異世界勇者~それぞれの物語~

野うさぎ

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番外編 海賊暮らし

プロローグ

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 僕、海野《うみの》水《すい》。
 身長152センチ。小学五年生。

 まわりは恋愛をして、付き合い始めるカップルも増えた。
 僕もそろそろ彼女ほしくても、告白もできないし、恋人との作り方もわからない。
 女子はすぐ騒ぐし、ヒステリー気味だから、こんなやつらと付き合いたくもない。

 僕は友達付き合いなんか苦手だから、家族といることがこの年であっても比較的多いと思う。

 僕は、海賊アニメや海賊漫画が好きだけど、海賊に憧れてなかったし、海賊なんていないんだと当の昔からわかっていた。

 宝探しなんてしたところで見つかるわけがない。
 僕は昔から夢を見ることがなくて、将来の夢をテーマにした作文なんか書けるわけなかった。

 クラスメートは、「ケーキ屋さん」とか「お花屋さん」とか「お嫁さん」とか「飛行操縦士」とか沢山発表していた。
 中には「ハイジャック」なんて言う天然なやつもいたけど。

 僕が将来の夢については、先生がいろんな案を出した。
 医者?スポーツ選手、会社員など。
「何でもいいです」
 それが僕の答えだった。
 
 だけど、先生は
「ダメよ。子供なんだからもっと大きな夢を持ちなさいよ」
 子供に見ないでほしい。

 先生は先に生まれたから、僕が子供に見えるかもしれないけど、
 二分の一成人式はとっくに迎えたし、学校でやったはずなのに、どうして?
 僕が子供らしく思えるのなら、それでいいよ。

 小学生は大人としての道を踏み出す時期に思えるんだけど、違うのかな?

 そこで、何故かこのド天然な先生に「海賊」とか書かされた。
 公務員とか他にもっとまともな職あるでしょ?
 何故、海賊という非現実的な職にしたんだ?

 みんなの前で発表させられた。
 しかも、授業参観だから、親たちも当然見てる。
「将来の夢は、海賊です。
海賊になって、宝探しをして、大儲けしたいです」
 クラスで笑いのネタにされた。
 先公め、覚えてろよ?
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