江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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大物浦の戦い

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 ・貞吉二年(1544年) 七月  大物浦(大阪湾)沖  角屋元秀


 風に乗って飛来する敵の火矢が矢倉の壁に突き立つ音がする。
 やれやれ、瀬戸内の戦に備えて高矢倉を備えた伊勢船を用意しておいて良かったわ。今までの関船であれば、今頃敵の矢が甲板に届いておった。

「落ち着け! 矢倉に刺さった火矢に水をかけろ! 案ずるな! 数はこちらが圧倒している!」

 水夫たちが火矢の火を消して回る。
 そもそも油でも塗っていなければ一本二本の火矢で燃えたりはせぬがな。

「火消しは水夫に任せろ! 射手は矢狭間から応戦しろ!」

 兵が矢狭間から矢を射返す。
 矢倉を高くしたおかげで、立ち上がっても全身が矢倉の壁にすっぽりと隠れる。それに、敵の関船よりもこちらの甲板の方がはるかに高い。
 これならば敵の矢はこちらには届かん。

 まあ、こちらの矢も届いておらんがな。よりにもよって向かい風とは……。
 いや、ここは阿波水軍の庭だ。むしろ有利になることを見越してこの時に仕掛けて来たのだろう。
 我らはまんまと釣り出されたというわけだ。

 ”放てー!”

 前方の九鬼の関船から轟音が響き、同時に敵の甲板に立つ兵が数人倒れる。
 あれが噂の鉄砲隊か。話には聞いていたが、なんとも強力な物だ。

 今回の海戦では、九鬼や小浜を筆頭に新規に加入した志摩勢を前面に出した。奴らも何とかして手柄を立て、今後の権益を確保しようと必死だ。
 特に九鬼は今回の戦で大勢の兵を率いて来た。船戦とは言っても結局は敵船に乗り込む兵の勝負だから、兵を多く連れて来るということはそれだけ戦闘力が上がるということだ。

「ぼやぼやするな! こちらも小早を寄せて焙烙玉を投げ込ませろ!」
「おうさ!」

 合図の法螺貝が吹き鳴らされると、二隻の関船が十隻の小早を引き連れて前に出る。
 関船には手練れの海賊を乗せてあるし、小早にはそれぞれ焙烙玉を持たせている。敵が関船だけを見ていると、思わぬ反撃を受けることになるぞ。

 一つ大きな爆発音がして敵の関船の矢倉が派手に吹き飛んだ。がら空きになった甲板にこちらの矢が降り注ぐ。

 あとは、敵船に寄せて斬り込みが始まれば戦は終わりだ。
 元々こちらの方が数は圧倒している。白兵戦になれば阿波水軍には為す術がない。

「気の毒なものだな」
「はぁ?」

 副官の矢田甚五郎が間の抜けた返事を寄越す。まあ、まだ若いこいつには分からんか。

「阿波水軍のことだ。元々大物浦は奴らの庭だった。十年前に儂が堺に来た時は、紀淡海峡はもとより新宮や熊野までも支配下に置く一大勢力だった。今回の戦も、本来ならばもっと大掛かりな戦になっただろうにな」
「そういえば……敵は関船が三に小早がざっと二十ですか。確かに少ないですな」

 今回の戦は阿波水軍の中でも旗頭たる佐田の旗しか見えぬ。音に聞こえた安宅衆は参加しておらぬ。
 もっとも、安宅も内紛を起こしてからは大いに勢威を落とした。
 かつて安宅に従っていた堀内や玉置らの海賊衆も今では自ら望んで角屋の傘下に加わって来た。それどころか、紀州の安宅本家までもが儂の前に膝を屈した。今や阿波細川家に味方しているのは淡路安宅家のみだが、この分では淡路安宅家や阿波水軍もこちらに降る機を窺っているといったところか。

 それは儂に恐れをなしたと言うよりは、陸で勢威を増す六角家に敵対したくない一心ではあっただろう。だが、それにしてもかの阿波水軍がこれほどまでに追い詰められようとは、当時は思いも寄らなんだ。

 海の戦は陸の戦と無関係ではいられぬ。
 加えて、今回は敵の後ろがぐらついているのもあるだろう。

「阿波細川の動揺が効いているのよ。いかに勢威を落としたとはいえ、音に聞こえた阿波水軍ならばこの倍は数を揃えられたはずだ。これ以上兵を集められぬのか、それとも元々本気で戦う気が無いか……」
「やむを得ますまい。三好勢も小浜衆の手引きで淡路島に上陸し、陸路で洲本城に向かっております。安宅大炊介(安宅治興)としても洲本城を留守にするわけには参りますまい」
「……そうかもしれぬな」

 だが、それだけではあるまい。
 堺を目指すに当たり、さすがに紀淡海峡を抜ける際には戦を仕掛けて来るかと思うたが、結局は何事も無くすんなりと堺に入港することが出来た。
 堺を大本所様(六角定頼)が抑えたことで阿波水軍や淡路水軍も相当に苦しくなっていたのだろう。
 水軍を見ればよく分かる。大物浦を守り切ることすらも出来ないようでは、阿波に再起の目は無い。

「お頭!」

 ……ふむ。敵の大将船が降伏してきたか。
 やはり阿波水軍はまともに戦う気は無かったようだな。確かに虎の子の関船を一隻落とされたのは痛いだろうが、まだ戦る気があるならば一旦逃げて土佐泊城の沖合で再度迎撃することも出来たはずだ。
 佐田九郎兵衛がこの有様ということは、恐らく洲本城の方も早々に降るつもりだろう。

「勝鬨を上げろ! 各船にはこれ以上敵兵を斬るなと伝えろ! 船から投げ出された敵兵を拾い上げてやれ!」
「ハッ!」

 さて、これで海の方は片付いた。小浜久太郎も軍勢を渡し終えてそろそろこちらに合流する頃合いだろう。
 次は淡路島の洲本沖を封鎖し、小浜の船と合流して三好・蒲生勢を阿波に送り出す準備だな。

 ……凪いでいた風が再び吹き始めたか。
 ふふっ。今頃になって追い風に変わったか。



 ・貞吉二年(1544年) 七月  淡路国津名郡洲本城  三好頼長


 広間に案内されて具足姿で上座に座った。左右には日向守(三好長逸)と甚介(松永宗勝)が控えている。
 そして、下座側には平服姿の武士が三人。

「面を上げよ」

 三人ともがゆっくりと顔を上げる。
 先頭に座るのが淡路安宅氏の当主、安宅大炊介(安宅治興)か。そして隣に座るのが……。

「千々世(安宅維康)……」
「兄上、お懐かしゅうございます。今は神太郎維康を名乗っております」
「あ、ああ。そうだったな」

 十二年ぶり、か。
 もはや幼子の頃の面影は無く、大柄な体からはひとかどの男としての頼もしさを感じる。
 母親に似た物か、父上や彦次郎とも違う。何とも優し気な目をした男になった。

「儂が千々世と別れた時、千々世は未だ六歳の幼子であった。それが今やこんなに立派な武士となったのだな」
「おぼろげながらに覚えておりまする。千熊兄上はいつも千満兄上とご一緒でした。某はそれが羨ましくて、千熊兄上と千満兄上に何とかついて行こうと必死でした」
「お主らには苦労を掛けた。特に千満丸……彦次郎には……」

 いかんな。『彦次郎』と口に出せばまた涙が出そうになる。今は六角軍の先鋒として来ているのだ。そのような無様な姿を見せる訳にはいかん。
 瞳を閉じて一つ深呼吸をして気持ちを整え、再び安宅治興に視線を戻す。

「失礼いたした。安宅大炊介だな」
「ハッ! 此度は我らの降伏を受け入れて下さり、筑前守様(三好頼長)には感謝の言葉もございません」
「気にすることは無い。我らが洲本に着陣するや、早々に降ってくれたことにはこちらこそ感謝している。由良城に籠って抗戦の構えを取られれば、我らとしても手を焼いたであろう」
「恐れ入りまする」

 安宅治興は降伏の条件として弟の千々世に家督を譲ることを申し出て来た。
 讃岐守(細川持隆)から付けられていた目付は、我らが洲本に到着する前に治興が斬ったそうだ。もはや安宅としても細川の支配には戻らぬ覚悟ということであろう。

「早速だが、阿波の状況を聞かせてもらいたい」



 ・貞吉二年(1544年) 七月  摂津国欠郡 堺  六角定頼


 俺の目の前に武野紹鴎の手から茶碗が差し出された。茶碗の中では濃茶がゆっくりと湯気を上げている。
 茶碗を受け取って口に運ぶ。

「うむ、美味い」
「恐れ入りまする」

 茶の濃い味を堪能した後、隣の者に茶碗を回す。
 茶室の客は俺と進藤の他、津田宗達、今井宗久、千宗易が並んでいる。

 しっかし、間に合わなかったなぁ……。
 まあ、淡路島に上陸した三好勢を見殺しにするわけにはいかないから、俺の本陣を待たずに出陣していいとは言っておいたが、本当に置いてけぼりを食らうとは思わなかった。
 そもそも大和を通ったのが間違いだったかな。

 大和では猿楽(能)が盛んだが、中でも大和四座と呼ばれる猿楽集団は興福寺や春日大社に薪能を奉納することを古くからの職分にしている人気の猿楽集団だ。
 近江にも猿楽座は多いが、猿楽に関してはやはり大和の方が長い伝統がある。そこの交流を意図して三年前から大和四座にも順番に佐々貴神社での薪能の奉納を命じているが、そのことで一つ問題が起こった。

 二年前には金春大夫は佐々貴神社に呼ばれていたため、興福寺の奉納には名代を出した。名代ということで金剛座が上座とされたが、昨年は逆に金剛大夫が佐々貴神社に呼ばれていた為に席次は金春座が上座となった。
 そして、今年には金春大夫と金剛大夫が二人とも揃っていたことでどちらが上座かという争いが起きた。

 正直、子供の喧嘩みたいなモンだ。
 結局俺が両座の猿楽を見比べて金春座を上座ということにしておいたが、それで三日も余計な時間がかかってしまった。
 そのおかげで船に乗り遅れていれば世話はない。
 どのみちもう船は出てしまったんだから、開き直って堺の商人達と茶会を開こうと思ったわけだ。

 一通り茶碗が回った後、改めて俺が口を開いた。

「さて、今日集まってもらった用件だが、石山本願寺のことだ」
「本願寺……しかし、今は法主も退去して火が消えたようになっていますが」

 津田宗達がやや青い顔でこちらを向く。この中では津田が一番本願寺と繋がりがあったから、何か面倒ごとに巻き込まれるのではと警戒しているのだろう。

「いや、俺が言っているのは建物としての本願寺のことだ」
「建物……お取り壊しになされると?」
「逆だ。むしろ、四国攻めへの物資の拠点として本願寺を活用したいと思っている」
「左様でしたか」

 全員の顔に安心感が広がる。
 ここにいる面々は法華宗との繋がりが少なかった分、本願寺とはそれなりに良好な関係を築いていた。本願寺がまた何かやらかしたのではないかとビクビクしていたんだろうな。

「だが、その為には今のままでは駄目だ。何よりも本願寺の門徒達は俺を心の底では快く思っておるまい?」
「まあ、それは……」

 今井宗久が曖昧に言葉を濁す。
 昨年の足利義晴との戦いの中で本願寺の門徒を多数殺した俺が彼らに歓迎されるはずが無いのは分かっているが、それでも四国や西国に水陸から進軍していくとなれば、物資の集積拠点としてどうしても大坂城は必要になって来る。
 岸和田城でもいいんだが、港湾都市としての堺の発展を考えれば本願寺辺りに城を築くのは理に適っている。加えて、淀川を使った水運で近江や京からも物資を運べる利便性もあるしな。

「そこで、お主らに本願寺門徒の説得を頼みたい。本願寺の周囲に城を築いて六角軍の拠点としたいが、決して本願寺を圧迫する意図は無いと説明して欲しいのだ」
「なるほど……」

 再び津田宗達が浮かない顔になる。
 昨日の今日で六角家が拠点を築くというのだから、説得には骨が折れるはずだ。
 だが、この話には本願寺門徒にとっても利がある。築城工事は無論のこと、その後の水運や商業都市としての成長の中で本願寺の周辺は大きく発展するはずだ。
 そして、その利益を最も享受できるのは元からその地に住む門徒達になる。一揆から足を洗って商人として身を立てるチャンスもゴロゴロと転がっているだろう。

 今の本願寺はちょっとした伽藍があるだけの寒村に近い。地域の経済的利益を得ることは、本当の意味で本願寺門徒を懐柔することにも繋がる。

「やりましょう。是非手前にその役を仰せつけ下さい」

 千宗易がいの一番に手を上げた。
 流石は商人として上り調子の宗易だな。敏感に金の匂いを嗅ぎ取ったか。
 この話を堺に持ち込んだのは、堺会合衆の権益保護という意味合いもある。大坂築城の立役者として名を上げれば、今後の大坂での商売もやりやすくなるだろう。

 もちろん保内衆との協力関係は欠かせないが、例えば大坂楽市の会合衆にでも成れれば転がり込む利益は計り知れない。
 未だ堺では若手商人の一人にすぎない宗易にとってみれば、千載一遇のチャンスに見えているだろう。

「手前も是非に」
「手前も」

 宗易にケツを蹴り上げられるように今井と津田も同意した。
 さすがに二人とも歴戦の商人だな。この話が成功した後にどんなメリットがあるかはしっかりと理解している。
 宗易一人に手柄を独占させるわけにはいかないという所だろう。

「よろしく頼む。簡単な仕事でないことは分かっている。だが、頼めるのはお主らだけだ」
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