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真雪の部屋
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真雪の失踪と白田の因果関係は、数日後にはあっさりと答えが出た。
白田聖美も消えたのだ。あの日から一度も登校することなく。
真意不明の噂は広がり、どうやらあの二人は一緒にいなくなったらしいということに生徒たちの中ではなっている。
「もう真雪くんがいなくなって、3週間になるわね」と母さんが深刻な表情で呟いた。
相変わらず連絡は取れないらしく、アイツの親が俺に会いに来た日もあった。
何を聞かれても何も知らないんだが……。
「おかずをいくつか作ったから、岩永さんのお家に持っていってくれない?」
そう言って、タッパーに入った料理を手渡された。
真雪の母ちゃんは寝込んでいると聞いている。
普段のアイツなら、母ちゃんにいらん心配かけないんだがな。そのことに引っかかりを覚えていた。
本当にどこにいったんだよ、アイツ。
「こんちは」と玄関で頭を下げると、真雪の父ちゃんが小さく笑った。……疲れてるな、この人も。
タッパーを手渡すとお礼を言われた。
「いつもありがとう。助かるよ」
「……あの、ちょっと真雪の部屋に入ってもいっすか?」
ほんの出来心のようなものだった。
何かアイツが考えていることのヒントが見つからないかと。大人たちを見ていると、放っておけなかった。
よく遊びに来ていたので、案内されなくても家の中は知っている。
許可を貰って一人で入った。
制服や教科書がそのままで、部屋の主である真雪だけが消えたことが浮き彫りになるようだった。
「……これって」
ゴミ箱の中に、粉々になった陶器の貯金箱を見つけた。
小学生の時に図工の時間で作ったものだ。アイツは敢えて取り出し口を無くし、コツコツと貯めていた。
「許せ、真雪」
勝手に検索することを一応謝ってから、机の引き出しやノートの中を確認していく。しかし、これといって目ぼしいものはない。
衝動的でなければ、何かを残していくような奴ではない。
見つからないことにすら、納得がいってしまう。
アイツは、おそらく理性を捨てずに出て行った。
だとしたら……何がそうさせている?
ここまできたら、理由が知りたかった。
「白田聖美のほうを調べるか?」
そこに、俺の求める答えは見つかるのだろうか。
白田聖美も消えたのだ。あの日から一度も登校することなく。
真意不明の噂は広がり、どうやらあの二人は一緒にいなくなったらしいということに生徒たちの中ではなっている。
「もう真雪くんがいなくなって、3週間になるわね」と母さんが深刻な表情で呟いた。
相変わらず連絡は取れないらしく、アイツの親が俺に会いに来た日もあった。
何を聞かれても何も知らないんだが……。
「おかずをいくつか作ったから、岩永さんのお家に持っていってくれない?」
そう言って、タッパーに入った料理を手渡された。
真雪の母ちゃんは寝込んでいると聞いている。
普段のアイツなら、母ちゃんにいらん心配かけないんだがな。そのことに引っかかりを覚えていた。
本当にどこにいったんだよ、アイツ。
「こんちは」と玄関で頭を下げると、真雪の父ちゃんが小さく笑った。……疲れてるな、この人も。
タッパーを手渡すとお礼を言われた。
「いつもありがとう。助かるよ」
「……あの、ちょっと真雪の部屋に入ってもいっすか?」
ほんの出来心のようなものだった。
何かアイツが考えていることのヒントが見つからないかと。大人たちを見ていると、放っておけなかった。
よく遊びに来ていたので、案内されなくても家の中は知っている。
許可を貰って一人で入った。
制服や教科書がそのままで、部屋の主である真雪だけが消えたことが浮き彫りになるようだった。
「……これって」
ゴミ箱の中に、粉々になった陶器の貯金箱を見つけた。
小学生の時に図工の時間で作ったものだ。アイツは敢えて取り出し口を無くし、コツコツと貯めていた。
「許せ、真雪」
勝手に検索することを一応謝ってから、机の引き出しやノートの中を確認していく。しかし、これといって目ぼしいものはない。
衝動的でなければ、何かを残していくような奴ではない。
見つからないことにすら、納得がいってしまう。
アイツは、おそらく理性を捨てずに出て行った。
だとしたら……何がそうさせている?
ここまできたら、理由が知りたかった。
「白田聖美のほうを調べるか?」
そこに、俺の求める答えは見つかるのだろうか。
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