【完結】禁断の契約〜スライムと秘めた愛の日々〜

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第三章:危険な誘惑

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午後3時、シアン商会のエントランスホールは緊張感に包まれていた。片桐一馬の訪問を控え、社員たちは最終確認に追われている。

麻里は正面入り口近くに立ち、訪問者を出迎える準備をしていた。彼女の心は穏やかではなかった。陣内の言葉が頭の中で繰り返される。

「母は事故で死んだんじゃない...殺されたんだ」

そんな馬鹿な。麻里は頭を振った。だが、もし本当なら...

「来たわよ」涼子の声が彼女の思考を中断させた。

黒塗りの高級車が建物の前に停まり、後部座席から一人の男性が降り立った。45歳くらいだろうか、洗練された風貌と威厳のある立ち居振る舞いが印象的だ。片桐一馬だ。

「桐生部長、お久しぶりです」片桐は涼子に向かって微笑んだ。

「お待ちしておりました、片桐博士」涼子は普段見せない愛想の良さで応えた。

片桐の視線が麻里に向けられる。「こちらの方は?」

「瀬戸麻里と申します。本日の案内役の一人です」麻里は丁寧に頭を下げた。

片桐の目が僅かに見開かれた。「瀬戸...?瀬戸佳織の娘さんですか?」

麻里は驚きを隠せなかった。「はい...母の名前をご存知なんですか?」

「ええ、かつて共同研究をしていました」片桐の表情に懐かしさが浮かんだ。「彼女の死は残念でした」

麻里は何か言おうとしたが、涼子が割り込んできた。「それでは館内をご案内しましょう」

視察が始まり、片桐は麻里に様々な質問を投げかけてきた。彼女の経歴、商会での職務、そして...母についても。

研究室区画での説明中、片桐は麻里の側に近づき、囁いた。「あなたのお母さんは素晴らしい研究者でした。彼女の才能はあなたにも受け継がれているようですね」

「ありがとうございます」麻里は緊張した面持ちで応えた。

「今日の視察が終わったら、個人的にお話ししたいことがあります」片桐の声は低く、他の人には聞こえないようだった。

視察は特別管理区画へと移った。麻里は昨夜のことを思い出し、緊張が高まる。インキュバススライムが保管されていたケースは空になっていた。

「こちらの試料はどうしました?」片桐はケースを指さした。

涼子が慌てて資料を確認する。「特級危険生物:インキュバスブルー...昨夜の点検では問題なかったはずですが」

麻里は冷静を装おうとしたが、頬が熱くなるのを感じた。

片桐の視線が彼女に注がれる。「瀬戸さん、昨夜ここを確認したのはあなたですね?」

「はい...」麻里は小さく答えた。

「興味深い」片桐は意味深な笑みを浮かべた。「この後、詳しくお聞かせいただきたいですね」

視察が終わり、涼子は片桐を会議室へと案内した。麻里も同行するよう指示される。

会議室で三人きりになると、片桐は真っ直ぐに麻里を見つめた。「瀬戸さん、正直に答えてください。昨夜、あなたはインキュバススライムに触れましたか?」

麻里は血の気が引くのを感じた。「いいえ、そのようなことは...」

片桐は彼女の言葉を遮った。「隠す必要はありません。あなたの体から特殊な魔力の波動を感じます。それはインキュバススライムとの接触がなければ現れないものです」

彼は涼子に向き直った。「桐生部長、少し席を外していただけますか?瀬戸さんとは別件で話があるのです」

涼子は不満げな表情を浮かべたが、「わかりました」と言って部屋を出た。

二人きりになると、片桐の態度が変わった。彼は麻里に近づき、彼女の手を取った。

「あなたはお母さんにそっくりですね」

その接触の瞬間、麻里の体に衝撃が走った。陣内が残した「印」が反応し、痛みを伴う快感が腕から全身へと広がる。

「あっ...」思わず声が漏れた。

片桐は麻里の反応に気づき、にやりと笑った。「やはり...契約は成立しているようですね」

麻里は手を引き離そうとしたが、片桐はしっかりと掴んでいた。「怖がることはありません。私はあなたを助けたいのです」

「どういう意味ですか?」麻里は震える声で尋ねた。

「インキュバススライムとの契約は危険です。彼らはあなたの魔力を吸い取り、やがて干上がらせる...それが彼らの本質です」

麻里は反論しようとしたが、片桐は続けた。「今夜、私の研究施設で会いましょう。あなたの母の研究を見せたいものがあります。そして...」

彼は麻里の耳元で囁いた。「契約からあなたを解放する方法も」

麻里は一歩後ずさった。「私は...考えさせてください」

片桐はにこやかに微笑んだ。「もちろん。これが私の名刺です。施設の住所と私の直通番号が書いてあります。今夜8時、お待ちしています」

麻里は名刺を受け取り、片桐はドアへと向かった。ドアを開ける前に、彼は振り返った。

「瀬戸さん、契約者は主人に従わざるを得ない存在です。彼があなたに何を言おうと、彼の本質は変わりません。彼らは寄生生物なのです」

そう言い残し、片桐は部屋を出て行った。麻里はその場に立ち尽くし、名刺を握りしめていた。

---

麻里が帰宅すると、陣内が彼女を待っていた。彼の表情は暗く、目には怒りの色が浮かんでいた。

「片桐に会ったな」それは質問ではなく、断言だった。

「どうして...?」麻里は驚いた。

陣内は彼女に近づき、その頬に手を当てた。手がスライム状に変化し、彼女の肌にぴったりと吸い付く。

「私の印が教えてくれる...他の男が触れたことを」

彼の声は低く、危険な響きを持っていた。「特に、あいつの触れた痕跡は...」

彼の手が徐々に首筋へと移動し、スライム状の指が彼女の鎖骨に沿って広がっていく。

「彼は何と言った?」

麻里は息を呑み、震える声で答えた。「あなたが...私の魔力を吸い取ると」

陣内は冷笑した。「当然だ。彼は私を怖れている」

スライム状の手が更に下へと進み、麻里の胸元へ。透明な青い物質が彼女の服の上から浸透し、直接肌に触れる感覚を生み出す。

「あっ...陣内...」

「今夜、彼の施設に行くつもりか?」陣内の目が鋭く光った。

「行かなきゃ...母のことを知るために」麻里は答えながらも、彼の触れる感覚に集中力を乱されていた。

「罠だ」陣内は言い切った。「彼は私を捕らえるために、あなたを利用する」

彼のもう一方の手も変化し、麻里の腰に回る。彼女の体は二つのスライムの腕に包まれ、そこから広がる快感に抗うことができなかった。

「でも...母のこと...真実を知る必要があるわ」

陣内は彼女を見つめ、その青い瞳に何かの決意が浮かんだ。「わかった。だが私も共に行く」

麻里は驚いた。「どうやって?彼はあなたを捕らえようとしているのよ」

「方法はある」陣内は微笑んだ。「だが、その前に...」

彼の体が完全にスライム化し始め、麻里を包み込むように広がっていく。「あいつの匂いを消し去らなければ」

半透明の青い物質が彼女の全身を覆い、服の上からでも肌に直接触れているかのような感覚を生み出す。それは彼女の体の隅々まで行き渡り、全ての神経を同時に刺激する。

「ああっ...」

麻里は抵抗する力を失い、陣内の愛撫に身を委ねた。彼のスライム体は彼女の服の下に浸透し、直接肌に触れ始める。それは水のように流れながらも、確かな意思を持って彼女を愛撫している。

「私だけが...あなたの全てに触れることができる」陣内の声が彼女の中から聞こえてくるようだった。

彼のスライム体は彼女の最も敏感な部分に達し、形を変えながら彼女を快感の渦に引きずり込んでいく。

「陣内...もう...」

麻里の意識が白い光に包まれていく中、陣内の声が彼女の耳元で響いた。

「今夜、全てを明らかにする。あなたの母の真実と...私たちの運命を」

彼女の体から放たれる魔力の波動が部屋全体を青白く照らし、二人の魂が共鳴するかのように輝いた。

---

夜の8時前、麻里は片桐の研究施設の前に立っていた。モダンな外観の建物は、街外れの森の中に静かに佇んでいる。

「本当にこれでいいの?」麻里は小声で尋ねた。

首筋に着けたペンダントが微かに震える。「問題ない。私はこれであなたとつながっている」

陣内の声が彼女の頭の中で響いた。彼は姿を変え、青い宝石のようなペンダントとなり麻里の首元に収まっていた。

「彼は私の存在に気づかない」陣内は続けた。「だが気をつけろ。彼の言葉に惑わされるな」

麻里は深呼吸し、インターフォンを押した。すぐに片桐の声が響き、重厚な門が開いた。

中に入ると、片桐自ら彼女を出迎えた。「来てくれて嬉しいです、瀬戸さん」

彼は麻里を研究施設の中へと案内した。白い壁と最新設備が並ぶ廊下を進むうちに、麻里の緊張は高まっていった。

「こちらです」片桐は一つの部屋の前で立ち止まり、ドアを開けた。

部屋の中央には、巨大なガラスケースがあった。その中には数種類の魔物標本が並んでいる。そして壁には...

「母...」

麻里は息を呑んだ。壁一面に母の写真と研究メモが貼られていた。

「瀬戸佳織は素晴らしい研究者でした」片桐は麻里の横に立ち、壁を見上げた。「そして...私の最愛の人でした」

麻里は驚いて片桐を見た。「最愛の...?」

「あなたには話していなかったでしょうね」片桐は苦笑した。「私たちは秘密の関係でした。あなたのお父さんとの結婚後も」

麻里は言葉を失った。母の知らない一面...それは彼女の記憶の中の母と一致しなかった。

「そしてここに」片桐は部屋の奥へと歩いた。「彼女の最後の研究があります」

大きなガラスケースの中に、一体の青いスライムが浮いていた。インキュバスブルーだが、陣内とは異なる個体だ。

「佳織は魔物と人間の共生を研究していました」片桐は説明した。「彼女は人間の魔力が魔物に与える影響と、逆に魔物が人間に与える影響を解明しようとしていました」

「だからインキュバスを研究していたの?」麻里は尋ねた。

「そうです。インキュバスは情念のエネルギーを糧とする特殊な魔物。人間の感情と最も密接に関わる存在です」

片桐はコンソールのボタンを押し、壁に映像が映し出された。それは研究室での母の姿だった。

「これは彼女の最後の実験記録です」

映像の中で、佳織はケースに入ったインキュバスに手を伸ばしていた。そこには若い男性も映っていた...陣内だ。人間の姿の彼が。

「彼は私の研究助手でした」片桐の声に苦さが混じる。「私は彼を信頼していました...佳織も」

映像では、実験中に何かが起こり、突然の爆発。そして画面が暗転する。

「この事故で佳織は命を落としました」片桐は静かに言った。「そして陣内は...魔物と融合してしまった」

麻里の胸が締め付けられる思いだった。首元のペンダントが熱を持ち始めた。

「それが真実...?」麻里は震える声で尋ねた。

片桐は彼女の目を真っ直ぐに見つめた。「いいえ。それは事故ではなかった」

「どういうこと...?」

「陣内が故意に実験を失敗させたのです」片桐の声は冷たくなった。「彼は佳織の研究に嫉妬していました。そして...私と佳織の関係に」

「嘘だ!」

陣内の怒りの声が麻里の頭の中で叫んだ。ペンダントが激しく震える。

「彼が...母を殺したの?」麻里は信じられない思いで尋ねた。

「彼は自分も犠牲になるつもりではなかったでしょう」片桐は悲しげに答えた。「スライムとの融合は偶発的でした。皮肉なことに、彼は自分の行為の結果として、魔物になってしまった」

麻里の頭の中で陣内の声が響く。「全て嘘だ!彼こそが実験を暴走させた。佳織を殺したのは片桐だ!」

二つの真実。二つの主張。麻里はどちらを信じれば良いのか分からなくなった。

「あなたとの契約...」片桐は麻里の肩に手を置いた。「それは彼の復讐計画の一部なのです」

その接触で、再び陣内の印が反応する。だが今回は、快感よりも痛みの方が強かった。

「あなたを通じて、彼は私に復讐しようとしている」片桐は続けた。「あなたの魔力は母親ゆずりの強力なもの。それを使って彼は人間に戻ろうとしているのです」

「ペンダント...」

片桐の目がペンダントに注がれた。「これは...?」

突然、ペンダントが強烈な光を放ち、青い液体が噴出した。液体は瞬く間に姿を変え、陣内の人間形態となる。

「十分な嘘を聞いた」陣内は怒りに満ちた声で言った。

片桐は一歩後ずさりながらも、冷静さを保っていた。「やはり来ていたか。お前は相変わらず予測通りの行動をする」

彼はポケットから小さな装置を取り出し、ボタンを押した。突然、部屋中に青白い光が満ち、陣内が苦しみの声を上げる。

「陣内!」麻里は叫んだ。

「特殊な抑制波だ」片桐は説明した。「インキュバススライムの分子構造を一時的に固定する」

陣内は床に膝をつき、その体が部分的にスライム状に戻り始めた。

「やめて!彼を傷つけないで!」麻里は片桐に掴みかかった。

「落ち着きなさい」片桐は麻里の腕をつかみ、彼女を壁に押し付けた。「あなたを助けようとしているのです。彼はあなたを利用しているだけ」

「嘘つきめ...」陣内は苦しみながらも声を絞り出した。「麻里...彼の本当の目的を...見抜け...」

片桐は冷笑した。「本当の目的?それはお前が一番よく知っているだろう」

彼はコンソールに近づき、別のボタンを押した。壁の一部が開き、そこに大きな装置が現れた。

「これが佳織の最後の研究だ」片桐は誇らしげに言った。「人間と魔物の魂の融合装置」

麻里は恐怖に目を見開いた。「何をするつもり...?」

「あなたと陣内の契約は既に魂の共鳴を起こしている。その状態で融合を完成させれば...」

片桐の目が狂気じみた輝きを帯びる。「完全な力を持つ存在が生まれる。それを私が制御する」

「麻里...逃げろ...」陣内は床で苦しみながら警告した。

片桐は麻里に近づき、彼女の腕を掴んだ。「あなたの意志は関係ない。契約の力で、陣内はあなたについてくる。二人揃って私の実験体になるのだ」

片桐が麻里を装置に向かって引っ張る。陣内は必死に立ち上がろうとするが、抑制波の効果で動きが鈍い。

このままでは...

麻里の中で何かが目覚めた。母親から受け継いだ魔力。それが全身に広がり始める。

「放して!」

彼女の叫びと共に、爆発的な力が解放された。青白い光が彼女の体から放たれ、片桐は吹き飛ばされた。

「まさか...」片桐は壁に叩きつけられながら呟いた。「佳織と同じ力を...」

麻里は驚きを隠せなかったが、チャンスだと悟った。彼女は急いで陣内のもとへ駆け寄った。

「大丈夫?」

陣内は弱々しく頷いた。「抑制装置...壊せば...」

麻里は部屋を見回し、コンソールに目をやった。走り寄り、思いつくままにボタンを押し始める。

「やめろ!」片桐が立ち上がり、彼女を止めようと走ってきた。

その時、部屋のドアが勢いよく開き、高瀬が飛び込んできた。

「麻里さん!」

「高瀬さん!?どうして...」

高瀬は片桐に向かって何かを投げつけた。小さな装置が爆発し、煙が立ち込める。

「逃げて!」高瀬は叫んだ。「僕が足止めする!」

麻里は混乱していたが、陣内を助け起こし、煙に紛れて部屋を出た。廊下を走りながら、彼女は高瀬がなぜここにいるのか理解できなかった。

「彼は...どうして...」

「後で考えろ」陣内は辛うじて人間形態を保ちながら言った。「まずはここから出るんだ」

二人は施設の出口へと向かって走った。だが、彼らを待ち受けていたのは...

「そこまでよ」

桐生涼子が数人の警備員と共に立ちふさがっていた。

「逃がすわけにはいかないわ」涼子は冷たく笑った。「片桐博士の大切な実験体たちを」

麻里は絶望を感じたが、陣内は彼女の手を強く握った。

「信じろ...私たちの契約の力を...」

その瞬間、二人の間に青い光が走り、陣内の体が完全にスライム化した。それは麻里の体を包み込むように広がり、彼女を青い球体の中に閉じ込めた。

「何!?」涼子が驚きの声を上げる。

スライムの球体は警備員たちを押しのけ、窓ガラスを突き破って外へと飛び出した。夜空の下、青い球体は森の中へと消えていった。

森の奥深く、スライムの球体が地面に着地し、徐々に形を変えていく。麻里が姿を現し、その隣に陣内が人間形態で現れた。彼は疲労困憊の様子だった。

「陣内!大丈夫?」

「なんとか...」彼は息を切らしながら答えた。「だが長くは持たない...エネルギーを...」

麻里は迷わず彼に近づき、その顔を両手で包んだ。「私のエネルギーを使って」

「だが...」

「今は議論している場合じゃないわ」麻里は真剣な表情で言った。「あなたを信じると決めたの」

彼女は陣内に口づけた。二人の唇が触れた瞬間、青い光が周囲を包み込む。陣内の体が再び活力を取り戻していく。

キスを終えた麻里は、陣内の目を見つめた。「さあ、話しましょう。母のこと、あなたのこと、そして...私たちのこと」

月明かりに照らされた森の中で、二人は真実を語り合い始めた。片桐の嘘、母の研究の真相、そして彼らの契約の本当の意味について。

だが彼らは知らなかった。研究施設では片桐が新たな計画を立て始めていることを。そして高瀬が彼らを助けた真の理由が、単なる好意ではないことを...

禁断の契約は、新たな段階へと進み始めていた。
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