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二
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二
大型二輪を近場に隠して、私とイアンは、一之瀬の街中にある、雑居ビルの前に立った。シャッターが下りている。
「ここ? 誰もいないようだけど?」
「ここだよ、彼が言っていたのは」
私はシャッターに歩み寄ると、ガンガンと蹴りつけた。音が周囲に響く。時間は深夜、人通りはない。近くの路地から猫が出てきて、ゆっくりと離れていった。
足をおろして、息を吐くと、私はイアンに言った。
「じゃあ、まぁ、よろしく」
「ああ」
イアンが手を握ったり開いたりしてから、その手を、シャッターの鍵がある部分に伸ばした。鍵の周囲を半円を描くように撫でる。ささやかな高音が聞こえた気がした。
イアンが手を離すと、軽々とシャッターを持ち上げた。地面にはシャッターの一部が切断されて残っている。シャッターが上がると、その向こうは、バーのようだった。店内に驚いた顔の男が二人いた。テーブルを挟んで椅子に座っていて、テーブルにはカードが見えた。
私は銃を撃って入口の硝子戸を粉砕すると、中へ踏み入る。男二人も、腰から拳銃を引き抜いた。しかし撃ってこない。だから私も撃たない。最初に撃たなかった時点で、彼らは勝機を失っている。
「ヘイ、ジャパニーズ。ここが貸金庫だってのは本当か?」
聞いてみると、彼らは顔を見合わせ、緊張した声で言った。
「あんたは何者だ?」
「回収人、だな。今は」
私の言葉に、彼らは一歩、後ろへ下がった。私は拳銃を突きつけたまま、一歩前に踏み出す。
「あんたたちみたいな警備の下っ端に用はねぇよ。ボスを出しな」
「お前自身が納めたものを回収に来たのか? それとも誰かの代理か?」
「うるせぇなぁ。新谷良司っておっさんの代理だよ。今日、来たはずだぜ」
彼らはピクリと反応する。どうや良司は本当にここにものを預けたらしい。私がそんなことを考えていると、男たちは拳銃を納めて、奥へと歩き出した。
「ついてきてくれ。責任者と話をしろ」
「なんだ、やけに聞き訳が良いじゃねぇか。行くぞ、イアン」
私とイアンは男たちに続いて、店の奥に入り、そこから地下へ降りた。地下は広い空間があるようで、降りた先には五人の男たちがたむろし、そしてカウンターと、その奥に頑丈そうな扉があった。私は素早く視線を巡らせ、ボスがそこにいないのをチェックした。雰囲気で分かる。ここにいるのは、誰かの上に立つような人間じゃない。
私たちを案内してきた男の一人が、カウンターの中へ入り、ドアを開けて、中へ入った。鍵は指紋と、網膜だった。かなり厳重だ。だが、あの程度の男を登録している時点で、二流だ。
ドアが閉まり、少しして、開いた。
そこには背広を着た男が立っていた。初老の男だ。
「きみたちが回収人? 新谷氏の?」
「あぁ、そうだよ。おっさんがここの責任者か」
「そうだ」
男はカウンターにもたれかかり、それからこちらをの様子をじっと見て、ぱっと手を上に上げた。周囲の男たちが拳銃を引き抜く。そして私たちに合計、六つの銃口が向けられた。
「おいおい、穏やかじゃねぇな。預けたものを返してもらい来ただけだぜ」
「新谷氏はすでに荷物を回収しておいでです。ここには何も残っておりません」
「あぁ?」
私はイアンに視線を向ける。イアンもこちらを見ていた。二人で視線で会話すると、イアンが携帯電話を取り出した。首が横に振られる。圏外なのだろう。
「というわけで、お引き取り願えますか? お嬢さん」
「お嬢さん、だぁ?」
私は拳銃を引き抜くと、目の前の男の額に銃口を押しつける。周囲の男たちが拳銃を構え直した。私の背後にイアンが立つ。
私は責任者の男にゆっくりと告げる。
「お嬢さんとは、舐めたことを言ってくれるねぇ。私は今、最高に嫌な気分だ。てめぇみたいな、何の力もない間抜けが、私を舐め切ったようなことを言い腐る。殺すぞ」
「こ、殺す? ま、まさか……」
「じゃあ、試してみるか」
私は引き金を引き、銃声が轟く。
「ぎ、ぎゃあ!」
男の頭の横から、血が噴き出した。左耳が吹っ飛んでいた。男がわめき、それによって周囲の男たちが怒号を上げながら、発砲を始める。
私はカウンターを飛び越えると、遮蔽を取りながら、銃撃を始める。拳銃じゃあ面倒なので、軽機関銃を取ると、固め撃ちで、男たちをズタズタに変えていく。
私が耳をふっ飛ばした男が逃げようとするのを、背中を踏みつけて止める。奥の扉から新手が出てこようとするのを、私がドアを蹴りつけて止めつつ、それでも出てこようとする男を、拳銃で牽制する。イアンも、軽機関銃で男たちを制圧している。
奥のドアが閉まると、銃声が止んだ。もう生きている用心棒は一人もいない。私は息を吐いてから、足元に倒れている責任者の男を吊るし上げる。その男はまだ生きている。
「や、やめろ、殺すな!」
「このドアを開けてもらおうか、おっさん」
男がドアを開く。私はその男を盾にして、奥に踏み込む。
金庫番が銃を向けるが、こちらからは位置的に撃てない。が、私は構わずに踏み込み、軽機関銃をぶっ放す。そのまま勢いで奥まで踏み込み、端から撃ち殺す。軽機関銃の弾が切れると、拳銃に切り替えて、責任者の男も撃ちぬきつつ、用心棒を全員、何も言えなくさせてやる。
イアンが踏み込んだ時には、すでにそこは血のプールになっていた。
「やり過ぎだよ、ケイト」
「このくらいがちょうど良いんだって」
私はその部屋の奥にある、巨大な丸い扉に歩み寄る。さて、どうやって開くべきか。
「ケイト、もっと先を考えてよ」
「大丈夫、まだ生きているから」
私は倒れている責任者の男の体を、吊りあげる。口から血を吹いているが、まだ息はある。
「おい、お前。ここ、開けろ」
「こ、殺して、くれ」
「死ぬ前にやってもらわなけりゃ、困るな」
私の言葉に、男が胸を押さえながら、動き出す。私は男の体を支えながら、扉へと歩かせる。扉に鍵が差しこまれ、掌紋、網膜で、解錠される。どうやらうまくいったようだ。
「ヒュー。さすが。じゃあな」
私は男の頭を撃ちぬくと、楽にしてやった。そして金庫の中へ踏み込み、イアンと共に良司が荷物を預けた容器を探す。金庫の中には四十の箱がある。言われていた番号の引き出しを、取り出す。
開けて見ると、そこにはデータチップが入っている。
「お、これだ。なんだ、あるじゃねぇか」
「中身が確認できませんね。イクトシに見せないと」
「まぁ、持ちかえればいいさ。他に金目のものももらっていくか?」
言いながら、私が金庫の一つを開くと、そこには宝石のついたネックレスが入っていた。ぎょっとしながら、私はそれを見つめる。イアンがそっとそれを元に戻した。
「余計なことはしないこと」
「なんだよ、良いじゃねぇか。ま、我慢してやるよ」
私は拳銃をしまうと、良司の金庫の中身を上着のポケットに入れて、歩きだした。ブーツの底が血を踏んで、ピチャピチャと音を立てる。イアンが私の腕を掴んだので、何事かと思うと、そこは上着が切れていて、その下で、肌に傷が出来ていた。
「銃弾がかすめたみたいだね」
「よくあることさ」
私は腕を振り払って、歩く。
私の生きている場所は、いつも血が流れている。誰かの血であることもあるし、自分の血であることもある。
しかし、そんなことはたいして問題じゃない。問題なのは、私を見下して、舐め腐る野郎どもがいることだ。そういう連中には吐き気がする。だから私は奴らの血を一滴残さず絞りつくすために、銃を撃つのだ。
ビルを出ると、夜の空気が周囲を吹き抜けていった。ちらほらと野次馬が見える。私はそれを無視して、イアンとともに、大型二輪へ向かう。大型二輪にまたがったイアンの背中に掴まり、発進した自動二輪の上で、バランスを取る。
バイクはオフィスに向かって走り出した。
大型二輪を近場に隠して、私とイアンは、一之瀬の街中にある、雑居ビルの前に立った。シャッターが下りている。
「ここ? 誰もいないようだけど?」
「ここだよ、彼が言っていたのは」
私はシャッターに歩み寄ると、ガンガンと蹴りつけた。音が周囲に響く。時間は深夜、人通りはない。近くの路地から猫が出てきて、ゆっくりと離れていった。
足をおろして、息を吐くと、私はイアンに言った。
「じゃあ、まぁ、よろしく」
「ああ」
イアンが手を握ったり開いたりしてから、その手を、シャッターの鍵がある部分に伸ばした。鍵の周囲を半円を描くように撫でる。ささやかな高音が聞こえた気がした。
イアンが手を離すと、軽々とシャッターを持ち上げた。地面にはシャッターの一部が切断されて残っている。シャッターが上がると、その向こうは、バーのようだった。店内に驚いた顔の男が二人いた。テーブルを挟んで椅子に座っていて、テーブルにはカードが見えた。
私は銃を撃って入口の硝子戸を粉砕すると、中へ踏み入る。男二人も、腰から拳銃を引き抜いた。しかし撃ってこない。だから私も撃たない。最初に撃たなかった時点で、彼らは勝機を失っている。
「ヘイ、ジャパニーズ。ここが貸金庫だってのは本当か?」
聞いてみると、彼らは顔を見合わせ、緊張した声で言った。
「あんたは何者だ?」
「回収人、だな。今は」
私の言葉に、彼らは一歩、後ろへ下がった。私は拳銃を突きつけたまま、一歩前に踏み出す。
「あんたたちみたいな警備の下っ端に用はねぇよ。ボスを出しな」
「お前自身が納めたものを回収に来たのか? それとも誰かの代理か?」
「うるせぇなぁ。新谷良司っておっさんの代理だよ。今日、来たはずだぜ」
彼らはピクリと反応する。どうや良司は本当にここにものを預けたらしい。私がそんなことを考えていると、男たちは拳銃を納めて、奥へと歩き出した。
「ついてきてくれ。責任者と話をしろ」
「なんだ、やけに聞き訳が良いじゃねぇか。行くぞ、イアン」
私とイアンは男たちに続いて、店の奥に入り、そこから地下へ降りた。地下は広い空間があるようで、降りた先には五人の男たちがたむろし、そしてカウンターと、その奥に頑丈そうな扉があった。私は素早く視線を巡らせ、ボスがそこにいないのをチェックした。雰囲気で分かる。ここにいるのは、誰かの上に立つような人間じゃない。
私たちを案内してきた男の一人が、カウンターの中へ入り、ドアを開けて、中へ入った。鍵は指紋と、網膜だった。かなり厳重だ。だが、あの程度の男を登録している時点で、二流だ。
ドアが閉まり、少しして、開いた。
そこには背広を着た男が立っていた。初老の男だ。
「きみたちが回収人? 新谷氏の?」
「あぁ、そうだよ。おっさんがここの責任者か」
「そうだ」
男はカウンターにもたれかかり、それからこちらをの様子をじっと見て、ぱっと手を上に上げた。周囲の男たちが拳銃を引き抜く。そして私たちに合計、六つの銃口が向けられた。
「おいおい、穏やかじゃねぇな。預けたものを返してもらい来ただけだぜ」
「新谷氏はすでに荷物を回収しておいでです。ここには何も残っておりません」
「あぁ?」
私はイアンに視線を向ける。イアンもこちらを見ていた。二人で視線で会話すると、イアンが携帯電話を取り出した。首が横に振られる。圏外なのだろう。
「というわけで、お引き取り願えますか? お嬢さん」
「お嬢さん、だぁ?」
私は拳銃を引き抜くと、目の前の男の額に銃口を押しつける。周囲の男たちが拳銃を構え直した。私の背後にイアンが立つ。
私は責任者の男にゆっくりと告げる。
「お嬢さんとは、舐めたことを言ってくれるねぇ。私は今、最高に嫌な気分だ。てめぇみたいな、何の力もない間抜けが、私を舐め切ったようなことを言い腐る。殺すぞ」
「こ、殺す? ま、まさか……」
「じゃあ、試してみるか」
私は引き金を引き、銃声が轟く。
「ぎ、ぎゃあ!」
男の頭の横から、血が噴き出した。左耳が吹っ飛んでいた。男がわめき、それによって周囲の男たちが怒号を上げながら、発砲を始める。
私はカウンターを飛び越えると、遮蔽を取りながら、銃撃を始める。拳銃じゃあ面倒なので、軽機関銃を取ると、固め撃ちで、男たちをズタズタに変えていく。
私が耳をふっ飛ばした男が逃げようとするのを、背中を踏みつけて止める。奥の扉から新手が出てこようとするのを、私がドアを蹴りつけて止めつつ、それでも出てこようとする男を、拳銃で牽制する。イアンも、軽機関銃で男たちを制圧している。
奥のドアが閉まると、銃声が止んだ。もう生きている用心棒は一人もいない。私は息を吐いてから、足元に倒れている責任者の男を吊るし上げる。その男はまだ生きている。
「や、やめろ、殺すな!」
「このドアを開けてもらおうか、おっさん」
男がドアを開く。私はその男を盾にして、奥に踏み込む。
金庫番が銃を向けるが、こちらからは位置的に撃てない。が、私は構わずに踏み込み、軽機関銃をぶっ放す。そのまま勢いで奥まで踏み込み、端から撃ち殺す。軽機関銃の弾が切れると、拳銃に切り替えて、責任者の男も撃ちぬきつつ、用心棒を全員、何も言えなくさせてやる。
イアンが踏み込んだ時には、すでにそこは血のプールになっていた。
「やり過ぎだよ、ケイト」
「このくらいがちょうど良いんだって」
私はその部屋の奥にある、巨大な丸い扉に歩み寄る。さて、どうやって開くべきか。
「ケイト、もっと先を考えてよ」
「大丈夫、まだ生きているから」
私は倒れている責任者の男の体を、吊りあげる。口から血を吹いているが、まだ息はある。
「おい、お前。ここ、開けろ」
「こ、殺して、くれ」
「死ぬ前にやってもらわなけりゃ、困るな」
私の言葉に、男が胸を押さえながら、動き出す。私は男の体を支えながら、扉へと歩かせる。扉に鍵が差しこまれ、掌紋、網膜で、解錠される。どうやらうまくいったようだ。
「ヒュー。さすが。じゃあな」
私は男の頭を撃ちぬくと、楽にしてやった。そして金庫の中へ踏み込み、イアンと共に良司が荷物を預けた容器を探す。金庫の中には四十の箱がある。言われていた番号の引き出しを、取り出す。
開けて見ると、そこにはデータチップが入っている。
「お、これだ。なんだ、あるじゃねぇか」
「中身が確認できませんね。イクトシに見せないと」
「まぁ、持ちかえればいいさ。他に金目のものももらっていくか?」
言いながら、私が金庫の一つを開くと、そこには宝石のついたネックレスが入っていた。ぎょっとしながら、私はそれを見つめる。イアンがそっとそれを元に戻した。
「余計なことはしないこと」
「なんだよ、良いじゃねぇか。ま、我慢してやるよ」
私は拳銃をしまうと、良司の金庫の中身を上着のポケットに入れて、歩きだした。ブーツの底が血を踏んで、ピチャピチャと音を立てる。イアンが私の腕を掴んだので、何事かと思うと、そこは上着が切れていて、その下で、肌に傷が出来ていた。
「銃弾がかすめたみたいだね」
「よくあることさ」
私は腕を振り払って、歩く。
私の生きている場所は、いつも血が流れている。誰かの血であることもあるし、自分の血であることもある。
しかし、そんなことはたいして問題じゃない。問題なのは、私を見下して、舐め腐る野郎どもがいることだ。そういう連中には吐き気がする。だから私は奴らの血を一滴残さず絞りつくすために、銃を撃つのだ。
ビルを出ると、夜の空気が周囲を吹き抜けていった。ちらほらと野次馬が見える。私はそれを無視して、イアンとともに、大型二輪へ向かう。大型二輪にまたがったイアンの背中に掴まり、発進した自動二輪の上で、バランスを取る。
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