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36.大団円
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翌朝、家紋のない馬車が3台仕立てられリリスティーナ達3人とルーナ・マシュー・オリバーの合計6人と侍女やメイドが乗り込んだ。
「人通りが少ない辺りに行くまでは護衛は少し離れた場所から着いてくることになっています。突然周りを馬が取り囲んでもご心配なさいませんように」
大勢の護衛が取り囲んで大通りを通り抜けると不審者を呼び込む可能性や通行の邪魔になる可能性がある為の措置であると同時に、ルーナは現在国王付きの女官であり体面上身辺警護をつけざるを得ないのだと聞いて納得した。
「ごめんなさいね。不要だって何度も申し上げているのだけど、どなたも聞き入れて下さらなくて」
今日はいつもの倍以上の護衛を手配したのはリリスティーナ達には内緒だった。
王都の南にある小高い山の中腹に到着すると大勢の騎士が警戒する中に大ぶりの天幕が張られセドリックがソワソワしながら待っていた。初めてリリスティーナにあった日から一度も王宮を抜け出すチャンスを見つけられず、食事の誘いは全てルーナに断られていたセドリックは昨夜からワクワクしすぎてかなり寝不足になっていた。
(リリスティーナがこの国に落ち着く時間が必要ですもの。1週間では短すぎますけどセドリックは限界のようでしたし⋯⋯。お楽しみは待てば待つほど魅力的になりますしね)
「お久しぶりでございます」
綺麗に並んだ令嬢達の美しいカーテシーの中に見つけたリリスティーナに見惚れつつセドリックが一歩前に出た時オリバーが声をかけた。
「セドリック、久しぶりだね」
「オリバー! 訓練は終わったのですね。なんだか人が変わったようです」
「ああ、セドリックもいつか参加してみるといい。太陽の光も違って見えるぞ」
空気の読めないオリバーのお陰で緊張が解け、その後は和やかな時間が流れていった。
昼食の後、セドリックがリリスティーナを散歩に誘うとオリバーもエアリアスに声をかけた。2組が其々の方向に歩き出すとコレットが少し寂しそうにその後ろ姿を見送っていた。マシューが繋がれた馬の様子を見に行くとコレットがぽつりぽつりと話しはじめた。
「リリスティーナとエアリアスは幼馴染で、わたくしは学園に入学してから知り合いましたの」
「とても仲の良いお友達でいらっしゃるわ」
「ええ、色々ありましたけどあのお二人とお会いできたのは本当に嬉しく思っております」
「お二人も同じように思っておられるのではないかしら」
「そうだととても嬉しいですわ」
「わたくしは幼馴染とか学友とか⋯⋯お友達が一人もおりませんの。真面に学園にも通っておりませんし、コレット達が羨ましいですわ」
王家とのトラブルで学園に通うこともできず孤立していたルーナは同年代の令嬢令息との関わりを知らず大人の中で暮らして来た。
「だからでしょうか、わたくしはかなりの変わり者のようですの。自分では普通のつもりなんですけれど、侍女のアリシアの願いで未だにマシューが監視役をしている程です。
コレットにお願いがありますの。こんなわたくしですけれどお友達になっていただけませんかしら?」
「でも、わたくしは国に帰らなくてはなりませんの。婚約者もおりますし公爵家を継がなくてはならなくて⋯⋯」
「優秀な夫に育っていただけば宜しいのではなくて?」
「えっ?」
「夫育成計画? 立派な領主代理がおられたら年に何ヶ月かお友達に会いに出かけるくらい簡単に出来そうだと思われませんか?」
「あっ!」
「グレーニア公爵家とウォルデン侯爵家で仕事の繋がりを作ればそれを口実にもできますし。あとは⋯⋯愛する妻のためならって相手から言っていただければ問題は起こらないと思いますの」
「そうですね! 一生懸命勉強して、良い妻になって⋯⋯。二人に会いに来れば」
「ルーナの悪巧みにはお気をつけ下さい。ルーナは人を巻き込むのが大好きなので。しかも喜んで作戦に乗りたくなるよう誘導するのが得意ですから。
ただ、お友達になりたいと言うのは本心ですね。コレット様達が来られてからルーナはとても嬉しそうで仕事をサボってばかりいますから」
戻ってきたマシューがルーナの肩に手を置いて話しかけた。
「まあ、サボっておりませんわ。ちょっと巻きを入れて仕事を済ませているだけです」
「それについていけない大臣達が泣きを入れてきてる」
「甘やかしてばかりでは仕事は終わりませんもの。わたくしが女官として仕えるのは期間限定だとお忘れの方が多いのが問題なのですわ。少しずつ仕事を減らさなくてはいけないと思っていますの」
「そうなれば旅行に行けるかな? まだ新婚旅行にも行けてないからね」
「マシューからセドリックに言ってみられたら? 今がチャンスかもしれませんわ」
「そうか、人の新婚旅行を先延ばしさせてるんだ。まさかお前が行きたいとか言わないよなって言ったらどんな顔をするかな」
腹黒マシューがニヤリと笑った。
「セドリック陛下は本気なのでしょうか。リリスティーナの今までの事とかご存じなのでしょうか。リリスティーナには今度こそ幸せになって欲しいと思っておりますの」
「初めてお会いになった時はご存じなかったようですが、お調べになられたようで『益々好きになりました』ととても嬉しそうにしておられましたわ」
「ゆっくり時間をかけてセドリックの事を知っていただくのが一番だと思います。まあ、どこぞの王子や伯爵のようなことをしでかしたらルーナがタダじゃおかないでしょう。国を変えた女傑ですから」
「失礼な言い方ですわ。わたくしはお父様の育成をしただけですの。それがたまたまあのような事になっただけですわ」
「お父様の育成で国を変えた?」
「たまたまですの。そう言えば、リリスティーナ様も同じですわね。国王の権威が揺らいで絶対王政から選挙君主制に移行しそうですもの。
あら、わたくしより余程国を変えられたのではないかしら。女傑の称号をお譲りできそうですわ」
ロードブレストはルーナの予想通り選挙君主制になり国王はその地位を追われた。
『これで良かったのだ。皆の前でリリスティーナに謝罪しただけでは余の罪は消えぬ。リリスティーナが受けたと同じ、それ以上の非難と中傷を余は受けねばな』
潔い最後ではなく陰に日向に非難された上で、長く続いた王家を滅ぼした愚王と語り続けられる道を選んだ国王と王妃は自ら望んで毒杯をあおった。
机の上には二人の個人資産の全てを慰謝料としてリリスティーナに贈ると書かれた書類が残されていた。
3年の返済期間を待たず秘密裏に手を回したセドリックが、サミュエル元王子とデイビッドをガストンのブートキャンプに放り込んだ。
『コイツらの訓練は取り敢えず半年ですかねぇ。内容は基礎訓練のみで性根を叩き直してやります。状況によっちゃもっと期間を延ばしますし、他にもリリスティーナ様を傷つけた奴はどんどん連れてきて下さい。
デイビッドもサミュエルもリリスティーナ様に払う慰謝料が残ってるんで長~く長~く働かなきゃねえ。セドリック様のご指示で、コイツらが反省する時間をたっぷり作ってくれって言われてます』
ゲラゲラと声高く笑うガストンの元には、その後ブリトニーとイライザ、暴れて泣き叫ぶデイビッドの両親も連れてこられた。
両親の最後を知ったサミュエルは死に逃げる事を許されずデイビッドやジョーダンと共に年老いて亡くなるまで鉱山で働かされた。
ブリトニー達女性3人は頬に犯罪者の烙印を押され辺境地の前線で飯炊女として働き続けた。ブリトニーやイライザは小金を持った男に媚を売ろうとしたが目立つ烙印のせいで誰にも相手にされなかった。
ズルズルと先延ばししていた結婚式の日取りを決めたコレットは帰国後すぐに父親と共に領主としての仕事をはじめた。
レミリアス王国に来て2年目、リリスティーナとセドリックの婚約が発表された。
リリスティーナの噂話を楽しんでいた貴族達がこの発表を聞き真っ青になって震え上がったのは言うまでもない。リリスティーナを溺愛するセドリックがそれらの貴族家に対し輸出入の取り止めなどかなりの強硬手段にでた事をリリスティーナは後になって知り苦笑いを浮かべた。
逃げ回っていたエアリアスもレミリアス王国在住を条件にオリバーと婚約した。
最短で結婚した夫の育成にも熱心に取り組んだコレットがリリスティーナ達の婚約式に参列した時には既に一人息子を連れていた。
そして⋯⋯ルーナがリリスティーナ付きの女官となり任期が伸びると知ったマシューが叫んだ。
「セドリック! お前の新婚旅行も絶対阻止してやるからな、覚悟しろよぉ!!」
「側妃は作りません。私には愛するリリスティーナがいればそれで充分幸せですから。
そして、必ず幸せにします」
セドリックは生涯その2つの約束を守り抜いた。
「人通りが少ない辺りに行くまでは護衛は少し離れた場所から着いてくることになっています。突然周りを馬が取り囲んでもご心配なさいませんように」
大勢の護衛が取り囲んで大通りを通り抜けると不審者を呼び込む可能性や通行の邪魔になる可能性がある為の措置であると同時に、ルーナは現在国王付きの女官であり体面上身辺警護をつけざるを得ないのだと聞いて納得した。
「ごめんなさいね。不要だって何度も申し上げているのだけど、どなたも聞き入れて下さらなくて」
今日はいつもの倍以上の護衛を手配したのはリリスティーナ達には内緒だった。
王都の南にある小高い山の中腹に到着すると大勢の騎士が警戒する中に大ぶりの天幕が張られセドリックがソワソワしながら待っていた。初めてリリスティーナにあった日から一度も王宮を抜け出すチャンスを見つけられず、食事の誘いは全てルーナに断られていたセドリックは昨夜からワクワクしすぎてかなり寝不足になっていた。
(リリスティーナがこの国に落ち着く時間が必要ですもの。1週間では短すぎますけどセドリックは限界のようでしたし⋯⋯。お楽しみは待てば待つほど魅力的になりますしね)
「お久しぶりでございます」
綺麗に並んだ令嬢達の美しいカーテシーの中に見つけたリリスティーナに見惚れつつセドリックが一歩前に出た時オリバーが声をかけた。
「セドリック、久しぶりだね」
「オリバー! 訓練は終わったのですね。なんだか人が変わったようです」
「ああ、セドリックもいつか参加してみるといい。太陽の光も違って見えるぞ」
空気の読めないオリバーのお陰で緊張が解け、その後は和やかな時間が流れていった。
昼食の後、セドリックがリリスティーナを散歩に誘うとオリバーもエアリアスに声をかけた。2組が其々の方向に歩き出すとコレットが少し寂しそうにその後ろ姿を見送っていた。マシューが繋がれた馬の様子を見に行くとコレットがぽつりぽつりと話しはじめた。
「リリスティーナとエアリアスは幼馴染で、わたくしは学園に入学してから知り合いましたの」
「とても仲の良いお友達でいらっしゃるわ」
「ええ、色々ありましたけどあのお二人とお会いできたのは本当に嬉しく思っております」
「お二人も同じように思っておられるのではないかしら」
「そうだととても嬉しいですわ」
「わたくしは幼馴染とか学友とか⋯⋯お友達が一人もおりませんの。真面に学園にも通っておりませんし、コレット達が羨ましいですわ」
王家とのトラブルで学園に通うこともできず孤立していたルーナは同年代の令嬢令息との関わりを知らず大人の中で暮らして来た。
「だからでしょうか、わたくしはかなりの変わり者のようですの。自分では普通のつもりなんですけれど、侍女のアリシアの願いで未だにマシューが監視役をしている程です。
コレットにお願いがありますの。こんなわたくしですけれどお友達になっていただけませんかしら?」
「でも、わたくしは国に帰らなくてはなりませんの。婚約者もおりますし公爵家を継がなくてはならなくて⋯⋯」
「優秀な夫に育っていただけば宜しいのではなくて?」
「えっ?」
「夫育成計画? 立派な領主代理がおられたら年に何ヶ月かお友達に会いに出かけるくらい簡単に出来そうだと思われませんか?」
「あっ!」
「グレーニア公爵家とウォルデン侯爵家で仕事の繋がりを作ればそれを口実にもできますし。あとは⋯⋯愛する妻のためならって相手から言っていただければ問題は起こらないと思いますの」
「そうですね! 一生懸命勉強して、良い妻になって⋯⋯。二人に会いに来れば」
「ルーナの悪巧みにはお気をつけ下さい。ルーナは人を巻き込むのが大好きなので。しかも喜んで作戦に乗りたくなるよう誘導するのが得意ですから。
ただ、お友達になりたいと言うのは本心ですね。コレット様達が来られてからルーナはとても嬉しそうで仕事をサボってばかりいますから」
戻ってきたマシューがルーナの肩に手を置いて話しかけた。
「まあ、サボっておりませんわ。ちょっと巻きを入れて仕事を済ませているだけです」
「それについていけない大臣達が泣きを入れてきてる」
「甘やかしてばかりでは仕事は終わりませんもの。わたくしが女官として仕えるのは期間限定だとお忘れの方が多いのが問題なのですわ。少しずつ仕事を減らさなくてはいけないと思っていますの」
「そうなれば旅行に行けるかな? まだ新婚旅行にも行けてないからね」
「マシューからセドリックに言ってみられたら? 今がチャンスかもしれませんわ」
「そうか、人の新婚旅行を先延ばしさせてるんだ。まさかお前が行きたいとか言わないよなって言ったらどんな顔をするかな」
腹黒マシューがニヤリと笑った。
「セドリック陛下は本気なのでしょうか。リリスティーナの今までの事とかご存じなのでしょうか。リリスティーナには今度こそ幸せになって欲しいと思っておりますの」
「初めてお会いになった時はご存じなかったようですが、お調べになられたようで『益々好きになりました』ととても嬉しそうにしておられましたわ」
「ゆっくり時間をかけてセドリックの事を知っていただくのが一番だと思います。まあ、どこぞの王子や伯爵のようなことをしでかしたらルーナがタダじゃおかないでしょう。国を変えた女傑ですから」
「失礼な言い方ですわ。わたくしはお父様の育成をしただけですの。それがたまたまあのような事になっただけですわ」
「お父様の育成で国を変えた?」
「たまたまですの。そう言えば、リリスティーナ様も同じですわね。国王の権威が揺らいで絶対王政から選挙君主制に移行しそうですもの。
あら、わたくしより余程国を変えられたのではないかしら。女傑の称号をお譲りできそうですわ」
ロードブレストはルーナの予想通り選挙君主制になり国王はその地位を追われた。
『これで良かったのだ。皆の前でリリスティーナに謝罪しただけでは余の罪は消えぬ。リリスティーナが受けたと同じ、それ以上の非難と中傷を余は受けねばな』
潔い最後ではなく陰に日向に非難された上で、長く続いた王家を滅ぼした愚王と語り続けられる道を選んだ国王と王妃は自ら望んで毒杯をあおった。
机の上には二人の個人資産の全てを慰謝料としてリリスティーナに贈ると書かれた書類が残されていた。
3年の返済期間を待たず秘密裏に手を回したセドリックが、サミュエル元王子とデイビッドをガストンのブートキャンプに放り込んだ。
『コイツらの訓練は取り敢えず半年ですかねぇ。内容は基礎訓練のみで性根を叩き直してやります。状況によっちゃもっと期間を延ばしますし、他にもリリスティーナ様を傷つけた奴はどんどん連れてきて下さい。
デイビッドもサミュエルもリリスティーナ様に払う慰謝料が残ってるんで長~く長~く働かなきゃねえ。セドリック様のご指示で、コイツらが反省する時間をたっぷり作ってくれって言われてます』
ゲラゲラと声高く笑うガストンの元には、その後ブリトニーとイライザ、暴れて泣き叫ぶデイビッドの両親も連れてこられた。
両親の最後を知ったサミュエルは死に逃げる事を許されずデイビッドやジョーダンと共に年老いて亡くなるまで鉱山で働かされた。
ブリトニー達女性3人は頬に犯罪者の烙印を押され辺境地の前線で飯炊女として働き続けた。ブリトニーやイライザは小金を持った男に媚を売ろうとしたが目立つ烙印のせいで誰にも相手にされなかった。
ズルズルと先延ばししていた結婚式の日取りを決めたコレットは帰国後すぐに父親と共に領主としての仕事をはじめた。
レミリアス王国に来て2年目、リリスティーナとセドリックの婚約が発表された。
リリスティーナの噂話を楽しんでいた貴族達がこの発表を聞き真っ青になって震え上がったのは言うまでもない。リリスティーナを溺愛するセドリックがそれらの貴族家に対し輸出入の取り止めなどかなりの強硬手段にでた事をリリスティーナは後になって知り苦笑いを浮かべた。
逃げ回っていたエアリアスもレミリアス王国在住を条件にオリバーと婚約した。
最短で結婚した夫の育成にも熱心に取り組んだコレットがリリスティーナ達の婚約式に参列した時には既に一人息子を連れていた。
そして⋯⋯ルーナがリリスティーナ付きの女官となり任期が伸びると知ったマシューが叫んだ。
「セドリック! お前の新婚旅行も絶対阻止してやるからな、覚悟しろよぉ!!」
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