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初めての開発
まずはマッサージから
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「どうだった?初めての洗浄は」
「なんか……お腹がすっきりしました!」
無事に洗浄が終わりリョウタさんに渡されたパンツに着替え、風呂から上がる。最中は腹がぐるぐる鳴ってたけど終わったらなんか体調が良くなった。気がする。
「スムーズにできて良かったよ、それじゃベッドに行こうか」
ベッドという単語にドキッとしてしまう。遂に始まってしまうんだ、という不安と期待が入り混じった独特の雰囲気に包まれる。
リョウタさんが寝室の扉を開けると中は薄暗くなっており、中央には大きなダブルベッドが敷かれていた。その隣には小さな引き出しとテーブルがあり、その上にはAVで見るような玩具が並べられていた。
「おお~ヤリ部屋って感じすね」
「まあ普通にここで毎日寝てるけどね。じゃあ、ベッドの上にうつ伏せになってもらえる?」
「うす。よろしくお願いします」
促されるままベッドに横たわる。こちらもソファ同様ふかふかでシーツからは柔軟剤のいい匂いがする。
「まずは軽くマッサージしようか」
「マッサージ?」
「筋肉をほぐして代謝を上げて感じやすくするんだよ。実は俺資格持ってるから気持ちいいよ~」
「そうなんすか!タダでプロのマッサージ受けれるとか最高っすね!お願いします!」
「それじゃあ始めるね」
そういうとリョウタさんはテーブルの上に置いてあるボトルの中身を手のひらに垂らす。何かの液体のようだ。
「アロマオイルだよ、肩から始めるね」
リョウタさんはオイルを両手で馴染ませながらベッドに上がるとうつ伏せのおれの両足を挟むように足を広げて座り、おれの肩に手を伸ばす。一瞬ひやっとするけどすぐに手のひらの熱が伝わり暖かくなる。肩甲骨をなぞるように下から上へとゆっくりと伸ばしていく。
「あ~気持ちいい~」
完全に目的を忘れマッサージを受けに来た客のような気分になってしまっているが仕方ない。リョウタさんは肩甲骨から肩を揉む動作を何度か繰り返すとさらに手を下に降ろし、腰のあたりをマッサージする。
「結構筋肉あるね、何かスポーツやってるの?」
「あ~、小学生からサッカーで、大学は趣味でフットサルやってます」
「なるほど、ガッツリ体育会系ね。こりゃあ俄然燃えてきた」
「つっても現役よりはだいぶ落ちましたよ」
飲んで食って騒いでやってりゃそりゃあ衰えるわけで。フットサルのおかげで腹筋はキープ出来てるけど。
リョウタさんは両親指で背骨の周りをぐりぐりと強めに押す。痛気持ちいい絶妙の力加減で腰回りをほぐしていくと今度は手のひら全体で腰から肩まで一気に伸ばしていく。
「うわ~まじ気持ちいいっす」
「ありがとう。リアクション大きい子はやってて楽しいな」
何回か一連の動作を繰り返すとリョウタさんはオイルを再び取り、おれの足もとまで移動する。
「次は下半身ね」
そう言い左のくるぶしに手を伸ばす。アキレス腱のあたりをつまんでほぐすとそこからふくらはぎを絞るように進む。普段フットサルで足を使うからかかなり凝っていたみたいでこれがめちゃくちゃ効く。
「サッカー選手の足だね~硬いな~」
「うわっ……めっちゃ気持ちぃですそれ」
「結構凝ってるもんね、もう少し強くやろうか」
さっきの倍くらいの強さで押される。痛くて効きすぎて思わず変な声が出てしまう。
「だぁ~!それきついっす!」
「ははは、冗談冗談」
ふくらはぎが終わるとそのまま太モモに移る。ここも凝っていたので両手でしっかりと押さえぐぐぐっと尻まで上げていく。パンツの丈が結構短いこともあってかなり際どいとこまで手が伸びてくる。玉にあたりそうで当たらないギリギリのラインを攻めてくるせいかなんだかムズムズしてくる。
「力加減どう?」
「んっいい感じ、す」
「おっけー」
リョウタさんに悟られないよう平常心で返す。そういやマッサージ系のAVとかこんな感じだったよな、と思うとなんだか卑猥な気分になってきた。
モモ裏が終わると今度は左足を持ち上げ折るようにかかとを尻に押し当てる。モモの前側が伸びて気持ちいい。十数秒した後戻すと次は足裏を揉みだす。
「あひゃひゃ、くすぐったいっす」
「足弱いんだね~」
「ひひっ足の裏はみんな弱いっすよ~!」
悶えるおれの気も知らずにリョウタさんは執拗に足裏をマッサージし続ける。
「あと3秒~3~2~1~」
「きついっす、あはは、はっ、ぐぅ~」
「2~3~」
「ちょっと!それズルっすよ!」
何故か巻き戻る秒数にさすがに怒って足をバタバタさせ無理やり解除する。リョウタさんは「ごめんごめん」とのんきに笑っている。
「まったく~」
「まあ、でもくすぐったいってことは感じやすいってことだからね」
「関係あるんすか?」
「足裏も脇腹も、くすぐったいと感じるところはどれも性感帯なんだよ」
「いや~くすぐったいだけですけどね」
「そうかな? じゃあこれはどう?」
リョウタさんは人差し指でおれの足に優しく触れるとフェザータッチの要領でゆっくり足裏をなぞる。
「うっ、くすぐったい……というか……へんな感じっす」
おれの反応を見てリョウタさんは指を一つずつ増やし5本で円を描くようにさわさわと撫でる。くすぐったさはあるけどこの絶妙な力加減がもどかしくて癖になるというか、腰にくるというか、ちんこが少し反応してしまっているのを感じる。
「んっあの、もうわかったんで……」
「そう?」
といいつつもリョウタさんは手を止めることはなく、わずかに少しずつ指に力を込め、ゆっくりとした動きから素早く前後左右に動き出す。さっきならくすぐったくて笑い転げていたはずなのに何故か今は違う。
「あっ待ってっ!ん、それ、やばぃ……!」
「ん?くすぐったい?」
「ちがっ、なんかっ変、はぁっ」
指から逃れようと足を動かすも執拗に指は追ってきておれをくすぐり続ける。体が強張り口からは息が大きく漏れる。おれ、足くすぐられて気持ちよくなってる?
「はぁっもう、んっわかった、からぁ!ギブ~!」
「ふふ、いじわるしすぎちゃったかな」
ようやくリョウタさんの指が足から離れる。おれは全身の力が抜けベッドに沈む。何も考えられず大きく上がった息を整える。
「この後が楽しみだね」
まだマッサージだけなのにこんななっちゃうなんて、おれこの後どうなっちゃうんだ……?
「なんか……お腹がすっきりしました!」
無事に洗浄が終わりリョウタさんに渡されたパンツに着替え、風呂から上がる。最中は腹がぐるぐる鳴ってたけど終わったらなんか体調が良くなった。気がする。
「スムーズにできて良かったよ、それじゃベッドに行こうか」
ベッドという単語にドキッとしてしまう。遂に始まってしまうんだ、という不安と期待が入り混じった独特の雰囲気に包まれる。
リョウタさんが寝室の扉を開けると中は薄暗くなっており、中央には大きなダブルベッドが敷かれていた。その隣には小さな引き出しとテーブルがあり、その上にはAVで見るような玩具が並べられていた。
「おお~ヤリ部屋って感じすね」
「まあ普通にここで毎日寝てるけどね。じゃあ、ベッドの上にうつ伏せになってもらえる?」
「うす。よろしくお願いします」
促されるままベッドに横たわる。こちらもソファ同様ふかふかでシーツからは柔軟剤のいい匂いがする。
「まずは軽くマッサージしようか」
「マッサージ?」
「筋肉をほぐして代謝を上げて感じやすくするんだよ。実は俺資格持ってるから気持ちいいよ~」
「そうなんすか!タダでプロのマッサージ受けれるとか最高っすね!お願いします!」
「それじゃあ始めるね」
そういうとリョウタさんはテーブルの上に置いてあるボトルの中身を手のひらに垂らす。何かの液体のようだ。
「アロマオイルだよ、肩から始めるね」
リョウタさんはオイルを両手で馴染ませながらベッドに上がるとうつ伏せのおれの両足を挟むように足を広げて座り、おれの肩に手を伸ばす。一瞬ひやっとするけどすぐに手のひらの熱が伝わり暖かくなる。肩甲骨をなぞるように下から上へとゆっくりと伸ばしていく。
「あ~気持ちいい~」
完全に目的を忘れマッサージを受けに来た客のような気分になってしまっているが仕方ない。リョウタさんは肩甲骨から肩を揉む動作を何度か繰り返すとさらに手を下に降ろし、腰のあたりをマッサージする。
「結構筋肉あるね、何かスポーツやってるの?」
「あ~、小学生からサッカーで、大学は趣味でフットサルやってます」
「なるほど、ガッツリ体育会系ね。こりゃあ俄然燃えてきた」
「つっても現役よりはだいぶ落ちましたよ」
飲んで食って騒いでやってりゃそりゃあ衰えるわけで。フットサルのおかげで腹筋はキープ出来てるけど。
リョウタさんは両親指で背骨の周りをぐりぐりと強めに押す。痛気持ちいい絶妙の力加減で腰回りをほぐしていくと今度は手のひら全体で腰から肩まで一気に伸ばしていく。
「うわ~まじ気持ちいいっす」
「ありがとう。リアクション大きい子はやってて楽しいな」
何回か一連の動作を繰り返すとリョウタさんはオイルを再び取り、おれの足もとまで移動する。
「次は下半身ね」
そう言い左のくるぶしに手を伸ばす。アキレス腱のあたりをつまんでほぐすとそこからふくらはぎを絞るように進む。普段フットサルで足を使うからかかなり凝っていたみたいでこれがめちゃくちゃ効く。
「サッカー選手の足だね~硬いな~」
「うわっ……めっちゃ気持ちぃですそれ」
「結構凝ってるもんね、もう少し強くやろうか」
さっきの倍くらいの強さで押される。痛くて効きすぎて思わず変な声が出てしまう。
「だぁ~!それきついっす!」
「ははは、冗談冗談」
ふくらはぎが終わるとそのまま太モモに移る。ここも凝っていたので両手でしっかりと押さえぐぐぐっと尻まで上げていく。パンツの丈が結構短いこともあってかなり際どいとこまで手が伸びてくる。玉にあたりそうで当たらないギリギリのラインを攻めてくるせいかなんだかムズムズしてくる。
「力加減どう?」
「んっいい感じ、す」
「おっけー」
リョウタさんに悟られないよう平常心で返す。そういやマッサージ系のAVとかこんな感じだったよな、と思うとなんだか卑猥な気分になってきた。
モモ裏が終わると今度は左足を持ち上げ折るようにかかとを尻に押し当てる。モモの前側が伸びて気持ちいい。十数秒した後戻すと次は足裏を揉みだす。
「あひゃひゃ、くすぐったいっす」
「足弱いんだね~」
「ひひっ足の裏はみんな弱いっすよ~!」
悶えるおれの気も知らずにリョウタさんは執拗に足裏をマッサージし続ける。
「あと3秒~3~2~1~」
「きついっす、あはは、はっ、ぐぅ~」
「2~3~」
「ちょっと!それズルっすよ!」
何故か巻き戻る秒数にさすがに怒って足をバタバタさせ無理やり解除する。リョウタさんは「ごめんごめん」とのんきに笑っている。
「まったく~」
「まあ、でもくすぐったいってことは感じやすいってことだからね」
「関係あるんすか?」
「足裏も脇腹も、くすぐったいと感じるところはどれも性感帯なんだよ」
「いや~くすぐったいだけですけどね」
「そうかな? じゃあこれはどう?」
リョウタさんは人差し指でおれの足に優しく触れるとフェザータッチの要領でゆっくり足裏をなぞる。
「うっ、くすぐったい……というか……へんな感じっす」
おれの反応を見てリョウタさんは指を一つずつ増やし5本で円を描くようにさわさわと撫でる。くすぐったさはあるけどこの絶妙な力加減がもどかしくて癖になるというか、腰にくるというか、ちんこが少し反応してしまっているのを感じる。
「んっあの、もうわかったんで……」
「そう?」
といいつつもリョウタさんは手を止めることはなく、わずかに少しずつ指に力を込め、ゆっくりとした動きから素早く前後左右に動き出す。さっきならくすぐったくて笑い転げていたはずなのに何故か今は違う。
「あっ待ってっ!ん、それ、やばぃ……!」
「ん?くすぐったい?」
「ちがっ、なんかっ変、はぁっ」
指から逃れようと足を動かすも執拗に指は追ってきておれをくすぐり続ける。体が強張り口からは息が大きく漏れる。おれ、足くすぐられて気持ちよくなってる?
「はぁっもう、んっわかった、からぁ!ギブ~!」
「ふふ、いじわるしすぎちゃったかな」
ようやくリョウタさんの指が足から離れる。おれは全身の力が抜けベッドに沈む。何も考えられず大きく上がった息を整える。
「この後が楽しみだね」
まだマッサージだけなのにこんななっちゃうなんて、おれこの後どうなっちゃうんだ……?
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