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八話 100点
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神崎くん、おはよう」
「おはよう、東雲さん」
(よし、もう普通に挨拶できるようになったわね。これは次のステップに移るわよ!何がいいかしら……そうだわ。もう期末試験まで一週間だから神崎くんと一緒に勉強すればいいんじゃないかしら。その時に神崎くんに触れることが出来れば……。桜川さんも『スキンシップが大切よ』って言ってたし。よし、神崎くんと一緒に勉強してスキンシップをするわよ)
「神崎くんは期末試験の勉強は進んでいるのかしら?」
「え?ああ、昨日までずっと原稿書いてたから全く手を付けていないよ。そうか、もう一週間か」
(危ねええええ!!!!!期末試験すっかり忘れてた!東雲さんがいなかったら俺いきなり試験だよ!ただでさえいつも赤点ギリギリなのに!)
「あらそう。じゃぁ神崎くん、放課後にわ、わ私とテスト勉強はどうかしら?」
「え!?い、一緒に!?」
「そ、そうよ。か、勘違いしないでよね!べ、別に私この前の中間テストでも上位に入ってたから!神崎くんに教えてあげようって思っているだけだから!」
(東雲さん、本音がこんにちわしてる気がする……、って、東雲さんと!?で、でもこの前一緒にいろんな店回ったんだし、これくらい普通かな……?)
「じゃぁ、教えてもらおうかな!」
「分かったわ!任せてちょうだい!」
(さっきから二人を見ているとじれったいわね。確かに『スキンシップは大切』って言ったけど実にじれったいわね。てか、東雲さんが恥ずかしがってどうすんのよ。弱気にアプローチしても友達のままよ――――――はぁ。仕方ないわね)
「ねぇ神崎くん、東雲さん、ちょっといいかしら?」
「あ、桜川さんじゃん。あれ?桜川さんと東雲さんって仲よかったっけ?」
「え?そ、そう友達よ!」
「はぁ。神崎くん、東雲さんの成績は学年トップなのよ」
「ええ!?トップ!?」
「うん……まぁ一応わね……」
「東雲さん恥ずかしがらない!だから神崎くん、東雲さんにたっぷり教えてもらいなさい!」
「そ、そうよ神崎くん!私、この前のテストは数学は98点でそれ以外100点だったもん!」
「え?俺、数学100点だったけど……」
((え?))
(神崎くんが数学で100点!?そんなありえないわ!で、でも先生が『百点は一人だけだった』って言ってたような……ま、まさか神崎くんのこと!?……あ、あんなところに数学教師が!ちょうどいいから確認を――――――――)
「よう神崎、期末試験の勉強しとるか?今回も中間と同じ『100点』目指して頑張れよ!」
「はーい」
「あなた、本当に100点なの!?って『今回も』ってどういうことよ!」
「え?俺、数学はずっと『100点』だよ。」
「す、すごいわ神崎くん!私、数学は『100点』以外取ったことないの!」
「でも東雲さん、いつも東雲さんは成績いいじゃん」
「数学だけはケアレスミスが多くて……」
「じゃ、じゃぁさ!俺は東雲さんに数学教えるからさ!東雲さんは数学以外の教科を教えてよ!」
「ぜひお願いするわ!」
(そ、即答かよ。でも、これで当分の点数は確保できるかもしれない)
(ウフフ……♪神崎くんとお勉強会♪楽しみ♪)
(てか神崎くん、なんで作家なのに数学得意なのよ……)
「おはよう、東雲さん」
(よし、もう普通に挨拶できるようになったわね。これは次のステップに移るわよ!何がいいかしら……そうだわ。もう期末試験まで一週間だから神崎くんと一緒に勉強すればいいんじゃないかしら。その時に神崎くんに触れることが出来れば……。桜川さんも『スキンシップが大切よ』って言ってたし。よし、神崎くんと一緒に勉強してスキンシップをするわよ)
「神崎くんは期末試験の勉強は進んでいるのかしら?」
「え?ああ、昨日までずっと原稿書いてたから全く手を付けていないよ。そうか、もう一週間か」
(危ねええええ!!!!!期末試験すっかり忘れてた!東雲さんがいなかったら俺いきなり試験だよ!ただでさえいつも赤点ギリギリなのに!)
「あらそう。じゃぁ神崎くん、放課後にわ、わ私とテスト勉強はどうかしら?」
「え!?い、一緒に!?」
「そ、そうよ。か、勘違いしないでよね!べ、別に私この前の中間テストでも上位に入ってたから!神崎くんに教えてあげようって思っているだけだから!」
(東雲さん、本音がこんにちわしてる気がする……、って、東雲さんと!?で、でもこの前一緒にいろんな店回ったんだし、これくらい普通かな……?)
「じゃぁ、教えてもらおうかな!」
「分かったわ!任せてちょうだい!」
(さっきから二人を見ているとじれったいわね。確かに『スキンシップは大切』って言ったけど実にじれったいわね。てか、東雲さんが恥ずかしがってどうすんのよ。弱気にアプローチしても友達のままよ――――――はぁ。仕方ないわね)
「ねぇ神崎くん、東雲さん、ちょっといいかしら?」
「あ、桜川さんじゃん。あれ?桜川さんと東雲さんって仲よかったっけ?」
「え?そ、そう友達よ!」
「はぁ。神崎くん、東雲さんの成績は学年トップなのよ」
「ええ!?トップ!?」
「うん……まぁ一応わね……」
「東雲さん恥ずかしがらない!だから神崎くん、東雲さんにたっぷり教えてもらいなさい!」
「そ、そうよ神崎くん!私、この前のテストは数学は98点でそれ以外100点だったもん!」
「え?俺、数学100点だったけど……」
((え?))
(神崎くんが数学で100点!?そんなありえないわ!で、でも先生が『百点は一人だけだった』って言ってたような……ま、まさか神崎くんのこと!?……あ、あんなところに数学教師が!ちょうどいいから確認を――――――――)
「よう神崎、期末試験の勉強しとるか?今回も中間と同じ『100点』目指して頑張れよ!」
「はーい」
「あなた、本当に100点なの!?って『今回も』ってどういうことよ!」
「え?俺、数学はずっと『100点』だよ。」
「す、すごいわ神崎くん!私、数学は『100点』以外取ったことないの!」
「でも東雲さん、いつも東雲さんは成績いいじゃん」
「数学だけはケアレスミスが多くて……」
「じゃ、じゃぁさ!俺は東雲さんに数学教えるからさ!東雲さんは数学以外の教科を教えてよ!」
「ぜひお願いするわ!」
(そ、即答かよ。でも、これで当分の点数は確保できるかもしれない)
(ウフフ……♪神崎くんとお勉強会♪楽しみ♪)
(てか神崎くん、なんで作家なのに数学得意なのよ……)
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