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42.女の本性は女にしか分からない
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「そんなつもりじゃないんだけど⋯⋯」
「じゃあ、どんなつもりなんですか?」
今までに覚えがないほどノアがしつこいが、デレクもサラもノアの味方のようでライラには逃げ場がなかった。
「調査? 研究ってほどではないんだけど、情報収集かな」
「だーかーらー、なんの?」
3人がテーブルに身を乗り出してきた。
「砂糖」
「「「⋯⋯は?」」」
「砂糖の作り方とかを調べてるの」
「なんで⋯⋯とお聞きしてもよろしいですか?」
「駄目です、恥ずかしいので話せません」
「メスカル残ってるけど?」
「あんな強いお酒なんて飲めませんよ」
「弓⋯⋯狩りに行きましょう」
「うーん、書き物のし過ぎでちょっと」
「生クリームに砂糖を加えてホイップしたシャンティイ・クリームにバニラの香り付け。
シュー・ア・ラ・クレームの中身にしますか? タルトに添えますか?」
「ゔ~、タ、タルトでお願いします。はあ~、砂糖の原料とか生産・製造方法とかを調べてるの」
「何故ですか? シュー・ア・ラ・クレームも付けますか!?」
「タルトだけで十分ですけど⋯⋯うー、その。心配かけて、あの⋯⋯本当にごめんなさい。役に立つかどうかわからないし、今後どうするかとかまだ何も決めてないから話さなかっただけだから」
「つまり、お嬢様は砂糖が作りたいと思われてるのですか?」
「そうね⋯⋯そうとも言えるかも。えーっと、お父様達がやってた事で奴隷売買ってあったでしょう?」
「はい、そうか。砂糖プランテーションをやりたいと思われたのですね?」
「島が手に入ったから、どうかなって思ったの」
「「「⋯⋯はあ?」」」
本日2回目の合唱でノア達3人が立ち上がった。
『将来自由になれたらライラなら何がしたい?』
『ん? どう言う事?』
『私は馬の調教とかをしたいんだ』
『ふふっ、それ⋯⋯彼の願いでしょ?』
『まあね、その横で私は引退馬の世話とかしたいなあって。ライラは?』
『そうねえ、もしそれが叶うなら⋯⋯島が欲しいわ』
『⋯⋯ん? 島って』
『そこで奴隷を使わない砂糖プランテーションを経営して、奴隷を使ってる経営者にドヤ顔するの』
『奴隷なんて使わなくたって経営できるって言ってやりたいんだね』
『そう、百聞は一見にしかずだもの』
奴隷制に反対を唱えても小さな声はどこにも届かないかもしれないが、奴隷を使わず経営できたら考えを改める人が出てくるかもしれない。
『ライラらしいね。転んでもただじゃ起きない』
『こう言う想像するのも楽しいわね」
『だろ? じゃあ、その島に放牧場も作れば私達も⋯⋯』
『それならきっと⋯⋯』
プリンストン一族として断罪されるはずの二人には叶わないと分かっている言葉遊びだったが、幸か不幸かライラだけ残ってしまった。
「すっかり忘れてたんだけど、将来やりたいなって言ってたの。そうしたら⋯⋯」
「ハーヴィー様ですね」
「笑っちゃうでしょう? ハーヴィーもお祖父様から遺産を贈られていてそれを資産運用していたはずなのに、亡くなった後ほとんど残っていなかったの。それを使って島を買ってたからだったなんて」
ターンブリー侯爵が怒っていたのでライラはよく覚えていた。投資に失敗した穴を埋めようとしてハーヴィーに詰め寄り、亡くなった後はあらゆる場所を探したが見つからないと喚いていた。
(狡いよね、先手を打ってばかりで⋯⋯ありがとうの声も聞こえないとこに行ってから知らせるんだもの)
「そこに移住されるおつもりですか?」
「考え中なの。砂糖の原材料がサトウキビだって知ったばかりだし、こんな経営者で会社として成り立つのか試算も必要だし」
「お手伝いさせていただけませんか?」
「私も!」
「面白そうじゃん、退屈せずに済みそう」
漸く話しを聞けた安心感からなのか目を輝かせる3人が声を上げた。
「じゃあ、ここにいる間だけよろしくお願いします」
島に行く時は一人で行くと決めている。現地がどんな状態なのか全く分からず、水場さえないかもしれない。間違いなく今より生活レベルは落ち過酷な生活になるその場所に彼等の将来はない。
「人が住んでいるのか住めるのかもまだわかってないから」
「だったら一度行ってみないと⋯⋯凄え、本物のサバイバルっすか? 一度やってみたかったんすよね」
この中ではデレクが一番張り切っていて今にも準備に駆け出しそう。
「私もご一緒しますね。ズ、ズボンとか履いたほうがいいんですかね」
サラが何故か顔を赤くして喜んでいる。
「先ずは地図と現地までの移動手段の確保ですね。船の手配もありますから⋯⋯ハーヴィー様ならその辺抜かりはないと思いますが、停泊できる場所があるのか早急に調べます」
やはりノアが一番現実的だった。
「非常食はやっぱりビスキュイよね」
ライラのギャグに喜んだのはサラだけだった。
出発は2週間後と決めそれぞれが準備をはじめた。ノアとデレクが地図や現地情報を集め、彼等の指示に合わせてサラが荷物の準備をはじめた。
ライラは現地近くで運営されている銀行に口座を開いたり小切手を準備したり、国外に出る為の通行証の申請など連日の王都行き⋯⋯その合間に資料を読み込んでいるライラは疲れはてていた。
そして今日は何故か王宮に呼び出されている。
(プリンストンだった時でさえ、王宮なんて来たことなかったんだけど)
久しぶりにドレスを着たがコルセットの窮屈さを今更思い出してこっそりと溜息をついた。
歴史上の人物の彫像が両側の壁に点在する廊下を従者について歩き、突き当たりの扉の前で立ち止まった。槍を持った衛兵が並び立つ両開きの扉に嫌な予感がする。
チラリとライラを見た衛兵が頷いて扉を大きく開けた。目線を下げたまま部屋の中央まで進み両手をお腹のところで揃えて頭を下げた。
輝いて見えるほど磨かれた床に写っているのは天井のシャンデリアだろうか。美しいクリスタルで飾られたいくつもの豪華なシャンデリアが並んでいると聞いたことがある。
ほんの少し顔を上げそっと盗み見ると正面には雛壇があり金箔を使った豪奢な椅子が置かれ、その後ろには精巧な刺繍が見事な緞帳が下がっている。
ドアが開いた気配がした後、緊張したライラの耳に衣擦れの音が聞こえた。
「面を上げよ。ライラ・プリンストン」
平民らしく頭を下げていたライラはよく響く低音で指示する声にゆっくりと前を向いた。
玉座に座る国王と王妃。その後ろに立っている無表情の侍従長と侍女長と、一段下がった場所に立つ苛立たしげな顔をした男は宰相だろうか。
ライラが予想していたよりも広い部屋には彼等以外に⋯⋯衛兵さえいない事に驚いた。
「よく参った。何やら忙しくしておるようじゃな」
(その情報、一体どこから⋯⋯)
「じゃあ、どんなつもりなんですか?」
今までに覚えがないほどノアがしつこいが、デレクもサラもノアの味方のようでライラには逃げ場がなかった。
「調査? 研究ってほどではないんだけど、情報収集かな」
「だーかーらー、なんの?」
3人がテーブルに身を乗り出してきた。
「砂糖」
「「「⋯⋯は?」」」
「砂糖の作り方とかを調べてるの」
「なんで⋯⋯とお聞きしてもよろしいですか?」
「駄目です、恥ずかしいので話せません」
「メスカル残ってるけど?」
「あんな強いお酒なんて飲めませんよ」
「弓⋯⋯狩りに行きましょう」
「うーん、書き物のし過ぎでちょっと」
「生クリームに砂糖を加えてホイップしたシャンティイ・クリームにバニラの香り付け。
シュー・ア・ラ・クレームの中身にしますか? タルトに添えますか?」
「ゔ~、タ、タルトでお願いします。はあ~、砂糖の原料とか生産・製造方法とかを調べてるの」
「何故ですか? シュー・ア・ラ・クレームも付けますか!?」
「タルトだけで十分ですけど⋯⋯うー、その。心配かけて、あの⋯⋯本当にごめんなさい。役に立つかどうかわからないし、今後どうするかとかまだ何も決めてないから話さなかっただけだから」
「つまり、お嬢様は砂糖が作りたいと思われてるのですか?」
「そうね⋯⋯そうとも言えるかも。えーっと、お父様達がやってた事で奴隷売買ってあったでしょう?」
「はい、そうか。砂糖プランテーションをやりたいと思われたのですね?」
「島が手に入ったから、どうかなって思ったの」
「「「⋯⋯はあ?」」」
本日2回目の合唱でノア達3人が立ち上がった。
『将来自由になれたらライラなら何がしたい?』
『ん? どう言う事?』
『私は馬の調教とかをしたいんだ』
『ふふっ、それ⋯⋯彼の願いでしょ?』
『まあね、その横で私は引退馬の世話とかしたいなあって。ライラは?』
『そうねえ、もしそれが叶うなら⋯⋯島が欲しいわ』
『⋯⋯ん? 島って』
『そこで奴隷を使わない砂糖プランテーションを経営して、奴隷を使ってる経営者にドヤ顔するの』
『奴隷なんて使わなくたって経営できるって言ってやりたいんだね』
『そう、百聞は一見にしかずだもの』
奴隷制に反対を唱えても小さな声はどこにも届かないかもしれないが、奴隷を使わず経営できたら考えを改める人が出てくるかもしれない。
『ライラらしいね。転んでもただじゃ起きない』
『こう言う想像するのも楽しいわね」
『だろ? じゃあ、その島に放牧場も作れば私達も⋯⋯』
『それならきっと⋯⋯』
プリンストン一族として断罪されるはずの二人には叶わないと分かっている言葉遊びだったが、幸か不幸かライラだけ残ってしまった。
「すっかり忘れてたんだけど、将来やりたいなって言ってたの。そうしたら⋯⋯」
「ハーヴィー様ですね」
「笑っちゃうでしょう? ハーヴィーもお祖父様から遺産を贈られていてそれを資産運用していたはずなのに、亡くなった後ほとんど残っていなかったの。それを使って島を買ってたからだったなんて」
ターンブリー侯爵が怒っていたのでライラはよく覚えていた。投資に失敗した穴を埋めようとしてハーヴィーに詰め寄り、亡くなった後はあらゆる場所を探したが見つからないと喚いていた。
(狡いよね、先手を打ってばかりで⋯⋯ありがとうの声も聞こえないとこに行ってから知らせるんだもの)
「そこに移住されるおつもりですか?」
「考え中なの。砂糖の原材料がサトウキビだって知ったばかりだし、こんな経営者で会社として成り立つのか試算も必要だし」
「お手伝いさせていただけませんか?」
「私も!」
「面白そうじゃん、退屈せずに済みそう」
漸く話しを聞けた安心感からなのか目を輝かせる3人が声を上げた。
「じゃあ、ここにいる間だけよろしくお願いします」
島に行く時は一人で行くと決めている。現地がどんな状態なのか全く分からず、水場さえないかもしれない。間違いなく今より生活レベルは落ち過酷な生活になるその場所に彼等の将来はない。
「人が住んでいるのか住めるのかもまだわかってないから」
「だったら一度行ってみないと⋯⋯凄え、本物のサバイバルっすか? 一度やってみたかったんすよね」
この中ではデレクが一番張り切っていて今にも準備に駆け出しそう。
「私もご一緒しますね。ズ、ズボンとか履いたほうがいいんですかね」
サラが何故か顔を赤くして喜んでいる。
「先ずは地図と現地までの移動手段の確保ですね。船の手配もありますから⋯⋯ハーヴィー様ならその辺抜かりはないと思いますが、停泊できる場所があるのか早急に調べます」
やはりノアが一番現実的だった。
「非常食はやっぱりビスキュイよね」
ライラのギャグに喜んだのはサラだけだった。
出発は2週間後と決めそれぞれが準備をはじめた。ノアとデレクが地図や現地情報を集め、彼等の指示に合わせてサラが荷物の準備をはじめた。
ライラは現地近くで運営されている銀行に口座を開いたり小切手を準備したり、国外に出る為の通行証の申請など連日の王都行き⋯⋯その合間に資料を読み込んでいるライラは疲れはてていた。
そして今日は何故か王宮に呼び出されている。
(プリンストンだった時でさえ、王宮なんて来たことなかったんだけど)
久しぶりにドレスを着たがコルセットの窮屈さを今更思い出してこっそりと溜息をついた。
歴史上の人物の彫像が両側の壁に点在する廊下を従者について歩き、突き当たりの扉の前で立ち止まった。槍を持った衛兵が並び立つ両開きの扉に嫌な予感がする。
チラリとライラを見た衛兵が頷いて扉を大きく開けた。目線を下げたまま部屋の中央まで進み両手をお腹のところで揃えて頭を下げた。
輝いて見えるほど磨かれた床に写っているのは天井のシャンデリアだろうか。美しいクリスタルで飾られたいくつもの豪華なシャンデリアが並んでいると聞いたことがある。
ほんの少し顔を上げそっと盗み見ると正面には雛壇があり金箔を使った豪奢な椅子が置かれ、その後ろには精巧な刺繍が見事な緞帳が下がっている。
ドアが開いた気配がした後、緊張したライラの耳に衣擦れの音が聞こえた。
「面を上げよ。ライラ・プリンストン」
平民らしく頭を下げていたライラはよく響く低音で指示する声にゆっくりと前を向いた。
玉座に座る国王と王妃。その後ろに立っている無表情の侍従長と侍女長と、一段下がった場所に立つ苛立たしげな顔をした男は宰相だろうか。
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