39 / 393
番外編 Y戦士~みちびの場合~
第1話
しおりを挟む
僕はどこにでもいる普通の‥‥一般人だったと思う。
「Y戦士にならないか?」
スキンヘッドの子供に聞かれた。
唐突すぎるよな。
「そもそも、Y戦士って何?」
「特に深い意味はない。AからYまで戦士がいて、ワイが担当しているのがYなだけだ」
「なぜ、Zだけない?」
「ワイは、25人兄弟の末っ子でな、26人目が生まれなかった。ただそれだけだ。一番上の兄がA戦士担当、末っ子のワイがY戦士担当しとるだけ」
「僕にやってほしい、と?」
「強制はできんでな。できるけど、そうしたらワイの会社の上司にクレームが来るんでな」
会社の上司?
「まず、Y戦士なんか必要あるの?」
「なかったらどうする?暇を弄ぶだけで終わらす戦士を希望しとるんか?
悪い奴らと戦う使命を適当に与えとるんや」
「適当なんだ‥‥」
「ワイの推薦は、勘を基準としかしていない。
戦士の数は世界の人口で考えれば、多くもなければ少なくもないとワイは適当に計算して思う。
だが、ワイらマスコットは兄含めて25人しかいないから世界中どうなっているか見て回ることは不可能かもしれん。
地球は25人だけではたりんのだよ。
たりない中、やってんだ。
ただ、推薦だけではなれん。Y戦士には条件があるが、どいつが条件備わっているのか見ただけではわからんのだ」
「適当に推薦してないで、確認してからでは?」
「確認しても、本人が忘れていたり、条件が備わっていることにきずいてないとかある。
それで何事もないように日常生活を送ることが多い。
ワイたちの敵となる邪悪な存在もそう。自身が邪悪な存在ときずかずに進学したり、就職したり、結婚したりして人生を終える者もおる」
「これで、人生過ごせるならいいのでは?」
「良くないのだ。邪悪な存在はいつどこで覚醒するかわからんのだ。
適当でもいいから戦士を覚醒させて、救わなくてはならない」
「何を?」
「敵によって目的が違うかんな。一概には言いきれない」
子供の言う作り話に付き合うつもりはない。
スキンヘッドで長いひげがあるかもしれないけど、明らかに子供だということは身長でわかる。多分、幼稚園ぐらいだろう。
子供にしては辻褄が合うような言葉を並べられているし、小学生に入ってから使うような難しい言葉もそこそこは出てくる。
幼稚園ぐらいの子供なんて先生や親が普段使うような言葉を真似してばかりいて、言葉の意味を理解していないことが多い。
それに僕はその子を知らないし、身元不明な人物の言うことなんぞ、信じられそうにない。
「考え直してくれたか?一応、試しに交信してみるのだ」
「交信?」
「交信すれば当たりか外れかぐらいわかる」
「交信のやり方がわからない」
「適当でいいから」
「また、適当?」
この子供はさっきから何なんだ?
非科学的であり、非現実的なことしか言っていない気がする。
「多分、できないと思う」
「最初から可能性を諦めているということか?」
「諦めているというか、信じてない」
交信なんか念じたところで、何をどうするのか具体的な指示もないし、ただ抽象的に押されているだけだ。
「気が向いたらでもいい。
他にY戦士がいるから、そやつを参考にするといい」
「Y戦士が近くにいるの?」
「ワイは基本この市内にいるからね」
「市内って見たことないが‥‥」
スキンヘッドでひげの長い子供なんて目立ちそうだし、見つけられたら覚えているのでは?
「ないだろうな。漢字の読み書きが難しいワイが下手な買い物とかも行けないから一日中子供でも読めるような字で書いてある公園しかいなかったりする」
「漢字、苦手なの?」
「漢字が苦手というより、ひらがなやカタカタ以外読むことができない。
小学一年生で習うような漢字も含めて」
この子供は小学にも入学してないということかな?
「ワイは次を当たることにするさ。
事件に巻き込まれんようにな」
そう言って、子供は去っていった。
僕は家に帰る。
特にすることもなかったし、子供の長話ぐらいどうってことはない。
両親はいる。だけど、この両親はあまり好きではない。
僕と血の繋がりはあるかって思うくらい似てないと思うけど、近所からは似てるとよく言われる。お世辞なのか、本当なのか。
結婚してからも理想を求める。
母は優しくて、収入があっての男を求める。
僕はゆと。漢字はあるけど、あえて書かないでおくし、名字もふせておく。
クラスでモテ女がいて、モテる女から話かけられるからクラスの男子に妬まれている。
よく2歳年下や2歳年上、同い年から告白されたり、アプローチも多いけど、何故か1歳年上や1歳年下からのアプローチはない。
ただ話ができるだけで妬まれるかな?
受験する学校は、誰もいない所にしよう。顔見知りの人とは前述の理由でもう会いたくない。
僕の学校は私服だから、破かれようが焼かれようが、捨てて家にある服を着ればいい。
成長期なのを親がわかっているから、次々と新しい服を買ってきてくれる。
制服だったら、高い金額のする物を何回買っているんだという話になる。
体操服も自由だから、通販で大体買っている。
鞄も自由で、学校指定の物は何もない。
教科書とかは指定かもしれないけど。
おかげで気は楽だった。
受験、どうしようかな?
受験はいつも親が決めたがる。私立の幼稚園や私立の小学の時の受験もそうだった。
親が決めていた。
今年は私立の中学の受験が待っている。
両親は僕に理想の息子を押しつけてくるし、妹には理想の娘を押し付ける。
妹の幼稚園も両親が決めた私立の幼稚園。今年は私立の小学校を受験させる予定らしい。
妹はまだ幼いからわかってないかもしれない。親の言うことの方が正しいと感じるかもしれない。
ただ、僕みたく物心がつけばすぐに反発したい気持ちが生まれてくるだろう。
僕も妹みたく純粋になれたらどんなにいいだろう?
学校に行きたくない。家にも帰りたくない。
僕はとっさの判断で家を飛び出した。
静かにしよう‥‥。
何で僕はこの世界にいる?この家で生まれてきた?
この家になんかいなくてもいいのに。
とにかく家出をしよう。
自分でも何をしたいかわからない。
うん、きっとこれでいいのかもしれない。
「Y戦士にならないか?」
スキンヘッドの子供に聞かれた。
唐突すぎるよな。
「そもそも、Y戦士って何?」
「特に深い意味はない。AからYまで戦士がいて、ワイが担当しているのがYなだけだ」
「なぜ、Zだけない?」
「ワイは、25人兄弟の末っ子でな、26人目が生まれなかった。ただそれだけだ。一番上の兄がA戦士担当、末っ子のワイがY戦士担当しとるだけ」
「僕にやってほしい、と?」
「強制はできんでな。できるけど、そうしたらワイの会社の上司にクレームが来るんでな」
会社の上司?
「まず、Y戦士なんか必要あるの?」
「なかったらどうする?暇を弄ぶだけで終わらす戦士を希望しとるんか?
悪い奴らと戦う使命を適当に与えとるんや」
「適当なんだ‥‥」
「ワイの推薦は、勘を基準としかしていない。
戦士の数は世界の人口で考えれば、多くもなければ少なくもないとワイは適当に計算して思う。
だが、ワイらマスコットは兄含めて25人しかいないから世界中どうなっているか見て回ることは不可能かもしれん。
地球は25人だけではたりんのだよ。
たりない中、やってんだ。
ただ、推薦だけではなれん。Y戦士には条件があるが、どいつが条件備わっているのか見ただけではわからんのだ」
「適当に推薦してないで、確認してからでは?」
「確認しても、本人が忘れていたり、条件が備わっていることにきずいてないとかある。
それで何事もないように日常生活を送ることが多い。
ワイたちの敵となる邪悪な存在もそう。自身が邪悪な存在ときずかずに進学したり、就職したり、結婚したりして人生を終える者もおる」
「これで、人生過ごせるならいいのでは?」
「良くないのだ。邪悪な存在はいつどこで覚醒するかわからんのだ。
適当でもいいから戦士を覚醒させて、救わなくてはならない」
「何を?」
「敵によって目的が違うかんな。一概には言いきれない」
子供の言う作り話に付き合うつもりはない。
スキンヘッドで長いひげがあるかもしれないけど、明らかに子供だということは身長でわかる。多分、幼稚園ぐらいだろう。
子供にしては辻褄が合うような言葉を並べられているし、小学生に入ってから使うような難しい言葉もそこそこは出てくる。
幼稚園ぐらいの子供なんて先生や親が普段使うような言葉を真似してばかりいて、言葉の意味を理解していないことが多い。
それに僕はその子を知らないし、身元不明な人物の言うことなんぞ、信じられそうにない。
「考え直してくれたか?一応、試しに交信してみるのだ」
「交信?」
「交信すれば当たりか外れかぐらいわかる」
「交信のやり方がわからない」
「適当でいいから」
「また、適当?」
この子供はさっきから何なんだ?
非科学的であり、非現実的なことしか言っていない気がする。
「多分、できないと思う」
「最初から可能性を諦めているということか?」
「諦めているというか、信じてない」
交信なんか念じたところで、何をどうするのか具体的な指示もないし、ただ抽象的に押されているだけだ。
「気が向いたらでもいい。
他にY戦士がいるから、そやつを参考にするといい」
「Y戦士が近くにいるの?」
「ワイは基本この市内にいるからね」
「市内って見たことないが‥‥」
スキンヘッドでひげの長い子供なんて目立ちそうだし、見つけられたら覚えているのでは?
「ないだろうな。漢字の読み書きが難しいワイが下手な買い物とかも行けないから一日中子供でも読めるような字で書いてある公園しかいなかったりする」
「漢字、苦手なの?」
「漢字が苦手というより、ひらがなやカタカタ以外読むことができない。
小学一年生で習うような漢字も含めて」
この子供は小学にも入学してないということかな?
「ワイは次を当たることにするさ。
事件に巻き込まれんようにな」
そう言って、子供は去っていった。
僕は家に帰る。
特にすることもなかったし、子供の長話ぐらいどうってことはない。
両親はいる。だけど、この両親はあまり好きではない。
僕と血の繋がりはあるかって思うくらい似てないと思うけど、近所からは似てるとよく言われる。お世辞なのか、本当なのか。
結婚してからも理想を求める。
母は優しくて、収入があっての男を求める。
僕はゆと。漢字はあるけど、あえて書かないでおくし、名字もふせておく。
クラスでモテ女がいて、モテる女から話かけられるからクラスの男子に妬まれている。
よく2歳年下や2歳年上、同い年から告白されたり、アプローチも多いけど、何故か1歳年上や1歳年下からのアプローチはない。
ただ話ができるだけで妬まれるかな?
受験する学校は、誰もいない所にしよう。顔見知りの人とは前述の理由でもう会いたくない。
僕の学校は私服だから、破かれようが焼かれようが、捨てて家にある服を着ればいい。
成長期なのを親がわかっているから、次々と新しい服を買ってきてくれる。
制服だったら、高い金額のする物を何回買っているんだという話になる。
体操服も自由だから、通販で大体買っている。
鞄も自由で、学校指定の物は何もない。
教科書とかは指定かもしれないけど。
おかげで気は楽だった。
受験、どうしようかな?
受験はいつも親が決めたがる。私立の幼稚園や私立の小学の時の受験もそうだった。
親が決めていた。
今年は私立の中学の受験が待っている。
両親は僕に理想の息子を押しつけてくるし、妹には理想の娘を押し付ける。
妹の幼稚園も両親が決めた私立の幼稚園。今年は私立の小学校を受験させる予定らしい。
妹はまだ幼いからわかってないかもしれない。親の言うことの方が正しいと感じるかもしれない。
ただ、僕みたく物心がつけばすぐに反発したい気持ちが生まれてくるだろう。
僕も妹みたく純粋になれたらどんなにいいだろう?
学校に行きたくない。家にも帰りたくない。
僕はとっさの判断で家を飛び出した。
静かにしよう‥‥。
何で僕はこの世界にいる?この家で生まれてきた?
この家になんかいなくてもいいのに。
とにかく家出をしよう。
自分でも何をしたいかわからない。
うん、きっとこれでいいのかもしれない。
0
あなたにおすすめの小説
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[完結]
(支え合う2人)
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
LOVE PHANTOM-罪深き天使の夢-
希彗まゆ
SF
「ぼくはきみさえいれば世界中に誰もいなくなったって、少しもかまわないのさ」
残忍な瞳で、彼はチカラを使う。
水琴のためにと彼は言う。
「……は、どこにもいかないでね」
失った記憶が水琴によみがえるとき
世界は──。
狂った世界で、人は愛し合う。
世界一罪深い少女・水琴(みこと)と
世界一残忍なチカラを持つ少年・紅凪(くない)の物語。
旦那様と僕
三冬月マヨ
BL
旦那様と奉公人(の、つもり)の、のんびりとした話。
縁側で日向ぼっこしながらお茶を飲む感じで、のほほんとして頂けたら幸いです。
本編完結済。
『向日葵の庭で』は、残酷と云うか、覚悟が必要かな? と思いまして注意喚起の為『※』を付けています。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる