私の世界一無敵な騎士

野うさぎ

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第1章

第4話

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 モーション先輩の言葉に元気づけられた私は、告白を決意する。
 だけど、それは今じゃない。
 唄さんや、勇気さんとも「本気だ」ってことを示さなくてはならないのと、恋が成就することは期待しないことだ。

 だけど、別の日に「モーション先輩、付き合ってください」と告白する誠君がいた。

「まこっち、本当にそれでいいの?」

「いいんです。
だって、本気の恋ですから」

 このやりとりを見て、私はモーション先輩と、誠君の恋を応援する決意をした。
 恋が叶うことが、すべてじゃない。

 応援してあげることも、大切なんだ。

 だけど、次の日に、誠君とモーション先輩の遺体が発見された。
 犯人は、唄さんだった。

「唄さん、どうして?」

「リア充見てると、妬ましくなるのよ・・・・」

「私にも、同じことをしにきたんですか?」

「ううん。

リアルが弾けていない人のことなんて興味もないわ」

 歩いて、去っていく唄さんに大きな声で

「唄さん、私、本気の恋に気づけました」

「恋?

へえ、どんな恋が聞かせてくれるかしら?」

「私は、誠君の恋を応援しようと思いました。

だけど、モーション先輩のことも、ちょっとは憎いなって思っていたんです。

だから、このまま生きていても、私は辛かったと思います」

「助けたつもりではなかったけれど、つまらない人ね」

「つまらなくありません。

唄さんは、絶対に幸せになれません」

「そうね。

あたしは、幸せじゃない。

だから、あたしが幸せになれる未来があるなら、探してほしいわ」

「なれます。

絶対、なれます。

時間は、戻せるんです」

「時間が戻せるって、どういうこと?」

 唄さんは、意味がよくわからなさそうだった。

「唄さんにとって、世界一無敵な騎士を見つけてほしいんです。

私も、私の世界一無敵な騎士を見つけられたんですから、唄さんも見つけれます。

唄さんにも、素敵な幼馴染ができるといいですね」

「話がよくわからないんだけど」

 私の能力は、パラレルループ。
 パラレルワールドに移行できるけど、それには唄さんも一緒にいってほしかった。

 唄さんが、このままだれかの殺人を行うくらいなら、パラレルワールドで幸せな未来になれるようにすればいい。
 他にもいい方法があるかもしれないけど、私ができることと言えば、このくらいだった。

 パラレルワールドでは、幼馴染と報われるようにしたい。

「聞いても、忘れちゃうだろうからさ、このまま騙されたと思って、私と一緒に行くしかないですよ。

パラレルワールド」

 唄さんは一瞬青ざめていたかれど、私は構わずに、唄さんと一緒にパラレルワールドに旅立った。
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