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しおりを挟む――二年という歳月が長い。
自室で頬杖をつきながら、グレイルは溜息を押し殺していた。告白できないままで、想い人が卒業してしまった。片手でクルクルと万年筆をまわし、既に片付け終えた書類の山を見上げる。宰相補佐官としての仕事だ。中等部に在学しているわけだが、宰相府に顔を出す日が増えていき、今では正式に任命されている。最近、仕事とリリアについてしか考えていない。背もだいぶ伸びたが、まだ二次性徴は始まったばかりだ。
リリアは長身で細身だ。流れるような長い髪をしている。
「隣に並びたいな。あの髪に触れてみたい」
ポツリと呟いてから、グレイルは瞼を閉じた。
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