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第1章
魔法
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会場の雰囲気が戻ってきたのを感じ、ミルラと共に戻った。
はじの席に座るとミルラが俺の上に座ってきた。急なデレに少し驚いたが、やっと心を開いてくれたと思い、嬉しく感じた。
「いったでしょ?僕はわがままだって」
ほんのり耳を赤くしながらミルラは勝ち誇ったような顔をしている。子供っぽくて可愛いな。
「全然いいよ!俺ができることは何でもするよ」
「...。はあ、少しぐらい照れなよ...」
ミルラはそう言いながら顔を赤くした。多分俺を揶揄おうとしたのだろう。しかし、気に入ってはくれたのか俺に座ったままでいる。
最初まじで無理だと思ったけど、よかったー。口悪いガキかと思ったけど、案外可愛いな。
ミルラを落とさないように、抱き寄せながら考えた。
本人が言ってる感じ、今まで友達を作ろうともしてなかったらしい。つまり俺が初めての友達ということ!なんやかんやで嬉しいな。
特にすることもないのでミルラとずっと喋っていた。ミルラが時々笑ってくれるようになった。
すると中央らへんから、歓声が聞こえた。遠くで見えないが第二王子がきたらしい。さっき顔を見たが、イケメンではあるが人に興味がなさそうで感じ悪そうだったから多分俺は苦手ないタイプだ。
ミルラも同じようで興味がなさそうだからそのままミルラとしゃべっていることにした。
これといったこともなく時間が経ち3時となった。茶会自体は3時でおわりだ。すでに何人か帰っていくのが見えた。
父さんを探すと保護者の集団の外側でこちらをチラチラ見てるのが見えた。父さん的にもそろそろかえりたいのだろう。
父さんの方を見てると父さんともう1人白髪の男性がこっちに近づいてきた。
「あれが僕のパパだよ」
第二王子の挨拶の時にチラッと見たが、改めて見るとミルラと同様にイケメンだ。白い髪を肩まで伸ばし、綺麗に整えられていた。ミルラより少し表情が優しい気がする。俺の父さんより少し年上だと思う。
「ミルラ、そろそろ帰るぞ。君がカイル君だね?ミルラの父のバイパー・ユーグリだ、気軽にバイパーさんと呼んでくれ。うちの息子と仲良くしてくれたみたいだね。うちの息子は少し気が難しいから今回のお茶会もずっと1人だとおもってた、まさかこんなに仲良くなってくれるとは」
「い、いえ。こちらこそミルラ、さま?と仲良くなることができてよかったです...」
「はは、息子の友達なんだ、そんなことで何か言わないよ。ミルラでいいよ。これからもうちの息子をよろしくね。ほら、ミルラ帰るよ」
「はーい」
そういうとミルラは俺から離れバイパーさんの元へ行った。太ももの上の温もりが消え少し寂しく感じた。
「手紙でも送るから、また遊んであげる」
「うん!」
ミルラから遊びに誘ってくれるらしい。素直に嬉しい。
手を振ると、少し照れたように手を振ってくれた。
「カイン、私たちも帰るぞ」
「はい!お父様」
父さんと一緒に王城を出ると、目の前に馬車があった。ユンゲルも乗っている。今度は自分で馬車に乗り込み、行きと同じように父さんと向かい合うように座った。
「ユンゲル、迎えありがとうね」
「もちろんでございます。カイン様、ご友人はできましたかな?」
「うん!だいぶ仲良くなれたと思う」
ユンゲルは嬉しそうな表情をし、前を向いた。馬車はゆっくり動き出した。すると父が真剣な表情で話しかけてきた。
「ユーグリ家のご子息と仲良くできたようだね」
「うん!ミルラも俺が初めての友達って言ってたよ!」
「よかったな。ただ公共の場であんな触れ合いは避けたほうがいい」
?、ミルラが俺の足の上に座っていたことについてかな?
「身分が違うから?」
「
ああ、それもある。ただ1番は、ユーグリ家だからだ。ユーグリ家は代々魔法でトップを勝ち取ってる家だ」
魔法?え?あるの?考えてみれば、目が覚めてからあまり見てないだけで普通に可能性はあった。
「魔法って父さんも使えるの?僕は?」
「基本的に貴族はみんな魔力を持って生まれる。僕もそうだ。そして母さんも同じく魔力を持ってる。その間の子供のカインだったら、貴族の中でも魔力の量はいいほうなんじゃないか?もちろん父さんも魔法は使えるぞ」
つまり魔法が使えるってこと!?やばい、超楽しみ。
「魔力の精密な量はわからないが、基本的に魔法を習っていく上でなんとなくわかってくる。10歳の入学前に魔力の性質を検査する。その時までは基本的に魔法は使っちゃダメだ」
「そっかー、3年後かー」
すぐに使えないのはガッカリだな。
「しかし、唯一生まれながらに魔法の使用が許可され、王国に貢献してるのがユーグリ家だ。ユーグリ家のものは特別で固有魔法という特別な魔法を持ってる。現時点で固有魔法を持ってるのはユーグリ家と第一王子、第二王子、騎士団長だけだ。ミルラの父親、バイパー様の魔法の実力は王国騎士団長と並ぶと言われてる」
固有魔法?良く異世界にある奴だよね?そんなに持ってる人少ないんだ...おれはどうなんだろう?まだ使えないっていう可能性に期待するか
ていうか、あんな優しそうな人がこの王国で1位2位を争う強さってこと!?体も細かったし弱そうだったけどな...。
「そしてミルラはその歴代のユーグリ家の中でもトップを誇る魔力量だ。かつてない天才と言われてる」
え?ミルラが?まじか、やっぱり転生補正がかかってるかはわからないけど、こんな運良く大天才が生まれるものかな?
「ユーグリ家は今伯爵家となっているが、実際は侯爵家とほぼ同じ立場みたいなものだ。ただ伯爵家なのは都合がいいからだ。侯爵ともなると他の侯爵との繋がりは必要不可欠になるからだ」
...。今の説明全部侯爵だよな?公爵との違いがわからん。
「その分ユーグリ家は周りから妬まれやい。実際、過去にはミルラは誘拐未遂に何度かあった」
「えっ?大丈夫だったの?」
「ああ、基本的にバイパー様がミルラの近くいたからな。1人のところを誘拐というよりは、集団でバイパー様と共に襲うことしかなかった。しかし、全て返り討ちにあったらしい」
まじか、めっちゃ強いじゃん。そんな素ぶり全くなかったけど?
「ミルラはそういうこともあって警戒心が他の貴族よりも強い。そのせいもあって、自分と同い年の子供でもキツく当たるようになってしまった」
最初にあんな敵意剥き出しだったのにも理由ちゃんとあったんだな...
「しかし、今日お前はそのミルラと仲良くなった。あんなことをするぐらいな」
「?、いいことじゃない?」
「悪いことではない。ただお前が思ってる以上にお前とミルラの話は広がってる。私も他の貴族たちが話してるのが聞こえた。『物好き伯爵家のご子息がどこかの男爵家と関係を持った』とな」
ミルラと俺のことか、関係を持った?男同士なのに?
「でもミルラと俺は男同士だよ?」
「今どき同性婚は普通だ。ただ伯爵家ともなると、その先の子孫が、という話だろう」
え?この世界同性婚ありなんだ。結構珍しくない?え、ということは俺とミルラがそう見られたってこと?うわあ、なんか申し訳ないな
「カイン、お前がどう思ってるかは聞かないが、人前ではできるだけ避けるようにしなさい。今どき、どんな噂が広まってもおかしくない。ミルラに迷惑をかけるかもしれない」
「わかったよ、父さん」
ミルラはどう思ってるんだろう?あんまりそういうこと気にしなさそうだけど。今度ミルラと会った時遠回しに聞いてみるかな?
はじの席に座るとミルラが俺の上に座ってきた。急なデレに少し驚いたが、やっと心を開いてくれたと思い、嬉しく感じた。
「いったでしょ?僕はわがままだって」
ほんのり耳を赤くしながらミルラは勝ち誇ったような顔をしている。子供っぽくて可愛いな。
「全然いいよ!俺ができることは何でもするよ」
「...。はあ、少しぐらい照れなよ...」
ミルラはそう言いながら顔を赤くした。多分俺を揶揄おうとしたのだろう。しかし、気に入ってはくれたのか俺に座ったままでいる。
最初まじで無理だと思ったけど、よかったー。口悪いガキかと思ったけど、案外可愛いな。
ミルラを落とさないように、抱き寄せながら考えた。
本人が言ってる感じ、今まで友達を作ろうともしてなかったらしい。つまり俺が初めての友達ということ!なんやかんやで嬉しいな。
特にすることもないのでミルラとずっと喋っていた。ミルラが時々笑ってくれるようになった。
すると中央らへんから、歓声が聞こえた。遠くで見えないが第二王子がきたらしい。さっき顔を見たが、イケメンではあるが人に興味がなさそうで感じ悪そうだったから多分俺は苦手ないタイプだ。
ミルラも同じようで興味がなさそうだからそのままミルラとしゃべっていることにした。
これといったこともなく時間が経ち3時となった。茶会自体は3時でおわりだ。すでに何人か帰っていくのが見えた。
父さんを探すと保護者の集団の外側でこちらをチラチラ見てるのが見えた。父さん的にもそろそろかえりたいのだろう。
父さんの方を見てると父さんともう1人白髪の男性がこっちに近づいてきた。
「あれが僕のパパだよ」
第二王子の挨拶の時にチラッと見たが、改めて見るとミルラと同様にイケメンだ。白い髪を肩まで伸ばし、綺麗に整えられていた。ミルラより少し表情が優しい気がする。俺の父さんより少し年上だと思う。
「ミルラ、そろそろ帰るぞ。君がカイル君だね?ミルラの父のバイパー・ユーグリだ、気軽にバイパーさんと呼んでくれ。うちの息子と仲良くしてくれたみたいだね。うちの息子は少し気が難しいから今回のお茶会もずっと1人だとおもってた、まさかこんなに仲良くなってくれるとは」
「い、いえ。こちらこそミルラ、さま?と仲良くなることができてよかったです...」
「はは、息子の友達なんだ、そんなことで何か言わないよ。ミルラでいいよ。これからもうちの息子をよろしくね。ほら、ミルラ帰るよ」
「はーい」
そういうとミルラは俺から離れバイパーさんの元へ行った。太ももの上の温もりが消え少し寂しく感じた。
「手紙でも送るから、また遊んであげる」
「うん!」
ミルラから遊びに誘ってくれるらしい。素直に嬉しい。
手を振ると、少し照れたように手を振ってくれた。
「カイン、私たちも帰るぞ」
「はい!お父様」
父さんと一緒に王城を出ると、目の前に馬車があった。ユンゲルも乗っている。今度は自分で馬車に乗り込み、行きと同じように父さんと向かい合うように座った。
「ユンゲル、迎えありがとうね」
「もちろんでございます。カイン様、ご友人はできましたかな?」
「うん!だいぶ仲良くなれたと思う」
ユンゲルは嬉しそうな表情をし、前を向いた。馬車はゆっくり動き出した。すると父が真剣な表情で話しかけてきた。
「ユーグリ家のご子息と仲良くできたようだね」
「うん!ミルラも俺が初めての友達って言ってたよ!」
「よかったな。ただ公共の場であんな触れ合いは避けたほうがいい」
?、ミルラが俺の足の上に座っていたことについてかな?
「身分が違うから?」
「
ああ、それもある。ただ1番は、ユーグリ家だからだ。ユーグリ家は代々魔法でトップを勝ち取ってる家だ」
魔法?え?あるの?考えてみれば、目が覚めてからあまり見てないだけで普通に可能性はあった。
「魔法って父さんも使えるの?僕は?」
「基本的に貴族はみんな魔力を持って生まれる。僕もそうだ。そして母さんも同じく魔力を持ってる。その間の子供のカインだったら、貴族の中でも魔力の量はいいほうなんじゃないか?もちろん父さんも魔法は使えるぞ」
つまり魔法が使えるってこと!?やばい、超楽しみ。
「魔力の精密な量はわからないが、基本的に魔法を習っていく上でなんとなくわかってくる。10歳の入学前に魔力の性質を検査する。その時までは基本的に魔法は使っちゃダメだ」
「そっかー、3年後かー」
すぐに使えないのはガッカリだな。
「しかし、唯一生まれながらに魔法の使用が許可され、王国に貢献してるのがユーグリ家だ。ユーグリ家のものは特別で固有魔法という特別な魔法を持ってる。現時点で固有魔法を持ってるのはユーグリ家と第一王子、第二王子、騎士団長だけだ。ミルラの父親、バイパー様の魔法の実力は王国騎士団長と並ぶと言われてる」
固有魔法?良く異世界にある奴だよね?そんなに持ってる人少ないんだ...おれはどうなんだろう?まだ使えないっていう可能性に期待するか
ていうか、あんな優しそうな人がこの王国で1位2位を争う強さってこと!?体も細かったし弱そうだったけどな...。
「そしてミルラはその歴代のユーグリ家の中でもトップを誇る魔力量だ。かつてない天才と言われてる」
え?ミルラが?まじか、やっぱり転生補正がかかってるかはわからないけど、こんな運良く大天才が生まれるものかな?
「ユーグリ家は今伯爵家となっているが、実際は侯爵家とほぼ同じ立場みたいなものだ。ただ伯爵家なのは都合がいいからだ。侯爵ともなると他の侯爵との繋がりは必要不可欠になるからだ」
...。今の説明全部侯爵だよな?公爵との違いがわからん。
「その分ユーグリ家は周りから妬まれやい。実際、過去にはミルラは誘拐未遂に何度かあった」
「えっ?大丈夫だったの?」
「ああ、基本的にバイパー様がミルラの近くいたからな。1人のところを誘拐というよりは、集団でバイパー様と共に襲うことしかなかった。しかし、全て返り討ちにあったらしい」
まじか、めっちゃ強いじゃん。そんな素ぶり全くなかったけど?
「ミルラはそういうこともあって警戒心が他の貴族よりも強い。そのせいもあって、自分と同い年の子供でもキツく当たるようになってしまった」
最初にあんな敵意剥き出しだったのにも理由ちゃんとあったんだな...
「しかし、今日お前はそのミルラと仲良くなった。あんなことをするぐらいな」
「?、いいことじゃない?」
「悪いことではない。ただお前が思ってる以上にお前とミルラの話は広がってる。私も他の貴族たちが話してるのが聞こえた。『物好き伯爵家のご子息がどこかの男爵家と関係を持った』とな」
ミルラと俺のことか、関係を持った?男同士なのに?
「でもミルラと俺は男同士だよ?」
「今どき同性婚は普通だ。ただ伯爵家ともなると、その先の子孫が、という話だろう」
え?この世界同性婚ありなんだ。結構珍しくない?え、ということは俺とミルラがそう見られたってこと?うわあ、なんか申し訳ないな
「カイン、お前がどう思ってるかは聞かないが、人前ではできるだけ避けるようにしなさい。今どき、どんな噂が広まってもおかしくない。ミルラに迷惑をかけるかもしれない」
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