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第16話 ある男の思い出 男の末路、ではなくその先
しおりを挟む「タマ、タマ、俺との交尾はどうだ気持ち良いか?」
「はいいニャア!僕はご主人様に子作りセックスが大好きな変態です!もっと激しく突いてくださいニャア!」
彼女は俺の事をご主人様と呼び、彼女の事を俺はタマと呼んでいる。今日は俺がSの日で彼女のMの日。俺達はお互いが虐めて貰うのが大好きな変態のため曜日で分けていた。
彼女が『火・木・土』がタマ(M)の日で、俺が『月・水・金』がポチ(M)の日で、日曜日は休憩日として、SMプレイに使うような性器具や道具は一切使用せずにお互いを普通の呼び方に戻してイチャ甘な恋人ラブセックスの日として分けてある。
今日は彼女が、タマの日で俺がご主人様の日。
彼女を責めて責めて責めまくるのだ!
今日も彼女が最近ハマってる大好きなプレイを実行中。
彼女の格好は黒のネココスボンテージ姿である。彼女の黒髪のショートヘアーと相俟ってスレンダーなエロい身体を引き立て、健康的かつエロスが溢れて出しており、ショートパンツ姿と黒のボンテージと肌色のコンストが絶妙すぎる!男根を挿入すると蕩けた表情になり色っぽく艶のある喘ぎ声をだしてる姿がたまらん!
このネココスボンテージで、手も足も首輪から繋がる拘束具によって完全に身動きが取れない状態にして問答無用の手加減なしでガンガン犯されるのが彼女が最近ハマってる大好きなプレイだ。
発情しっぱなしの彼女の姿に、俺の男根は今日何度も射精したがまだまだ萎えない。むしろ出す度に固さや持続時間や射精量がアップしている気がする。彼女の中も外も、もう俺の出した精液で汚れまくっている。
「ああ、タマ!そんなアヘ顔見せられたら収まらないだろ!どんだけ搾り取れば気が済むんだこの、変態奴隷は!」
「ニャ!ニャア、ニャャャャャャャア!」
胸を揉みながら子宮の入口をノックしてやると潮を噴きながら絶頂する彼女だが、身動き取れないかわりに膣を巧みに操り膣壁で俺の男根をギュウギュウ締め付けてくる。
「くう!何度挿入しても飽きないなお前のマンコは!年がら年中発情している可愛い可愛い俺だけの変態小猫奴隷は!本当に可愛いな!誰かに股を開いてないだろうな!お前は俺だけの物だぞ!」
「ニャャャャ!ご主人様以外に入れさせないニャア!無理矢理入れられそうになったら舌噛んで死んでやるニャア!僕はご主人様だけの変態奴隷です!ご主人様が他人と抱かれろと命令されてもそれだけは聞けないニャア!」
「俺がそんな命令出すわけないだろ!!!まさかそんな命令を出される妄想しているんじゃないだろな?お仕置きだ!今日は寝かせないからな!時間延長でお前を犯してやる!二度とそんな妄想できないようにな!!!」
彼女と同じ大学に通っている俺の後輩から聞いた話だが、学校内に彼女のファンクラブなるものができているという情報を聞いたのだ。非公式で人数も把握できないが結構な数がいるらしい。
彼女は昔、お洒落や身なりにこだわりなんて持ってなかったが、一緒にいる俺が笑われないようと努力してくれた結果が出ているようだ。
前は化粧など全くしなかった彼女も今では毎日してるし髪もボサボサで常に寝癖がついて切りに行くのが面倒と伸ばしっぱなしだった髪も短く切って毎日に鏡を見てチェックしている。
別に結婚した事は秘密にしていないので知っているはずだが、どんどん人数が増加しているらしい。
理由の一つとして、彼女が太らないように体型を維持するために学校の運動部に混じって練習しだしたのが始まりだった。
彼女の運動能力は大学レベルでは歯が立たないほどで、大学と彼女の両親は競技にはもう拘らずに『なんでもいいからやってくれ』と頼み込んで、俺にも説得を頼まれた。
『え?体型を維持するくらいで十分だよ。一緒にいる時間が減るから本格的には絶対にしない』
大学や彼女の両親の説得も空しく実らなかった。
え?俺はって?俺は説得をしてません!彼女は俺の側で俺だけのために輝いてくれればそれでいいと思ってる。
そして彼女は成績も上位陣に食い込むほど良くなっていた。
理由は俺が馬鹿な女と付き合っていると思われたくないとある程度は勉強しようと思ったらしい。
昔は赤点を取らないように気を付けているだけで、勉強など特にせずに学校でも寝ているか携帯ゲームをしていただけらしい。今でも家では俺との性行為に時間をさいてるので。
前に心配になった俺が勉強は大丈夫か、性行為は控えようかと尋ねると、
『大丈夫だよ、学校で授業をしっかり聞いてるし大丈夫大丈夫』
それだけで成績上位を維持していることも凄いが、彼女はよく友人や後輩に勉強を教えているらしい。
昔は友達がいないボッチ生活をエンジョイしていたが、俺がボッチの彼女と付き合っていると馬鹿にされないために積極的に先輩、同級、後輩、教師に声を掛け面倒を見たり手伝いをしているらしい。
俺のために変わる彼女も可愛いく愛しく思うが、ファンクラブなるものができるのであれば話は別だ。
大いに不安になるというものだ。
俺以外の誰かに股を開いてるんじゃないか?俺以外に躾られているんじゃないか?
俺以外を飼っているんじゃないか?俺以外を躾ているんじゃないか?
彼女がNTRや複数人プレイは好きじゃないのは好みのエロゲーのジャンルで把握している。
しかしそれでも心配というものだ。
ああ、もう可愛い可愛い彼女を部屋に監禁しておきたい気分だ。
虐めて貰うのが好きな俺がそう考えるほどに不安になっているのだ。しっかり彼女を満足してもらわねば!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
んふふふふ!ふはははははは!
ヤバい!ニヤニヤが止まらないでござる!!!
皆さんこんにちは!!!!世界はなんて輝かしいんだ!!!
浮かれてるって?わかるううう?いや、分かっちゃうかあ!俺から幸せオーラ出ちゃってるもんなあ!
実は俺・・・・一児の父親になりました!!!
ごめん先走った!まだ奥さんが妊娠していることが分かっただけなんです。
あれから月日はいくばかりか経ち、心配の日々とはおさらばだ。
ほぼ毎日のようにセックスし、必ず中出しし続けたにも関わらず子供が中々できないのが心配であったが遂に待望の赤ちゃん!種付け成功!可愛い可愛い彼女を孕ませてやりましたよ!
お互いラブンラブンの絶好調ですから!私生活も充実してるし仕事の方は最近までバタバタしてたが、軌道に乗ってきてバンバン仕事がはいってくるし!嬉しい悲鳴あげちゃいますよ!!!
全てがうまく行き過ぎて怖いくらいですよ!!!
と思った矢先に事件発生!!!
彼女がスポーツをしなかったせいか、ここ暫く彼女の実家とは疎遠がち(俺の方の両親とはかなり上手くいっている)になっていたが、さすがに子供ができた事は報告しなければならないと彼女と一緒に彼女の両親に報告しに行ったのだが、そこで初めて彼女の姉と俺のダチの現状を知った。
彼女の姉と結婚していた俺のダチが覚醒剤使用と所持の罪で捕まっていたことを。しかも彼女の姉がダチの借金を背負わされ酷い目にあっているとも耳にした。
彼女が姉を思い心配し、悲しそうな顔を浮かべてる。
彼女にそんな顔は似合わない!!!
俺は直ぐ様行動に移す。彼女の不安要素を取り除くため、俺のダチが闇金から借りた金を利子を含め全額支払ってやり、彼女の姉の一時的な住まいを用意して仕事も探しておいた。
正直に言うと彼女の姉とはいえ、彼女の実家に引き取ってもらえなかったので仕方なく、今は俺と彼女の愛の巣にいるが・・・正直!正直!いてほしくない。
即刻用意した仮住まいの方に行ってもらわないと!!!
って、考え事してたらまたベビー用品を買ってしまった。彼女にまだ早いよって注意されたのにやってしまった。帰ったら鞭でお仕置きかな?
両手に袋を携え、愛する奥さんが待つ(姉除外)マンションに浮かれすぎてスキップで向かう。
「ん?なんの騒ぎだ?」
マンションの前に人だかりが出来ていて、近くにパトカーが何台も停まっており来ており、一部がブルーシートで見えないように遮っている。
「なんだ?本当に何があった?」
すると警官の一人がこちらに向かって小走りでやって来た。
「すみません、ひょっとして○○○○さんですか?」
「え?はい、○○ですけど?」
「ちょっとこちらに来てもらえませんか?」
俺は警官についていき1台のパトカーの中に招かれる。
「あの、何か事件でもあったんですか?よかったら俺の部屋で話ますか?妻も部屋で不安がってるかも、」
「落ち着いて聞いてください、貴方の奥さんの○○○○さんはマンションから転落、その後病院に運ばれましたが搬送前に心肺停止状態で、その、残念ですが病院で死亡が確認されました」
「・・・・は?彼女が、そんなわけないでしょ!彼女は並みの人間の身体能力じゃないんですよ!例えるなら超人ですよ!超人!運動神経抜群で、そんな人間が、ベランダからバランス崩して落ちる?あり得ないでしょ!・・・・ッ!そうだ!彼女の姉が部屋にいたはずです!もし仮に落ちたのが本当でもすぐに気付いて救急車なり呼んで、」
「落ち着いて聞いてください○○さん、まだ確定ではありませんが、我々は奥さんの姉が突き落としたと考えているんです」
「・・・は?いや、なんであの人がそんな事する必要があるんですか?俺は彼女が背負わされた借金を全額支払ったんですよ?住まいも当分の生活費も用意したのに!恨まれるいわれはない!」
「これは防犯カメラに映っていたものです」
1~2分間の映像を見せられた。
彼女が落ちた後からの映像だが、落ちた直後は辛うじてまだ動いていた彼女。そこに現れたのは彼女の姉だった。姉は助けを呼ぶわけでもなく、介抱するわけでもなく・・・・彼女の頭をサッカーボールのように蹴りトドメを差す映像だった。姉に蹴られた後の彼女はピクリとも動かなかった。
「・・・・なんで?なんで?」
「殺された奥さんの頭には落下した時についた傷とは違う、鈍器で殴られたかのような傷が側頭部にあったと報告を受けています。殴って弱らせた後にベランダから突き落としたのかもしれません」
・・・・もうその先のことはあまり覚えてない。
覚えているのは、彼女の墓前で姉を殺すと誓って、仕事を辞めて探偵紛いの仕事を始めた事。
その仕事で人探しのノウハウを身に付け、裏の世界の住人との人脈作りや殺しの術を学んだ。
表の世界で有名な探偵として注目されたこともあるが、裏の世界の住人を相手する時は、黒づくめの姿と狼の被り物をしていたからか『黒獣』やら『猟犬』やら『死神』呼ばれるようになった。
あの女の情報を集めるため、追い詰めるためならどんな汚い手も使った。
ヤクザに情報を流し、シャバに出てきたあの女の旦那を殺処分させた。
これであの女が頼りそうな奴は全員消した。
あの女の交友関係は問題を抱える奴らばかりなので、自分の手を汚さずに始末するのは非常に簡単だった。
そいつらの居場所を暴露してやれば、勝手にヤクザ共が始末するか報道され苛烈な取材に嫌気がさし勝手に首を吊るなどして死んでいった。
五年の月日をあの女を探すことに費やした。
そして女の居場所をつきとめて、殺した、この手で、彼女の姉だから苦戦するかもと思ったがあっさり片がついた。
女が滞在していた廃屋に火を放つ。
「終わったよ、女王様、タマ、今逝くよ・・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「貴方、いい度胸してるわね、グレゴリオ!」
強烈な股関への痛みに意識がはっきりしだした。
目の前にはヤミ様が、先ほどまで黒猫を模した可愛い寝間着姿だったが今は普段着に着替え、俺を正座させて股関を踏みつけていた。
「貴方、ラジム村に戻ってきて1週間よ1週間!何度目?私のベッドに忍び込む蛮行を犯したのは?」
「・・・ヤミ様」
「何?まだ寝ぼけてるの?」
「もっと強く捻り込むように踏んでください」
「この、大馬鹿者!!!!バーブラがそろそろ祭りを始める準備が終わると連絡があったのにグレゴリオ、貴方は」
「あひんっ!くっは!ヤミ様の蹴り、サイコオオオオ!!!ご心配には及びません!新たに手に入れた『フェードアウト』があれば跳んでいけますから!!!もっと踏んでください女王様!!!」
「普通にキモい、お金払ってもいいから死んでくれない?」
「ヤミ様、申し訳ございません!しかしヤミ様には指一本触れておりません!ただベッドに潜り込んだだけです!」
「怖いよ!十分怖いわよ!一人でベッドに入ったのに目が覚めると隣に誰か一緒に寝ている恐怖感半端ないから!」
「一生を掛けて償います結婚してください!!!」
グレゴリオはヤミの使っている家から叩き出された。
「何がいけなかったのだろうな?服装か?それよりヤミ様の説教中に寝惚けるとはなんたる未熟よな!自分が情けない!」
夢をほとんど覚えてないがショートヘアーの女性とヤミ様が重なった気がした。が、気のせいかと頭を振る。
ショートヘアーの女性は小柄でスレンダーで可愛い系だが、ヤミ様はロングヘアの大人の魅力が溢れるワガママボディの持ち主、綺麗系で似ていない。
グレゴリオは眠気を吹き飛ばすために、泉に顔を洗いに行くのだったが、ヤミ様の部屋に忍び込んでいたのがバレてヤミ様の親友サミ&泉の精霊ディーネ様に殴られお仕置きされるのだった。
やはり二人に殴られてもヤミ様のように快感を得られないし、他の女じゃ下半身が反応しなくなった。
ヤミ様・・・・一生ついていきます、ですから・・・・俺を虐めてください!!!!!
グレゴリオはヤミと出会い、一人だけ変態の谷底へと真っ逆さまに転落していくのだった。
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