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14歳~男装王子編
第14話 テティの美しい姿(八神 愛のマッスル好き補正が入ってます)
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よし!転移成功なんだけ、ど。
やっぱり入りたくねーなこの屋敷!堅牢どころか関係者と思われたくないほどクソダサい屋敷。屋根は金色、壁は玉虫色、柱は銀色、しかも玄関の入口には自分達キラレスとマリルの全裸の石像が建っている。ぶっちゃけ入りたくない。時間があれば隠れて潜入という手段がとれるが時間がないので正面突破することにする。
まず入口にいる二人の門番を瞬殺し、玄関を破壊しながら入っていく。
「お邪魔します!」
私は屋敷に踏み込んだ瞬間、時間がないと言っておきながら数瞬固まってしまった。いや、だって玄関入ってすぐただっ広い空間にラブホテルみたいな霧囲気のピンク部屋が広がってたら動揺してしまうのは仕方がないだろ。
さて、私は一部屋一部屋マッハで確認していくが変態部屋以外ない。エロい服や制服がある衣装部屋、見える範囲はエロ本・官能小説が本棚に沢山並んでいる部屋、明らかに使用済のジョークグッツが沢山置いている部屋。
全部変態仕様じゃねーか!!
帰りたい!もうお家帰りたい!パパのマッスルを無性をお触りしたい衝動に駆られてしまう。
二分経過、不味い見当たらない。お、地下への入口発見!突入!!
地下へと向かう階段を駆け抜け、この屋敷で一番頑丈そうな扉を発見、躊躇なく扉を抉じ開ける。
「マッスル・ダイナミック!!」という、ただのタックルをかますして頑丈そうな扉を壊す。
が、地下部屋に広がる光景を見て別の意味で固まってしまった。
そこには数多くの拷問器具と傷だらけの鎖に繋がれた数人の男女と腐りかけの人間の死体が無造作に積まれていた。思わず背をそむけたくなる光景だが生憎、時間がない。
私はダンパルの娘の情報を聞き出そうとして話かけるが鎖に繋がれた男女は反応しなかった。どうやらもう壊れてしまっているようだ。
三分経過、時間がない。
ん?奥にデカイ、見た目金庫みたいな扉があった。
「マッスル・クロス!!」という、ただのクロスチョップを繰り出し扉を破壊する。
そこに、骨まで浮き出ているようなガリガリの5才くらいの小さい女の子がいた。
この子か?とりあえずこの子を連れて行ってみようと思ったが感染する病気だったら困るので状態だけ『鑑定』を見てみると結果、栄養失調などはおいといて、彼女の病気は肺炎だった。
病気は分かったが対処の仕方がわからない。
前世じゃマッスル好きの成績は平均点ギリギリの頭だったし小難しいニュースなんて全然見なかったし、『鑑定』で表示はされるのは病気の原因や病気の原因箇所しかでず治療方法などは見れない。一応、回復薬を飲ませたが目に見える体の傷や体力は回復したようだが『肺炎』はまだ表示されたままだった。クソっ!万が一に備えて完全回復薬を別の場所に隠して置かなければ良かった。完全回復薬でも治るかわからないけど。
だって完全回復薬なんてダンジョンの第89階層以降しか使う機会なんてなかったから。
あと、モンスターの中に格(ランク)8である私の『異空間収納』に介入する魔法を使う奴がいたからね。
ヤバい!4分経過!10分くらいにしとけばよかった。
こうなったら!変、身!
『黒龍の火炎スーツ』から『神鎧アキレウスの鎧』に装備を切り換える。
そして『万物破壊』で病原菌だけ破壊できないか試みるが彼女の現在の弱った体ではスキルに耐えきれないと分かったので諦める。
ヤバい!4分30秒経過!
更に、変、身!
『ミーセの聖法衣』に装備を切り換える。
私は少女を抱き抱え。
そして、『慈愛の女神の抱擁』を発動。
このスキルは抱擁した者の病気や傷を回復させ、精神を安定させる。一定時間、力+200、防+200、速+200、魔+200、運+200アップさせる祝福を与えるスキルである。
よし! 成功!!
『鑑定』してみると肺炎は消えていたし命に関わる状態異常も見当たらない。
だが、まだ終わりじゃない。5分過ぎてしまうがこればかりは仕方がない。
5分経過。
私は外道を時間がないからと見逃すつもりはない。
「出てきなさい。そこで隠れているやつ」
「ちっ!隙を見てぶっ殺してやろうと思ったんだが」
景色に紛れていた一人の男が姿を現した。
「カメレオン野郎、貴方がこの人達をやったんだね?」
「くはははは、あのイカれた貴族の坊っちゃん嬢ちゃんには感謝しているぜ。拷問官だった俺は仕事以外は殺してはいけなかったが、あの貴族の坊っちゃんに勧誘されてからは頼めば幾らでも人間を調達してくれたしなあ。まあ、主に自分達の邪魔をした連中や気に入らない連中らしいがな。どんな奴だろうが関係ないけどな。拷問できりゃあな!」
男は大笑いしながら話を続ける。
「はははは、坊っちゃんや嬢ちゃんも拷問に興味をもったらしくてな。俺が手解きしてやってたんだよ。最近エッチがマンネリになってきたとか言い出してな。狂ってやがるぜ。若い男女や子供を拐ってきては全裸にひっぺがして鎖に繋いでな。しかも、拷問している最中に高ぶったとか言って拷問している相手や自分達でセックス始めたりするイカれた貴族だが、俺は、」
「もういい。お前の事は分かった。つまりはあの二人にやらされたわけではなく自らの意思でやったということだな」
『肉体操作』+『超過力』を発動!
私の体は身長が230cm、体重150kg、バスト160cm、ウエスト100cm、ヒップ140cm、首周り70cmの逞しくそれでいて美しいマッスル姿になった。(八神 愛のマッチョ好き視点補正付です)
「はっ?」
元拷問官だった男は逃げようともせずに口を大きく開けただ突っ立っていた。
こんな奴に神の域に達している私の武術など必要ない。
ただただ力任せにぶん殴ればいい。
私は右腕に力を込め打ち下ろす体勢に入った。
男がやっとこっちの意図に気付いたのか慌てて。
「な、何をする気だ。俺を殺したら坊っちゃんが、!」
次の瞬間には男は原型が残っておらず床の染みになっていた。
『肉体操作』+『超過力』の制限時間の10秒が過ぎて元の体型に戻った。
「お前がひょろひょろの体じゃなくマッチョなら頭を潰すだけにしてやったんだかな」
やっぱり入りたくねーなこの屋敷!堅牢どころか関係者と思われたくないほどクソダサい屋敷。屋根は金色、壁は玉虫色、柱は銀色、しかも玄関の入口には自分達キラレスとマリルの全裸の石像が建っている。ぶっちゃけ入りたくない。時間があれば隠れて潜入という手段がとれるが時間がないので正面突破することにする。
まず入口にいる二人の門番を瞬殺し、玄関を破壊しながら入っていく。
「お邪魔します!」
私は屋敷に踏み込んだ瞬間、時間がないと言っておきながら数瞬固まってしまった。いや、だって玄関入ってすぐただっ広い空間にラブホテルみたいな霧囲気のピンク部屋が広がってたら動揺してしまうのは仕方がないだろ。
さて、私は一部屋一部屋マッハで確認していくが変態部屋以外ない。エロい服や制服がある衣装部屋、見える範囲はエロ本・官能小説が本棚に沢山並んでいる部屋、明らかに使用済のジョークグッツが沢山置いている部屋。
全部変態仕様じゃねーか!!
帰りたい!もうお家帰りたい!パパのマッスルを無性をお触りしたい衝動に駆られてしまう。
二分経過、不味い見当たらない。お、地下への入口発見!突入!!
地下へと向かう階段を駆け抜け、この屋敷で一番頑丈そうな扉を発見、躊躇なく扉を抉じ開ける。
「マッスル・ダイナミック!!」という、ただのタックルをかますして頑丈そうな扉を壊す。
が、地下部屋に広がる光景を見て別の意味で固まってしまった。
そこには数多くの拷問器具と傷だらけの鎖に繋がれた数人の男女と腐りかけの人間の死体が無造作に積まれていた。思わず背をそむけたくなる光景だが生憎、時間がない。
私はダンパルの娘の情報を聞き出そうとして話かけるが鎖に繋がれた男女は反応しなかった。どうやらもう壊れてしまっているようだ。
三分経過、時間がない。
ん?奥にデカイ、見た目金庫みたいな扉があった。
「マッスル・クロス!!」という、ただのクロスチョップを繰り出し扉を破壊する。
そこに、骨まで浮き出ているようなガリガリの5才くらいの小さい女の子がいた。
この子か?とりあえずこの子を連れて行ってみようと思ったが感染する病気だったら困るので状態だけ『鑑定』を見てみると結果、栄養失調などはおいといて、彼女の病気は肺炎だった。
病気は分かったが対処の仕方がわからない。
前世じゃマッスル好きの成績は平均点ギリギリの頭だったし小難しいニュースなんて全然見なかったし、『鑑定』で表示はされるのは病気の原因や病気の原因箇所しかでず治療方法などは見れない。一応、回復薬を飲ませたが目に見える体の傷や体力は回復したようだが『肺炎』はまだ表示されたままだった。クソっ!万が一に備えて完全回復薬を別の場所に隠して置かなければ良かった。完全回復薬でも治るかわからないけど。
だって完全回復薬なんてダンジョンの第89階層以降しか使う機会なんてなかったから。
あと、モンスターの中に格(ランク)8である私の『異空間収納』に介入する魔法を使う奴がいたからね。
ヤバい!4分経過!10分くらいにしとけばよかった。
こうなったら!変、身!
『黒龍の火炎スーツ』から『神鎧アキレウスの鎧』に装備を切り換える。
そして『万物破壊』で病原菌だけ破壊できないか試みるが彼女の現在の弱った体ではスキルに耐えきれないと分かったので諦める。
ヤバい!4分30秒経過!
更に、変、身!
『ミーセの聖法衣』に装備を切り換える。
私は少女を抱き抱え。
そして、『慈愛の女神の抱擁』を発動。
このスキルは抱擁した者の病気や傷を回復させ、精神を安定させる。一定時間、力+200、防+200、速+200、魔+200、運+200アップさせる祝福を与えるスキルである。
よし! 成功!!
『鑑定』してみると肺炎は消えていたし命に関わる状態異常も見当たらない。
だが、まだ終わりじゃない。5分過ぎてしまうがこればかりは仕方がない。
5分経過。
私は外道を時間がないからと見逃すつもりはない。
「出てきなさい。そこで隠れているやつ」
「ちっ!隙を見てぶっ殺してやろうと思ったんだが」
景色に紛れていた一人の男が姿を現した。
「カメレオン野郎、貴方がこの人達をやったんだね?」
「くはははは、あのイカれた貴族の坊っちゃん嬢ちゃんには感謝しているぜ。拷問官だった俺は仕事以外は殺してはいけなかったが、あの貴族の坊っちゃんに勧誘されてからは頼めば幾らでも人間を調達してくれたしなあ。まあ、主に自分達の邪魔をした連中や気に入らない連中らしいがな。どんな奴だろうが関係ないけどな。拷問できりゃあな!」
男は大笑いしながら話を続ける。
「はははは、坊っちゃんや嬢ちゃんも拷問に興味をもったらしくてな。俺が手解きしてやってたんだよ。最近エッチがマンネリになってきたとか言い出してな。狂ってやがるぜ。若い男女や子供を拐ってきては全裸にひっぺがして鎖に繋いでな。しかも、拷問している最中に高ぶったとか言って拷問している相手や自分達でセックス始めたりするイカれた貴族だが、俺は、」
「もういい。お前の事は分かった。つまりはあの二人にやらされたわけではなく自らの意思でやったということだな」
『肉体操作』+『超過力』を発動!
私の体は身長が230cm、体重150kg、バスト160cm、ウエスト100cm、ヒップ140cm、首周り70cmの逞しくそれでいて美しいマッスル姿になった。(八神 愛のマッチョ好き視点補正付です)
「はっ?」
元拷問官だった男は逃げようともせずに口を大きく開けただ突っ立っていた。
こんな奴に神の域に達している私の武術など必要ない。
ただただ力任せにぶん殴ればいい。
私は右腕に力を込め打ち下ろす体勢に入った。
男がやっとこっちの意図に気付いたのか慌てて。
「な、何をする気だ。俺を殺したら坊っちゃんが、!」
次の瞬間には男は原型が残っておらず床の染みになっていた。
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