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1章 はじまり
7話 *初めての道具
物音に気付きおそるおそる琳太郎のほうをみると、ベッドにザッと並べられたアダルトグッズ。初めてそれらを目にした晴柊は思わずひっと声がもれる。意図が想像できるものもあれば、いったい何に使うのだというものまである。しかし、グロテスクな見た目をしている様々な道具に血の気がさっと引いていくのがわかった。
「今日はどれを使いたい?」
今日「は」という含みのある言い方に晴柊は気を取られたが、未来のことを心配するよりもまずこの直面しているまずい状況に覚悟を決めなくてはいけない。ここで「嫌だ」なんてまた言ってみれば、次は殴る蹴るじゃ済まないだろう。大人の沸点を図ることは、義父の虐待で得意になった。
晴柊は、比較的おとなしそうな見た目のモノを選んだ。大きさも一番小ぶりで、昨日の琳太郎のモノよりも一回り小さい薄ピンクのバイブだった。しかし、晴柊のに比べれば大きい。これをどうされるのかはわかっているから、余計に身構える。
「なっ……縛らないで!」
昨日の様に腕を拘束しようとする琳太郎。しかし、今日はネクタイではなくもっと頑丈そうな手枷だった。
「ネクタイより痕は残らない。」
「そうじゃなくてっ……あっ……!」
そうこう言っていると、次に何か布のように見えるものを膝に当てがわれる。そのまま、膝を折りたたむようにして足を開脚した状態で両膝を拘束される。膝がたたまれているため、足を延ばすことが不可能になった。更に、琳太郎は両膝の拘束具から垂れていたチェーンと、手枷から垂れているチェーンを、首輪の穴にひとまとめに通した。ガチャガチャと動かしてみてもびくともせず、簡単に手を動かせないどころか、足も下ろせなくさせられる。
「お前が口答えしたから、足も追加しておいた。学習しないやつだな。」
昨日の拘束で自由をあまりにも封じられたことがトラウマで、逃げようとしてしまった。晴柊は自分の首を絞めたことに後悔していた。琳太郎はローションを晴柊の選んだバイブに塗りたくると、まだ完治しきっていないナカに沈めていった。
「……ぅ、っ……」
痛さに顔を歪める。切れてはいないけれど、もうすれすれだった。圧迫感も違和感もなれないけれど、目をつむって深く呼吸をするよう意識する。大丈夫、大丈夫、そう暗示をかけるように意識を逸らした。大分慣れてきたのか落ち着いてくると、急に中のバイブがモーター音を立てて動き始めた。
「ぁっ……!?な、にっ……これぇ……ぁん!」
晴柊の細い腰が少し浮く。琳太郎は晴柊が油断したのを見計らっていきなりスイッチをオンにした。ディルドが晴柊の肉壁を内から擦るようにして振動する。琳太郎のより小さいおかげで痛みは少なかったが、ビリビリと電気が走っているかのような感覚に陥る。痛いだけじゃない、それがわかっていたから、必死に声を抑えようと抗った。しかし、晴柊のモノは早速立ち上がりを見せていた。
「昨日処女捨てたくせして、もうナカだけで感じてんじゃねえか。淫乱。」
琳太郎の低い声で罵られ、反論したいが余計なことを言えば次何をされるかわからない。足も手も拘束しているから勿論それで反抗することもできない。どうしようもない無力感と、継続的に与えられるナカからの快感に晴柊はいっぱいいっぱいだった。
琳太郎は、バイブの角度を少し変えると、晴柊のお腹側にむけて押し当てるようにして刺激した。さっきまで反抗していた晴柊の余裕のなくなった表情程そそるものはないと思いながら、見つめる。
「ん、ぃっ……はぁ……んん“っ……!」
「お前、痛いの嫌いじゃないだろ。淫乱の上にマゾの素質もあるとは、中々見込みあるな。」
揶揄うように言葉で責める琳太郎は、ぎゅぅっと少し力を込めて晴柊のモノを握った。痛いのと同時に、普段自分でする自慰行為で得る快感の比じゃない波が襲ってきた。晴柊が舌を出しながらあえぎ始める。閉じることを忘れてしまったその口から唾液が垂れた。ディルドが良いところに当たり続けているせいで、おかしくなりそうだった。快感をどうにか誤魔化して逃がしたいけれど、拘束具が邪魔をして、そのまま直接体が受け入れるしかなかった。
「元々今日は少し様子を見に来ただけでするつもりなかったのに、お前が煽るから相手しちまった。残念だが俺はこれから仕事に戻らなくちゃいけねえ。ああ、そんな寂しそうな顔しなくても、このままにしてやるから安心しろよ。これだけじゃまだイくのは難しいだろうから、これも付けてやる。……はは、似合ってるぞ。それじゃぁいつ戻れるかわからないが、退屈しのぎにしばらく遊んでいるといい。一つ言っておくが、これ、抜くんじゃねえぞ。ケツの穴ちゃんと引き締めて俺が戻ってくるまできちんと咥えこんでおくんだ。」
琳太郎は晴柊の立ち上がって今にも射精しそうに震えていた陰茎の亀頭部分に、医療用テープでローターを2個、添わせるようにして巻き付けた。そして、目隠しして視界を奪う。バイブは固定しなかったが、晴柊自身でナカに留めておくことを指示した。拘束して動けない晴柊が、一度バイブを落としてしまえば戻すことはできない。それを見越してのことだった。
「いか……いかないでぇっ……ぁ、あ゛っ……んん……!」
この先いつ戻るかわからない琳太郎をこのまま待ち続けるのは地獄でしかない。晴柊はすがる思いで涙を流しながら懇願した。視界が塞がっているおかげで、多少素直になることができた。しかし琳太郎はそれを満足げに見ると、「それじゃあな」と言葉だけを残して無惨にも寝室から去っていったのだった。寝室から僅かに漏れ出る晴柊の悲痛ともとれる喘ぎ声を耳にしながら、琳太郎は日下部と篠ケ谷を交代させ、マンションを後にした。
「今日はどれを使いたい?」
今日「は」という含みのある言い方に晴柊は気を取られたが、未来のことを心配するよりもまずこの直面しているまずい状況に覚悟を決めなくてはいけない。ここで「嫌だ」なんてまた言ってみれば、次は殴る蹴るじゃ済まないだろう。大人の沸点を図ることは、義父の虐待で得意になった。
晴柊は、比較的おとなしそうな見た目のモノを選んだ。大きさも一番小ぶりで、昨日の琳太郎のモノよりも一回り小さい薄ピンクのバイブだった。しかし、晴柊のに比べれば大きい。これをどうされるのかはわかっているから、余計に身構える。
「なっ……縛らないで!」
昨日の様に腕を拘束しようとする琳太郎。しかし、今日はネクタイではなくもっと頑丈そうな手枷だった。
「ネクタイより痕は残らない。」
「そうじゃなくてっ……あっ……!」
そうこう言っていると、次に何か布のように見えるものを膝に当てがわれる。そのまま、膝を折りたたむようにして足を開脚した状態で両膝を拘束される。膝がたたまれているため、足を延ばすことが不可能になった。更に、琳太郎は両膝の拘束具から垂れていたチェーンと、手枷から垂れているチェーンを、首輪の穴にひとまとめに通した。ガチャガチャと動かしてみてもびくともせず、簡単に手を動かせないどころか、足も下ろせなくさせられる。
「お前が口答えしたから、足も追加しておいた。学習しないやつだな。」
昨日の拘束で自由をあまりにも封じられたことがトラウマで、逃げようとしてしまった。晴柊は自分の首を絞めたことに後悔していた。琳太郎はローションを晴柊の選んだバイブに塗りたくると、まだ完治しきっていないナカに沈めていった。
「……ぅ、っ……」
痛さに顔を歪める。切れてはいないけれど、もうすれすれだった。圧迫感も違和感もなれないけれど、目をつむって深く呼吸をするよう意識する。大丈夫、大丈夫、そう暗示をかけるように意識を逸らした。大分慣れてきたのか落ち着いてくると、急に中のバイブがモーター音を立てて動き始めた。
「ぁっ……!?な、にっ……これぇ……ぁん!」
晴柊の細い腰が少し浮く。琳太郎は晴柊が油断したのを見計らっていきなりスイッチをオンにした。ディルドが晴柊の肉壁を内から擦るようにして振動する。琳太郎のより小さいおかげで痛みは少なかったが、ビリビリと電気が走っているかのような感覚に陥る。痛いだけじゃない、それがわかっていたから、必死に声を抑えようと抗った。しかし、晴柊のモノは早速立ち上がりを見せていた。
「昨日処女捨てたくせして、もうナカだけで感じてんじゃねえか。淫乱。」
琳太郎の低い声で罵られ、反論したいが余計なことを言えば次何をされるかわからない。足も手も拘束しているから勿論それで反抗することもできない。どうしようもない無力感と、継続的に与えられるナカからの快感に晴柊はいっぱいいっぱいだった。
琳太郎は、バイブの角度を少し変えると、晴柊のお腹側にむけて押し当てるようにして刺激した。さっきまで反抗していた晴柊の余裕のなくなった表情程そそるものはないと思いながら、見つめる。
「ん、ぃっ……はぁ……んん“っ……!」
「お前、痛いの嫌いじゃないだろ。淫乱の上にマゾの素質もあるとは、中々見込みあるな。」
揶揄うように言葉で責める琳太郎は、ぎゅぅっと少し力を込めて晴柊のモノを握った。痛いのと同時に、普段自分でする自慰行為で得る快感の比じゃない波が襲ってきた。晴柊が舌を出しながらあえぎ始める。閉じることを忘れてしまったその口から唾液が垂れた。ディルドが良いところに当たり続けているせいで、おかしくなりそうだった。快感をどうにか誤魔化して逃がしたいけれど、拘束具が邪魔をして、そのまま直接体が受け入れるしかなかった。
「元々今日は少し様子を見に来ただけでするつもりなかったのに、お前が煽るから相手しちまった。残念だが俺はこれから仕事に戻らなくちゃいけねえ。ああ、そんな寂しそうな顔しなくても、このままにしてやるから安心しろよ。これだけじゃまだイくのは難しいだろうから、これも付けてやる。……はは、似合ってるぞ。それじゃぁいつ戻れるかわからないが、退屈しのぎにしばらく遊んでいるといい。一つ言っておくが、これ、抜くんじゃねえぞ。ケツの穴ちゃんと引き締めて俺が戻ってくるまできちんと咥えこんでおくんだ。」
琳太郎は晴柊の立ち上がって今にも射精しそうに震えていた陰茎の亀頭部分に、医療用テープでローターを2個、添わせるようにして巻き付けた。そして、目隠しして視界を奪う。バイブは固定しなかったが、晴柊自身でナカに留めておくことを指示した。拘束して動けない晴柊が、一度バイブを落としてしまえば戻すことはできない。それを見越してのことだった。
「いか……いかないでぇっ……ぁ、あ゛っ……んん……!」
この先いつ戻るかわからない琳太郎をこのまま待ち続けるのは地獄でしかない。晴柊はすがる思いで涙を流しながら懇願した。視界が塞がっているおかげで、多少素直になることができた。しかし琳太郎はそれを満足げに見ると、「それじゃあな」と言葉だけを残して無惨にも寝室から去っていったのだった。寝室から僅かに漏れ出る晴柊の悲痛ともとれる喘ぎ声を耳にしながら、琳太郎は日下部と篠ケ谷を交代させ、マンションを後にした。
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