまする。清州城には倅の四郎を配し、北河又五郎は古渡城に配して守山城と品野城の奪還に当たらせます。後のことは四郎に何なりと御申しつけ下され」
「ひとえに頼りとさせていただきます。ときに、宰相様は三条相国様が朝倉に手を伸ばしておられるのはご存知ですかな?」
「……ほう」

 初耳だな。俺ですら知らなかったことを、尾張の外にロクな情報網を持たない氏豊が何故知っている?

「承芳兄上の勝利を知らせに来た太原雪斎がそう申しておりました。何でも一向一揆との和睦斡旋と引き換えに堺方に引き込もうとしているとか」

 なるほどな。
 太原雪斎は花倉の乱の対応で武田と渡りを付けていた。そして、武田は三条と繋がっている。雪斎は恐らく武田から聞き込んだんだろう。

 だが、今川家としてはそれを面白く思っていないということだな。武田は今後北条と戦をするための大事な同盟相手だし、六角は松平を牽制する為に友好関係を築きたい相手だ。六角と朝倉は犬猿の仲だから、武田がそれに引っ張られて六角と敵対関係になることを警戒しているということか。

 恐らく雪斎はわざと俺の耳に入るように氏豊に耳打ちしたんだろう。今川の存在価値を知らせ、俺が今川に協力したくなるように仕向けているってわけだ。

「雪斎殿はそのお話をいつ頃聞いて来られたのでしょうか?」
「さて……そこまでは話しませなんだな。ですが、恐らく昨年のことでありましょう」
「左様ですか」

 ということは、雪斎も今現在の越前情勢を知悉しているわけじゃない。昨年の美濃の騒乱を受けて三条が朝倉に工作を始めていたということを聞き込んだんだろう。

 三条が一枚噛んでいたとなると、恐らく本願寺には九条稙通を通じて申し入れていた。だが、本願寺は帝と公方に対して先年の一揆の許しを請うと要請してきた。つまり、和議は破談になったと見ていい。
 今の本願寺が欲しているのは何よりも法華宗との対立回避だ。三条はそこを調停しなかった。あるいは調停しきれなかったのかもしれない。宗教対立はもはや理屈じゃない部分も大きいからな。

 本願寺が帝の許しを得ようというのも、帝の勅許があればさすがに法華宗も一向宗を攻撃することは出来ないと見込んだんだろう。進退窮まった末の苦渋の決断というわけか。

 となると、三条にとっても朝倉景高の反乱とそれに続く加賀一向一揆の越前乱入は想定外だった可能性が高い。交渉相手だった朝倉孝景が死に、一向一揆が越前へ攻め寄せたことで両者の和睦を斡旋するという三条実香の予定も大幅に狂ったはずだ。結局、これからの越前情勢が流動的なのは変わらないか。
 近衛と約束した二年まであと一年半。それまでに越前も何らかの始末をつけておきたいところだが……。



 ・天文五年(1536年) 六月  遠江国敷知郡  松平清康


「遅くなり申した」
「おお、叔父上。お待ちしておりましたぞ。さあ、皆で杯を揚げよう。戦の前に戦勝祝いだ」

 陣幕を上げて入って来た松平内膳正(松平信定)が怪訝な顔をして用意された床几に座る。どうせ『戦の前に酒盛りなど』とでも思っているのであろう。我が叔父ながら相変わらず面白味のない男よ。

 吉左衛門(本多忠豊)や藤七郎(酒井忠勝)を見よ。明日からの戦に備えて存分に楽しんでおる。内膳のようにセコセコと銭集めだけしておっては詰まらん戦しかできぬわ。

 一息に杯を上げて皆を見渡す。やはり内膳一人が浮かぬ顔で杯を見つめておるな。やれやれ。

「どうした?叔父上。せっかく近臣だけを集めた宴なのだ。叔父上ともいろいろあったが、この宇津山城攻めでは叔父上の活躍を期待している。明日からの戦に勝つために、今は共に飲んで楽しもう」
「は、はあ……」
「はっはっは。浮かぬ顔だな。酒はたんとあるから心配するな。ささ、ぐいっと」
「……では」

 ようやく杯を取り上げて内膳が口に運ぶ。ようやくその気になったか。やはり酒は楽しく飲まねば、な。

 内膳が杯を干したのと同時、陣幕が切り裂かれて白刃が閃くのが見えた。

「グハッ」

 信じられぬ……



 という顔だな。

「と、殿……これは……」
「六角と組んで岡崎城を攻め落とすつもりだったようだな」
「!!!」

 ふふふ。儂が何も知らぬと思って油断しておったようだな。この宇津山城攻めそのものが内膳を討つための芝居よ。

「末期の酒だ。よく味わうがいい」

 内膳が何やら口をパクパクさせながら倒れ込む。せっかく振舞ってやった酒をこぼすとは、最期まで詰まらぬ男だったな。
 さらばだ内膳正。

「ご苦労だった」

 大蔵(阿部定吉)が太刀を引き抜いて一礼する。

「まこと、これでよろしいのですか?」
「構わぬ。内膳の家老の堀平右衛門(堀重政)が知らせてきおった。内膳正は六角に通じ、儂が尾張を攻めた隙に岡崎城を攻めとるつもりである、とな」
「しかし、内膳殿を生かしておけば六角の裏を取ることもできたかもしれません。今少し泳がせておいても良かったように思います」
「フン。もともと儂はこやつが嫌いだったのよ。細かいことをグダグダと抜かしおって、殺すと決めたならば一刻も早く殺さねば気が済まぬわ。
 それに、六角は衆道を好むという噂だ。六角の裏を取るのならば、お主が尻を差し出したほうが騙されてくれるかもしれんぞ」
「い、いや……それは……」
「はっはっは。冗談だ。さ、大蔵も飲め。酒盛りの続きをしよう」

 おっと、儂の杯に汚い血が入ってしまったか。

「誰ぞある。大蔵と儂に新しい杯を。それと、内膳の死体を片付けよ」


――――――――

ちょっと解説

史実の『花倉の乱』においての北条家の動きですが、従来の説では今川義元に味方しており、玄広恵探は少数派だったと言われています。
ですが、私は北条家は玄広恵探に味方したと考えています。

花倉の乱以前の今川家は北条家と同盟して甲斐の武田家を攻めていました。ですが、今川義元は家督を継ぐと外交方針を突如大転換して武田と同盟を結び、北条家と戦います。いわゆる『河東一乱』に突入します。
この外交転換の起点にあるのが花倉の乱だったと思います。

今川義元と武田信虎の同盟をまとめたのが善得寺の太原雪斎だったと言われていますが、善得寺は駿河でも甲斐寄りにあり、武田との交渉がしやすい位置にあります。

仮に北条氏綱が玄広恵探に味方し、遠江高天神城の福島越前も恵探派だったとすれば花倉の乱は義元の圧勝ではなく今川家を二分するほどの大騒動だったということになります。
その大騒動を武田の援軍で乗り切った今川義元は、以後北条氏綱と敵対して駿河・相模の国境線を確定させるために戦った。そして、河越夜戦によって北条氏康が関東へと領国を伸ばしたことで最終的に甲駿相三国同盟の締結へと繋がったと考えると自然な流れに思えます。

この物語でも『史実通り』北条氏綱は玄広恵探に味方したというストーリーになっています。

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