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四
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四
イアンは車を運転しながら、周囲の様子に気を配っていた。先ほどから、チラチラと私服警官らしき姿が見える。偽装してある警察車両もある。やはり、何かしらの事態が進行している。問題はそれが今夜、自分たちが起こした二件の仕事によるものなのか、それとも別の事によるものなのかは分からなかった。
良司が言うことが本当なら、相手は国家機関である。警察も味方だろう。
「あまり気乗りしませんが、高速道路に行きます」
「はっ、はい……」
高速道路のインターを目指しながら、イアンは考えていた。
高速道路に上がれば、かなり動きを制限される。良い手ではないかもしれない。カメラからも逃れられない。しかし、一般道を監視を迂回しながらうろつく方が、相手に時間を与えてしまう。勝負するべき相手はどっちなのか。安全か、時間か。
イアンは時間を選んだ。勘に従って。
車は何事もなく高速道路に乗った。夜なので車の数はそう多くない。すいすいと先へ進む。法定速度を守りながら、それでも可能な限り急ぐ。
「あの、イアンさん」
「なんですか?」
良司の言葉に、イアンは鏡越しに背後を見た。
「あなたは、どうして暴力代行業者を、しているんですか?」
イアンはその質問に笑いそうになった。
「僕は特殊ですよ。まぁ、あなたの今の状況と似たり寄ったりです」
「???」
それ以上はもう何も言わないつもりだった。良司はそんなイアンの態度に気付かなかったようで、言葉を重ねた。
「ケイトさんも、まだ二十歳くらいですよね? それが拳銃を振りまわして、正気じゃない」
「正気じゃないのは僕たちではありません」
「え? どういうことですか?」
「正気じゃないのは……」
イアンが言葉を止めたのは、遠くに人が見えたからだった。直線上、目の前にいる。まだライトの光も届かない。それがイアンには見えた。そしてその人影が、まるで風船を膨らませるように、巨大化した。
身の丈三メートルの、巨人がそこにいた。
「正気じゃないのは、この世界ですよ!」
イアンは車を加速させた。そしてハンドルを左右に切って、車のしっぽを振らせる。もう巨人は目の前だ。どうにかその脇をすり抜けようとする。まずフロントが巨人の右わきをすり抜けた。
車の右後部が巨人の足に激突する。車体が激しく揺れ、一瞬だけ後部が浮き上がった。
次の瞬間、巨人の腕がトランクの部分を突き破り、車全体が宙に持ちあがった。十二分に加速していたせいで、車は最後部を引き千切られながらも、前に進んだ。が、バランスを失っている上に、リアタイヤの一本が脱落したので、制御不能に陥る。
良司が次の瞬間に見たのは、イアンの座っているシートが細切れになり、イアンの体が、自分に向かってくるところだった。イアンの着ている服には無数に切れ目が出来ている。
あれは、なんだ?
一瞬後、良司の体はイアンに包まれて、そのまま粉々に割れていたリアウインドウのあった場所を突き破って、外に飛び出している。イアンは良司を抱いたままアスファルトを転がった。
二人の体が高速道路を脇の壁に衝突するのとほとんど同時に、車も壁に激突し、そのまま壁を突き破って、高架から落ちて行った。
「う、うぅ……」
良司が呻きながら体を起こした時、すでにイアンは立ち上がっていた。ボロボロの服を身にまとって、拳銃を引き抜いている。そして近づいてくる巨人を睨みつけていた。
「は、ハーミット……」
イアンは良司を守るように立ち、巨人と対峙した。
「あんたが雇われた護衛か?」
巨人が低い声でしゃべった。体にプロテクターをつけている。伸縮性のある素材を使った特別性だろう。そんな装備を持っている時点で、何かしらのプロだ。
「そちらはどちら様ですか?」
イアンが言うと、巨人が腰の後ろから巨大な棒を取り出した。それは一振りで長さが三倍ほどになり、人間大の棒になった。ただの棒のわけがない。特殊素材を使った、巨大な警棒のようなものだろうと良司はそれを見た。
もちろん、形状は警棒だし、用途も警棒かもしれない。しかし、その長さは本来の警棒の何倍もあるし、使うのだって人間ではなく巨人のハーミットである。その腕は丸太よりもなお太く、筋肉が隆々と盛り上がっている。そんな全ての要素を鑑みれば、その一撃は人間を殺すことなど訳もない。
イアンはそれに気付かないわけもないのに、普通に構えている。
「い、イアンさん、逃げましょう!」
「お忘れですか、新谷さん」
巨人が顔をゆがめる。
イアンは敢えて新谷の名前を口にしたのだった。それはこの場から、この巨人のハーミットを逃がさない、依頼人が新谷良司であることを他には漏らさせない、そう、自分は狩られる側ではなく、狩る側だと、そう宣言したのだ。
「新谷さん、僕たちはただの護衛じゃない。暴力代行業者です。敵は必ず、潰します。それに、車の件もありますしね」
涼しささえ感じさせる笑みを浮かべたイアンに、巨人が言う。
「おい、兄さん。あんた、名前は?」
「イアン、と言います」
「昔、あんたにそっくりの男を見たことがあるよ」
イアンがにやりと笑う。
「それは奇遇です。僕もあなたを見たことがある。名前は、ギガント、と言ったかな」
巨人、ギガントが眉をひそめ、円を描くように歩きながら、じりじりとイアンに近づく。イアンもゆっくりと歩いた。
それはお互いの間合いを測る、危険な綱渡りだ。
ちょうど四分の一ほどの円を描いたところで、二人が動きを止めた。
そしてギガントがその巨大さに見合わぬ俊敏な動きで、一歩を踏みこむ。イアンは動かない。いや、腕を持ち上げた。
ギガントが渾身の棒の一撃を繰り出す。
それに対して、イアンは腕をさっと振っただけだった。
火花が散り良司の視界を焼き、半ばで切断された棒の先が、激しく回転しながら高架から見える空へと飛び去って行った。
「き、貴様、ブレイド――」
「遅いですよ」
ギガントの前からイアンの姿は消えていた。ギガントが背後を見た時には、彼の左腕は肩から切断されている。巨人が怒号を上げて、棒の残りを振りまわす中、イアンを薙ぎ払ったはずのその腕は、肘で切断されて、アスファルトを転がって行った。
「くそったれ!」
「さようなら」
イアンの冷酷な声は、巨人の肩の上からだった。イアンはそこにしゃがみこみ、そっとその首筋を撫でた。
赤い筋が入り、血が噴き出す。巨人は意味不明なことを呻いたが、重い音を立って地面に転がり、自分の血の海の中で動かなくなった。
「あ、あんた……」
イアンは顔についた返り血を拭って、良司に近づいた。良司は逃げることもできず、震える体をどうにか御しながら、四つん這いでイアンを見上げていた。
「あんた、人間じゃない。あんた、ハーミットなのか」
「そうですよ。当り前じゃないですか、人間に今みたいな芸当はとてもできない」
イアンはそう言うと、良司の体を持ち上げた。彼は暴れずに、ぐったりと彼に担がれた。
「この車線は規制されているから、もう車は来ないでしょう。ちょっと高く跳びますが、対向車線の高架まで跳びますよ。くれぐれも暴れないでください」
イアンはそう言うのと同時に、ひょいと跳び上がって道路わきの壁の上に着地すると、そこからひとっ飛びで五メートルほどをバランスを崩すこともなく跳び渡り、隣の車線の高架に跳び移った。
車両に飛び出すと、ちょうど通りかかった車が止まる。運転手が何か怒鳴ろうとすると、彼は何の予備動作も無しに、手に提げていた拳銃を撃った。良司が殺したのかと思って目をつむっていると、男の悲鳴がして、続いて、慌ただしい足音がした。イアンが歩きだしたので、良司は眼を開いた。
車には血痕一つなかった。視線を巡らせると、走り去っていく男が見える。
残された車に、イアンは良司を放りこみ、そして自分は運転席に座った。車が走り出す。
「こ、殺さなかったのか?」
「僕はケイトとは違います。余計な殺しはしない。まぁ、躊躇いもしませんが」
「あ、あんた、どういうハーミットなんだ?」
良司が勢いで聞くと、イアンは後部座席に転がっている良司を振り返って、にこやかに言った。
「それを知ったら、あなた、死んでしまいますよ?」
良司は奥歯がかみ合わないのを実感しながら、もう質問をやめた。
イアンは「あの男から携帯電話をもらっておくべきだったな」と呟きながら、ボロボロの服のポケットから自分の携帯電話を取り出していた。それはほとんどぺしゃんこになっている。
車は高速道をアクセル全開で走り抜けた。
イアンは車を運転しながら、周囲の様子に気を配っていた。先ほどから、チラチラと私服警官らしき姿が見える。偽装してある警察車両もある。やはり、何かしらの事態が進行している。問題はそれが今夜、自分たちが起こした二件の仕事によるものなのか、それとも別の事によるものなのかは分からなかった。
良司が言うことが本当なら、相手は国家機関である。警察も味方だろう。
「あまり気乗りしませんが、高速道路に行きます」
「はっ、はい……」
高速道路のインターを目指しながら、イアンは考えていた。
高速道路に上がれば、かなり動きを制限される。良い手ではないかもしれない。カメラからも逃れられない。しかし、一般道を監視を迂回しながらうろつく方が、相手に時間を与えてしまう。勝負するべき相手はどっちなのか。安全か、時間か。
イアンは時間を選んだ。勘に従って。
車は何事もなく高速道路に乗った。夜なので車の数はそう多くない。すいすいと先へ進む。法定速度を守りながら、それでも可能な限り急ぐ。
「あの、イアンさん」
「なんですか?」
良司の言葉に、イアンは鏡越しに背後を見た。
「あなたは、どうして暴力代行業者を、しているんですか?」
イアンはその質問に笑いそうになった。
「僕は特殊ですよ。まぁ、あなたの今の状況と似たり寄ったりです」
「???」
それ以上はもう何も言わないつもりだった。良司はそんなイアンの態度に気付かなかったようで、言葉を重ねた。
「ケイトさんも、まだ二十歳くらいですよね? それが拳銃を振りまわして、正気じゃない」
「正気じゃないのは僕たちではありません」
「え? どういうことですか?」
「正気じゃないのは……」
イアンが言葉を止めたのは、遠くに人が見えたからだった。直線上、目の前にいる。まだライトの光も届かない。それがイアンには見えた。そしてその人影が、まるで風船を膨らませるように、巨大化した。
身の丈三メートルの、巨人がそこにいた。
「正気じゃないのは、この世界ですよ!」
イアンは車を加速させた。そしてハンドルを左右に切って、車のしっぽを振らせる。もう巨人は目の前だ。どうにかその脇をすり抜けようとする。まずフロントが巨人の右わきをすり抜けた。
車の右後部が巨人の足に激突する。車体が激しく揺れ、一瞬だけ後部が浮き上がった。
次の瞬間、巨人の腕がトランクの部分を突き破り、車全体が宙に持ちあがった。十二分に加速していたせいで、車は最後部を引き千切られながらも、前に進んだ。が、バランスを失っている上に、リアタイヤの一本が脱落したので、制御不能に陥る。
良司が次の瞬間に見たのは、イアンの座っているシートが細切れになり、イアンの体が、自分に向かってくるところだった。イアンの着ている服には無数に切れ目が出来ている。
あれは、なんだ?
一瞬後、良司の体はイアンに包まれて、そのまま粉々に割れていたリアウインドウのあった場所を突き破って、外に飛び出している。イアンは良司を抱いたままアスファルトを転がった。
二人の体が高速道路を脇の壁に衝突するのとほとんど同時に、車も壁に激突し、そのまま壁を突き破って、高架から落ちて行った。
「う、うぅ……」
良司が呻きながら体を起こした時、すでにイアンは立ち上がっていた。ボロボロの服を身にまとって、拳銃を引き抜いている。そして近づいてくる巨人を睨みつけていた。
「は、ハーミット……」
イアンは良司を守るように立ち、巨人と対峙した。
「あんたが雇われた護衛か?」
巨人が低い声でしゃべった。体にプロテクターをつけている。伸縮性のある素材を使った特別性だろう。そんな装備を持っている時点で、何かしらのプロだ。
「そちらはどちら様ですか?」
イアンが言うと、巨人が腰の後ろから巨大な棒を取り出した。それは一振りで長さが三倍ほどになり、人間大の棒になった。ただの棒のわけがない。特殊素材を使った、巨大な警棒のようなものだろうと良司はそれを見た。
もちろん、形状は警棒だし、用途も警棒かもしれない。しかし、その長さは本来の警棒の何倍もあるし、使うのだって人間ではなく巨人のハーミットである。その腕は丸太よりもなお太く、筋肉が隆々と盛り上がっている。そんな全ての要素を鑑みれば、その一撃は人間を殺すことなど訳もない。
イアンはそれに気付かないわけもないのに、普通に構えている。
「い、イアンさん、逃げましょう!」
「お忘れですか、新谷さん」
巨人が顔をゆがめる。
イアンは敢えて新谷の名前を口にしたのだった。それはこの場から、この巨人のハーミットを逃がさない、依頼人が新谷良司であることを他には漏らさせない、そう、自分は狩られる側ではなく、狩る側だと、そう宣言したのだ。
「新谷さん、僕たちはただの護衛じゃない。暴力代行業者です。敵は必ず、潰します。それに、車の件もありますしね」
涼しささえ感じさせる笑みを浮かべたイアンに、巨人が言う。
「おい、兄さん。あんた、名前は?」
「イアン、と言います」
「昔、あんたにそっくりの男を見たことがあるよ」
イアンがにやりと笑う。
「それは奇遇です。僕もあなたを見たことがある。名前は、ギガント、と言ったかな」
巨人、ギガントが眉をひそめ、円を描くように歩きながら、じりじりとイアンに近づく。イアンもゆっくりと歩いた。
それはお互いの間合いを測る、危険な綱渡りだ。
ちょうど四分の一ほどの円を描いたところで、二人が動きを止めた。
そしてギガントがその巨大さに見合わぬ俊敏な動きで、一歩を踏みこむ。イアンは動かない。いや、腕を持ち上げた。
ギガントが渾身の棒の一撃を繰り出す。
それに対して、イアンは腕をさっと振っただけだった。
火花が散り良司の視界を焼き、半ばで切断された棒の先が、激しく回転しながら高架から見える空へと飛び去って行った。
「き、貴様、ブレイド――」
「遅いですよ」
ギガントの前からイアンの姿は消えていた。ギガントが背後を見た時には、彼の左腕は肩から切断されている。巨人が怒号を上げて、棒の残りを振りまわす中、イアンを薙ぎ払ったはずのその腕は、肘で切断されて、アスファルトを転がって行った。
「くそったれ!」
「さようなら」
イアンの冷酷な声は、巨人の肩の上からだった。イアンはそこにしゃがみこみ、そっとその首筋を撫でた。
赤い筋が入り、血が噴き出す。巨人は意味不明なことを呻いたが、重い音を立って地面に転がり、自分の血の海の中で動かなくなった。
「あ、あんた……」
イアンは顔についた返り血を拭って、良司に近づいた。良司は逃げることもできず、震える体をどうにか御しながら、四つん這いでイアンを見上げていた。
「あんた、人間じゃない。あんた、ハーミットなのか」
「そうですよ。当り前じゃないですか、人間に今みたいな芸当はとてもできない」
イアンはそう言うと、良司の体を持ち上げた。彼は暴れずに、ぐったりと彼に担がれた。
「この車線は規制されているから、もう車は来ないでしょう。ちょっと高く跳びますが、対向車線の高架まで跳びますよ。くれぐれも暴れないでください」
イアンはそう言うのと同時に、ひょいと跳び上がって道路わきの壁の上に着地すると、そこからひとっ飛びで五メートルほどをバランスを崩すこともなく跳び渡り、隣の車線の高架に跳び移った。
車両に飛び出すと、ちょうど通りかかった車が止まる。運転手が何か怒鳴ろうとすると、彼は何の予備動作も無しに、手に提げていた拳銃を撃った。良司が殺したのかと思って目をつむっていると、男の悲鳴がして、続いて、慌ただしい足音がした。イアンが歩きだしたので、良司は眼を開いた。
車には血痕一つなかった。視線を巡らせると、走り去っていく男が見える。
残された車に、イアンは良司を放りこみ、そして自分は運転席に座った。車が走り出す。
「こ、殺さなかったのか?」
「僕はケイトとは違います。余計な殺しはしない。まぁ、躊躇いもしませんが」
「あ、あんた、どういうハーミットなんだ?」
良司が勢いで聞くと、イアンは後部座席に転がっている良司を振り返って、にこやかに言った。
「それを知ったら、あなた、死んでしまいますよ?」
良司は奥歯がかみ合わないのを実感しながら、もう質問をやめた。
イアンは「あの男から携帯電話をもらっておくべきだったな」と呟きながら、ボロボロの服のポケットから自分の携帯電話を取り出していた。それはほとんどぺしゃんこになっている。
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