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トワコの作った財布
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トワコに見込みがあるのなら、私の店で雇ってあげても構わない、ということを、彩女は確かに店を訪れたトワコの兄さまに言ったが、彩女自身、ふっと思いついたから言ってみたに過ぎず、本気、という考えもなかった。だから、トワコが張り切って店に来たときは少し困惑したくらいだったが、姉の清女はトワコの顔立ちが綺麗なだけではなく、ここらの者にはない品の良さがあって、気に入ったと言って、裁縫を教え始めたのである。仕事の合間に教えるので、捗らないと思われたが、トワコは慣れない手を動かし、膝の上に布地を広げて、一生懸命だった。本人もいくらかそれを自慢にしているらしかった。
「私、昨日、あまり寝ていないんです。兄さまが眠ってからも、落ち着かないから起きて、お裁縫の練習をしていたの」
そんなことを言って、誇らしげに寝不足の目をパチパチさせたこともあったが、これは良くないと、最初は、無理をしないように、と注意した。しかし、その翌日も似たような寝不足の目をして、寝ていない、と言っていた。トワコの兄さまからも、自分が言ったくらいではトワコは納得しないらしいから、と頼まれるようにして、三日目にトワコが赤い目をしてやってきたときは、ハッキリと、夜更かしをしてまで裁縫の練習をするのはやめるように、と清女は言った。それ以来、トワコは寝不足の目をやめた。
七歳と四歳の男の子二人だけで女の子を持たない清女は、思いがけずトワコという娘を手に入れたような、喜びだった。トワコの髪をリボンで結ってあげることもあった。自分の二人の息子にも、トワコの呼び方を注意した。
「あの子はあなたたちよりお姉さんなのだから、トワコお姉ちゃんと呼びなさい」
しかし、初と龍次の兄弟は、トワコを「トワコお姉ちゃん」とは呼ばず、「トワコ」と呼び捨てにしていた。これは、清女と彩女がトワコのことを「トワコ」と呼び捨てにしているのに自然と倣ったからだったが、清女も彩女も「トワコさん」や「トワコちゃん」と呼び方を改めるようになってから、子どもらもトワコを呼び捨てにすることはなくなった。それでも、弟の龍次の方は、友達に対するように「トワちゃん」と呼ぶことがあった。
トワコは、一生懸命だけあって上達が早く、これならそろそろ店に出す小物の繕いを手伝わせて、僅かばかりでもお給料をあげてもいいかもしれない、と清女は言っている。
彩女は店に立ちながら、商品が売れていくのを見るのが好きだった。可愛らしい小物や髪飾りで、店の中は鮮やかだった。学校帰りの小学生や、嫁入り前のお嬢さんが店に入ってくる。リボンを持って、髪に当てて、友達に見てもらったりする。みんながみんな、お金を出して商品を買ってくれる「お客さん」というわけではないのだが、それぞれが胸に抱いているらしい幸福が、彩女の胸を温めてくれる。
「ずるいなぁ」
店の中の品物を見るだけで、帰っていく少女らの背中を見ながら、彩女はそんなことを呟く日もあったが、恨むことはない。日によっては、驚くほどの稼ぎがある日もある。
元々は、彩女の祖母が開いた店である。早くに夫を亡くし、子どもを育てていく為に手に職をつける必要があった。外に出て仕事をする女は恥ずかしいと言われる時代で、口やかましい親戚に再婚を勧められたこともあったが、どうにかこうにか続けていけるものであった。母の代になってからは、使用人や縫い子を何人も雇って、大分流行ったらしいが、彩女と清女に店の代が変わってからは、そうでもない。商品の質が落ちたわけではないが、可愛い小物を欲しがるような娘は遠方に嫁ぐか、働きに出て忙しい。小学生らもそんなにお小遣いをもらっているわけではない。自然と、店の規模は小さくなった。縫い子も、先月、遠方に嫁ぐと言ったのを最後に、皆辞めてしまった。
「それでも、どうにかこうにか、なるものねぇ。お母さんたちも、そうだったでしょう」
姉の清女はそんなことを言って、どこまでものんびりだった。
今日は、小学生の女の子とその姉にお揃いのリボン、嫁入り前の娘にハンカチを三枚、最近眼鏡をかけ始めた、と言った少女に眼鏡入れを売った。
「眼鏡をかけるの、恥ずかしいから、せめて持ちものは可愛いものを選びたかったんです」
初の手を引いて、一緒に小学校まで連れて行ってくれる顔馴染みの少女は、そう言って、顔を赤らめて俯きながら、唇の端に微笑を乗せた。
「目がしっかり開かれて、可愛いわ」
綺麗な柄の入った紙を選んで丁寧に商品を包みながら、彩女は言った。実際、眼鏡をかけた少女の目は、潤みを持って、綺麗に見えた。
少女と入れ違いに、トワコの兄さまが来た。
「あら」
彩女は思わず呟いた。それほど驚いたわけでもないのに、つい、そのような呟きを漏らしてしまうのは、彩女の癖かもしれなかった。
トワコの兄さまは、彩女に向かって軽く頭を下げると、雪のように光る牙を見せて、笑った。
「トワコの迎えに来たのですが、早過ぎましたね」
「そろそろ、店仕舞いをしますから……ちょっと」
彩女は店の奥に入って、また戻ってきた。
「もう少ししたら、来ますから」
「そうですか」
トワコは、店の奥からパタパタと現れた。
「トワコ、これ、どうしたの」
トワコの髪に揺れるレースのリボンの端をつまみながら、トワコの兄さまは言った。清女が結んだにしては、不器用だった。
「初ちゃんが結ってくれたの」
「遊んでいたのじゃないだろうね」
「兄さま、心外だわ」
トワコは髪からリボンをスラスラと引き抜きながら、機嫌良く答えた。
奥から、清女も出てきて、トワコを褒めた。
「兄さま、これ、トワコが作ったの」
「それくらい出来るのだったら、そろそろお店の品物に手をかけてもらってもよろしいわ」
清女が、ニコニコしながら言った。
丸い財布で、口に金具がついている。トワコの兄さまの手の上に、ポンと乗ってしまうような、可愛い財布だった。トワコの兄さまは、へぇ、という目つきで、しげしげと手の上に乗った財布を眺めていた。
トワコと、トワコの兄さまは、帰っていった。
清女は、トワコの髪に揺れていたレースのリボンを、手の中で巻き直していた。
「彩女ちゃん、今日、初が学校で漢字の練習をしてきたのよ。一番の成績を取ったと言って、喜んで帰ってきたの。龍次の名前も漢字で書いてあげるって言っていたのだけれど、初にはまだ難しいでしょう?上手く書けなくて、代わりにトワコちゃんの名前を書いてあげるって言っていたの。トワコちゃんは、漢字で自分の名前をどう書くのか分からないっていうから、辞書を引いたりして……」
清女は、そんなことをツラツラと話した。
「私、昨日、あまり寝ていないんです。兄さまが眠ってからも、落ち着かないから起きて、お裁縫の練習をしていたの」
そんなことを言って、誇らしげに寝不足の目をパチパチさせたこともあったが、これは良くないと、最初は、無理をしないように、と注意した。しかし、その翌日も似たような寝不足の目をして、寝ていない、と言っていた。トワコの兄さまからも、自分が言ったくらいではトワコは納得しないらしいから、と頼まれるようにして、三日目にトワコが赤い目をしてやってきたときは、ハッキリと、夜更かしをしてまで裁縫の練習をするのはやめるように、と清女は言った。それ以来、トワコは寝不足の目をやめた。
七歳と四歳の男の子二人だけで女の子を持たない清女は、思いがけずトワコという娘を手に入れたような、喜びだった。トワコの髪をリボンで結ってあげることもあった。自分の二人の息子にも、トワコの呼び方を注意した。
「あの子はあなたたちよりお姉さんなのだから、トワコお姉ちゃんと呼びなさい」
しかし、初と龍次の兄弟は、トワコを「トワコお姉ちゃん」とは呼ばず、「トワコ」と呼び捨てにしていた。これは、清女と彩女がトワコのことを「トワコ」と呼び捨てにしているのに自然と倣ったからだったが、清女も彩女も「トワコさん」や「トワコちゃん」と呼び方を改めるようになってから、子どもらもトワコを呼び捨てにすることはなくなった。それでも、弟の龍次の方は、友達に対するように「トワちゃん」と呼ぶことがあった。
トワコは、一生懸命だけあって上達が早く、これならそろそろ店に出す小物の繕いを手伝わせて、僅かばかりでもお給料をあげてもいいかもしれない、と清女は言っている。
彩女は店に立ちながら、商品が売れていくのを見るのが好きだった。可愛らしい小物や髪飾りで、店の中は鮮やかだった。学校帰りの小学生や、嫁入り前のお嬢さんが店に入ってくる。リボンを持って、髪に当てて、友達に見てもらったりする。みんながみんな、お金を出して商品を買ってくれる「お客さん」というわけではないのだが、それぞれが胸に抱いているらしい幸福が、彩女の胸を温めてくれる。
「ずるいなぁ」
店の中の品物を見るだけで、帰っていく少女らの背中を見ながら、彩女はそんなことを呟く日もあったが、恨むことはない。日によっては、驚くほどの稼ぎがある日もある。
元々は、彩女の祖母が開いた店である。早くに夫を亡くし、子どもを育てていく為に手に職をつける必要があった。外に出て仕事をする女は恥ずかしいと言われる時代で、口やかましい親戚に再婚を勧められたこともあったが、どうにかこうにか続けていけるものであった。母の代になってからは、使用人や縫い子を何人も雇って、大分流行ったらしいが、彩女と清女に店の代が変わってからは、そうでもない。商品の質が落ちたわけではないが、可愛い小物を欲しがるような娘は遠方に嫁ぐか、働きに出て忙しい。小学生らもそんなにお小遣いをもらっているわけではない。自然と、店の規模は小さくなった。縫い子も、先月、遠方に嫁ぐと言ったのを最後に、皆辞めてしまった。
「それでも、どうにかこうにか、なるものねぇ。お母さんたちも、そうだったでしょう」
姉の清女はそんなことを言って、どこまでものんびりだった。
今日は、小学生の女の子とその姉にお揃いのリボン、嫁入り前の娘にハンカチを三枚、最近眼鏡をかけ始めた、と言った少女に眼鏡入れを売った。
「眼鏡をかけるの、恥ずかしいから、せめて持ちものは可愛いものを選びたかったんです」
初の手を引いて、一緒に小学校まで連れて行ってくれる顔馴染みの少女は、そう言って、顔を赤らめて俯きながら、唇の端に微笑を乗せた。
「目がしっかり開かれて、可愛いわ」
綺麗な柄の入った紙を選んで丁寧に商品を包みながら、彩女は言った。実際、眼鏡をかけた少女の目は、潤みを持って、綺麗に見えた。
少女と入れ違いに、トワコの兄さまが来た。
「あら」
彩女は思わず呟いた。それほど驚いたわけでもないのに、つい、そのような呟きを漏らしてしまうのは、彩女の癖かもしれなかった。
トワコの兄さまは、彩女に向かって軽く頭を下げると、雪のように光る牙を見せて、笑った。
「トワコの迎えに来たのですが、早過ぎましたね」
「そろそろ、店仕舞いをしますから……ちょっと」
彩女は店の奥に入って、また戻ってきた。
「もう少ししたら、来ますから」
「そうですか」
トワコは、店の奥からパタパタと現れた。
「トワコ、これ、どうしたの」
トワコの髪に揺れるレースのリボンの端をつまみながら、トワコの兄さまは言った。清女が結んだにしては、不器用だった。
「初ちゃんが結ってくれたの」
「遊んでいたのじゃないだろうね」
「兄さま、心外だわ」
トワコは髪からリボンをスラスラと引き抜きながら、機嫌良く答えた。
奥から、清女も出てきて、トワコを褒めた。
「兄さま、これ、トワコが作ったの」
「それくらい出来るのだったら、そろそろお店の品物に手をかけてもらってもよろしいわ」
清女が、ニコニコしながら言った。
丸い財布で、口に金具がついている。トワコの兄さまの手の上に、ポンと乗ってしまうような、可愛い財布だった。トワコの兄さまは、へぇ、という目つきで、しげしげと手の上に乗った財布を眺めていた。
トワコと、トワコの兄さまは、帰っていった。
清女は、トワコの髪に揺れていたレースのリボンを、手の中で巻き直していた。
「彩女ちゃん、今日、初が学校で漢字の練習をしてきたのよ。一番の成績を取ったと言って、喜んで帰ってきたの。龍次の名前も漢字で書いてあげるって言っていたのだけれど、初にはまだ難しいでしょう?上手く書けなくて、代わりにトワコちゃんの名前を書いてあげるって言っていたの。トワコちゃんは、漢字で自分の名前をどう書くのか分からないっていうから、辞書を引いたりして……」
清女は、そんなことをツラツラと話した。
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