外道降臨~本物の自重無しを見せてやるぜ!悪人プレイで異世界を蹂躙する

アカヤシ

文字の大きさ
74 / 102

第74話 『純血の悪魔』皇神美さんの姿は人化の術です

しおりを挟む
「おい!上!あのデカイ門が崩れたぞ!」

フォルテ、アプリコット、真智子、氷狐、神美の5人は立ち止まる。

「月島の気が変わったのか?」

「ではもう逃げなくてイイネ?」

後ろから青い炎を纏った鬼が5人を追いかけて来ていた。数が多いので無視して進んでいた。どうせ全部吹き飛ばす気なら相手をしなくてもいいだろうと。

「油断させて頭上から核弾頭ってのは無しにしてほしいんだが?」

「もう足止めて迎え撃っていいアルか?」

「王都を沈めて鬼達を溺死させるのはどう?王都の外周を氷の壁で囲って大量の水を流す」

「鼻と口があるならしてるんだろうけど。人が生き残ってたらソイツ等も死ぬけどな」

「そもそもコイツ等どっから湧いてるネ?」

「そうだよな、元を絶たないとここで潰しても意味がない」

「・・・・ん?妙な気配を感じるネ?鬼に宿っている気に似ているけどここにいる鬼よりは強い気を感じるネ」

「なら全員で行きましょう。バラけて行動は危険よ」

神美の案内で強い気を放っている者の場所へと向かった。

「あれか?人?アイツがやっているのか?」

5人は物陰に隠れて様子を探る。

そこにいたのは先ほど追いかけて来た鬼の3倍ほどデカイ鬼がいて腹に黒い穴が開いており、黒いドロドロの液体を地面に放出している。その液体が鬼の形を形成していき、鬼が青い炎に包まれると動き出してどこかへ向かって歩き始めた。
その側にフードを深く被った性別不明の人?が立っていた。

「とりあえず側にいる人を始末してから鬼を始末しようか?もしかしたら鬼を強化しているかもしれないから」

「人は殺さない方がいいんじゃない?」

「お嬢は優しいですね。けどやめた方がいいと思います。どんな能力を持っているかも分かりませんし、あれはどう見ても脅されてあの場にいる様子ではありませんよ」

「まあ、一般人なら後で月島に生き返らせてもらえばいいわよ。アイツ『教会の聖女』の『死者の蘇生』手に入れているから」

「・・・・聖女にまで手を出したのかあの外道は?」

なんの前触れもなく突然、皇神美が真智子を蹴り飛ばしフォルテとアプリコットの後頭部を掴み地面に押し倒した。

「いきなり何す、る?」

フォルテは掴まれた手の力が緩んだので振り向くと神美の胸から刀身が突き出しておりその刀身には血が滴っている。

先ほどまでフォルテとアプリコットのいた場所、首辺りに斬撃の跡が壁に残っており、真智子のいた場所にも似たような斬撃の跡が残っていた。

「あらあら、私の穏を見破るなんて中々やるじゃない」

景色が揺らぎフードを深く被った女が現れた。

皇神美はフォルテとアプリコットの服を掴むと左右に投げ飛ばし距離を取らせた。

「あら?まだ生き残りがいたの?」

先ほど鬼の側にいたヤツもこちら側にやって来た。どうやらコイツも女のようだ。

「おい、皇!大丈夫、な訳ないか!今回復させ、」

「ちょっとちょっと、敵を前にして余裕あるわね貴女達?」

女の一人が神美に突き立てられた剣の柄を握ると剣を前後に縦横上下に抜き差しし始めた。

「ほ~ら、お姉さんが気持ち良くしてあげる♪ほら♪ここ?ここがいいのかしら?」

ザシュ!グシュ!ゴリュ!ブシュ!ゴリュ!ズシュ!

「やめろ!」

フォルテは神美を襲っている女に向けてパイソンの銃口を向け躊躇わずに数発を頭を狙って発砲した。

しかし、撃った弾は見えない壁に阻まれ女には届かなかった。

「あら~そっちばかり気にしてていいの?」

もう一人の女がアプリコットを狙う。

「真智子!神美を!・・・真智子さん?マチコオオオオオオオオ!」

真智子さん瓦礫の下敷きになっており・・・返事がない。

諸星真智子・・・皇神美の蹴りがクリティカルヒットにつき気絶?

おおおおい!とっさだったとはいえやりすぎだろ!くそっ!

フォルテはアプリコットを襲う女に向けて発砲するが、

「コイツもかよ!」

弾がまたもや見えない壁に阻まれたかのように女に届かなかった。

フォルテはアプリコットを狙っている女に向かって殴り掛かる。

「はい、いらっしゃい!」

女は振り向き様に蹴り繰り出す。

フォルテはそれを横に避けて回避しようとするが、フォルテは見えない壁に衝突し、動きを止めてしまったところに女の蹴りが横腹に突き刺さり吹き飛ぶが、すぐ見えない壁に衝突、それだけではなく今度は前方に押し出された先には、女の拳が待ち構えておりフォルテの顔面を捉える。

「ぐっ!くそっ!見えない!」

フォルテは眼帯を外そうとするがその隙はなく、今度は見えない
何かに腕が拘束された。手が眼帯に届かないよう腕全体を縛られて肘を曲げれないようになった。

「眼帯を外そうとする動作、明らかに怪し過ぎるわよ。貴女思ったよりかは厄介そうね。決めた、まずは貴女を殺すわ。あの大人しそうな子は貴女の後で殺しましょう」

ゴキッ!ゴキゴキッ!ゴキリッ!!

何の音かとフォルテと女は音の発生源の方を見る。そこには胸に剣を刺したままの神美が女の顔を掴み首をへし折っている場面だった。

「何で?平気なの?」

「ワタシはあの『二人の半魔』と違って混じり物じゃない本物の『純血の悪魔』ネ。二人は人型タイプの悪魔だけど、ワタシは『人化の術』で人の形をしているダケネ。たかが剣で貫かれた程度じゃしなないアルネ」

「・・・・皇神美!腕!腕の変身が解けてる!」

神美の腕は人間の腕ではなく、その腕は人の身長を軽く越える巨大で太い腕、まるで4本指の龍の足のような腕に変化していた。

「・・・・ちょっと人化の術が綻ぶくらいしか効かないネ!」

神美は龍の足を人の腕に変化させるとちょっと顔を赤くして頬を膨らませ不貞腐れたように言い放つ。

「そんな・・・ぐっ、」

「首を逝ってまだ生きてるアナタもドッコイドッコイネ」

キラーン!チュドドドドドドドドドドドドド!!

上空から流星群のように輝く光の弾が降り注ぎ、光の弾は鬼達を一掃していく。

上空には魔法少女に変身した真智子がいた。

「え?あれは真智子?え?瓦礫の下敷きになっているアレは?」

「アレハ、ワタシが作った彼女の偽者ネ。ワタシの技には自身の力を隠し、自身の力を偽る技アルネ。一人の分身くらい作るのなんて簡単ね」

そして真智子はフォルテ達とは距離をとって『単独行動』扱いになっておりステータスアップさせている。

「くっ!ならまた産み出せばいい話でしょ!」

「それは無理」

先ほど腹から鬼達を出していた3倍のデカさの鬼が氷の塊と化し粉々に砕けていく。

「氷狐!いないと思ったら!」

「体を水に、液状化して地面の中に染み込んで隠れたんですよ。隙を見て鬼を倒せと神美さんに頼まれたので」

そうアプリコットやフォルテ達を助けた時、あの一瞬で神美は真智子と氷狐にアイコンタクトや偽物を作る技で意図を読ませて行動を促していたのだ。

「あとは二人を狩ってから鬼を駆除するネ」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。

しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。 しかし―― 彼が切り捨てた仲間こそが、 実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。 事実に気づいた時にはもう遅い。 道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。 “荷物持ちがいなくなった瞬間”から、 アレクスの日常は静かに崩壊していく。 短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。 そんな彼と再び肩を並べることになったのは―― 美しいのに中二が暴走する魔法使い ノー天気で鈍感な僧侶 そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。 自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。 これは、 “間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる” 再生の物語である。 《小説家になろうにも投稿しています》

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~

みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった! 無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。 追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...