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辺境の土地・ディトマス第六要塞
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(15要塞が一番ひどいな・・この半年で死傷者20名、行方不明者7名、スタンピートの合計が3回)
慰霊祭に合わせ、マティアスは要塞の被害状況を最終確認する。
全部で20の断崖の要塞に守られた辺境の地、ディトマス。
マティアスは、この慰霊祭での式典の責任者でもある。
要塞の被害状況を正確に国の重鎮に報告し、国から然るべき人員の補填と予算を訴えることが、この慰霊祭の大きな目的の一つでもある。
全ての数字を明確にして、書類の内容を把握する事は、マティアスの大切な責務の一つでもある。
一枚の書類にすると、死傷者の数はただの数字にしかすぎない。
だがこの数字一つ一つに、人生があり、家族があり、未来があったはずだ。
そして、この要塞での貴重な犠牲の上にアストリア王国の安寧は成り立つのだ。
(光魔法の遣い手が入れば、この数はもっと減少するはずだ)
マティアスは深く、書類に認められた数字をその指でなぞり、執務室に響くほどの大きなため息をついた。
慰霊祭に派遣されてくる王家の姫君を、なんとしても娶らなければならない。
光魔法は、癒しの魔法だ。
強い光魔法の遣い手がこの辺境の地に入れば、魔獣との闘いの最前線のこの地で、一体どれほどの命が救われることであろうか。
光魔法の遣い手は、女性王族にしか存在しない希少な存在。
国防の要であるこの辺境の地に、是非にと王家の姫君の降嫁を望んだのは、他でもない己だ。
(だが)
マティアスからおもわずこぼれたため息の意味をおそらく察した男たちはゲラゲラとマティアスの後ろで遠慮なく笑った。
「王家の深窓の御姫様なんぞ、お前の好みから一番遠いのにな」
ゲラゲラとマティアスの後ろで笑うのは、マティアスの右腕として子供時代から共に育ち、共に幾多の死線を乗り越えてきた、幼馴染の美麗な男達。
マティアスにとってこの二人は兄弟と言っても過言ではない。
「ユール、それからカイルもか。もう訓練は終わったのか?」
マティアスの心許せる、希少な友人たちだ。
筋骨隆々とした、実に威圧感のある壁のごとき黒髪の大男が言葉を発した。
カイルだ。
「心配すんな、お前のその無駄な美貌があれば、どんなお姫様でも、この辺境で光魔法を展開してくれるだろうよ。お前はただ、お姫様の旦那として、ご機嫌を損ねないようにしてればいいさ。華奢で、恥ずかしがりで、エクボの女の子って、そんなお前の理想の女の子なんか、貴族社会どころか平民にも滅多いないぞ」
「うるさいな、そんな事は私が一番知っているよ」
戦場ではお互い命を預けあっているような幼馴染の関係に、辺境伯の息子だろうが遠慮なない。
カイルは、マティアスの真っ直ぐな銀髪を、ぐしゃぐしゃと掻き乱し、をからかった。
なお、後ろで控えている細いふちの眼鏡をかけている男のユールも、来月には見合いがあるのだ。
お相手は、光魔法ほど希少ではないが、治癒魔法の使い手で、他国の男爵の四女という。
ユールは、まだ絵姿でしかその姫君には会っていない。
この辺境の要塞の騎士達に最も求められる婚姻相手は、身分よりも、富よりも、もちろん美貌よりも何よりも、治癒の魔力だ。男達はあらゆる伝手を使って、治癒力のある妻を得る。
カイルにわしゃわしゃと髪の毛を好きにさせながら、マティアスは、手元の書類を読み込んでいく。
(第4要塞は、再起不能者が多いな。ここには優先的に物資の補充が必要か。第8の被害は去年よりマシだが、その代わりに第9要塞が相当やられている)
ユールは、マティアスの手元の書類を覗き込みながら、言った。
「それを見てたのか。マティアス、お前は気がついたか?第6要塞」
「ん?なんだ?」
カイルが二人の間に首を突っ込んできた。
「スタンピートの回数も、駆逐魔獣数も大体去年と同じだ。なにかあったのか?」
ユールはカイルの問いに、何も言わずに眼鏡を細い指でかけ直すと、無言で書類の一点を指差した。
眼鏡を触るのはこの常に冷静な男が動揺した時の、小さな癖だ。
「死傷者数、ゼロだと?」
ユールの指し示した一行の数字に、おもわず、マティアスはがたり、と椅子から立ち上がる。
何枚のも書類がひらひらと、執務室に舞い上がる。
「第6に、一体なにがあった」
ユールは興奮が隠しきれないと言った面持ちでつぶやいた。
「本当に全部去年と全て同じだ。書類上での変更は、引退した馬番が若い男に変わったのと、門番が2人配置替え、それから洗濯係が一人異動になって、二人新しい人員を新たに増員したぐらいだ」
ひらひらと、もう下調べはしてある、とばかりにユールは第6の詳細な収支報告書を手渡した。
「・・そんなわけがあるか」
死傷者ゼロ。
それは、マティアスが要塞の防衛責任者となってから、全ての要塞の記録において、初めてみる数字。そして、マティアスが求めてやまない、夢の数字だ。
「ああ、あそこは場所も普通だし、隊が何か特別な訓練でも始めたのか?」
「いや、報告書を見る限り、全く完全に通常運転だ。30年前からの報告書を全部洗って調べてみたが、この1年で何か変わったように見えるところは全くない」
「一体この1年で第6になにがあった?」
「魔獣は通常通りの発生数、ということは、聖女があの要塞で生まれたわけでも、土地に変化があったわけでもなさそうだ。みろ、隣の第5要塞の方が、魔獣の総駆逐数は低いくらいだ。通常運転だ。何も変わっていない」
では、なぜ。
執務室に沈黙が広がった。
慰霊祭に合わせ、マティアスは要塞の被害状況を最終確認する。
全部で20の断崖の要塞に守られた辺境の地、ディトマス。
マティアスは、この慰霊祭での式典の責任者でもある。
要塞の被害状況を正確に国の重鎮に報告し、国から然るべき人員の補填と予算を訴えることが、この慰霊祭の大きな目的の一つでもある。
全ての数字を明確にして、書類の内容を把握する事は、マティアスの大切な責務の一つでもある。
一枚の書類にすると、死傷者の数はただの数字にしかすぎない。
だがこの数字一つ一つに、人生があり、家族があり、未来があったはずだ。
そして、この要塞での貴重な犠牲の上にアストリア王国の安寧は成り立つのだ。
(光魔法の遣い手が入れば、この数はもっと減少するはずだ)
マティアスは深く、書類に認められた数字をその指でなぞり、執務室に響くほどの大きなため息をついた。
慰霊祭に派遣されてくる王家の姫君を、なんとしても娶らなければならない。
光魔法は、癒しの魔法だ。
強い光魔法の遣い手がこの辺境の地に入れば、魔獣との闘いの最前線のこの地で、一体どれほどの命が救われることであろうか。
光魔法の遣い手は、女性王族にしか存在しない希少な存在。
国防の要であるこの辺境の地に、是非にと王家の姫君の降嫁を望んだのは、他でもない己だ。
(だが)
マティアスからおもわずこぼれたため息の意味をおそらく察した男たちはゲラゲラとマティアスの後ろで遠慮なく笑った。
「王家の深窓の御姫様なんぞ、お前の好みから一番遠いのにな」
ゲラゲラとマティアスの後ろで笑うのは、マティアスの右腕として子供時代から共に育ち、共に幾多の死線を乗り越えてきた、幼馴染の美麗な男達。
マティアスにとってこの二人は兄弟と言っても過言ではない。
「ユール、それからカイルもか。もう訓練は終わったのか?」
マティアスの心許せる、希少な友人たちだ。
筋骨隆々とした、実に威圧感のある壁のごとき黒髪の大男が言葉を発した。
カイルだ。
「心配すんな、お前のその無駄な美貌があれば、どんなお姫様でも、この辺境で光魔法を展開してくれるだろうよ。お前はただ、お姫様の旦那として、ご機嫌を損ねないようにしてればいいさ。華奢で、恥ずかしがりで、エクボの女の子って、そんなお前の理想の女の子なんか、貴族社会どころか平民にも滅多いないぞ」
「うるさいな、そんな事は私が一番知っているよ」
戦場ではお互い命を預けあっているような幼馴染の関係に、辺境伯の息子だろうが遠慮なない。
カイルは、マティアスの真っ直ぐな銀髪を、ぐしゃぐしゃと掻き乱し、をからかった。
なお、後ろで控えている細いふちの眼鏡をかけている男のユールも、来月には見合いがあるのだ。
お相手は、光魔法ほど希少ではないが、治癒魔法の使い手で、他国の男爵の四女という。
ユールは、まだ絵姿でしかその姫君には会っていない。
この辺境の要塞の騎士達に最も求められる婚姻相手は、身分よりも、富よりも、もちろん美貌よりも何よりも、治癒の魔力だ。男達はあらゆる伝手を使って、治癒力のある妻を得る。
カイルにわしゃわしゃと髪の毛を好きにさせながら、マティアスは、手元の書類を読み込んでいく。
(第4要塞は、再起不能者が多いな。ここには優先的に物資の補充が必要か。第8の被害は去年よりマシだが、その代わりに第9要塞が相当やられている)
ユールは、マティアスの手元の書類を覗き込みながら、言った。
「それを見てたのか。マティアス、お前は気がついたか?第6要塞」
「ん?なんだ?」
カイルが二人の間に首を突っ込んできた。
「スタンピートの回数も、駆逐魔獣数も大体去年と同じだ。なにかあったのか?」
ユールはカイルの問いに、何も言わずに眼鏡を細い指でかけ直すと、無言で書類の一点を指差した。
眼鏡を触るのはこの常に冷静な男が動揺した時の、小さな癖だ。
「死傷者数、ゼロだと?」
ユールの指し示した一行の数字に、おもわず、マティアスはがたり、と椅子から立ち上がる。
何枚のも書類がひらひらと、執務室に舞い上がる。
「第6に、一体なにがあった」
ユールは興奮が隠しきれないと言った面持ちでつぶやいた。
「本当に全部去年と全て同じだ。書類上での変更は、引退した馬番が若い男に変わったのと、門番が2人配置替え、それから洗濯係が一人異動になって、二人新しい人員を新たに増員したぐらいだ」
ひらひらと、もう下調べはしてある、とばかりにユールは第6の詳細な収支報告書を手渡した。
「・・そんなわけがあるか」
死傷者ゼロ。
それは、マティアスが要塞の防衛責任者となってから、全ての要塞の記録において、初めてみる数字。そして、マティアスが求めてやまない、夢の数字だ。
「ああ、あそこは場所も普通だし、隊が何か特別な訓練でも始めたのか?」
「いや、報告書を見る限り、全く完全に通常運転だ。30年前からの報告書を全部洗って調べてみたが、この1年で何か変わったように見えるところは全くない」
「一体この1年で第6になにがあった?」
「魔獣は通常通りの発生数、ということは、聖女があの要塞で生まれたわけでも、土地に変化があったわけでもなさそうだ。みろ、隣の第5要塞の方が、魔獣の総駆逐数は低いくらいだ。通常運転だ。何も変わっていない」
では、なぜ。
執務室に沈黙が広がった。
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