異世界転生~筋肉フェチの元女子高生がやらかす物話

アカヤシ

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14歳~男装王子編

第13話 いってきます

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「炎から服を作るなんてできる訳がないだろ!!」

この世界には魔法も存在するのに。何をもって否定するのだろうか?
私の『神の御技・錬成』『神の御技・細工』『伝説の御技・裁縫』と『神話級の工具』『伝説級の裁縫道具』さえあれば火や水といった掴めない物から服を作り出すくらい簡単ですよ。私にとってはね。

「ちなみに私のランクは8です。実力、装備、そして私はイルドのダンジョンだけですがソロで最高到達階層は98階まで行きました。戦闘経験もけして遅れはとらないと思いますが?」

「嘘だ・・・・嘘に決まっている!ダンパル早くそいつを殺せ!公爵家の当主である。俺に嘘をついたんだからな!」

あれ?キラレスは当主代行じゃなかったか?

「何を騒いでいる」

「陛下!」

イリスパパが来ましたよ。

「へ、陛下!あの者がイリスの婚約者などという嘘をぬかしておりました!!王家に逆らう賊です!」

え~、アンタの方がさっき王を代わってやろうかって言ってたよね。

「婚約者?」

陛下は私の後ろに隠れ、袖を掴んでいるイリスを見るとニヤリと笑みを浮かべる。

「ああ、嘘ではない。その者こそイリスの婚約者にしてエラロス公爵家の領地を任せる者。ペルディーダ公爵だ」

は?はあああああ!!公爵?聞いてないんですけど!
するとキラレスが、

「ちょっと待って下さい陛下!!今、エラロス家の領地を任せるとおっしゃいましたか?」

「ああ、言った。私が会場にくるのが遅れたのは今しがた、そなたの父から領地を返還したいと連絡があった。自分の病気は恐らく治らないので他の者に託したいとな。あと爵位も返上するそうだ。残り少ないかもしれない余生を田舎でゆっくりしたいそうだ」

あらら、と言うことはキラレスさんはもう貴族じゃなくなるって事だよね。

「そんな筈が、そんな筈があるか!!陛下!父が無理なら何故、公爵の息子である自分が選ばれないのですか!!」

「その答えは自分の父に聞くがいい」

なんか、その、うん、御愁傷様です?

「ちょっと待って、キラレスはもう貴族じゃないの?」

先ほどまで黙って見ていたマリルがキラレスに詰め寄る。

「違う、違うんだ!そうだ・・・全部王家の陰謀だ!力をつけすぎたエラロス家を排除しようとしているに違いない!おい!会場にいる貴族達よ!エラロス家はサランドラ王家と戦うぞ!今、王家を滅ぼさなければ今度は貴様等が消されるぞ!そうなる前に共に王家を滅ぼそうじゃないか!」

キラレスさん・・・半端じゃないな!!
王族を敵に回す事もだが敵地のど真ん中で宣戦布告&敵勧誘なんてスゲーな。
もう周りの招待客は唖然としてますよ。お芝居と勘違いしている人も出始めた。あまりの間抜け加減に。

「ダンパル!!陛下を、いや、サランドラ王を斬れ!!娘の命とサランドラ王の命!!どっちが大切だ!」

「そんな!大恩ある陛下に剣を向けるなど出来ません」

「言っておくが俺を殺してもお前の娘が死ぬように魔法をかけといたンだよな~」

ん?いや、お前そんな魔法持って無かったろうが。

「俺の闇魔法がお前の娘を殺しちゃうぜ~、ぎゃははははは」

あ、これ嘘だね。嘘だよね?はったりだよね。いや、待てよ!もしかしたら精神干渉魔法か感覚干渉魔法を使い方次第でできるのかも?どうなんだ?娘さんがいるなら『鑑定』すれば状態が確認出来るのに!!

「ダンパルさん!貴方の娘さんはどこにいるんですか!」

近くにいるなら保護するか捕まっているなら助け出して状態を確認できるのに。

「はははは、無駄だ!ダンパルの娘は俺の屋敷にいるぞ!片道だけで3日は掛かるぞ!なら助けにいってみるか?王家が抱えていた転移魔法が使える奴等はほとんど引き抜いたはずだから、今この場にこれる奴がいるのかねえ?くくく」

ん?それって、あの場所か?

「もしかして、サランドラ神王国の最古の教会がある都市かな?」

「そうだ!エラロス家はこの国で一番の貴族だからな。住む場所すら一流なんだよ!私とマリルの愛の巣に病人のガキを入れるのは嫌だったがあそこほど堅牢で信用できる場所がなかったからな。しかもその都市で一番でかい屋敷なんだぜ!」

あ、その都市に行ったね私。ミーセの聖法衣の材料集めに。それにデザインがクソダサくてデカイだけの屋敷があったな。もしかしてあの屋敷の事か?

「ダンパルさん、五分待っていて下さい『空間転移』」
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