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第二章 ノーカウントパンチ
第二十話 意味のない鍵
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結局、わたしたちに料理がふるまわれることはなかった。追加のパンすら貰っていない。
食事が終わると坊ちゃんたちは、ごちそうさまのお祈りをして、バラバラに出て行った。
坊ちゃんが向かった先は、わたしたちの部屋だった。坊ちゃんは自分の部屋に入り、わたしの部屋との間の扉を、固く閉じた。
(え? わたしはどうしたらいいの?)
扉の前でしばらく待ってみたけれど、出てくる気配もわたしを呼ぶ様子もない。
扉に鍵がかかっているわけではないので、簡単に開けられるけれど、勝手に開けたら怒られそうだ。
(何をすればいいのかわからないけど、研修とかないのかな?)
何もわからないのが、二番目に困る。一番困るのは、人と話さなければならなくなることだ。
人と話す機会を減らすためにも、仕事内容は覚えておきたい。困るたびに人に聞くなんて、わたしには難しすぎる。
(困ってたら先輩のメイドさんたちも話しかけてきそうだし、そういう状況はなるべく避けたい)
素性を隠したいとかではなく、わたしの精神衛生を守るために。
(どこかにマニュアルとかないかな?)
机の引き出しを開けてみたけれど、中には何も入っていない。この部屋で他に物がしまえそうな所は、ロッカーだけだ。
昨日、お金類を入れたときには制服しか見かけなかったような気がする。けれど他にやることもないので、わたしは鍵を開けた。
相変わらず、小さな鍵なのにひねるのに力がいる。音だって立派な錠前を開いたみたいに、無駄に大きい。
それに引き換え、ロッカーの戸自体はとても軽かった。
ロッカーの中には、苔色のワンピースしか入っていない。
「あれ?」
昨日しまったはずの、お金の袋とスマホと財布がなかった。
ワンピースを取り出してみると、完全に空のロッカーだ。死角に隠れてしまっているわけでもない。
(え? もしかして、盗まれた?)
わたしが持ち出していないのに、物が無くなったのだ。間違いない。
(鍵ってわたし以外も持ってるの?)
マスターキーがあったりするのはわかる。でもそれはきっと、この家の主人か黒ドレスさんあたりが持っている。
その二人が犯人なら、わたしの荷物を部屋に運び込んだ時点で盗んでいるはずだ。黒ドレスさんに限っては、いくらでも盗むタイミングはあった。
(犯人は他にいるはず。このお屋敷に外部の人が入ったとも考えにくいし、きっと内部犯だよね。あと、お金以外もなくなってるのも、ちょっと気になる)
ロッカーにはお金の他に、スマホと財布も入っていた。財布に入っていたのは元の世界のお金だし、スマホもこの世界の人からすれば価値なんてないはずだ。
それらを盗む理由は――
(嫌がらせ……かな)
一番に頭に浮かんだのがそれだった。なぜなら、やられた経験があったからだ。
制服が手つかずなのは、わたしの私物ではなく、お屋敷からの貸し出しだからだろう。ジャージをロッカーではなく、アタッシュケースに入れておいてよかった。
(ん? でも、どうしてアタッシュケースは無事なんだろう?)
机の上に置きっぱなしになっていたアタッシュケースは、そのまま置いてあった。これが無くなっていたら、部屋に入った瞬間に気づいていただろう。
(これを持ち運ぶと、目立つから手を付けなかったのかな?)
なんにせよ、部屋から離れるときは持ち歩いたほうがよさそうだ。
(犯人も見つけたいけど、今はお巡りさんみたいに便乗できる人もいないしなぁ)
今思えば、事件の捜査をしていて、わたしがついていっても文句を言わないお巡りさんは、とても都合のいい相棒だった。
そんな人が、そうそういるとは思えない。
(とりあえず頼れそうなのは、黒ドレスさんかな?)
どうにかして察して貰えないかと考えながら、一応アタッシュケースの中を確認した。
映写機やアニメの制作キットは無事だし、ジャージのポケットに二枚の金貨も入ったままだ。
近くの窓から、トゲトゲ屋根の街並みが見えた。
(この窓も侵入口になったりするかな?)
窓を開いて外側を確認すると、煉瓦造りの外壁が垂直に立っているだけで、足場になりそうなところはない。
この窓から侵入するのは不可能に思えた。
(ここは異世界だから、わたしの常識を超えることが起きても不思議じゃないけど)
見下ろすと、昨日使った門と広い庭が見える。
庭には人影があった。
同系色なのに、芝生とは一切なじまない苔色のワンピースと、それに寄り添う明るい黄色の小さなドレスだ。
その組み合わせが三つ、門から続く道を挟むように点在していた。
(食堂で会った子供たちと、ナースメイドさんたちだ。そういえば、昨日わたしがここに着いたときも、あのへんで遊んでたっけ?)
子供同士を遊ばせている感じではなく、一人で遊んでいる子供に、ナースメイドが寄り添っているようだ。
眺めていると、お人形ちゃんがわたしに気づいて無垢なメイドさんの後ろへと隠れた。そして左側から頭だけをちょこんとのぞかせて、小さく手を振る。
(やっぱかわいいなぁ)
わたしが手を振り返すと、無垢なメイドさんも手を振り返した。姉御ちゃんもそれに気づいたようで、大きく手を振ってくる。その近くにいる眠気メイドさんも、気付いているみたいだけれど、こちらをちらりと見るだけだった。
猫目メイドさんと姫ちゃんは気づいていないのか、黙々と何かを編んでいる。
(この中に、泥棒に入った人はいないといいな)
一応同僚になるわけだし、泥棒をする人に子供を見てほしくない。
一度、泥棒のことを頭から追い出して、先輩たちの仕事ぶりを観察する。
(子供と遊んでいるだけにしか見えないんだけど。わたしも坊ちゃんと遊んだほうがいいのかな?)
もし門のところで遊ばないといけないのなら、坊ちゃんを連れ出さないといけない。
(絶対無理でしょ……)
ダメ元で、ドアを指の関節で小突くようにノックする。
案の定、反応はない。
もう一度、今度は握った手で太鼓を鳴らすつもりでドアを叩く。
聞こえないということは絶対に無いはずなのに、返事一つない。
(引きこもりの娘を持つ母親って、こんな気分なのかな)
物言わぬ扉は、消したばかりのテレビみたいでなんだか寂しかった。
(どうしよう。放っておこうかな)
他人の部屋というだけで、わたしにとっては立ち入り禁止の張り紙を貼られているのと同じだ。
(でも、このまま何もしないで、追い出されたらさすがにまずいし……とりあえず様子だけ見れないかな)
深呼吸して、音が鳴らないように、ゆっくり扉を開けた。
にもかかわらず、猫の悲鳴のような音が部屋に響き渡る。
(やば……)
扉を開けたのは確実にバレた。でも扉を止めると、部屋は何もなかったかのよに静まり返っている。
(あれ? もしかして坊ちゃんいない? またわたしに気付かれずに――)
木琴を子供がふざけて叩いたような音が四回鳴った。
(え? 何の音?)
頭だけ中に入れて見回すと、左手前の隅に坊ちゃんが座っていた。膝くらいの高さの台を前に置き、チェスの駒のようなものを動かしている。
わたしの方をちらりと見たけれど、テレビCMでも見たかのように、興味なさげに台へと視線を戻す。
(何も言わなかったってことは、入ってもいいってことかな?)
もしかしたら、ナースメイドが子供の部屋に入るのは普通なのかもしれない。
わたしが部屋に入って近寄っても、坊ちゃんは台の上を眺めていた。
(これ、ゲームだよね?)
坊ちゃんは思いだしたかのように駒に触れ、その駒とは別の物を台から拾った。そして台の端に置かれた、おみくじの振るやつみたいな木箱の中に、上から入れる。
木琴のような音が四回鳴った。
(これの音だったんだ)
箱の下から石ころサイズの、水晶の原石みたいな物が転がり出てきた。坊っちゃんはさっき触れた駒を右に三つだけ動かす。
台は将棋の盤のようになっていて、十一×十一のマス目が引かれていた。駒の数はぱっと見では数えられなかったけれど、これも将棋に匹敵する数があるように見える。
駒の色は赤と黒に分かれていた。箱に入れていた石ころも、いびつなくせに全く同じ形の物が、二つ転がっている。
(絶対に二人で遊ぶゲームだよね?)
坊っちゃんの対面には誰も座っていない。一人で二色の駒を交互に動かしているのだ。じっと見ていても、わたしを対面に座らせようとはしない。
(ルールとかわからないし、当然だよね)
わたしはじっと眺めることしかできなかった。
食事が終わると坊ちゃんたちは、ごちそうさまのお祈りをして、バラバラに出て行った。
坊ちゃんが向かった先は、わたしたちの部屋だった。坊ちゃんは自分の部屋に入り、わたしの部屋との間の扉を、固く閉じた。
(え? わたしはどうしたらいいの?)
扉の前でしばらく待ってみたけれど、出てくる気配もわたしを呼ぶ様子もない。
扉に鍵がかかっているわけではないので、簡単に開けられるけれど、勝手に開けたら怒られそうだ。
(何をすればいいのかわからないけど、研修とかないのかな?)
何もわからないのが、二番目に困る。一番困るのは、人と話さなければならなくなることだ。
人と話す機会を減らすためにも、仕事内容は覚えておきたい。困るたびに人に聞くなんて、わたしには難しすぎる。
(困ってたら先輩のメイドさんたちも話しかけてきそうだし、そういう状況はなるべく避けたい)
素性を隠したいとかではなく、わたしの精神衛生を守るために。
(どこかにマニュアルとかないかな?)
机の引き出しを開けてみたけれど、中には何も入っていない。この部屋で他に物がしまえそうな所は、ロッカーだけだ。
昨日、お金類を入れたときには制服しか見かけなかったような気がする。けれど他にやることもないので、わたしは鍵を開けた。
相変わらず、小さな鍵なのにひねるのに力がいる。音だって立派な錠前を開いたみたいに、無駄に大きい。
それに引き換え、ロッカーの戸自体はとても軽かった。
ロッカーの中には、苔色のワンピースしか入っていない。
「あれ?」
昨日しまったはずの、お金の袋とスマホと財布がなかった。
ワンピースを取り出してみると、完全に空のロッカーだ。死角に隠れてしまっているわけでもない。
(え? もしかして、盗まれた?)
わたしが持ち出していないのに、物が無くなったのだ。間違いない。
(鍵ってわたし以外も持ってるの?)
マスターキーがあったりするのはわかる。でもそれはきっと、この家の主人か黒ドレスさんあたりが持っている。
その二人が犯人なら、わたしの荷物を部屋に運び込んだ時点で盗んでいるはずだ。黒ドレスさんに限っては、いくらでも盗むタイミングはあった。
(犯人は他にいるはず。このお屋敷に外部の人が入ったとも考えにくいし、きっと内部犯だよね。あと、お金以外もなくなってるのも、ちょっと気になる)
ロッカーにはお金の他に、スマホと財布も入っていた。財布に入っていたのは元の世界のお金だし、スマホもこの世界の人からすれば価値なんてないはずだ。
それらを盗む理由は――
(嫌がらせ……かな)
一番に頭に浮かんだのがそれだった。なぜなら、やられた経験があったからだ。
制服が手つかずなのは、わたしの私物ではなく、お屋敷からの貸し出しだからだろう。ジャージをロッカーではなく、アタッシュケースに入れておいてよかった。
(ん? でも、どうしてアタッシュケースは無事なんだろう?)
机の上に置きっぱなしになっていたアタッシュケースは、そのまま置いてあった。これが無くなっていたら、部屋に入った瞬間に気づいていただろう。
(これを持ち運ぶと、目立つから手を付けなかったのかな?)
なんにせよ、部屋から離れるときは持ち歩いたほうがよさそうだ。
(犯人も見つけたいけど、今はお巡りさんみたいに便乗できる人もいないしなぁ)
今思えば、事件の捜査をしていて、わたしがついていっても文句を言わないお巡りさんは、とても都合のいい相棒だった。
そんな人が、そうそういるとは思えない。
(とりあえず頼れそうなのは、黒ドレスさんかな?)
どうにかして察して貰えないかと考えながら、一応アタッシュケースの中を確認した。
映写機やアニメの制作キットは無事だし、ジャージのポケットに二枚の金貨も入ったままだ。
近くの窓から、トゲトゲ屋根の街並みが見えた。
(この窓も侵入口になったりするかな?)
窓を開いて外側を確認すると、煉瓦造りの外壁が垂直に立っているだけで、足場になりそうなところはない。
この窓から侵入するのは不可能に思えた。
(ここは異世界だから、わたしの常識を超えることが起きても不思議じゃないけど)
見下ろすと、昨日使った門と広い庭が見える。
庭には人影があった。
同系色なのに、芝生とは一切なじまない苔色のワンピースと、それに寄り添う明るい黄色の小さなドレスだ。
その組み合わせが三つ、門から続く道を挟むように点在していた。
(食堂で会った子供たちと、ナースメイドさんたちだ。そういえば、昨日わたしがここに着いたときも、あのへんで遊んでたっけ?)
子供同士を遊ばせている感じではなく、一人で遊んでいる子供に、ナースメイドが寄り添っているようだ。
眺めていると、お人形ちゃんがわたしに気づいて無垢なメイドさんの後ろへと隠れた。そして左側から頭だけをちょこんとのぞかせて、小さく手を振る。
(やっぱかわいいなぁ)
わたしが手を振り返すと、無垢なメイドさんも手を振り返した。姉御ちゃんもそれに気づいたようで、大きく手を振ってくる。その近くにいる眠気メイドさんも、気付いているみたいだけれど、こちらをちらりと見るだけだった。
猫目メイドさんと姫ちゃんは気づいていないのか、黙々と何かを編んでいる。
(この中に、泥棒に入った人はいないといいな)
一応同僚になるわけだし、泥棒をする人に子供を見てほしくない。
一度、泥棒のことを頭から追い出して、先輩たちの仕事ぶりを観察する。
(子供と遊んでいるだけにしか見えないんだけど。わたしも坊ちゃんと遊んだほうがいいのかな?)
もし門のところで遊ばないといけないのなら、坊ちゃんを連れ出さないといけない。
(絶対無理でしょ……)
ダメ元で、ドアを指の関節で小突くようにノックする。
案の定、反応はない。
もう一度、今度は握った手で太鼓を鳴らすつもりでドアを叩く。
聞こえないということは絶対に無いはずなのに、返事一つない。
(引きこもりの娘を持つ母親って、こんな気分なのかな)
物言わぬ扉は、消したばかりのテレビみたいでなんだか寂しかった。
(どうしよう。放っておこうかな)
他人の部屋というだけで、わたしにとっては立ち入り禁止の張り紙を貼られているのと同じだ。
(でも、このまま何もしないで、追い出されたらさすがにまずいし……とりあえず様子だけ見れないかな)
深呼吸して、音が鳴らないように、ゆっくり扉を開けた。
にもかかわらず、猫の悲鳴のような音が部屋に響き渡る。
(やば……)
扉を開けたのは確実にバレた。でも扉を止めると、部屋は何もなかったかのよに静まり返っている。
(あれ? もしかして坊ちゃんいない? またわたしに気付かれずに――)
木琴を子供がふざけて叩いたような音が四回鳴った。
(え? 何の音?)
頭だけ中に入れて見回すと、左手前の隅に坊ちゃんが座っていた。膝くらいの高さの台を前に置き、チェスの駒のようなものを動かしている。
わたしの方をちらりと見たけれど、テレビCMでも見たかのように、興味なさげに台へと視線を戻す。
(何も言わなかったってことは、入ってもいいってことかな?)
もしかしたら、ナースメイドが子供の部屋に入るのは普通なのかもしれない。
わたしが部屋に入って近寄っても、坊ちゃんは台の上を眺めていた。
(これ、ゲームだよね?)
坊ちゃんは思いだしたかのように駒に触れ、その駒とは別の物を台から拾った。そして台の端に置かれた、おみくじの振るやつみたいな木箱の中に、上から入れる。
木琴のような音が四回鳴った。
(これの音だったんだ)
箱の下から石ころサイズの、水晶の原石みたいな物が転がり出てきた。坊っちゃんはさっき触れた駒を右に三つだけ動かす。
台は将棋の盤のようになっていて、十一×十一のマス目が引かれていた。駒の数はぱっと見では数えられなかったけれど、これも将棋に匹敵する数があるように見える。
駒の色は赤と黒に分かれていた。箱に入れていた石ころも、いびつなくせに全く同じ形の物が、二つ転がっている。
(絶対に二人で遊ぶゲームだよね?)
坊っちゃんの対面には誰も座っていない。一人で二色の駒を交互に動かしているのだ。じっと見ていても、わたしを対面に座らせようとはしない。
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