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71 入浴
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それから俺は、ロニーにシュリが目覚めた事と、明日の正午に転移魔術でシュリが過去に帰ることを皆に知らせるよう頼んだ。
そしてルクナ隊長にシュリを部屋に連れて帰る事を伝え、シュリを腕に抱えてそのまま部屋に戻ることに……。
だがシュリが『風呂に入りたい』と言い、部屋に戻った俺はまだ病み上がりのシュリを一人だけで入らせることもできず一緒に風呂に入っていた。
◇◇◇◇
「痛くないか? シュリ」
俺はシュリの背後に立ち、泡立てた石鹸の泡を付けたタオルで椅子に座るシュリの背中を擦った。
「うん、ルクナがちゃんと治してくれたからな。さっきだって歩いて帰れるって言っただろ?」
「そうかもしれないが……三日も眠っていたからな」
「もう大丈夫だよ」
シュリは笑いながら言った。
今は浴室で、俺とシュリは裸だった。以前と同じ、けれどもうシュリの体は以前とは違う。
男の体になっている。
シュリは初めての交わりでどちらかの性別を選ぶと言っていた。でもあの時、あの場所にいたのは男だけだ。それに服は脱がされていたが、犯されたような素振りはなかった。
なら、一体どうして?
俺は疑問に思いながらも、未だに聞いていいものかわからず、喉の奥でその疑問は引っかかっていた。
けれど俺の心を見抜いたようにシュリは教えてくれた。
「アレクシス、俺、男になっちゃったよ。……あのさ。捕まった時……二人の男に迫られて、怖くなって男になるって願っちゃったんだ。そうしたら、ちんこが生えて。でもさ、俺の、全然アレクシスより小さいよな」
シュリは笑って言い、俺は手を止めた。それが空笑いだと、すぐにわかったから。
両性であったシュリは犯されるかもしれないという恐怖で、男を望んだのだろう。それは望まない選択だったはずだ。こんな風に性別が決まってしまうなんてシュリ自身も思っていなかった……だからシュリの言葉には戸惑いと悲しみが窺い知れた。
「シュリ」
俺は自分の事のように胸が痛み、俺は思わずシュリの小さな体を抱きしめた。
シュリをそこまで追い詰めた男達が憎い。あのまま毒矢でそのまま死んでしまえばよかったのに、と思わずほの暗い心が呟いてしまう。
勿論、シュリに怖がられたくないからそんなことは言わないが。
「シュリ、ごめん。守れなくて」
俺は懺悔のようにシュリに謝った。でも、優しいシュリはいつも笑ってくれる。
「アレクシスが謝る理由なんてないだろ。だから、ごめんなんて言うな。アレクシスは俺を助けてくれたんだから」
シュリは抱きしめる俺の腕に手を当てて言った。その手が優しく俺の腕を撫でる。まるで子供に言い聞かせる親のようだ。だから俺は素直に返事をしていた。
「……うん」
「いい子だ。……でもアレクシスが言っていた、襲われるって、ああいう事だったんだな。俺、本当に怖かったよ。怖くて、怖くて……アレクシスの事、思い浮かべてた」
シュリはそう言うと後ろから抱きしめる俺の肩に頭を預け、そして首筋に顔を摺り寄せた。そんなシュリの行動に思わず視線を向けてみれば、シュリの瞳は潤み、俺を誘うようにじっと見つめていた。
俺の心臓はドキッと高鳴る。
「シュリ?」
「俺、思い出したんだ。アレクシスにされた事、あのチョコレートを食べた時の事」
シュリに言われて俺は息を詰める。そしてあの、甘いひと時の事を俺も思い出す。
「シュリ、あれは」
俺は言い訳をしようとした。でもその言葉をシュリが遮る。
「アレクシス、俺ね。あの時、全然嫌じゃなかった。むしろ気持ちよかった。……なのに、あの男達に触られた時はすっごく嫌で、気持ち悪かった。耳とか舐められて怖かった。今思い出しても、嫌なぐらい。……だから……だからさ、アレクシス。もう一回、あの時みたいにして欲しいんだ。俺の記憶を上書きして」
シュリはぎゅうっと俺の腕を掴み、その目は真剣だった。……なんていう誘惑だろうか。
今すぐにでもシュリの首筋に噛みついて、体を余すところなく触って、以前のように快感に溺れさせたいと強く思う。
でも一瞬、躊躇う。本当にそんなことをしていいのだろうか? と。
それに、俺はもう獣人に戻ってしまったのだ。人種の姿じゃない。あんな風に触って、シュリを傷つけるんじゃないだろうか? と不安にも思ってしまう。
だが躊躇う俺に気が付いたシュリは悲しそうな顔を見せた。
「やっぱり……やっぱり、俺が男になっちゃったからイヤ?」
シュリの瞳の涙の膜がみるみる分厚くなるのが分かった。そんなシュリを見て、俺は思わず叫ぶ。
「そんなわけないだろう! ……ただ、シュリはいいのか? 俺は獣人だぞ?」
俺が尋ねると、シュリは体を捻って俺に抱き着いた。ぬるりっと石鹸でぬめった体は俺の体に吸い付いてくる。
「俺が、アレクシスがいいって言っているんだ。他の誰かなんてイヤだ!」
シュリははっきりと言い、俺はもうシュリの誘惑に勝てなかった。
離れる前に体を合わせるなんて止めた方がいい。離れる時が辛いだけだぞ。
そう心は囁くのに、体はいつだって正直だ。
「……シュリ」
俺は名前を呼んで、シュリを腕の中にしっかり抱くと、ゆっくりと口づけをした。
涙を止める為でもない、魔力を落ち着かせる為でもない。ただシュリを感じる為だけのキス。
「んぅっ」
俺はシュリに口を押し付け、シュリは柔らかくて小さな唇で俺の口に吸い付き、鼻から甘い声を出した。
シュリの唇を味わい、牙で傷つけないように、舌を入れこんでシュリの口の中で暴れる。風呂の前に飲ませたレモン水のせいだろうか。微かにシュリの中からレモンの味がした。俺はそれをもっと味わいたくてシュリの口の中を舐める。
するとすぐにシュリの声が漏れた。
「んんっ、うんんぅぅっ」
シュリは俺の腕をぎゅっと握り、まるで息ができない、もうちょっとゆっくり! と俺に抗議していた。
だから俺は舌を引っ込め、シュリの唇に啄むようなキスをして、唇以外にもキスをする。顎、頬、額、鼻の先っちょに。
シュリはどこかしこも甘い。
「ふふっ、くすぐったい」
シュリはキス魔になった俺に笑って言った。
「嫌か?」
「ううん、気持ちぃいよ。でも……恥ずかしいな」
シュリは少し伏し目がちで俺を見上げ、俺はそんなシュリの可愛い瞼にまたキスをする。そしてぎゅっと細くて小さな体を抱きしめる。俺が本気で抱きしめたら、粉々になってしまいそうなほどか弱い体を優しく丁寧に、そっと大事に。
そしてシュリも抱き返してくれた。
「俺、アレクシスに抱きしめてもらうの好きだな。毛並みが気持ちいい」
シュリは俺の背中に手を回して俺の毛並みを確かめるように触った。
だが、それはこっちのセリフだ。と俺は思う。
水を弾くような弾力ある肌なのに、絹のように触り心地は柔らかで、褐色の肌色も俺好みだ。
「俺はシュリの肌の方が好きだ。触り心地がいい」
「そうか? アレクシスなら、いっぱい触っていいぞ。ううん、いっぱい触って欲しい」
シュリは何気なく言い、俺の理性を軽く飛ばそうとしてくるから本当に困る。触っていいのなら、全て触りまくりたい。勿論、シュリの大事なところも。
そう考えると、どくっと下半身に血が集まる感じがした。腰に巻いているタオルの下で俺の一物が頭を上げ始めている。
「シュリ……本当にいいのか? 今ならまだ止められるぞ?」
俺はシュリに尋ね、シュリは俺を見返して、にっこりと笑った。
「いいに決まってる。アレクシスがいいんだ」
断言するシュリに俺は胸がぎゅうぎゅうっと締め付けられる。
俺自身を必要とされて、求められて、俺は胸の奥から湧き上がってくる暖かい何かが、胸をどんどん満たしていくのを感じた。
「アレクシス。いっぱい気持ちいい事、して欲しい」
シュリは甘えた声で俺に言い、俺の中の血がぶわぁっと沸き立った。
堪らず、シュリにむちゅっと熱くて深いキスをして、すぐに口を離すと、俺は一言だけ言った。
「ベッドに行こう」
シュリは恥ずかし気に頬を染めて、俺に抱き着いたまま頷いた。
そしてルクナ隊長にシュリを部屋に連れて帰る事を伝え、シュリを腕に抱えてそのまま部屋に戻ることに……。
だがシュリが『風呂に入りたい』と言い、部屋に戻った俺はまだ病み上がりのシュリを一人だけで入らせることもできず一緒に風呂に入っていた。
◇◇◇◇
「痛くないか? シュリ」
俺はシュリの背後に立ち、泡立てた石鹸の泡を付けたタオルで椅子に座るシュリの背中を擦った。
「うん、ルクナがちゃんと治してくれたからな。さっきだって歩いて帰れるって言っただろ?」
「そうかもしれないが……三日も眠っていたからな」
「もう大丈夫だよ」
シュリは笑いながら言った。
今は浴室で、俺とシュリは裸だった。以前と同じ、けれどもうシュリの体は以前とは違う。
男の体になっている。
シュリは初めての交わりでどちらかの性別を選ぶと言っていた。でもあの時、あの場所にいたのは男だけだ。それに服は脱がされていたが、犯されたような素振りはなかった。
なら、一体どうして?
俺は疑問に思いながらも、未だに聞いていいものかわからず、喉の奥でその疑問は引っかかっていた。
けれど俺の心を見抜いたようにシュリは教えてくれた。
「アレクシス、俺、男になっちゃったよ。……あのさ。捕まった時……二人の男に迫られて、怖くなって男になるって願っちゃったんだ。そうしたら、ちんこが生えて。でもさ、俺の、全然アレクシスより小さいよな」
シュリは笑って言い、俺は手を止めた。それが空笑いだと、すぐにわかったから。
両性であったシュリは犯されるかもしれないという恐怖で、男を望んだのだろう。それは望まない選択だったはずだ。こんな風に性別が決まってしまうなんてシュリ自身も思っていなかった……だからシュリの言葉には戸惑いと悲しみが窺い知れた。
「シュリ」
俺は自分の事のように胸が痛み、俺は思わずシュリの小さな体を抱きしめた。
シュリをそこまで追い詰めた男達が憎い。あのまま毒矢でそのまま死んでしまえばよかったのに、と思わずほの暗い心が呟いてしまう。
勿論、シュリに怖がられたくないからそんなことは言わないが。
「シュリ、ごめん。守れなくて」
俺は懺悔のようにシュリに謝った。でも、優しいシュリはいつも笑ってくれる。
「アレクシスが謝る理由なんてないだろ。だから、ごめんなんて言うな。アレクシスは俺を助けてくれたんだから」
シュリは抱きしめる俺の腕に手を当てて言った。その手が優しく俺の腕を撫でる。まるで子供に言い聞かせる親のようだ。だから俺は素直に返事をしていた。
「……うん」
「いい子だ。……でもアレクシスが言っていた、襲われるって、ああいう事だったんだな。俺、本当に怖かったよ。怖くて、怖くて……アレクシスの事、思い浮かべてた」
シュリはそう言うと後ろから抱きしめる俺の肩に頭を預け、そして首筋に顔を摺り寄せた。そんなシュリの行動に思わず視線を向けてみれば、シュリの瞳は潤み、俺を誘うようにじっと見つめていた。
俺の心臓はドキッと高鳴る。
「シュリ?」
「俺、思い出したんだ。アレクシスにされた事、あのチョコレートを食べた時の事」
シュリに言われて俺は息を詰める。そしてあの、甘いひと時の事を俺も思い出す。
「シュリ、あれは」
俺は言い訳をしようとした。でもその言葉をシュリが遮る。
「アレクシス、俺ね。あの時、全然嫌じゃなかった。むしろ気持ちよかった。……なのに、あの男達に触られた時はすっごく嫌で、気持ち悪かった。耳とか舐められて怖かった。今思い出しても、嫌なぐらい。……だから……だからさ、アレクシス。もう一回、あの時みたいにして欲しいんだ。俺の記憶を上書きして」
シュリはぎゅうっと俺の腕を掴み、その目は真剣だった。……なんていう誘惑だろうか。
今すぐにでもシュリの首筋に噛みついて、体を余すところなく触って、以前のように快感に溺れさせたいと強く思う。
でも一瞬、躊躇う。本当にそんなことをしていいのだろうか? と。
それに、俺はもう獣人に戻ってしまったのだ。人種の姿じゃない。あんな風に触って、シュリを傷つけるんじゃないだろうか? と不安にも思ってしまう。
だが躊躇う俺に気が付いたシュリは悲しそうな顔を見せた。
「やっぱり……やっぱり、俺が男になっちゃったからイヤ?」
シュリの瞳の涙の膜がみるみる分厚くなるのが分かった。そんなシュリを見て、俺は思わず叫ぶ。
「そんなわけないだろう! ……ただ、シュリはいいのか? 俺は獣人だぞ?」
俺が尋ねると、シュリは体を捻って俺に抱き着いた。ぬるりっと石鹸でぬめった体は俺の体に吸い付いてくる。
「俺が、アレクシスがいいって言っているんだ。他の誰かなんてイヤだ!」
シュリははっきりと言い、俺はもうシュリの誘惑に勝てなかった。
離れる前に体を合わせるなんて止めた方がいい。離れる時が辛いだけだぞ。
そう心は囁くのに、体はいつだって正直だ。
「……シュリ」
俺は名前を呼んで、シュリを腕の中にしっかり抱くと、ゆっくりと口づけをした。
涙を止める為でもない、魔力を落ち着かせる為でもない。ただシュリを感じる為だけのキス。
「んぅっ」
俺はシュリに口を押し付け、シュリは柔らかくて小さな唇で俺の口に吸い付き、鼻から甘い声を出した。
シュリの唇を味わい、牙で傷つけないように、舌を入れこんでシュリの口の中で暴れる。風呂の前に飲ませたレモン水のせいだろうか。微かにシュリの中からレモンの味がした。俺はそれをもっと味わいたくてシュリの口の中を舐める。
するとすぐにシュリの声が漏れた。
「んんっ、うんんぅぅっ」
シュリは俺の腕をぎゅっと握り、まるで息ができない、もうちょっとゆっくり! と俺に抗議していた。
だから俺は舌を引っ込め、シュリの唇に啄むようなキスをして、唇以外にもキスをする。顎、頬、額、鼻の先っちょに。
シュリはどこかしこも甘い。
「ふふっ、くすぐったい」
シュリはキス魔になった俺に笑って言った。
「嫌か?」
「ううん、気持ちぃいよ。でも……恥ずかしいな」
シュリは少し伏し目がちで俺を見上げ、俺はそんなシュリの可愛い瞼にまたキスをする。そしてぎゅっと細くて小さな体を抱きしめる。俺が本気で抱きしめたら、粉々になってしまいそうなほどか弱い体を優しく丁寧に、そっと大事に。
そしてシュリも抱き返してくれた。
「俺、アレクシスに抱きしめてもらうの好きだな。毛並みが気持ちいい」
シュリは俺の背中に手を回して俺の毛並みを確かめるように触った。
だが、それはこっちのセリフだ。と俺は思う。
水を弾くような弾力ある肌なのに、絹のように触り心地は柔らかで、褐色の肌色も俺好みだ。
「俺はシュリの肌の方が好きだ。触り心地がいい」
「そうか? アレクシスなら、いっぱい触っていいぞ。ううん、いっぱい触って欲しい」
シュリは何気なく言い、俺の理性を軽く飛ばそうとしてくるから本当に困る。触っていいのなら、全て触りまくりたい。勿論、シュリの大事なところも。
そう考えると、どくっと下半身に血が集まる感じがした。腰に巻いているタオルの下で俺の一物が頭を上げ始めている。
「シュリ……本当にいいのか? 今ならまだ止められるぞ?」
俺はシュリに尋ね、シュリは俺を見返して、にっこりと笑った。
「いいに決まってる。アレクシスがいいんだ」
断言するシュリに俺は胸がぎゅうぎゅうっと締め付けられる。
俺自身を必要とされて、求められて、俺は胸の奥から湧き上がってくる暖かい何かが、胸をどんどん満たしていくのを感じた。
「アレクシス。いっぱい気持ちいい事、して欲しい」
シュリは甘えた声で俺に言い、俺の中の血がぶわぁっと沸き立った。
堪らず、シュリにむちゅっと熱くて深いキスをして、すぐに口を離すと、俺は一言だけ言った。
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