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榊 柚乃・1
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◇◇◇
中学二年で自覚するまで、自分の見え方が他人と違うなんて思いもしなかったのだけど。わたしは人の顔がうまく認識できない。それも、生まれつきに、だ。
そのせいもあってか、小さな頃のわたしは友達作りが苦手だった。
どうしてかわからないけれど、わたしは一緒に遊んでいる子たちの顔と名前をうまく覚えることができなかったのだ。
と言っても、悪気があるわけでも、覚える気がわけでもない。一緒に遊んで覚えたはずの友達が、次の日に幼稚園や学校に行くと、どの子だったかわからなくなってしまうのだ。
たとえば、今日遊んだAちゃんが次の日に服装や髪型が変えているとする。そうすると、わたしは服装や髪型の変わったAちゃんが昨日のAちゃんだと気付けない。
昨日とは髪型も服装も違うAちゃんから話しかけられて、誰だかわからず困った顔すると、向こうはわたしの態度に気を悪くする。
そういうことが何度も続くうちに、不信感を持った子たちからいろいろとウワサされるようになって、わたしのそばには寄って来る子も減っていった。
幼稚園の頃は、なかなか友達の顔と名前を覚えられなくても、先生がさりげなくフォローしてわたしのことを集団の輪に入れてくれていた。だけど小学校に入ってからは、そこまでわたしを気にかけてくれる先生もいなくて。特に女の子たちのわたしに対する態度は、露骨になった。
『柚乃ちゃんて、いつも友達のこと無視するよね』
『昨日たくさん一緒に遊んだのに、わたしの名前、覚えてくれてなかったんだけど……。ひどくない?』
『柚乃ちゃんなんて、こっちから無視しようよ』
だんだんとそんなふうに悪く言われるようになって。
小学生のわたしは、休み時間にひとりで教室の席に座って、ノートに絵を描いて過ごすことが多くなった。
絵を描くことは嫌いじゃなかった。
趣味で日本画教室に通っているお母さんのおかげで、家の中には絵の具や色鉛筆やスケッチブックなどの画材道具がいろいろあって。それらを使って遊ぶことがわたしの日常だったからだ。
子どもの頃から、わたしが描くのは風景画が多かった。
幼稚園の頃は、両親や先生が読んでくれた絵本に出てきた森の中のお花畑や海や空を想像して。小学生になってからは、両親と出かけた先の風景を思い出しながら描いていた。
それ以外にも、庭から摘んできた花とか、お母さんと行ったスーパーで買ってきた果物とか、家にあったお土産の置き物とか、毎朝ホットミルクを飲むのに使っているカップとか。目についた《物》をいろいろと描いたけど、わたしが自由に描く絵の中に人が出てくることはほとんどなかった。
人を描くのは、幼稚園や学校の図工でどうしても描かないといけないときだけ。そのときは、周りに座っている子たちの描き方を真似て、楕円の顔型の中に線のような眉を二本とまん丸の目をふたつと、三角の鼻と、半円の口を適当に配置した。
だけど、真似をして描いたつもりでも、わたしが描く人の顔はやっぱり不自然に見えるらしい。
小学五年生のとき、教室の後ろの壁にみんなが描いた運動会の思い出の絵が飾られたことがあって。適当に玉入れの絵を描いたら、わたしの絵を見たクラスメートの女子に笑われたことがある。
『榊さんが描いた人の顔、なんか変じゃない? 全員、無表情すぎて怖い』
クラスメートが笑っているのを聞いて、他の子の絵と自分の絵の人の顔がどれほど違うのか観察してみたけれど、わたしにはどこが変なのか、どこが怖いのかよくわからなかった。
それでも、小学校の高学年くらいになると、わたしは自分なりに人間関係を作れるようになっていた。
友達の顔を覚えるのは相変わらず苦手だったけれど、話しかけてきてくれた子の名前がわからないときでも、とりあえずまずは笑顔で言葉を返せばいいんだと気が付いて。相手に話を合わせるようにした。『無視した』とだけは言われないように、頑張って気を付けた。
そうしていたら、低学年の頃のように悪口を言われることも減り、少数だけど学校内で一緒に行動する友達ができた。
中学に入ってからは、特に深く考えることもなく美術部に入った。
基本的には、部員それぞれが好きなテーマで好きな絵を描いて過ごすような、ゆるめの部活だったのだけど。中学二年のときに、顧問の先生が「市のコンクールに絵を出してみよう」と、美術部員全員に課題を出してきた。
顧問の先生が急にそんなことを言い出したのには、職員会議で立場が上の先生から「目的や目標を具体的に設定して部活の指導を行っていくように」と指示された背景があったらしい。
そのせいで、わたし達美術部員は二ヶ月ほど、市のコンクールに向けた絵を描かされた。
コンクールのテーマは「わたしが描く未来の街」だったと思う。
自分の意志で出すコンテストではないし、わたしは気楽な気持ちで街の絵を描いた。
ガラス張りの高層マンション、カラフルな壁のショッピングモール、空中に浮かぶ緑溢れる公園。なんとなく近未来を思わせるような建物や施設をいくつか描いて、それらに自由に行き来できるような曲がりくねった迷路みたいな道路もつけた。背景には、スカイブルーの絵の具を一色だけでざざっと塗った。
特にこだわりもなく描いた絵だったのに、なぜかわたしの作品はコンクールの中学生の部で佳作に選ばれて学校新聞に掲載された。それがキッカケで、休み時間中に絵を描いていると、あまり話したこともないクラスメートに突然声をかけられた。
「榊さん、絵がうまいんだね」
声をかけてきたのは、夏木さんという女の子だった。
名字の夏木から「なっちゃん」というあだ名で呼ばれていて、わたしみたいにおとなしい子よりもクラスの中心グループいる女子達と仲良くしているような子だった。そんななっちゃんが、どういう気まぐれか、市のコンクールで入賞したわたしの絵に興味を持ったらしい。
わたしが教室で絵を描いていると、なっちゃんは仲良しグループの輪から抜け出してきて、わたしの絵を見にきた。
最初は絵を描いているときにだけ話しかけてきていたなっちゃんは、そのうち休み時間の度にわたしの席に近付いてくるようになり、いつのまにかわたしのことを「柚乃ちゃん」と呼ぶようになった。
初めは、わざわざ仲良しグループの輪を抜け出してまで声をかけてくるなっちゃんのことを不思議に思っていたけれど、毎日のように話しかけられているうちに、彼女の存在感はわたしの中で少しずつ大きくなっていった。
なっちゃんと話すのは楽しかったし、彼女はいつでも無条件にわたしの絵を褒めてくれるから嬉しかった。
ある日の昼休み。部活で描く次作の下絵をなんとなく考えていると、なっちゃんが話しかけてきた。
「柚乃ちゃんは風景画が好きなの?」
「うん、昔から風景ばっかり描いてるかも」
「そうなんだ」
近くの席から椅子を引っ張ってきて座ったなっちゃんが、スケッチブックに鉛筆を走らせるわたしの手元をじっと見てくる。
なっちゃんは、いつもそうだった。わたしが絵を描いていると、ものすごく興味深そうに横から覗き込んでくる。
「なっちゃんも何か描く?」
いつも見ているだけでは退屈かと思って、スケッチブックのページをちぎって渡したら、なっちゃんが顔の前で手を振った。
「いいよ。わたし、下手だもん」
「でも、いつも一生懸命見てくれてるから……」
「うん。わたし、柚乃ちゃんの絵を見てるのが好きなんだよね」
そう言ったなっちゃんの口角の上がり具合は、とても好意的に見えた。
「実はね、うちのおじいちゃんが水彩画が趣味で、よく風景の絵を描いてたの。二年前に病気で死んじゃったんだけど、柚乃ちゃんの絵を見てるとおじいちゃんが描いてた絵を思い出すんだ」
「それで、話しかけてきてくれたの?」
「それもあるけど……。それだけじゃなくてね、ちょっと最近、今のグループの子たちとの付き合いに疲れてて。柚乃ちゃんの絵を見ると、なんか癒されるんだ」
市のコンクールで入賞したのは、たぶんまぐれだ。
とりたててうまいとも思わないわたしの絵を見て癒されるなんて。なっちゃんの言葉になんだか照れてしまう。
「あ、りがとう……」
うつむいて照れ笑いすると、机に肘をついてわたしを見ていたなっちゃんの空気が、ふわっと柔らかくなった。
「ねえ、柚乃ちゃん。今度一緒に遊びに行こうよ」
「遊びに?」
「うん。電車乗って、買い物とか」
「買い物……」
なっちゃんからの思いがけない誘いに、胸がドキドキした。
小さな頃から友達が少なかったわたしは、学校外で誰かと遊んだ経験がほとんどない。もちろん、友達と一緒に電車に乗って買い物に行ったことなんてあるはずもなかった。
「今週の土曜日、空いてる?」
「うん、空いてる」
なっちゃんに予定を聞かれて、わたしは迷わず頷いた。だけど、これが失敗だったのだ。
中学二年で自覚するまで、自分の見え方が他人と違うなんて思いもしなかったのだけど。わたしは人の顔がうまく認識できない。それも、生まれつきに、だ。
そのせいもあってか、小さな頃のわたしは友達作りが苦手だった。
どうしてかわからないけれど、わたしは一緒に遊んでいる子たちの顔と名前をうまく覚えることができなかったのだ。
と言っても、悪気があるわけでも、覚える気がわけでもない。一緒に遊んで覚えたはずの友達が、次の日に幼稚園や学校に行くと、どの子だったかわからなくなってしまうのだ。
たとえば、今日遊んだAちゃんが次の日に服装や髪型が変えているとする。そうすると、わたしは服装や髪型の変わったAちゃんが昨日のAちゃんだと気付けない。
昨日とは髪型も服装も違うAちゃんから話しかけられて、誰だかわからず困った顔すると、向こうはわたしの態度に気を悪くする。
そういうことが何度も続くうちに、不信感を持った子たちからいろいろとウワサされるようになって、わたしのそばには寄って来る子も減っていった。
幼稚園の頃は、なかなか友達の顔と名前を覚えられなくても、先生がさりげなくフォローしてわたしのことを集団の輪に入れてくれていた。だけど小学校に入ってからは、そこまでわたしを気にかけてくれる先生もいなくて。特に女の子たちのわたしに対する態度は、露骨になった。
『柚乃ちゃんて、いつも友達のこと無視するよね』
『昨日たくさん一緒に遊んだのに、わたしの名前、覚えてくれてなかったんだけど……。ひどくない?』
『柚乃ちゃんなんて、こっちから無視しようよ』
だんだんとそんなふうに悪く言われるようになって。
小学生のわたしは、休み時間にひとりで教室の席に座って、ノートに絵を描いて過ごすことが多くなった。
絵を描くことは嫌いじゃなかった。
趣味で日本画教室に通っているお母さんのおかげで、家の中には絵の具や色鉛筆やスケッチブックなどの画材道具がいろいろあって。それらを使って遊ぶことがわたしの日常だったからだ。
子どもの頃から、わたしが描くのは風景画が多かった。
幼稚園の頃は、両親や先生が読んでくれた絵本に出てきた森の中のお花畑や海や空を想像して。小学生になってからは、両親と出かけた先の風景を思い出しながら描いていた。
それ以外にも、庭から摘んできた花とか、お母さんと行ったスーパーで買ってきた果物とか、家にあったお土産の置き物とか、毎朝ホットミルクを飲むのに使っているカップとか。目についた《物》をいろいろと描いたけど、わたしが自由に描く絵の中に人が出てくることはほとんどなかった。
人を描くのは、幼稚園や学校の図工でどうしても描かないといけないときだけ。そのときは、周りに座っている子たちの描き方を真似て、楕円の顔型の中に線のような眉を二本とまん丸の目をふたつと、三角の鼻と、半円の口を適当に配置した。
だけど、真似をして描いたつもりでも、わたしが描く人の顔はやっぱり不自然に見えるらしい。
小学五年生のとき、教室の後ろの壁にみんなが描いた運動会の思い出の絵が飾られたことがあって。適当に玉入れの絵を描いたら、わたしの絵を見たクラスメートの女子に笑われたことがある。
『榊さんが描いた人の顔、なんか変じゃない? 全員、無表情すぎて怖い』
クラスメートが笑っているのを聞いて、他の子の絵と自分の絵の人の顔がどれほど違うのか観察してみたけれど、わたしにはどこが変なのか、どこが怖いのかよくわからなかった。
それでも、小学校の高学年くらいになると、わたしは自分なりに人間関係を作れるようになっていた。
友達の顔を覚えるのは相変わらず苦手だったけれど、話しかけてきてくれた子の名前がわからないときでも、とりあえずまずは笑顔で言葉を返せばいいんだと気が付いて。相手に話を合わせるようにした。『無視した』とだけは言われないように、頑張って気を付けた。
そうしていたら、低学年の頃のように悪口を言われることも減り、少数だけど学校内で一緒に行動する友達ができた。
中学に入ってからは、特に深く考えることもなく美術部に入った。
基本的には、部員それぞれが好きなテーマで好きな絵を描いて過ごすような、ゆるめの部活だったのだけど。中学二年のときに、顧問の先生が「市のコンクールに絵を出してみよう」と、美術部員全員に課題を出してきた。
顧問の先生が急にそんなことを言い出したのには、職員会議で立場が上の先生から「目的や目標を具体的に設定して部活の指導を行っていくように」と指示された背景があったらしい。
そのせいで、わたし達美術部員は二ヶ月ほど、市のコンクールに向けた絵を描かされた。
コンクールのテーマは「わたしが描く未来の街」だったと思う。
自分の意志で出すコンテストではないし、わたしは気楽な気持ちで街の絵を描いた。
ガラス張りの高層マンション、カラフルな壁のショッピングモール、空中に浮かぶ緑溢れる公園。なんとなく近未来を思わせるような建物や施設をいくつか描いて、それらに自由に行き来できるような曲がりくねった迷路みたいな道路もつけた。背景には、スカイブルーの絵の具を一色だけでざざっと塗った。
特にこだわりもなく描いた絵だったのに、なぜかわたしの作品はコンクールの中学生の部で佳作に選ばれて学校新聞に掲載された。それがキッカケで、休み時間中に絵を描いていると、あまり話したこともないクラスメートに突然声をかけられた。
「榊さん、絵がうまいんだね」
声をかけてきたのは、夏木さんという女の子だった。
名字の夏木から「なっちゃん」というあだ名で呼ばれていて、わたしみたいにおとなしい子よりもクラスの中心グループいる女子達と仲良くしているような子だった。そんななっちゃんが、どういう気まぐれか、市のコンクールで入賞したわたしの絵に興味を持ったらしい。
わたしが教室で絵を描いていると、なっちゃんは仲良しグループの輪から抜け出してきて、わたしの絵を見にきた。
最初は絵を描いているときにだけ話しかけてきていたなっちゃんは、そのうち休み時間の度にわたしの席に近付いてくるようになり、いつのまにかわたしのことを「柚乃ちゃん」と呼ぶようになった。
初めは、わざわざ仲良しグループの輪を抜け出してまで声をかけてくるなっちゃんのことを不思議に思っていたけれど、毎日のように話しかけられているうちに、彼女の存在感はわたしの中で少しずつ大きくなっていった。
なっちゃんと話すのは楽しかったし、彼女はいつでも無条件にわたしの絵を褒めてくれるから嬉しかった。
ある日の昼休み。部活で描く次作の下絵をなんとなく考えていると、なっちゃんが話しかけてきた。
「柚乃ちゃんは風景画が好きなの?」
「うん、昔から風景ばっかり描いてるかも」
「そうなんだ」
近くの席から椅子を引っ張ってきて座ったなっちゃんが、スケッチブックに鉛筆を走らせるわたしの手元をじっと見てくる。
なっちゃんは、いつもそうだった。わたしが絵を描いていると、ものすごく興味深そうに横から覗き込んでくる。
「なっちゃんも何か描く?」
いつも見ているだけでは退屈かと思って、スケッチブックのページをちぎって渡したら、なっちゃんが顔の前で手を振った。
「いいよ。わたし、下手だもん」
「でも、いつも一生懸命見てくれてるから……」
「うん。わたし、柚乃ちゃんの絵を見てるのが好きなんだよね」
そう言ったなっちゃんの口角の上がり具合は、とても好意的に見えた。
「実はね、うちのおじいちゃんが水彩画が趣味で、よく風景の絵を描いてたの。二年前に病気で死んじゃったんだけど、柚乃ちゃんの絵を見てるとおじいちゃんが描いてた絵を思い出すんだ」
「それで、話しかけてきてくれたの?」
「それもあるけど……。それだけじゃなくてね、ちょっと最近、今のグループの子たちとの付き合いに疲れてて。柚乃ちゃんの絵を見ると、なんか癒されるんだ」
市のコンクールで入賞したのは、たぶんまぐれだ。
とりたててうまいとも思わないわたしの絵を見て癒されるなんて。なっちゃんの言葉になんだか照れてしまう。
「あ、りがとう……」
うつむいて照れ笑いすると、机に肘をついてわたしを見ていたなっちゃんの空気が、ふわっと柔らかくなった。
「ねえ、柚乃ちゃん。今度一緒に遊びに行こうよ」
「遊びに?」
「うん。電車乗って、買い物とか」
「買い物……」
なっちゃんからの思いがけない誘いに、胸がドキドキした。
小さな頃から友達が少なかったわたしは、学校外で誰かと遊んだ経験がほとんどない。もちろん、友達と一緒に電車に乗って買い物に行ったことなんてあるはずもなかった。
「今週の土曜日、空いてる?」
「うん、空いてる」
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