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異変は続く
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学園生活も問題なく送ることができている。
強いて問題をあげるとすれば、実技の際にフランの魔法が他と比にならないレベルに達していたことと、ソーマが相変わらず風魔法しか使えないと思われていることくらいだろう。
ソーマの魔法もどきは、魔石を砕いた際に発生する魔力暴走であり、以前に比べれば一応精度も上がっている。
オルトは面倒くさがりなのか勉強嫌いなのか、魔法理論は頭に入ってこないようで上達はそこそこだ。
その分、剣や弓の腕を磨いていたので、そちらと絡めて魔法剣のような使い方を模索しているところだった。
赤く熱された剣は、確かに斬られれば威力は大きそうだが、剣への負担も大きいだろうし何より扱いに困る場面も多いだろう。
基本的には矢に属性魔法の効果を持たせて放つというのが、メインになりそうだ。
ちなみに、いつもそんな変な3人組で喋っているせいか、同じクラスの子供たちは近寄り難いのだとも聞いている。
あぁ……フランだけは女子の友達もいるので、話はちょっと変わってくるのだろうか。
「タリアとポーラも研究棟に来てみない?」
今もだが、フランがそう言って誘ったところで、未だに誰かが来たことはない。
「わ、私たちはやめておくわ。
学園祭の準備もあるし、ねぇ」
「そうそう、フランも一緒に練習に行こうよ。
あれだけ凄い魔法が使えるんだもの。
少し練習すれば、優勝も間違いなしよ」
フランの魔法の上達ぶりには興味はあるが、何せケノンが管理をしていてチャラいオルトがいて、なぜか師匠などと呼ばれている6歳児がいる研究棟。
普段のケノンを知らない人にとっては近寄り難い存在だろうし、そこにたむろうソーマたちが不気味でもあるのだろう。
学園祭という名の学園見学会が終われば生徒たちは長期休暇となり、進学すれば見学に来た新入学生もやってくる。
学園祭では5人1組となった魔法大会や、研究結果の発表会などが催される。
そのための練習にタリアとポーラはフランを誘っているところなのだ。
ちなみにソーマたちもコッソリと発表会の練習はしている。
複合魔法と付与魔法について。
ソーマ自身は何とも言えない何かを出そうと思案中だが、魔法としては説明がし辛いためにフランたちにさえ内緒だったりもする。
「じゃあまた明日ね、フラン」
「うん。学園祭、頑張ろうね2人とも」
そう言って別れると、今日も3人は研究棟へ向かっていた。
「フランは大会に出なくて良かったの?
みんな期待してるみたいだけど」
道中、ソーマは気になっていたことを尋ねてみた。
「マキアの大会……は楽しみだったんだけど」
だけど、無詠唱魔法が少しでも使えると戦いにならない。
戦争を模したといえば聞こえは悪いが、要は拠点を魔法で落とすためのやりとりである。
交互に攻撃と守備を入れ換えて、時間内に旗を撃ち落とせば得点。
魔法や武器による対人攻撃は無しなので安全ではあるが、まぁドッジボールの球が顔面に当たるくらいの確率で人に当たってしまうこともあるのだとか。
全然安全じゃないかった……
オルトも無詠唱魔法はカッコいいからと言う。
それはフランの努力、というか地球の知識を得てイメージが容易になったというチートっぷりがもたらした結果なので、まぁ大会での使用も問題はないのだけど。
と、そんな話をしていたら後ろからタリアが走って追いかけてきたのだ。
「フランっ! お願い、私たちにもチームに入って!」
急なお願いに困惑するフラン。
構わずタリアは続けて不思議なことを言う。
「イエローに詠唱破棄できる子が3人もいるんだって!
そんなの……絶対に敵うわけないよ……」
エーテルが得意としていた詠唱破棄だが、それは膨大な必要魔力と弱体化した威力が特徴的。
しかし、そんなこともなく使用できる者が学生の中にいる。
普通に考えて、あり得ないことだったのだ……
強いて問題をあげるとすれば、実技の際にフランの魔法が他と比にならないレベルに達していたことと、ソーマが相変わらず風魔法しか使えないと思われていることくらいだろう。
ソーマの魔法もどきは、魔石を砕いた際に発生する魔力暴走であり、以前に比べれば一応精度も上がっている。
オルトは面倒くさがりなのか勉強嫌いなのか、魔法理論は頭に入ってこないようで上達はそこそこだ。
その分、剣や弓の腕を磨いていたので、そちらと絡めて魔法剣のような使い方を模索しているところだった。
赤く熱された剣は、確かに斬られれば威力は大きそうだが、剣への負担も大きいだろうし何より扱いに困る場面も多いだろう。
基本的には矢に属性魔法の効果を持たせて放つというのが、メインになりそうだ。
ちなみに、いつもそんな変な3人組で喋っているせいか、同じクラスの子供たちは近寄り難いのだとも聞いている。
あぁ……フランだけは女子の友達もいるので、話はちょっと変わってくるのだろうか。
「タリアとポーラも研究棟に来てみない?」
今もだが、フランがそう言って誘ったところで、未だに誰かが来たことはない。
「わ、私たちはやめておくわ。
学園祭の準備もあるし、ねぇ」
「そうそう、フランも一緒に練習に行こうよ。
あれだけ凄い魔法が使えるんだもの。
少し練習すれば、優勝も間違いなしよ」
フランの魔法の上達ぶりには興味はあるが、何せケノンが管理をしていてチャラいオルトがいて、なぜか師匠などと呼ばれている6歳児がいる研究棟。
普段のケノンを知らない人にとっては近寄り難い存在だろうし、そこにたむろうソーマたちが不気味でもあるのだろう。
学園祭という名の学園見学会が終われば生徒たちは長期休暇となり、進学すれば見学に来た新入学生もやってくる。
学園祭では5人1組となった魔法大会や、研究結果の発表会などが催される。
そのための練習にタリアとポーラはフランを誘っているところなのだ。
ちなみにソーマたちもコッソリと発表会の練習はしている。
複合魔法と付与魔法について。
ソーマ自身は何とも言えない何かを出そうと思案中だが、魔法としては説明がし辛いためにフランたちにさえ内緒だったりもする。
「じゃあまた明日ね、フラン」
「うん。学園祭、頑張ろうね2人とも」
そう言って別れると、今日も3人は研究棟へ向かっていた。
「フランは大会に出なくて良かったの?
みんな期待してるみたいだけど」
道中、ソーマは気になっていたことを尋ねてみた。
「マキアの大会……は楽しみだったんだけど」
だけど、無詠唱魔法が少しでも使えると戦いにならない。
戦争を模したといえば聞こえは悪いが、要は拠点を魔法で落とすためのやりとりである。
交互に攻撃と守備を入れ換えて、時間内に旗を撃ち落とせば得点。
魔法や武器による対人攻撃は無しなので安全ではあるが、まぁドッジボールの球が顔面に当たるくらいの確率で人に当たってしまうこともあるのだとか。
全然安全じゃないかった……
オルトも無詠唱魔法はカッコいいからと言う。
それはフランの努力、というか地球の知識を得てイメージが容易になったというチートっぷりがもたらした結果なので、まぁ大会での使用も問題はないのだけど。
と、そんな話をしていたら後ろからタリアが走って追いかけてきたのだ。
「フランっ! お願い、私たちにもチームに入って!」
急なお願いに困惑するフラン。
構わずタリアは続けて不思議なことを言う。
「イエローに詠唱破棄できる子が3人もいるんだって!
そんなの……絶対に敵うわけないよ……」
エーテルが得意としていた詠唱破棄だが、それは膨大な必要魔力と弱体化した威力が特徴的。
しかし、そんなこともなく使用できる者が学生の中にいる。
普通に考えて、あり得ないことだったのだ……
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