江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

文字の大きさ
99 / 215

内紛再び

しおりを挟む
 
 ・天文六年(1537年) 十月  山城国 京 相国寺  六角定頼


 警備担当の変更案を進藤・蒲生と打ち合わせていると、近習から三好頼長が目通りを求めていると告げられた。用件は告げなかったが、阿波へ帰ると言いに来たのかもしれん。

「失礼致します」

 縁側に座った頼長が室内の絵図面に目を落とした後、俺の方を見据えて来る。

「どうした? 何かあったか?」

 敢えてとぼけたが、頼長は真っすぐに俺の目を見据えて来る。どうやら何らかの覚悟を決めた顔だ。

 十六歳か……。

 現代でも世の中と自分との関りを考え、自分がどう生きていきたいかが朧気ながらに見えて来る年ごろだな。この時代ならば否応なく戦に駆り出される年齢でもある。嫌でも自分の死生観と向き合うことになったのだろう。

「義父上にもご心配をおかけして申し訳ございません。予定通り、即位の礼の警備に当たらせて頂きたくお願いに参りました」
「……良いのか?」
「はい。あれから数日、己がどう生きていきたいのか考えて参りました。某は、義父上の目指される新たな世を作るお手伝いを致したく思います」

 進藤と蒲生がほっとした顔つきに変わる。特に蒲生は頼長を買っていたからな。幕下に留まると聞いて素直に喜んでいるのだろう。

「いずれ弟達と戦をすることになるかもしれぬ。それでも良いか?」
「はい」
「……分かった。当面、孫次郎は丹波方面の経略に力を注ぎ……」
「いえ、叶いますれば、今のまま摂津を目指したく思います」
「しかし、それでは遠からず彦次郎とぶつかることにも成ろう」
「やはり某の素志は、細川を討ち、父の旧領を回復すること。摂津攻略をまずは行わせて頂きたい」

 ……強いな。いつまでも子供と思っていたが、いつの間にか大人になるものだ。

 だが……

「細川右京大夫を討った後、弟に自分の首を呉れてやろうなどとはゆめ思ってはならぬぞ」
「……」
「忘れるな。俺も、そして六角家の全ての者も孫次郎を必要としている。易々と死ぬる決意などするものではない。何を置いてもまずは生きる道を探せるのが真に強い武士というものだ」
「……お言葉、有難く頂戴いたします」

 一礼すると頼長が下がって行った。心配だな。
 一途に思い込んで真っすぐに進めるのは若者の特権だが、思い込むあまりに自分を疎かにしてしまうのも若者の危うさだ。

「藤十郎。婿殿が無茶をせぬよう、気を配ってやってくれるか」
「ハッ」
「大人で居るのも、なかなか疲れるものだな」

 隣で進藤が微かに笑う。何を今更という感じだな。
 まあ、俺だって今までに進藤達には散々苦労をかけている。子供たちにはそれを見せないように家臣達が気を配ってくれているだけだ。
 人はどこまで行っても誰かに支えられなければ生きてゆけないものだ。そのことを孫次郎や四郎にも早く気付いて欲しいものだが、こればっかりは自分で経験して気付くしかない。

 いずれは誰かのために死ぬのではなく、誰かのために生きなければならない日が来る。俺の場合はそれが四郎や孫次郎の明るい未来を創りたいという思いだっただけだ。
 頼長にも早くそういう存在が出来ればいいんだがな……。

「ともかく、変更は無しだ。警備担当は元の予定通りに」
「承知いたしました」



 ・天文六年(1537年) 十月  山城国 京 紫宸殿  近衛稙家


 紫宸殿の北庇に張られた幔幕の内側で束帯姿で座る。高御座たかみくらの前では三条左府(三条公頼)が礼服姿で式典を取り仕切っている。
 今回は麿は見物人だ。式典は三条や山科が取り仕切る。たとえ関白と言えども、役目を持たぬ者はただの見物人に過ぎぬ。

 暫く座ってゆるりと過ごしていると、ふと隣に立つ人影があり、人影はそのまま麿の隣に座った。
 人影の方をそっと窺うと、ギョロリとした物の怪じみた目が麿の目にひたと据えられる。年を取って幾分丸くなるかと思いきや、だんだんと妖怪のようなジジイになってきおったな。

「御大典のこと、ご苦労でおじゃりました」
「三条の大臣おとどもよう来てくれやりましたな」

 堺から三条相国も式典の見物に招いた。
 三条の倅の晴れ姿でもあるからな。目に焼き付けておきたいという思いもあるだろう。

 暫く無言で隣り合っていると、やがて奥から主上が参られて高御座に座られる。主上からは内裏の庭先に詰めかけた武士や京洛の民がお見えになっていることだろう。
 これだけの者達が新たな帝の即位を寿ことほがんとしているのだ。天下の静謐を望む主上の御心をないがしろにするわけにはゆかぬ。

「……三条殿。もう止めぬか?」

 返事はない。辺りには三条左府の言上する祝詞の音だけが響く。

 やがてポツリとした返事があった。

「……麿は年が明ければ入道する。倅を京に留めて頂ければありがたい」
「承りましょう」

 それが三条殿なりのケジメなのだろう。ともあれ、これで近衛派だの三条派だのといった争いは終わる。天下を静謐ならしめんとするならば、まずは我ら公家が争いを止めねばな。思えば三条殿が法華宗を朝廷に引き入れたのも、元々は窮乏する財政を何とか建て直さんとしてのこと。
 麿は今でも法華を朝廷に入れたのは間違いだと思っているが、三条殿の志はおもんぱかって然るべきだったかもしれん。
 何よりも、武家の戦を押しとどめんとするのならば、まずは我らが率先して争いを止めるべきだ。

 まだ武家の争いは続くだろうが、公家と朝廷は争いを止めたと示すことこそ肝要であろう。

 次は万歳三唱か。
 間もなく即位の礼も終わるな。



 ・天文六年(1537年) 十一月  山城国 京 東寺  木沢長政


 即位の礼も無事に終わり、大嘗会を十日後に控えている。御大典もつつがなく終えられそうだ。
 だが、摂津の情勢はそうもいかん。摂津の国人衆からはこの機会に様々に陳情がもたらされた。茨木殿(茨木長隆)の言うことも分からぬではないが、それにしても摂津国衆の意向を無視しては摂津支配が成り立たなくなるだろうに。

「殿、三好越後守殿(三好政長)がお見えになりました」
「うむ。わかった。茶室にご案内せよ」
「ハッ!」

 ともあれ、儂を頼って来た摂津国衆の憤懣をそのまま放置するわけにはいかぬ。右京大夫様の側近たる越後守殿に対処するように申し上げておこう。


「お待たせ致した」

 東寺の一室に屏風で仕切りを付けた茶室に入ると、越後守殿が悠然と座っている。
 用件は伝えてあるが、困った様子が見られないということは何か良い知恵があるのだろうか。

「お忙しい中お呼びだてして申し訳ない」
「いえ、木沢殿にはいろいろとご心配をおかけして申し訳ありませなんだな」

 一礼して茶を点て始める。越後殿は堺の茶人とも親交の深い趣味人だから何やら緊張するな。
 もっとも、戦で武功を立てたという話はとんと聞かぬ。それを持って越後守殿を『右京大夫様の太鼓持ち』と揶揄する者も居るが、このような時にはその信頼の厚さが頼りになる。
 年が明ければ再び六角と京を争わねばなるまいが、そのような時に摂津が不穏になっていては満足に戦えぬからな。

「結構なお点前で」
「お恥ずかしゅうござる。……時に、三宅出羽守殿(三宅国村)からも某の元に陳情が届き申した。茨木殿の言わんとすることは分からぬでもないが、あまりに過ぎると摂津国人衆を追い詰めることにもなりましょう。越後守殿から茨木殿に申し上げて頂けませぬか?」
「三宅出羽守からもですか。何やら、摂津国人衆は木沢殿をよほどに頼りとしておるようですな」

 越後守殿が可笑しそうに笑う。笑いごとではあるまいに。

「笑いごとではございませんぞ。三宅殿は細川八郎(細川晴国)を裏切って右京大夫様の幕下に再び参じた者でございます。細川道永(細川高国)が播磨から逆襲を仕掛けて来た折には右京大夫様に反旗を翻した。それだけに、右京大夫様から冷遇されているのではと疑心暗鬼に陥っております。
 彼らを無闇に背かせては愚策にござる。彼らの言い分も多少は聞いてやる必要があるのではないですか?」

 三宅城は淀川を挟んで我が領地にも近い、それに越後守殿の治める河内十七箇所にも近い場所にある。その三宅が背くとなれば、我が木沢家のみならず越後守殿にとっても痛手のはず。
 それが分からぬ越後殿ではないだろう。

「いやに摂津国衆の肩を持たれますな。それほどにご心配であるならば、左京亮殿(木沢長政)から右京大夫様に直接申し上げられれば良いように思いますが」
「某が申し上げては茨木殿が面白く思われますまい。某よりも越後守殿が申し上げた方がまだしも聞き分けて頂けるかと思い、こうしてお願いしておるのです」

 ……どうも妙だ。
 ひょっとして越後殿は儂を警戒しているのか?
 儂はただただ右京大夫様の畿内支配を確かな物にしようとしているだけなのだが……。

「……まあ、お言葉はごもっともに存ずる。某から伊賀守殿(茨木長隆)や右京大夫様に申し上げておきましょう」
「よろしくお願い申し上げます」

 本当に右京大夫様にしっかりと申し上げるのだろうか。三好筑前守(三好元長)を葬った手腕を見る限り、決して愚鈍な男ではないはずだが……。

 いや、あるいはこれは好機なのかもしれんな。
 茨木伊賀守や三好越後守が当てにならぬとなれば、摂津の国衆は儂を頼りとするはず。現に、領地の近い三宅や伊丹などはしきりに儂へと誼を通じようとしている。それだけ茨木や三好が当てにならぬという証左なのかもしれん。

 儂の名の元に摂津を取りまとめれば、右京大夫様も儂を益々頼りとされよう。北河内の守護代に過ぎぬ木沢家が、畿内に覇を唱えて六角を京から追い出して天下を掴む。

 ……うむ。悪くない。

 となると、問題は南河内の遊佐の動向か。遊佐は父を殺した儂を恨んでいるだろうし、畠山家臣でありながら右京大夫様の信を得る儂を目の上のたんこぶと思っているだろう。
 さすがに細川家と正面切って戦うとは思えぬが、後ろで何かと動かれては面倒だ。

 大和の信貴山の築城を急がせよう。
 信貴山城に兵を込めれば高屋城にも睨みを利かせられる。高屋城の斎藤親子は今もって遊佐になびかずに儂を頼りとしておるし、遊佐河内守が南河内を完全に掌握するには今少しの時を要するはずだ。
 今のうちに儂が右京大夫様の一の家臣となれば、遊佐河内守とて儂に敵対することは出来なくなろう。

 ……うむ。うむ。悪くない。

 そうだ。これは奇貨なのだ。これを機に我が木沢家は畿内の覇者として君臨する。それが天の与えた道なのかもしれん。

「如何なされましたか?」

 む。三好越後守が儂の目を覗き込んでくる。儂の心に勘づいたのか?

「いえ、某が願うのはひたすらに摂津が安定を見ること。何卒良しなにお願い申す」
「お気遣いかたじけなく。右京大夫様にも木沢殿の忠義を良く申し上げておきましょう」

 ふふ。要らぬ心配だったか。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

コンバット

サクラ近衛将監
ファンタジー
 藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。  ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。  忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。  担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。  その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。  その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。  かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。  この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。  しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。  この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。  一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。

 神典日月神示 真実の物語

蔵屋
歴史・時代
 私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。 この方たちのお名前は 大本開祖•出口なお(でぐちなお)、 神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。  この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。  昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。 その書物を纏めた書類です。  この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。 私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。  日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。 殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。 本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。 日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。 そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。 なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。 縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。 日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。 この小説は真実の物語です。 「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」 どうぞ、お楽しみ下さい。 『神知りて 人の幸せ 祈るのみ 神の伝えし 愛善の道』

不死身のボッカ

暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。 小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。 逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。 割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。 ※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。 ※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。 ※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。 ※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。

この状況には、訳がある

兎田りん
ファンタジー
 どうしてこんなことになったのか…    ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。  居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!  俺の関係ない所でやってくれ!  ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに ○更新状況○ 2023/2/15投稿開始 毎週水曜20時頃次回投稿の予定

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

織田信長 -尾州払暁-

藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。 守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。 織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。 そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。 毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。 スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。 (2022.04.04) ※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。 ※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お姉様優先な我が家は、このままでは破産です

編端みどり
恋愛
我が家では、なんでも姉が優先。 経費を全て公開しないといけない国で良かったわ。なんとか体裁を保てる予算をわたくしにも回して貰える。 だけどお姉様、どうしてそんな地雷男を選ぶんですか?! 結婚前から愛人ですって?!  愛人の予算もうちが出すのよ?! わかってる?! このままでは更にわたくしの予算は減ってしまうわ。そもそも愛人5人いる男と同居なんて無理! 姉の結婚までにこの家から逃げたい! 相談した親友にセッティングされた辺境伯とのお見合いは、理想の殿方との出会いだった。

処理中です...