15 / 19
悪役令嬢の意外?な才能(2)
しおりを挟む※※※
勢いのままに書いている為、分からんなぁ…とか、何言ってんだ?という所があるかもしれません!
あれば、言っていただけると助かります…!お願いします!
※※※
そう、私は馬車の中で考えて来た。私が高位貴族の娘で客だとしても、相手は何人もの客を相手にして来た人だ。
まさか、ギルド長が出てくるとは思わなかったけど。
下手したら交渉すらさせてもらえなくなるかもしれない。そう思った私は、一つの策を見出した。それが、
作戦名 【悪役令嬢を演じてみよう!】
である。
ゲーム内のクリスティーナは、それはとても"悪女"が似合う女だった。
確かに、彼女は酷い事をたくさんしていた。そこは見習えないが、一つ、自分が良いなと思う所があった。それが、自分に自信があり、いつでも胸を張って堂々としていたところだ。
「ええ、分かりましたわ」
一度、目を瞑ってイメージする。彼女ならどうだったか。
きっと、スタートは絶対に見縊られないようにしていたと思う。
「私、知りたい事がございますの。そこで、ここにいらっしゃるジェナイトl王・子・にこちらをご紹介していただいたので、来たのですわ」
わざと王子を強調してみる。ごめん、ジェナイト王子ちょっと借ります。
「で、私は私の友人の行方を追っていますの。この方ですわ」
私は、ウメに指示してこっそり撮ったリンの写真を見せる。学校でのリンと、私と買い物に行った時のリン両方だ。
「ふーん。貴族ではないんだねぇ…」
「そうですわ。彼女曰く、確か……リエパ国出身とか言っておりましたわね」
「リエパ国、か……」
「王子にも何か心辺りがあるのかい?」
「いえ、何故か懐かしい名だなと思っただけです」
リンが獣人な事が関係しているのだろうか…?。だが、彼女がずっと隠して来ている事、聞く事は最後の手段にしておかないといけない。
「うーん、私は正直に言うと知らないなぁ」
マスターは手を顎に当てて目を逸らす。すると突然、私目の前がチカチカし出した。
「!??!?」
私は咄嗟に頭を抱えて目を閉じる。何…?
「大丈夫?クリスティーナ」
「大丈夫か?クリスティーナ嬢!」
突然頭を抱えた私に驚いて二人が声を掛けてくれた。
「いいえ、大丈夫よ」
そう言って、前を向き直した。ここは、弱っている場合ではない。ここで私が誰かに頼っている所を見られたら、気弱な令嬢として認識されてしまうだろう。
しかし、次に見たマスターはさっきとは変わっていた。
「!?!?」
何…?これ。マスターの周りに…何か、光が飛んでいる?
待て、良く見たら何か既視感があるぞ、アレ。あの光のチカチカは……
「モールス信号!!」
突然声を出した私に一同が驚いて私を見つめる。皆目をまん丸に開いている。
「く、クリスティーナ?」
「ハッ!!……申し訳ありませんわ」
「いや、貴方が大丈夫ならいいんだけれど」
マスターも驚いている。流石にそうか。
やはり、マスターの上空には未だに光が飛びながらチカチカと光っている。もし、本当にモールス信号なら、私、読める。
えっと……う、そ、う、そ…?嘘!?
嘘を…マスターが言っているという事…?
「マスター、嘘をついておりませんか?」
「なっ……」
「クリスティーナ嬢?」
「どうしてそう思うんだい?」
若干焦っているのが見て取れる。来た…!私の波!
普段は使わない、ちょっと憧れて買ったふさふさの扇子をバサァっと広げて口元を隠す。
「ふふっ、女の勘……でしょうか」
き、決まった!!かっこよくない?悪役令嬢っぽくない??
この昂りのまま、少しウメと王子を見やる。
あ、あれ…?何でそんな変な顔をしてるの?その顔はまるで…前世の厨二真っ只中だった私を見た友人じゃない!!!
「………ぷっ」
「へ?」
「あっはははははは…!!」
マスターまでも笑い出したじゃない!!
「え、まっt「良いねぇ!私、そういうの嫌いじゃないよ!」
マスターが笑いながら褒めて?くれる。
「そうさ。確かに、私は嘘をついたさ!よく見破ったね。まぁ、こうなっては仕方がない、教えよう。実はね、一昨日あたりかな…?男二人がやってきたんだ」
「男二人…ですか」
「そいつらが言ったんだ。もし、行方不明者を探すような人が現れたら言ってほしい事があるって。
『ケモミミ奪還作戦、虎にならない時に奪還RTA』ってね。本当に何じゃこら?って感じ。流石にイタズラだとは思うけどねぇ…」
何か、凄く聞き覚えのある単語しかない…
ケモミミ、RTAって…こっちでは通じない。完全に前世持ちの人、リンの可能性が高い。
「きた……!!」
「ん?役に立ちそうかい?なら良いけど」
「はい!!ありがとうございます!」
前に進んだ!
そう思った私は、鼻歌交じりに帰って行くのだった。
ウメ「クリスティーナ、心配」
ジェナイト王子「そうだね…ちょっと……心配では、あるね」
ポンコツ令嬢に見えるでしょうか?見えてたら嬉しいです(T^T)
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
悪役令嬢だったので、身の振り方を考えたい。
しぎ
恋愛
カーティア・メラーニはある日、自分が悪役令嬢であることに気づいた。
断罪イベントまではあと数ヶ月、ヒロインへのざまぁ返しを計画…せずに、カーティアは大好きな読書を楽しみながら、修道院のパンフレットを取り寄せるのだった。悪役令嬢としての日々をカーティアがのんびり過ごしていると、不仲だったはずの婚約者との距離がだんだんおかしくなってきて…。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
【ご報告】
2月15日付で、誤字脱字の修正および一部表現の見直しを行いました。
ただし、記載内容の趣旨に大きな変更はございません。
引き続きよろしくお願いいたします。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ヒロインだと言われましたが、人違いです!
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。
って、ベタすぎなので勘弁してください。
しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。
私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。
記憶を失くして転生しました…転生先は悪役令嬢?
ねこママ
恋愛
「いいかげんにしないかっ!」
バシッ!!
わたくしは咄嗟に、フリード様の腕に抱き付くメリンダ様を引き離さなければと手を伸ばしてしまい…頬を叩かれてバランスを崩し倒れこみ、壁に頭を強く打ち付け意識を失いました。
目が覚めると知らない部屋、豪華な寝台に…近付いてくるのはメイド? 何故髪が緑なの?
最後の記憶は私に向かって来る車のライト…交通事故?
ここは何処? 家族? 友人? 誰も思い出せない……
前世を思い出したセレンディアだが、事故の衝撃で記憶を失くしていた……
前世の自分を含む人物の記憶だけが消えているようです。
転生した先の記憶すら全く無く、頭に浮かぶものと違い過ぎる世界観に戸惑っていると……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる