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日常編
125 戦い
気配が薄くなっているシエルと、最近は存在感すら感じられなくなってきたライくん。改めて見てみると、二人のその姿はそっくりだ。シエルは神獣の気配だけを絞って消しているという、そんな違いはあるが、二人の気配の消し方はよく似ているように感じる。
今はシエルがすぐ近くにいると知っていたから気づけたが、知らなければ何か別の、無害な生き物がいると認識していただろう。
シエルにしてもライくんにしても、安定した気配遮断を、まるで呼吸するように行っている。私にはまだまだ辿り着けそうもない領域だ。
しかし、私もライくんとの鍛錬で何も得られなかった訳では無い。あの日から、雨の日も、風の日も、諦めずに特訓を続けてきたのだ。
自分でもはっきりと変わったなと言えるのは呼吸法だろう。最近は息切れもしにくくなったし、代謝が良くなったようにも感じられる。体が温まりやすく、動きも滑らかになった。これはアルトさんにも褒められたことなので、私の勘違いではない。
そして、以前より気配察知の精度が上がり、風の流れを読めるようになってきたように感じる。まさか、気配遮断を習得する過程で、こんなに周囲のことに敏感になるなんて。……思わぬ成果ではあったが、どちらも気配遮断するうえで大事な要素であることは確かだ。周囲に溶け込むためには、その場の空気を即座に感じ取らなければならない。そのうえで役に立つことは間違いないだろう。
最近は特に、音を立てない歩き方、走り方を特訓中である。これまで以上に素早く足を動かし、地面につくのは一瞬。地面の数センチ上に浮いている意識で歩いたり走ったりするのだ。きっと、極めれば水面だって走れるようになるに違いない。私が目指すは、忍者だ……!
まだまだ、気配遮断を習得しきれていない私ではあるが、少しずつできるようになったことは増えている。今回の戦闘では、それらを生かせたらいいのだが……。
さて、これから私が戦う相手、コルピッドは、今も散り散りになってむしゃむしゃと草を貪っている。幸いにも、私達はまだ気づかれていないようだ。だが、今のうちに最初の一手を決めなければ、いずれ気づかれてしまうだろう。ライくんほどとは言えなくとも、アルトさんだって十分すぎるほどに気配遮断は上手い。それに比べ、私はまだまだ素人以下の腕前である。気づかれるとすれば、確実に私だろう。
コルピッドの大きな耳はどんな小さな音も拾う。ここにいる全てを倒すには、同時に攻撃を入れるしか方法は無いだろう。しかし、今も動き回るコルピッドたちに確実な一撃を与えるコントロール力は私にはない。数匹逃がしてしまうのはやむを得ないか……。
頭の中で作戦を組み立て、シミュレーション。今はこれ以上の策は思いつかない。
呼吸を整え直し、今の私ができる最大限で気配を薄くする。風の流れを見極め、ーー走り出した。
直感を信じて躊躇わずに獲物へと向かう。まずは一番手前の一羽。最小限の動きで右手の短剣を振り下ろす。首筋を深く斬りつける手応えを感じて、次。気づかれるか気づかれないかの瀬戸際で、すぐ側にいた二羽に両手を振りかざす。片手に一本ずつ握った短剣は、左右の一羽ずつに命中。その流れのまま、奥にいた一羽も斬りつけた。……まずは四羽。
ここで、私の存在に気づき逃げ出そうとするコルピッドが現れ出す。5メートルも離れてしまえば、私はもう追いつけなくなるだろう。その前に……足場を崩す。地面に無数の凹凸を作り出し、コルピッドたちのよく知っていた地形が、全く知らないものへと様変わりした。これによって、踏み出した一歩は最大限の力を出せず、着地のタイミングもズレる。狙い通り、転ぶものや、戸惑うものが現れ出した。それらを確実に、一羽ずつ仕留めていく。私には何の障害でもない小さな凹凸は、体の小さなコルピッドにとっては、大きな障害となり得た。私の作戦勝ちだ。……とは言っても、私のスピードでは追いつかず、三羽ほど逃がしてしまったようだ。最後にダメ元で魔法を打ち出すべきだっただろうか……?
あたりが静まり返り、無意識に呼吸を止めていたことに気がつく。肺に残っていた空気を全て吐き出し、血の匂いの混じった空気を吸い込んだ。
「惜しかったね。いい作戦だったけど、最後もう一押し欲しかったな」
いつの間にか近くまで来ていたアルトさんが、倒れたコルピッドを回収していく。どうやら、及第点は得られたらしい。
「さあ、戦いの匂いを嗅ぎつけた次の魔物が来るよ」
回収を済ませたアルトさんはそそくさと元の位置へと戻っていく。一瞬にして気配が消えた。
意識をアルトさんから、向かってくる魔物へと移し、集中する。今度は、悠長に作戦を考えている時間は無さそうだ。
ドスドスと足音を鳴らして向かってくるのは、イノシシ型の魔物、ストーンボアだ。名前の由来は実に直感的で、石頭のイノシシという意味らしい。しかし、硬いのは頭だけではない。なんとこのストーンボア、全身の皮までカチカチに硬いのだ。生半可な力じゃ傷一つ負わせることすらできない。つまりどういうことか。……力の弱い私には、天敵とも言える存在なのだ。物理攻撃じゃ、私は手も足も出ない。ストーンボア相手に、短剣の出番は無いだろう。
ストーンボアの恐ろしいところは、猪突猛進。力強い足取りで獲物に向かって真っ直ぐに突進し、その石頭で攻撃する。その威力は計りしれず、鍛えている成人男性であっても軽々吹き飛ばされてしまうのだ。私なんて、直撃したら星になってしまうかもしれない。ちなみに、このストーンボア、曲がることはできないので避けるのは案外簡単らしい。
遠目に見えていたストーンボアは、もう目前まで迫っている。まずは、どこまでも真っ直ぐに突き進むあの足を止めたい。私は、ストーンボアたちの前に分厚い土壁を築いた。
その直後、大きな衝撃音と共に土壁は崩れ落ちる。弾けるように飛んできた土壁の破片は、常に私を覆っている結界に弾かれる。破片や粉塵で遮られた視界を風で払えば、そこにはふらついている様子のストーンボアが三頭いた。
ちゃんと足は止められたようだ。それに、脳震盪を起こしているようである。これはラッキーだ。
このチャンスを無駄にはしない。私は、ウォータージェット、改め、水刃をストーンボアに向かって放つ。ウォータージェットだと、レーザー光線のようにどこまでも伸びそうで怖かったので、咄嗟に回転ノコギリのように形状を変えたが、どうやら上手くいったようだ。同時に三つ放った水刃は、二頭に命中。ゴトリと頭が落ちた。……威力が強すぎたらしく、切断してしまったようだ。最後の一頭は少し軌道を外したが、首筋は切れていたらしい。少しよろけた後、ドスンと大きな音を立てて体が崩れ落ちる。
なんとか上手くいってよかった。魔法の威力調整は今後の課題だな。なんでも切れすぎてしまうのは困る。ストーンボアに向かっていった水刃は、勢い余って地面をえぐっていた……。
……なんて、気を抜いてしまったのが良くなかった。倒したと思い込んでいた最後の一頭が、最後の力を振り絞って立ち上がったのだ。そこからの動きは早かった。
首筋から血を垂れ流し、怒りを目に宿したストーンボアが、真っ直ぐに私のもとへ向かってくる。頭を下げて攻撃態勢に入ったその姿が、視界いっぱいに広がった。
ーードスン!
やってきたのは突き飛ばされる衝撃ではなく、巨体が倒れ落ちた音だった。……力尽きたのか?と思ったが、どうやらそうではない様子で。倒れたストーンボアの向こう側に、剣についた血を振り払うアルトさんの姿が見えた。
「詰めが甘い。油断は禁物だって、何度も言ってるはずだよ」
「……ごめんなさい」
「怪我はないね?」
私が常に、結界で自分を覆っていることなんて知っているはずなのに、膝をついて目線を合わせて心配してくれる。その優しさと、心配をかけてしまった不甲斐なさに、涙が滲んでくる。
「反省は後でね。最後は大物だよ」
私の無事を確認したアルトさんは、そそくさとストーンボアを回収して元の位置に戻っていった。
そしてやってきたのは、私がミカンと出会う直前に戦った、いや、あれは戦ったとは言えない。襲いかかられる恐怖心に魔法を暴発させ、周囲を破壊し尽くしたあとに大泣きしてしまった、私の黒歴史。あの時と同じ、クマ型の魔物。
――グランウルスだ。
……やっぱりアルトさんは鬼だと思う。
今はシエルがすぐ近くにいると知っていたから気づけたが、知らなければ何か別の、無害な生き物がいると認識していただろう。
シエルにしてもライくんにしても、安定した気配遮断を、まるで呼吸するように行っている。私にはまだまだ辿り着けそうもない領域だ。
しかし、私もライくんとの鍛錬で何も得られなかった訳では無い。あの日から、雨の日も、風の日も、諦めずに特訓を続けてきたのだ。
自分でもはっきりと変わったなと言えるのは呼吸法だろう。最近は息切れもしにくくなったし、代謝が良くなったようにも感じられる。体が温まりやすく、動きも滑らかになった。これはアルトさんにも褒められたことなので、私の勘違いではない。
そして、以前より気配察知の精度が上がり、風の流れを読めるようになってきたように感じる。まさか、気配遮断を習得する過程で、こんなに周囲のことに敏感になるなんて。……思わぬ成果ではあったが、どちらも気配遮断するうえで大事な要素であることは確かだ。周囲に溶け込むためには、その場の空気を即座に感じ取らなければならない。そのうえで役に立つことは間違いないだろう。
最近は特に、音を立てない歩き方、走り方を特訓中である。これまで以上に素早く足を動かし、地面につくのは一瞬。地面の数センチ上に浮いている意識で歩いたり走ったりするのだ。きっと、極めれば水面だって走れるようになるに違いない。私が目指すは、忍者だ……!
まだまだ、気配遮断を習得しきれていない私ではあるが、少しずつできるようになったことは増えている。今回の戦闘では、それらを生かせたらいいのだが……。
さて、これから私が戦う相手、コルピッドは、今も散り散りになってむしゃむしゃと草を貪っている。幸いにも、私達はまだ気づかれていないようだ。だが、今のうちに最初の一手を決めなければ、いずれ気づかれてしまうだろう。ライくんほどとは言えなくとも、アルトさんだって十分すぎるほどに気配遮断は上手い。それに比べ、私はまだまだ素人以下の腕前である。気づかれるとすれば、確実に私だろう。
コルピッドの大きな耳はどんな小さな音も拾う。ここにいる全てを倒すには、同時に攻撃を入れるしか方法は無いだろう。しかし、今も動き回るコルピッドたちに確実な一撃を与えるコントロール力は私にはない。数匹逃がしてしまうのはやむを得ないか……。
頭の中で作戦を組み立て、シミュレーション。今はこれ以上の策は思いつかない。
呼吸を整え直し、今の私ができる最大限で気配を薄くする。風の流れを見極め、ーー走り出した。
直感を信じて躊躇わずに獲物へと向かう。まずは一番手前の一羽。最小限の動きで右手の短剣を振り下ろす。首筋を深く斬りつける手応えを感じて、次。気づかれるか気づかれないかの瀬戸際で、すぐ側にいた二羽に両手を振りかざす。片手に一本ずつ握った短剣は、左右の一羽ずつに命中。その流れのまま、奥にいた一羽も斬りつけた。……まずは四羽。
ここで、私の存在に気づき逃げ出そうとするコルピッドが現れ出す。5メートルも離れてしまえば、私はもう追いつけなくなるだろう。その前に……足場を崩す。地面に無数の凹凸を作り出し、コルピッドたちのよく知っていた地形が、全く知らないものへと様変わりした。これによって、踏み出した一歩は最大限の力を出せず、着地のタイミングもズレる。狙い通り、転ぶものや、戸惑うものが現れ出した。それらを確実に、一羽ずつ仕留めていく。私には何の障害でもない小さな凹凸は、体の小さなコルピッドにとっては、大きな障害となり得た。私の作戦勝ちだ。……とは言っても、私のスピードでは追いつかず、三羽ほど逃がしてしまったようだ。最後にダメ元で魔法を打ち出すべきだっただろうか……?
あたりが静まり返り、無意識に呼吸を止めていたことに気がつく。肺に残っていた空気を全て吐き出し、血の匂いの混じった空気を吸い込んだ。
「惜しかったね。いい作戦だったけど、最後もう一押し欲しかったな」
いつの間にか近くまで来ていたアルトさんが、倒れたコルピッドを回収していく。どうやら、及第点は得られたらしい。
「さあ、戦いの匂いを嗅ぎつけた次の魔物が来るよ」
回収を済ませたアルトさんはそそくさと元の位置へと戻っていく。一瞬にして気配が消えた。
意識をアルトさんから、向かってくる魔物へと移し、集中する。今度は、悠長に作戦を考えている時間は無さそうだ。
ドスドスと足音を鳴らして向かってくるのは、イノシシ型の魔物、ストーンボアだ。名前の由来は実に直感的で、石頭のイノシシという意味らしい。しかし、硬いのは頭だけではない。なんとこのストーンボア、全身の皮までカチカチに硬いのだ。生半可な力じゃ傷一つ負わせることすらできない。つまりどういうことか。……力の弱い私には、天敵とも言える存在なのだ。物理攻撃じゃ、私は手も足も出ない。ストーンボア相手に、短剣の出番は無いだろう。
ストーンボアの恐ろしいところは、猪突猛進。力強い足取りで獲物に向かって真っ直ぐに突進し、その石頭で攻撃する。その威力は計りしれず、鍛えている成人男性であっても軽々吹き飛ばされてしまうのだ。私なんて、直撃したら星になってしまうかもしれない。ちなみに、このストーンボア、曲がることはできないので避けるのは案外簡単らしい。
遠目に見えていたストーンボアは、もう目前まで迫っている。まずは、どこまでも真っ直ぐに突き進むあの足を止めたい。私は、ストーンボアたちの前に分厚い土壁を築いた。
その直後、大きな衝撃音と共に土壁は崩れ落ちる。弾けるように飛んできた土壁の破片は、常に私を覆っている結界に弾かれる。破片や粉塵で遮られた視界を風で払えば、そこにはふらついている様子のストーンボアが三頭いた。
ちゃんと足は止められたようだ。それに、脳震盪を起こしているようである。これはラッキーだ。
このチャンスを無駄にはしない。私は、ウォータージェット、改め、水刃をストーンボアに向かって放つ。ウォータージェットだと、レーザー光線のようにどこまでも伸びそうで怖かったので、咄嗟に回転ノコギリのように形状を変えたが、どうやら上手くいったようだ。同時に三つ放った水刃は、二頭に命中。ゴトリと頭が落ちた。……威力が強すぎたらしく、切断してしまったようだ。最後の一頭は少し軌道を外したが、首筋は切れていたらしい。少しよろけた後、ドスンと大きな音を立てて体が崩れ落ちる。
なんとか上手くいってよかった。魔法の威力調整は今後の課題だな。なんでも切れすぎてしまうのは困る。ストーンボアに向かっていった水刃は、勢い余って地面をえぐっていた……。
……なんて、気を抜いてしまったのが良くなかった。倒したと思い込んでいた最後の一頭が、最後の力を振り絞って立ち上がったのだ。そこからの動きは早かった。
首筋から血を垂れ流し、怒りを目に宿したストーンボアが、真っ直ぐに私のもとへ向かってくる。頭を下げて攻撃態勢に入ったその姿が、視界いっぱいに広がった。
ーードスン!
やってきたのは突き飛ばされる衝撃ではなく、巨体が倒れ落ちた音だった。……力尽きたのか?と思ったが、どうやらそうではない様子で。倒れたストーンボアの向こう側に、剣についた血を振り払うアルトさんの姿が見えた。
「詰めが甘い。油断は禁物だって、何度も言ってるはずだよ」
「……ごめんなさい」
「怪我はないね?」
私が常に、結界で自分を覆っていることなんて知っているはずなのに、膝をついて目線を合わせて心配してくれる。その優しさと、心配をかけてしまった不甲斐なさに、涙が滲んでくる。
「反省は後でね。最後は大物だよ」
私の無事を確認したアルトさんは、そそくさとストーンボアを回収して元の位置に戻っていった。
そしてやってきたのは、私がミカンと出会う直前に戦った、いや、あれは戦ったとは言えない。襲いかかられる恐怖心に魔法を暴発させ、周囲を破壊し尽くしたあとに大泣きしてしまった、私の黒歴史。あの時と同じ、クマ型の魔物。
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