江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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宰相検地

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 ・天文五年(1536年) 六月  近江国浅井郡 山本山城  六角定頼


「此度の尾張征伐お見事にございました」
「いや、皆が働いてくれたおかげだ」

 山本山城に到着した俺は京極高延と浅見貞則に出迎えられた。京極高延も随分様子が変わったな。大人になったというか、地に足が着いてきた感じがする。
 昔はどうしても名門京極家のプライドだけが鼻に付いたが、今は北近江の動揺を抑えて見事に統治している。正直高延の統治には見るべき物は少ないと思っていたが、逆に悪目立ちすることもなく北近江が順調に経営されている所こそが高延の手腕だったんだな。北軍の再編成や越前の一向一揆にも北近江は一切の動揺を見せていない。北近江を京極に任せたのは大正解だったかもしれん。

「尾張からは中務少輔殿(京極高清)と飛騨守殿(京極高吉)をお連れした。長門守(京極高延)に預ける故、面倒を見てやるが良い」
「ハッ!ありがたきお計らいに感謝いたします」
「うむ。両名の隠居料を浅井郡の内で用意させよう。六角の蔵入地から適当な地を見繕う。だが、その前に……」

 言いながら高延の後ろに控える浅見貞則に視線を移す。真っ黒に日焼けした顔は逞しさを感じる。だがちょっと太ったかな?

「浅見対馬守を中心に検地を行ってもらいたい」
「検地?検注のことでしょうか? ですが、すでに本福寺派の各寺院からは検注帳を受け取っておりますが」
「それを一歩進める。検注帳を元に、実際の田地を測量して所有者を確定させる。その為には土地を実測して検注帳に記載された所有者と紐づけていく必要がある」

 二人ともポカンとした顔をしているな。今一つ伝わらなかったか。

 俺がやろうとしていることはいわゆる近世的な『検地』だ。太閤検地と言い換えてもいい。これまでも田畑の面積を測量する検注は行われていたが、国ごとや荘園ごとに面積の基準が違う曖昧なものだった。しかも、室町期に入ると検注自体も適当になり、測量図も作成されなければ耕作面積も各郷村からの自己申告をそのまま検注帳に書き入れる形式に変わった。
 もちろん、自己申告だけでは過少申告されるのが当然だが、検注は『勘料』と呼ばれる検注費用を郷村側が負担するのが習わしだった。

 要するに、この頃の検注は勘料をせしめるだけの目的で行われ、実際に土地の面積測量などの面倒ごとはやらないことの方が多い。惣村が自治をしていられる背景には、年貢に加えて必要に応じて勘料を臨時徴収できればそれで充分だという領主側の思惑があったからだ。


 検注帳は各郷の住民名簿としても活用され、二部作成して領主と在方でそれぞれ保管された。在方でその保管場所となったのが各地の郷村の中心になった寺社だ。特に一向宗の寺院は農民に広まった関係で名簿の整備には秀でている。一向一揆があれだけ組織立って大規模に動員できるのは、各地の真宗寺院が住民を掌握していたからだ。

 俺は本福寺派を保護する代わりに本福寺派の各寺院に備え付けられた検注帳を六角家に提出させた。各地の寺院が握っていた住民台帳を六角家の管理に移管させたわけだ。

 今回はその住民台帳を元に土地の実測を行い、改めて所有権者を確定させる。惣村自治では村の乙名達が納税を管理しているから守護に納税されるまでの間で様々なマージンが各領主層に支払われる。だが、今回の検地を終えた後には所有者から六角家に直接納税させる仕組みに変える。

 つまり、惣村を解体して自治組合程度の組織に変える。乙名達はあくまでも納税の取りまとめ役として代官の配下とし、納税義務者は明確に耕作地を所有している村人とする。ただし、村落の水利組合や頼母子たのもしといった金融組合的性格は残しておく。最終的には地主と小作人、言い換えれば資本家と労働者に分化していくと思うが、その階層分化こそが郷村の経済発展を加速させるはずだ。

「それは……郷村の反発も生まれましょうし、比叡山なども口を挟んで参りましょう。国人領主の中にも不満を持つ者が出るかもしれません。性急に始めるのはいささか……」

 俺の説明を聞いた浅見貞則が不安な顔で首を横に振る。
 浅見の不安ももっともだ。過去にも今川家が検地を行っているが、それらは新たに獲得した領地に限定された。旧領では実施されていない。実施できなかったと言った方が正確だろう。

 浅見の言う通り、検地をして領国を直接掌握することには反発が多い。既得権益を奪われるわけだからな。特に国人領主の反発は守護にとって死活問題だ。
 旧領の国人領主は言い換えれば戦の際に守護を支える戦力でもあるわけだから、そこにそっぽを向かれればそもそも戦に勝つことが出来なくなる。

「それ故、六角家の直轄領から始める。幸い、近江は領地を返上して旗本へと転向する者も多いから直轄領だけでも相当に検地が進むはずだ」
「しかし、比叡山の山門領などはどういたしますか?実態として領有しているとはいえ、名目上は未だ山門領になっている場所も多くありますし、少ないながらも比叡山に年貢を納めております。比叡山だけではなく、永源寺領や竹生島の宗像社領、あるいは公家衆の荘園などもあります。
 それらの年貢が途絶えれば寺社や公家から文句が出るのは必定かと」

「寺社には寺社奉行を通して通達し、代わりに六角家から毎年奉加を行う。公家衆には京都奉行の三井を通じて同様の措置を取る。
 ……比叡山とは俺が一度話をしよう。どのみち商人の座に関してもそろそろ話をせねばならんと思っていたところだ」

 浅見も黙り込んで俯く。実行するにあたっての問題点を頭の中で洗い出しているのだろう。

「実施に当たっては浅見対馬守を近江の総代官に任命し、近江国内の検地は全て浅見の指揮の下で進めようと考えている」
「そ、某が……総代官ですか?」

 突然のことに浅見が素っ頓狂な声を出す。だが、恐らく今現在では浅見以上の適任者は居ない。

「長門守。対馬守はその方の補佐役を外れることになるが、それでもいいかな?」
「浅見ならば適任でございましょう。長く近郷の惣村を見回っておりますれば、郷方の気質にも通じておりまする」

 京極高延も二つ返事で承諾した。やっぱ高延も浅見の郡奉行としての能力を買っていたんだな。

「しかし、某などが……」
「謙遜をするな。対馬守の働きは聞いている。どの代官よりも配下の郷方を良く知り、郷方もよく懐いていると聞く。お主の言うことならば聞くという村も多いのではないか?」
「は、はあ……」

 保内衆からは浅見の評判を良く聞く。もちろん、いい評判だ。今までは各郷の納税基準となる査定評価を保内衆に一任してきたが、そろそろ本格的に行政組織を作っていくべき頃合いだ。浅見はその先鞭をつける役目になるだろう。

「まずは次の評定にて俺から話を出す。評定衆からの同意を得られれば、本格的に総代官として浅見には働いてもらうことになる。それまでの間に、検地についての進め方や問題点を洗い出して一度観音寺城に来てくれ」
「承知いたしました。非才の身なれど、全力を尽くします」



 ・天文五年(1536年) 七月  山城国宇治郡桃山  蒲生定秀


 桃山の丘陵から眼下の宇治川流域を見渡すと、東から幾筋にも分流した宇治川が西の巨椋池に注ぎ込むのが見える。
 宇治川の中州に建つあの城が真木島城だな。宇治川が天然の堀となり、背後には巨椋池を抱えている。例え宇治川流域からの糧道を絶ったとしても巨椋池からいくらでも兵糧を運び込めるだろう。

 真木島城は山城の上三郡の守護所としても使われている。その為、兵糧の貯えも豊富で城郭も決して小さくはない。

 この真木島城を抑えれば、宇治を切り従えることも伏見を経由して京へ上ることも六地蔵を経由して山科郷を抑えることもできる。
 木沢左京亮(木沢長政)は大和遠征を終えて間もなく南山城へ進出して来るという風説がしきりだ。木沢に真木島城を抑えられれば厄介なことになるな。

「殿、真木島城への出立の用意が出来ました」
「わかった。今参る」

 さて、真木島掃部助殿(真木島晴光)はどう出るか……。
 今は奉公衆として公方様にお仕えしているが、元々応仁の乱以前は真木島氏は木沢と同じく畠山家の被官だった。我らを頭から拒否するとは思えないが、木沢と気脈を通じていないとも言い切れない。こういう敵か味方かはっきりしない者との交渉は骨が折れるな。


「お待たせいたした。真木島掃部助にござる」
「蒲生左兵衛大夫にござる。此度は会談の機会を頂き、感謝いたしまする」
「なんの、内談衆の方々からも便宜を図るように文を頂いております。この真木島城を六角家の拠点としてお使い下されば幸いにござる」

 見た目には上機嫌だ。だが、内心では内談衆に選ばれなかったことを面白く思っていないとも聞く。どちらが本当の掃部助殿か見極めねばならん。

「いや、我らは桃山に砦を築き、そこを拠点として南山城の制圧を行おうと思っております。真木島殿には宇治を我らの軍勢が通過することをお許しいただきたい」
「それは無論のこと。ですが、わざわざ桃山に新たな砦を築くよりも我が真木島城を南山城攻めの拠点として使って頂ければよいように思いますが?」
「お言葉はかたじけない。ですが、桃山であれば淀城にも陸路で向かえますし、物集女城の三好孫次郎殿(三好頼長)との連絡も速やかに行えます。諸々考え合わせた上でのことにござる」
「左様ですか。まあ、強いてとは申しませんが……」

 少し機嫌を損ねたか?
 しかし、真木島城に軍勢を入れたとして、真木島殿が木沢に通じて反乱を起こせば南軍は窮地に立たされる。用心に越したことは無い。

「お心遣い痛み入る。出来ますれば、南山城を降していくために真木島殿のご協力を頂ければ幸いに存じます」
「無論、協力は惜しみませぬ。宇治周辺の地侍には蒲生殿に協力するように申し伝えましょう。かつて淀城や勝竜寺城で三好筑前守殿(三好元長)と伍して戦った蒲生左兵衛大夫殿の招集とあれば、地侍共も勇躍して馳せ参じましょう」

 そうあってくれると有難いがな……。
 ともあれ、真木島掃部助殿の動きは今後も良く見ておく必要があるだろう。


――――――――

ちょっと解説


ここで登場した『真木島晴光』ですが、史料上で確認できる人物ではありません。
真木島氏と言えば足利義昭に最後まで従った真木島昭光が有名ですが、昭光の父の真木島輝光は元々一色輝元だと言われています。

輝元の前の真木島当主で実名がわかるのは長享元年(1487年)の『真木島光通』で、それ以降は『真木島』とだけ伝わっています。この長享元年の史料から真木島氏が幕府奉公衆を務めていたのは確実なので、恐らく当時の当主は足利義晴から一字拝領して『晴光』を名乗ったと考えます(真木島氏の通字は『光』です)

そして、天文十八年の三好長慶の上洛戦では足利義藤(後の義輝)の奉公衆である『真木島氏』が討ち死したという史料が見えます。
この時討ち死にした真木島氏が真木島晴光であるという設定にしています。

ここからは個人的な予想ですが、この天文十八年に本来の真木島嫡流は途絶えたのだろうと考えています。長享元年の史料に見える真木島氏は藤原姓を名乗っていますので、源姓である一色氏とは明らかに異なります。
山城国の要地である真木島城を三好長慶に奪われないために、義輝の指示によって一色輝元が真木島家の養子となって真木島輝光となり、その輝光の子が昭光であったと推測しています。

つまり、ここで登場した『真木島晴光』は後の真木島昭光のように足利幕府に忠誠を誓った真木島氏ではないということになります。今後の真木島氏の動向にもご注目下さい。
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