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闘技大会編
リンvsイーヴィディル 2
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「そんなっ!? どうしてボクの魔法が―――ッ!!」
自身の魔法が突如として消失してしまったことに動揺を隠せないリン。
だが、そんなリンが動揺から立ち直る時間を与える程、イーヴィディルは甘い男ではなかった。
イーヴィディルはリンの体が動揺により止まっていたその刹那の間、その間にリンとの距離を一気に詰めていたのだ。
一般的に、魔法使いにとってもっとも怖いことは接近戦に持ち込まれることである。
なぜなら近づかれてしまえば威力の大きい魔法はその効果範囲に自身も巻き込んでしまうため使えず、また、詠唱する間もなく倒されてしまう可能性が高いからだ。
故に、魔術師は基本的に接近されないように立ち回らなければならない。
だが、リンは一瞬の隙を突かれ、その距離を詰められてしまった。
いや、敵が魔法を無効化できるという時点でこうなることは時間の問題だったのかもしれないが……そんなことが今は問題なのではない。
詰められてしまったという事実、それこそが問題なのである。
なぜなら、それはつまり、リンが追いつめられたということに直結するからだ。
「―――ほれ、隙だらけであるぞ?」
イーヴィディルはまるでリンを嘲笑するかのように右手に握る剣を振りかぶった。
その速度はすさまじく、その対象が並みの魔術師であったならば為す術なく倒されてしまっただろう。
―――――だが……リンは並みの魔術師ではない。
「―――くッ!!」
リンは苦悶の声を上げながらも、咄嗟に短剣を取り出し、何とかイーヴィディルの剣を逸らして見せた。
「ほう……魔術師のくせに我輩の剣を逸らすとは、存外やるではないか。いいのう……お主はやはりいい……」
「キミに褒めてもらっても全然嬉しくないんだよね……というか、気持ち悪いからちょっと離れてくれないかな?」
「はッ!! 口の減らぬ娘よ!! やはり我輩が少ししつけてやる必要があるようだな!!」
そう叫び、再び剣を振るうイーヴィディル。
その剣を何とか短剣で捌くリンだが、幾らリンが近接戦闘が多少できるとはいえ、相手は近接戦をメインとして戦う者。
その中でも上位の実力者であるイーヴィディルに対し、対等に立ち回れる程の技術をリンはまだ得ていない。
故に、当然の結果として防戦一方となってしまうリン。
リンはそんな状況から脱却しようと、何とか隙を見つけて距離をとろうとするがイーヴィディルはなかなかその隙を与えてはくれない。
イーヴィディルの力と速度を両立する剣戟を前に、リンの防御が限界に達するのも時間の問題であった。
「ほれほれ、防いでばかりでは我輩は倒せんぞ!! どれ、もっと抵抗して見せろ、我輩を楽しませてみせい!!」
「―――くぅぅぅッ!!」
(このままじゃまずいかな……これは何とかしないと……しょうがない、ちょっと荒っぽい方法だけど、これで……!!)
リンはそう、頭の中で作戦を纏めると、身構える。
直後、イーヴィディルの怪力を伴った剣閃がリンを襲う。
だが、リンは今度、その剣を逸らそうとはしなかった。
リンはイーヴィディルの剣を短剣で受けると、襲い掛かる衝撃に逆らわず、むしろその衝撃の方向に跳躍する。
その結果、リンの体はイーヴィディルの剣により、その振るわれる方向へと吹っ飛ばされてしまう。
当然、リンは無傷では済まず、身体へのダメージが精神ダメージに変換されて襲い掛かり、思わず意識が遠のきそうになる。
―――――だが、この状況こそがリンの狙い。
リンは意志を強く持って、意識を保つと何とか受け身をとり、イーヴィディルとの距離をとることに成功した。
しかし、リンはそこで行動を止めない、敵に魔法を無効化する手段があるとわかった今、この距離を保ち続けるのが難しいことを本能的に理解していたからだ。
(あいつが魔法を無効化するっていうなら……これでッ!!)
「我、求むるは業火の渦―――火炎竜巻!!」
瞬間、灼熱の巨大な竜巻がフィールドに顕現し、イーヴィディルを包み込む。
だが、それでもイーヴィディルの余裕は崩れない。
「ハハハ、まだわからぬか!! 我輩には魔法など効か……」
「―――まだだよ!!」
リンはイーヴィディルの発言を遮ると、矢継ぎ早に詠唱を開始する。
「我、求むるは流水の塊―――水球ッ!!」
リンは火炎竜巻が消されるよりも早く詠唱を終えると、イーヴィディルを包む巨大な竜巻に出来た水球を放つ。
そして、その直後、灼熱の竜巻と、水の塊が衝突し―――――爆ぜた。
それは現代では水蒸気爆発という、水が非常に温度の高い物質と接触し、気化されることによって発生する現象であったが、そんなことはその場にいる者達が知る由もない。
だが、リンは水の魔法と炎の魔法をぶつけると、この現象が起こるということだけは、訓練の中で理解していたのだ。
そして、同時にこの現象は魔力を感じられないことから、魔法ではないということもすでに把握していた。
だからこそ、リンはこの現象ならダメージを与えられるのではないかと思いついたのである。
爆炎に包まれるイーヴィディル、そして、フィールドを黒煙が覆い尽くす。
しかし、リンはこれで敵を倒せたと確信できる程、楽観的ではない。
何しろ普段から人外の強さの相手と訓練を積んでいるのだ。
彼ならこの程度の攻撃では確実に倒せていないだろう。
そしてその上、敵が何らかの方法で魔法を無効化できるという事がわかった以上、これで勝ったと決めつけることはまだできなかったのである。
故にリンは黒煙にまぎれ、短剣を片手にイーヴィディルにとどめを刺しにかかった。
確かに視界は遮られている。しかし、彰との訓練の中で、リンは人の気配を探る方法を身に着けている。
森の中も、黒煙の中も、視界が悪いという意味では同じ、あとはその程度の違いだけだ。
リンは周囲の状況を探ることに五感を集中させ、その中から、イーヴィディルの荒っぽい気配を探索する。
そして、黒煙の充満するフィールドの中から、リンはイーヴィディルの気配を探り当てた。
流石の彼もどうやら今回は少なくないダメージを受けたらしい。
イーヴィディルは頭を押さえ、少しふらふらとしている。
だが、そんな状態とはいえ、やはりリンの予想通り、あれだけの爆発をくらって尚、彼は健在であった。
(まさか、あれを受けてまだ立ってるとはね……でも、これで今度こそ終わりだよ!!)
心の中でそう叫ぶリン。
そうして、短剣の一撃をもって彼にとどめを刺そうと、リンは黒煙に紛れてイーヴィディルに飛びかかった。
ここに来て勝利を確信するリン、しかし―――その確信こそが仇となる。
次の瞬間、イーヴィディルが突如動き出し、横一線に剣を薙いだ。
「……え?」
眼前に迫る剣を見て、頭が真っ白になって思考が止まりし、意図せず疑問の声が口から漏れるリン。
あまりに突然の出来事を前にリンの体も、そして思考すらも完全に硬直し、目の前の出来事に追いつかない。
―――――そしてその直後、リンの体を激しい衝撃が襲った。
自身の魔法が突如として消失してしまったことに動揺を隠せないリン。
だが、そんなリンが動揺から立ち直る時間を与える程、イーヴィディルは甘い男ではなかった。
イーヴィディルはリンの体が動揺により止まっていたその刹那の間、その間にリンとの距離を一気に詰めていたのだ。
一般的に、魔法使いにとってもっとも怖いことは接近戦に持ち込まれることである。
なぜなら近づかれてしまえば威力の大きい魔法はその効果範囲に自身も巻き込んでしまうため使えず、また、詠唱する間もなく倒されてしまう可能性が高いからだ。
故に、魔術師は基本的に接近されないように立ち回らなければならない。
だが、リンは一瞬の隙を突かれ、その距離を詰められてしまった。
いや、敵が魔法を無効化できるという時点でこうなることは時間の問題だったのかもしれないが……そんなことが今は問題なのではない。
詰められてしまったという事実、それこそが問題なのである。
なぜなら、それはつまり、リンが追いつめられたということに直結するからだ。
「―――ほれ、隙だらけであるぞ?」
イーヴィディルはまるでリンを嘲笑するかのように右手に握る剣を振りかぶった。
その速度はすさまじく、その対象が並みの魔術師であったならば為す術なく倒されてしまっただろう。
―――――だが……リンは並みの魔術師ではない。
「―――くッ!!」
リンは苦悶の声を上げながらも、咄嗟に短剣を取り出し、何とかイーヴィディルの剣を逸らして見せた。
「ほう……魔術師のくせに我輩の剣を逸らすとは、存外やるではないか。いいのう……お主はやはりいい……」
「キミに褒めてもらっても全然嬉しくないんだよね……というか、気持ち悪いからちょっと離れてくれないかな?」
「はッ!! 口の減らぬ娘よ!! やはり我輩が少ししつけてやる必要があるようだな!!」
そう叫び、再び剣を振るうイーヴィディル。
その剣を何とか短剣で捌くリンだが、幾らリンが近接戦闘が多少できるとはいえ、相手は近接戦をメインとして戦う者。
その中でも上位の実力者であるイーヴィディルに対し、対等に立ち回れる程の技術をリンはまだ得ていない。
故に、当然の結果として防戦一方となってしまうリン。
リンはそんな状況から脱却しようと、何とか隙を見つけて距離をとろうとするがイーヴィディルはなかなかその隙を与えてはくれない。
イーヴィディルの力と速度を両立する剣戟を前に、リンの防御が限界に達するのも時間の問題であった。
「ほれほれ、防いでばかりでは我輩は倒せんぞ!! どれ、もっと抵抗して見せろ、我輩を楽しませてみせい!!」
「―――くぅぅぅッ!!」
(このままじゃまずいかな……これは何とかしないと……しょうがない、ちょっと荒っぽい方法だけど、これで……!!)
リンはそう、頭の中で作戦を纏めると、身構える。
直後、イーヴィディルの怪力を伴った剣閃がリンを襲う。
だが、リンは今度、その剣を逸らそうとはしなかった。
リンはイーヴィディルの剣を短剣で受けると、襲い掛かる衝撃に逆らわず、むしろその衝撃の方向に跳躍する。
その結果、リンの体はイーヴィディルの剣により、その振るわれる方向へと吹っ飛ばされてしまう。
当然、リンは無傷では済まず、身体へのダメージが精神ダメージに変換されて襲い掛かり、思わず意識が遠のきそうになる。
―――――だが、この状況こそがリンの狙い。
リンは意志を強く持って、意識を保つと何とか受け身をとり、イーヴィディルとの距離をとることに成功した。
しかし、リンはそこで行動を止めない、敵に魔法を無効化する手段があるとわかった今、この距離を保ち続けるのが難しいことを本能的に理解していたからだ。
(あいつが魔法を無効化するっていうなら……これでッ!!)
「我、求むるは業火の渦―――火炎竜巻!!」
瞬間、灼熱の巨大な竜巻がフィールドに顕現し、イーヴィディルを包み込む。
だが、それでもイーヴィディルの余裕は崩れない。
「ハハハ、まだわからぬか!! 我輩には魔法など効か……」
「―――まだだよ!!」
リンはイーヴィディルの発言を遮ると、矢継ぎ早に詠唱を開始する。
「我、求むるは流水の塊―――水球ッ!!」
リンは火炎竜巻が消されるよりも早く詠唱を終えると、イーヴィディルを包む巨大な竜巻に出来た水球を放つ。
そして、その直後、灼熱の竜巻と、水の塊が衝突し―――――爆ぜた。
それは現代では水蒸気爆発という、水が非常に温度の高い物質と接触し、気化されることによって発生する現象であったが、そんなことはその場にいる者達が知る由もない。
だが、リンは水の魔法と炎の魔法をぶつけると、この現象が起こるということだけは、訓練の中で理解していたのだ。
そして、同時にこの現象は魔力を感じられないことから、魔法ではないということもすでに把握していた。
だからこそ、リンはこの現象ならダメージを与えられるのではないかと思いついたのである。
爆炎に包まれるイーヴィディル、そして、フィールドを黒煙が覆い尽くす。
しかし、リンはこれで敵を倒せたと確信できる程、楽観的ではない。
何しろ普段から人外の強さの相手と訓練を積んでいるのだ。
彼ならこの程度の攻撃では確実に倒せていないだろう。
そしてその上、敵が何らかの方法で魔法を無効化できるという事がわかった以上、これで勝ったと決めつけることはまだできなかったのである。
故にリンは黒煙にまぎれ、短剣を片手にイーヴィディルにとどめを刺しにかかった。
確かに視界は遮られている。しかし、彰との訓練の中で、リンは人の気配を探る方法を身に着けている。
森の中も、黒煙の中も、視界が悪いという意味では同じ、あとはその程度の違いだけだ。
リンは周囲の状況を探ることに五感を集中させ、その中から、イーヴィディルの荒っぽい気配を探索する。
そして、黒煙の充満するフィールドの中から、リンはイーヴィディルの気配を探り当てた。
流石の彼もどうやら今回は少なくないダメージを受けたらしい。
イーヴィディルは頭を押さえ、少しふらふらとしている。
だが、そんな状態とはいえ、やはりリンの予想通り、あれだけの爆発をくらって尚、彼は健在であった。
(まさか、あれを受けてまだ立ってるとはね……でも、これで今度こそ終わりだよ!!)
心の中でそう叫ぶリン。
そうして、短剣の一撃をもって彼にとどめを刺そうと、リンは黒煙に紛れてイーヴィディルに飛びかかった。
ここに来て勝利を確信するリン、しかし―――その確信こそが仇となる。
次の瞬間、イーヴィディルが突如動き出し、横一線に剣を薙いだ。
「……え?」
眼前に迫る剣を見て、頭が真っ白になって思考が止まりし、意図せず疑問の声が口から漏れるリン。
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