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3(先輩が迎えに来て…end)
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(も…むり…)
お腹はパンパンで痛くて、きゅうきゅうとした疼きは息をするたびに揺れて、溢れてしまいそうで。
足が冷たい。手も、頬も全部。1人。日も暮れかけている。泣きそうになった。いつもは走っているから体が暖まっているけど、単純にジャージは風をよく通す。ただでさえ教室でおしっこしたくなった時、大変だったのにこんな所でしたくなるとか詰んでいる。
動けなくて前を押さえてしゃがむ。こんなことをしても時間の問題って分かってる。でもこれ以上動いたら出てしまう。それに寒くて仕方がない。
「…も…やだ…」
先輩、もう学校居るだろうな。
ぽろりと涙がこぼれた。出したい。お腹痛い。パツパツのお腹が苦しい。寒い。
ふと、遠くから足音が聞こえることに気づいた。地面を蹴る音が段々と近づいてゆき、自分の目の前で止まる。
「大丈夫?」
あ、先輩だ。理解すると同時に喉の奥が痙攣して、涙が2滴こぼれた。
「腹痛い?」
違う。
「しんどくなっちゃった?」
違う。
「とりあえず戻るか。歩けそう?」
背中を柔くさすられて、全身が鳥肌立った。自然と手に込める力が強くなり、申し訳程度に太ももを寄せる。
だめ、漏れる。
「といれ、いきたく…て…」
恥ずかしい。体調不良でも怪我でもなくて、ただの尿意。
「がまん、できなくて、」
わざわざ迎えに来てくれた先輩はどう思っているのだろう。小さい子供じゃないんだからと呆れているだろうか。
「んー、この辺トイレないからなー…ここでしちまえ」
「え、」
こんな、誰が通るか分かんないところで?そりゃあまり人通りが多くない場所だ。でも、草や木が生い茂っている向こうは普通に住宅街だし、車だって通るかもしれない。
「まあ暗くなってきたし見えねえだろ。俺が見張っててやるから。早くしてこい」
これ以上おしっこがこぼれないよう、恐る恐る立ち上がり、先輩が見ているのにも関わらず前をキツく握りしめ、お尻を浮かせながら歩く。
「っ、で、でる、」
今から出来る、そう思っただけで下腹がきゅうう、と疼く。一瞬、手が温かくなるのを感じた。先端から少しずつ出ているのにも構わず、ズボンの紐をとり、前を出す。
「ぁ~、っっ!!」
出口がブルブルと震え、ちょろ…といつもより太い水流を感じた。
でる、そう思った。なのに。
「………ぁ……………れ…………?」
まだまだおしっこは溜まっている。なのに、少し出ただけですぐに止まってしまう。
まだお腹はずくずくしていて、気持ち悪い。まだしたい。なのに。
早くしないと。誰か来るかもなのに。息が浅くなって、心臓がドキドキして。早く早く、そうやって力を込めるのに、全然出てこない。
「おわったーーーー?」
遠くで先輩の声がする。あれ、何分経ったっけ。全然スッキリしてないのに。でも、待たせてる。早くしなきゃ。
先輩が近づいてくるのが分かったから、咄嗟にズボンを上げた。
「せんぱ、」
「間に合った?」
「は…い、」
「んじゃ、帰るか。走れそ?」
「ぁ、はい、」
言えばよかったって後悔した。おしっこまだ出てないって。でももう日も暮れかけて、先輩たちも学校で待っている。一歩踏み出すたびに水面が揺れる気がして、気が気でない。しゃがみたい。走れない。おしっこ。おしっこおしっこおしっこおしっこ。
(おしっこぉ…っ、)
「お前、ケータイ持って行っとけよ?心配したんだから」
「は、ぃ、」
でる。漏れる。前を向いている先輩に隠れて前をギュッと握る。
「ぁ、ぅ、」
したいしたいしたいしたい。膀胱の中がかき混ぜられて出口に向かって暴れている。
あ、出る。
「んっ、っふぅ」
立ち止まり、ぎゅううううう、と前をつねる。お腹に力を入れているのか、入れていないのか。
3歩その場でステップを踏み、何度も何度も屈伸を繰り返す。大して走っていないのに息が苦しい。
「お前…さっき小便したろ。何、まだしたいの」
「っ、ぜんぶ、でない、」
「おま、それを早よ言え!、こっち、」
腕を引っ張られ、またじゅぅ…と手のひらに温かさが広がった。
道の端に連れて行かれ、手を無理矢理剥がされる。
「せんぱ、でてる、ぁ、」
じゅぅ…じゅぅ…と断続的に服を濡らす。
「もうちょい我慢しろ、ほらいいぞ」
一気にズボンとパンツを剥がされ、チンコが揺れながら、まとわりついた水滴を垂らしながら外気に触れる。
「~~~っっっ、」
じょおぉ…じょ…じょ…
股間の部分だけがしつこく濡れたズボンもパンツを露わにしながら。先輩が汚れたチンコを持っている。
恥ずかしくて、惨めで消えたくなった。なのに、腹の中は一向にスッキリしないまま、弱い水流のままチョロチョロと断続的に流れるだけ。
何で。早く出ろよ。もう顔はびしょびしょに濡れて、息も引き攣っている。パニックだった。
「我慢しすぎて腹ん中おかしくなったんじゃねーの?」
腹、触っていいか?と言われ、首を縦に振った。
「んぅ、」
先輩の冷たい指先が腹に触れて一層、したい欲が高まって鳥肌がたった。
「焦って出そうとすんな。ゆっくりで良いから」
おしっこしたい。はやく。じゅ…じゅぅ…と腹の中の十分の一が未だ出続けている。
「力入れるな。ゆーっくり。な?」
じゅ…じゅぅ…じゅぅう…
「でな、せんぱ、でない、」
「出てる。腹ぱんぱんじゃん。体もびっくりしてんだよ。んー…あ、あった」
お腹から手が離れたと思ったら、温かい感触を覚えた。
「カイロ。あったかいだろ」
「ぁ、う…」
冷えた腹が温まってじんわりする。
「よし、手もあったまった」
手のひらが、下腹部に触れる。
「ぁっ、」
上下にゆっくりと移動して、くすぐったいと同時に出したくてしょうがない。ムズムズとお腹が今まで以上に揺れて、もう。
人差し指がトントンと膀胱を叩いた。
「あ、…」
じゅっっっ…じゅぅ…
先輩の指が先端を軽く擦る。先がブルリと大きく震えた心地がした。
じゅううっ、じゅっっじゅううううう…
「っ、ぁ、」
「お、よかった。出たな」
「っ~~、ぁ、」
出てる。いっぱいでてる。頭の中はそれしか考えられない。おしっこってこんなに気持ちよかったっけ。こんなに体の力、抜けたっけ。
「きもちーか?」
足がガクガクと震えている。先輩はまだ、俺の腹を撫で続けている。腹と手のひらが擦れるたび、腰が震えて前に大きく突き出してしまう。
じゅうううううううううううううう…じゅっじゅぃっじゅいいっ…
「…ぁ、っ、」
「おっ…と、」
水流が止まった瞬間、膝が抜けて先輩に支えられる。
「足ガクガクじゃん。相当我慢してただろ」
「…う…あ、手、きたない、」
先輩の右手が俺の汚いモノを持ってたせいか、水滴が付いている。
「ごめ、なさい、」
「いいよ。洗えばいいだけだし。それより立てそう?」
未だ震えが止まらない足を叱責して何とか立つ。頭がぼーっとして、火照って怠い。
「これ明日熱出るんじゃね?腹ん中変な感じないか?」
ズボンもパンツも自分であげるべきなのに。先輩が紐を括るところまでしてくれた。
「ははっお前泣きすぎ。試合負けた時より泣いてんじゃねーの?」
だって。こんな醜態さらして、先輩にも迷惑かけて。
「…いわないで、」
「言わない言わない。ほら帰るぞ」
上着を被せられ、手首を掴まれ引っ張られる。
「明日熱出るかもなー」
いまだ止まらない涙見て先輩は、まだ泣いてんの?と笑った。
お腹はパンパンで痛くて、きゅうきゅうとした疼きは息をするたびに揺れて、溢れてしまいそうで。
足が冷たい。手も、頬も全部。1人。日も暮れかけている。泣きそうになった。いつもは走っているから体が暖まっているけど、単純にジャージは風をよく通す。ただでさえ教室でおしっこしたくなった時、大変だったのにこんな所でしたくなるとか詰んでいる。
動けなくて前を押さえてしゃがむ。こんなことをしても時間の問題って分かってる。でもこれ以上動いたら出てしまう。それに寒くて仕方がない。
「…も…やだ…」
先輩、もう学校居るだろうな。
ぽろりと涙がこぼれた。出したい。お腹痛い。パツパツのお腹が苦しい。寒い。
ふと、遠くから足音が聞こえることに気づいた。地面を蹴る音が段々と近づいてゆき、自分の目の前で止まる。
「大丈夫?」
あ、先輩だ。理解すると同時に喉の奥が痙攣して、涙が2滴こぼれた。
「腹痛い?」
違う。
「しんどくなっちゃった?」
違う。
「とりあえず戻るか。歩けそう?」
背中を柔くさすられて、全身が鳥肌立った。自然と手に込める力が強くなり、申し訳程度に太ももを寄せる。
だめ、漏れる。
「といれ、いきたく…て…」
恥ずかしい。体調不良でも怪我でもなくて、ただの尿意。
「がまん、できなくて、」
わざわざ迎えに来てくれた先輩はどう思っているのだろう。小さい子供じゃないんだからと呆れているだろうか。
「んー、この辺トイレないからなー…ここでしちまえ」
「え、」
こんな、誰が通るか分かんないところで?そりゃあまり人通りが多くない場所だ。でも、草や木が生い茂っている向こうは普通に住宅街だし、車だって通るかもしれない。
「まあ暗くなってきたし見えねえだろ。俺が見張っててやるから。早くしてこい」
これ以上おしっこがこぼれないよう、恐る恐る立ち上がり、先輩が見ているのにも関わらず前をキツく握りしめ、お尻を浮かせながら歩く。
「っ、で、でる、」
今から出来る、そう思っただけで下腹がきゅうう、と疼く。一瞬、手が温かくなるのを感じた。先端から少しずつ出ているのにも構わず、ズボンの紐をとり、前を出す。
「ぁ~、っっ!!」
出口がブルブルと震え、ちょろ…といつもより太い水流を感じた。
でる、そう思った。なのに。
「………ぁ……………れ…………?」
まだまだおしっこは溜まっている。なのに、少し出ただけですぐに止まってしまう。
まだお腹はずくずくしていて、気持ち悪い。まだしたい。なのに。
早くしないと。誰か来るかもなのに。息が浅くなって、心臓がドキドキして。早く早く、そうやって力を込めるのに、全然出てこない。
「おわったーーーー?」
遠くで先輩の声がする。あれ、何分経ったっけ。全然スッキリしてないのに。でも、待たせてる。早くしなきゃ。
先輩が近づいてくるのが分かったから、咄嗟にズボンを上げた。
「せんぱ、」
「間に合った?」
「は…い、」
「んじゃ、帰るか。走れそ?」
「ぁ、はい、」
言えばよかったって後悔した。おしっこまだ出てないって。でももう日も暮れかけて、先輩たちも学校で待っている。一歩踏み出すたびに水面が揺れる気がして、気が気でない。しゃがみたい。走れない。おしっこ。おしっこおしっこおしっこおしっこ。
(おしっこぉ…っ、)
「お前、ケータイ持って行っとけよ?心配したんだから」
「は、ぃ、」
でる。漏れる。前を向いている先輩に隠れて前をギュッと握る。
「ぁ、ぅ、」
したいしたいしたいしたい。膀胱の中がかき混ぜられて出口に向かって暴れている。
あ、出る。
「んっ、っふぅ」
立ち止まり、ぎゅううううう、と前をつねる。お腹に力を入れているのか、入れていないのか。
3歩その場でステップを踏み、何度も何度も屈伸を繰り返す。大して走っていないのに息が苦しい。
「お前…さっき小便したろ。何、まだしたいの」
「っ、ぜんぶ、でない、」
「おま、それを早よ言え!、こっち、」
腕を引っ張られ、またじゅぅ…と手のひらに温かさが広がった。
道の端に連れて行かれ、手を無理矢理剥がされる。
「せんぱ、でてる、ぁ、」
じゅぅ…じゅぅ…と断続的に服を濡らす。
「もうちょい我慢しろ、ほらいいぞ」
一気にズボンとパンツを剥がされ、チンコが揺れながら、まとわりついた水滴を垂らしながら外気に触れる。
「~~~っっっ、」
じょおぉ…じょ…じょ…
股間の部分だけがしつこく濡れたズボンもパンツを露わにしながら。先輩が汚れたチンコを持っている。
恥ずかしくて、惨めで消えたくなった。なのに、腹の中は一向にスッキリしないまま、弱い水流のままチョロチョロと断続的に流れるだけ。
何で。早く出ろよ。もう顔はびしょびしょに濡れて、息も引き攣っている。パニックだった。
「我慢しすぎて腹ん中おかしくなったんじゃねーの?」
腹、触っていいか?と言われ、首を縦に振った。
「んぅ、」
先輩の冷たい指先が腹に触れて一層、したい欲が高まって鳥肌がたった。
「焦って出そうとすんな。ゆっくりで良いから」
おしっこしたい。はやく。じゅ…じゅぅ…と腹の中の十分の一が未だ出続けている。
「力入れるな。ゆーっくり。な?」
じゅ…じゅぅ…じゅぅう…
「でな、せんぱ、でない、」
「出てる。腹ぱんぱんじゃん。体もびっくりしてんだよ。んー…あ、あった」
お腹から手が離れたと思ったら、温かい感触を覚えた。
「カイロ。あったかいだろ」
「ぁ、う…」
冷えた腹が温まってじんわりする。
「よし、手もあったまった」
手のひらが、下腹部に触れる。
「ぁっ、」
上下にゆっくりと移動して、くすぐったいと同時に出したくてしょうがない。ムズムズとお腹が今まで以上に揺れて、もう。
人差し指がトントンと膀胱を叩いた。
「あ、…」
じゅっっっ…じゅぅ…
先輩の指が先端を軽く擦る。先がブルリと大きく震えた心地がした。
じゅううっ、じゅっっじゅううううう…
「っ、ぁ、」
「お、よかった。出たな」
「っ~~、ぁ、」
出てる。いっぱいでてる。頭の中はそれしか考えられない。おしっこってこんなに気持ちよかったっけ。こんなに体の力、抜けたっけ。
「きもちーか?」
足がガクガクと震えている。先輩はまだ、俺の腹を撫で続けている。腹と手のひらが擦れるたび、腰が震えて前に大きく突き出してしまう。
じゅうううううううううううううう…じゅっじゅぃっじゅいいっ…
「…ぁ、っ、」
「おっ…と、」
水流が止まった瞬間、膝が抜けて先輩に支えられる。
「足ガクガクじゃん。相当我慢してただろ」
「…う…あ、手、きたない、」
先輩の右手が俺の汚いモノを持ってたせいか、水滴が付いている。
「ごめ、なさい、」
「いいよ。洗えばいいだけだし。それより立てそう?」
未だ震えが止まらない足を叱責して何とか立つ。頭がぼーっとして、火照って怠い。
「これ明日熱出るんじゃね?腹ん中変な感じないか?」
ズボンもパンツも自分であげるべきなのに。先輩が紐を括るところまでしてくれた。
「ははっお前泣きすぎ。試合負けた時より泣いてんじゃねーの?」
だって。こんな醜態さらして、先輩にも迷惑かけて。
「…いわないで、」
「言わない言わない。ほら帰るぞ」
上着を被せられ、手首を掴まれ引っ張られる。
「明日熱出るかもなー」
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