異世界転生~筋肉フェチの元女子高生がやらかす物話

アカヤシ

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14歳~男装王子編

第12話 私の装備は世界一!!

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「そこまでにしてもらいましょうか」

私はイリスの前に歩いていき庇うように立つ。

「誰だお前は、俺の話を遮ってタダで済むと思っているのか?」

「私は彼女の新しい婚約者だよ。君の時のような嫌々ではなく相思相愛のね」

「何だと!そんな話は聞いてないぞ!」

「当たり前だよ。今日のパーティーの最後に発表される筈だったのに君のような空気を読めない人間が出てきたせいで私とイリスの新たな門出を台無しにして君こそタダで済むと思っているのかい?」

パーティー会場が一気に騒がしくなった。
あの青年は何者か?何処の家の者か?エラロス家に逆らう意味がわかっているのか?
その中には素敵な殿方ですねや綺麗~まるで女性みたいな方ですねや凄い色気ですね等と聞こえてきた。不味い!流石にじっと見られると私が女だと気付く者が現れるかもしれない!さっさとケリをつけないと!

「さて、無粋な客人にはお帰り願いたいのですが」

「無礼ものが!俺を誰だと、」

「貴方の事など知らない、興味もない。サランドラ神王国がエラロス家に縁を切られた所で滅んだりはしませんよ。何故なら私がいるのだから」

パーティー会場が今度は静まり返った。
この国で最大勢力を誇るエラロス家に対しての言葉に。

「き、き、貴様ーーーー!もう許さん!!おい、ダンパル来い!」

「はっ!ここにおりますキラレス様」

パーティー会場の入口に立っていた2mはあるであろう白い鎧を着た男が駆け足でやって来た。

「あの褐色野郎を切り捨てろ!!イリスの新しい婚約者らしい。あの淫売女が!俺という男がいながら、」

「は?キラレス様は確か婚約破棄したのでは?それにイリス様の婚約者を斬るなど私には、」

「いいからやれよ!!娘の治療に必要な薬が手に入らなくなってもいいんだな!」

「わ、わかり、ました!」

うわ、とんでもない屑っぷりだな。

ダンパルと言われていた騎士が剣を構えた。
へえ、この人わりと強そう。

「はははは、そいつのランクは5だぞ!そんな奴でも英雄で、かつて王家の守護神なんて言われていたんだぞ!お前ごときが敵うわけがない!」

キラレスは大笑いしているがダンパルはすでに物凄い汗をかいていた。私の強さを多少なりとも感じとってるのかも。

「可哀想だね、私の強さを貴方は気付いてる。なのにあのバカは気付いていないばかりに無茶をさせられて」

そんな会話をしていることにすら気付いていないキラレスは更に調子に乗る。

「しかも、ソイツが装備しているのは最近発見されたミスリルと言われる鉱石をふんだんに使った装備なんだぞ!実力!装備!戦闘経験!全て貴様を上回っているんだよ!!」

知ってるよ!ドワーフの目利きなめんな!『鑑定』使わずとも分かるわ!!

「やれ、ダンパル!」

覚悟を決めたのかダンパルの顔から迷いが消えた。

「いくぞ!!火属性付与魔法『フレイムソード』!!」

剣に炎を纏わせそのままの勢いで斬りかかってきた。
私は構えもせずただ突っ立っていた。回避行動も防御行動もとろうとしない私を見て周りの人間は目を背けたり叫び声を上げる。
ダンパルは剣を躊躇いなく振り抜く。
が、手応えがない。
私に掠り傷一つすらついていない。
ダンパルが己の剣に視線をやると剣先が消失していた。

「ああ、すまないね。私のスーツはイルドにあるダンジョンの第95階、階層主である黒龍の火炎でできていて炎に対して絶対の耐性がついているんだよ、少し力を解放すればミスリル程度の剣だけを一瞬で溶かすくらい訳がない。周りに影響を与えずにね」

(黒龍の火炎スーツ)
格(ランク)7以下装着不可
力+3500防+3000速2000魔+2000運+1500
(スキル)
『火属性無効』『気温耐性』『黒龍化 特大』『接触爆破特大』『遠隔着火 特大』『自己再生 大』『炎熱解放』『黒龍の加護』『飛行』『龍玉』

「まだやるかい?」
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