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はじめての冒険
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おぉ~流石は異世界、見たことない花ばっかだな。
花壇には、前世では見たのことのない花ばかりで、どれも上等に美しい。庭はとても広々としていて、迷路の様な複雑なかたちになっている。それが冒険の様で、シェルの好奇心をくすぐる。
どんどん奥へと進んでいくと、小さな空間にたどり着いた。辺りは小さな青色の花で埋め尽くされていて、その花達を優しく包むように日の光が入る。その空間が心地よくて、シェルはつい寝転んでしまう。
暖かくて気持ちいい。俺、絵面的にすごいメルヘンチックだけど...前世ではこんな体験できなかったからな~もう少しだけ......
あまりの心地よさにシェルは寝てしまった。
________________________________________
温かい、何か柔らかいものに包まれてるようだ。
「んっふぁ~~」
「おはよう、よく寝てたね」
目を覚ますと俺の横で添い寝してるガッシュ兄様がいた。.....なぜ?俺はさっきまで外で寝てたのに。
「ガッシュにいしゃま、なぜボクはここにいりゅんでしょうか」
「シェル、勝手に部屋から出てはダメだろう。シェルがいなくなった時はとても焦ったんだよ。リーベルと探し回って、見つけたと思ったら倒れてるんだから....」
「うっごめんなしゃい」
かなり怒ってるな、でもイケメンは怒っててもイケメンだなぁ。
「もうそろそろかな。」
?。
ドドドドッ__と音がこっちに向かって来ている。すると突然部屋のドアがバーンと開かれ、リーベルが見たこともない、顔をしてこちらに向かってくる。
「リ、リーベルにいしゃま....」
リーベルは近付いてくるなり、シェルの上にまたぎ思いっきり抱きついた。
「シェル シェル、とても心配したんだぞ!ちょっと目を離した隙に、お茶目にも程があるぞ!」
「あ、ぁごめんなしゃいっボクッボクッ....」
怒ったリーベル兄様めちゃむちゃ怖い!僕泣いちゃったじゃん!
「ッすまないシェル、シェルから目を離した私達も悪かった。だが安心してくれ!これからはシェルが私たちから離れてもすぐにシェルの居場所がわかるよう、シェルにこれを作ったんだ。きっと似合うよ♡」
と、さっきとは別人の様な笑顔でその手に持っている赤い首輪を見せつけた。
すると続けてガッシュがシェルの手を握りながら言った。
「あぁ、これはシェルの為に僕達の魔力を込めて作ったんだ。だからこれからはシェルの居場所はすぐわかる様になってるからね。」
「に、にいしゃまがた、ボ、ボクコレいりゃないで...す」
流石に怖すぎるっぴっ!いくら兄弟だからってここまではしないだろ!俺でもわかるぞ、本能が逃げろと言っている!
シェルは逃げようと、ガッシュの手を振りほどきベッドから降りようとしたが、上にまたがっていたリーベルにすぐに動きを封じ、少し怒った口調でシェルに語りかけた。
「シェル、逃げちゃダメだろう。元はといえば勝手にいなくなったシェルが悪いんだろう。首輪だけで我慢してあげてるんだ.....それとも、手足を鎖で繋いでこの部屋から一生出られなくして、シェルが勝手にどっか行かないようにした方が、シェルはいいかい?」
「シェル、ほら首輪をつけて?きっとすごく似合うから。」と横からガッシュが言った。
「ッ、わ、わかりました」
「いい子だシェル、じっとしててくれ」
リーベルがシェルの首に首輪をつける。
「ッすっごく似合っているよ」
「あぁとっても可愛らしい」
と言ってガッシュとリーベルはシェルに抱きついた。
「ありがとうごじゃいましゅ....」
俺はとんでもない兄様達を持ったのかもしれない。
花壇には、前世では見たのことのない花ばかりで、どれも上等に美しい。庭はとても広々としていて、迷路の様な複雑なかたちになっている。それが冒険の様で、シェルの好奇心をくすぐる。
どんどん奥へと進んでいくと、小さな空間にたどり着いた。辺りは小さな青色の花で埋め尽くされていて、その花達を優しく包むように日の光が入る。その空間が心地よくて、シェルはつい寝転んでしまう。
暖かくて気持ちいい。俺、絵面的にすごいメルヘンチックだけど...前世ではこんな体験できなかったからな~もう少しだけ......
あまりの心地よさにシェルは寝てしまった。
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温かい、何か柔らかいものに包まれてるようだ。
「んっふぁ~~」
「おはよう、よく寝てたね」
目を覚ますと俺の横で添い寝してるガッシュ兄様がいた。.....なぜ?俺はさっきまで外で寝てたのに。
「ガッシュにいしゃま、なぜボクはここにいりゅんでしょうか」
「シェル、勝手に部屋から出てはダメだろう。シェルがいなくなった時はとても焦ったんだよ。リーベルと探し回って、見つけたと思ったら倒れてるんだから....」
「うっごめんなしゃい」
かなり怒ってるな、でもイケメンは怒っててもイケメンだなぁ。
「もうそろそろかな。」
?。
ドドドドッ__と音がこっちに向かって来ている。すると突然部屋のドアがバーンと開かれ、リーベルが見たこともない、顔をしてこちらに向かってくる。
「リ、リーベルにいしゃま....」
リーベルは近付いてくるなり、シェルの上にまたぎ思いっきり抱きついた。
「シェル シェル、とても心配したんだぞ!ちょっと目を離した隙に、お茶目にも程があるぞ!」
「あ、ぁごめんなしゃいっボクッボクッ....」
怒ったリーベル兄様めちゃむちゃ怖い!僕泣いちゃったじゃん!
「ッすまないシェル、シェルから目を離した私達も悪かった。だが安心してくれ!これからはシェルが私たちから離れてもすぐにシェルの居場所がわかるよう、シェルにこれを作ったんだ。きっと似合うよ♡」
と、さっきとは別人の様な笑顔でその手に持っている赤い首輪を見せつけた。
すると続けてガッシュがシェルの手を握りながら言った。
「あぁ、これはシェルの為に僕達の魔力を込めて作ったんだ。だからこれからはシェルの居場所はすぐわかる様になってるからね。」
「に、にいしゃまがた、ボ、ボクコレいりゃないで...す」
流石に怖すぎるっぴっ!いくら兄弟だからってここまではしないだろ!俺でもわかるぞ、本能が逃げろと言っている!
シェルは逃げようと、ガッシュの手を振りほどきベッドから降りようとしたが、上にまたがっていたリーベルにすぐに動きを封じ、少し怒った口調でシェルに語りかけた。
「シェル、逃げちゃダメだろう。元はといえば勝手にいなくなったシェルが悪いんだろう。首輪だけで我慢してあげてるんだ.....それとも、手足を鎖で繋いでこの部屋から一生出られなくして、シェルが勝手にどっか行かないようにした方が、シェルはいいかい?」
「シェル、ほら首輪をつけて?きっとすごく似合うから。」と横からガッシュが言った。
「ッ、わ、わかりました」
「いい子だシェル、じっとしててくれ」
リーベルがシェルの首に首輪をつける。
「ッすっごく似合っているよ」
「あぁとっても可愛らしい」
と言ってガッシュとリーベルはシェルに抱きついた。
「ありがとうごじゃいましゅ....」
俺はとんでもない兄様達を持ったのかもしれない。
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