中毒症状と薬

喫煙者

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白雪

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「詩珠くん?!」

慎也は椅子から弾かれたかのように立ち上がる

「慎也さん…ぁ…小林先生」

慎也は顔を上げると慣れないように
慎也を「先生」と呼んだ

慎也は詩珠の正面の席の椅子を取り
向かい合うようにして座った

「詩珠くんの学校だったんだね」

慎也の言葉に詩珠ははにかみ
大きな目を細めて見せた

「いつ来たの?」

「病院に行ってから来たんです」

どうやら彼は特別日課だと知らずに
みんなが下校したあと来たようだ

「普通始業式の日は特別日課だよ」

笑いを含めた慎也に詩珠もつられて笑った

「明日も特別日課だよ、気をつけておいで」

詩珠にプリントを渡すと慎也は
とんっと背中を押した

「ーーっ!」

詩珠の顔がゆがむ

「どうした?」

慎也が心配そうに覗き込むと

「な、なんでもないです。あ。帰りますね」

と教室をあとにしようとする

「詩珠くん。」

詩珠の足が止まる

「明日うちに来るかい?」

慎也は大して期待していなかったが
詩珠は静かに頷き
夕日の色に消えた

「……ふぅ、」

慎也は一息つくと大きく伸びをして
残りの仕事とにらめっこを始めた

背中を押した感触が、
詩珠のあのリアクションが
なんだか引っかかったままだった
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