鬼のツノゴと神のメゴ
神様に嫁ぐ愛児(メゴ)の脇の下には黄金の鱗があり、その傍には角児(ツノゴ)と言われる鬼がいるのだ……
そのツノゴはメゴを連れて逃げた。
故郷を捨てて、生まれた意味も捨てて、名前も捨てて、逃げたのだ。この子だけを、確かな存在として、逃げたのだ。
幸せになって欲しかったとか、ずっと一緒にいたかったとか、そんなことは考えなかった。
ただ、この子に生きていて欲しくて……
そのツノゴはメゴを連れて逃げた。
故郷を捨てて、生まれた意味も捨てて、名前も捨てて、逃げたのだ。この子だけを、確かな存在として、逃げたのだ。
幸せになって欲しかったとか、ずっと一緒にいたかったとか、そんなことは考えなかった。
ただ、この子に生きていて欲しくて……
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