王都の魔法学園のいんちき魔法使い 〜魔法なんて使えなくても世界最強〜
御行相馬(ごぎょうそうま)は不思議な力を持っていた。
それは超能力と言われており、時にはただのトリックだと揶揄される不思議な力であった。
ただし、皆が想像するような力の全てが使えるわけではない。
ほんの小さな物体を動かすことのできる力『サイコキネシス』が、彼の超能力だった。
テレビにも登場し、SNSでは彼のトリックを見破ろうと大いに話題に。
もちろんタネなど無いのだから見破れるわけがない。
「今日は超能力者ソーマ氏に、生中継で能力を見せてもらいましょう!!」
しかし、それが大きな間違いであった。
彼は本物の超能力者だったのだ。
そこにトリックなど存在しない。
屋上から落ちてくるチューリップの植えた植木鉢を、見事破らずに地上に下ろしましょう。
そして本番……
宙空に留まるはずの植木鉢を、カメラに収めることはできなかったのだ。
落下中に起きた悲劇。
それは、ただただ臨場感を出すためだけの見物客の悲鳴だったのだ。
相馬はただただ驚き、集中が切れてしまった。
テレビにはギリギリ映りはしなかったが、それ以降、生中継の相馬の姿を見ることは無かったのだった。
それは超能力と言われており、時にはただのトリックだと揶揄される不思議な力であった。
ただし、皆が想像するような力の全てが使えるわけではない。
ほんの小さな物体を動かすことのできる力『サイコキネシス』が、彼の超能力だった。
テレビにも登場し、SNSでは彼のトリックを見破ろうと大いに話題に。
もちろんタネなど無いのだから見破れるわけがない。
「今日は超能力者ソーマ氏に、生中継で能力を見せてもらいましょう!!」
しかし、それが大きな間違いであった。
彼は本物の超能力者だったのだ。
そこにトリックなど存在しない。
屋上から落ちてくるチューリップの植えた植木鉢を、見事破らずに地上に下ろしましょう。
そして本番……
宙空に留まるはずの植木鉢を、カメラに収めることはできなかったのだ。
落下中に起きた悲劇。
それは、ただただ臨場感を出すためだけの見物客の悲鳴だったのだ。
相馬はただただ驚き、集中が切れてしまった。
テレビにはギリギリ映りはしなかったが、それ以降、生中継の相馬の姿を見ることは無かったのだった。