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第五話 聖女マリー
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【はじまりの酒場】
勇者ユウは遥か別の世界からやって来た
黒髪に黒目で不思議な力をつかった
女神ミリア 女騎士カラヤン 魔女マダリア
仲間はいつも酒場 歌い踊り笑っていた ☆
「「「おおおおおおおおお!!!」」」
(……この子、やっぱりズバ抜けて歌が上手いね)
ダークエルフのハンナがリュートの伴奏を終えると聖騎士から拍手や歓声が上がった。
「ご清聴ありがとうございます!」☆
聖クリスト王国に向かう道中、暇やったから馬車の中でハンナにリュートを弾いて貰いながらカラオケをしてた。聴き手のレスポンスも良いし癖になりそうw
この世界で女体化して最初は戸惑ってたけど、もう慣れたもんやな。おヘソの辺りで熱く漲る神力?とやらを意識して外に放出するイメージでぶりっ子をすると力を発揮する。このスキルは人を意のままに操れるみたい(何それ怖い……)
絶対的に強制させるスキルは一日三回までとなっている。ちなみに女のハンナに試してみたが全く効かなかった。むしろ「ぶりっ子キモい」と言われる始末……
吟遊詩人には魔力を乗せて人を魅了したり力を与えたりするスキルがあるが、この力はその範囲を越えている(女神って職業なかなかのチートやん!)
「もうすぐ着くよ!」
そう言ってハンナは幌から顔を出して指を差した先には、王国を取り囲む城壁が空高く聳え立っていた。籠城戦においてその鉄壁は如何なる侵入者も拒むようにできているそうだ。
城前で馬車を止めると衛兵が駆け寄って来た。
「これはこれはヴァルハス様、予定より早いお帰りですね!」
「重症者がいるんじゃ、すまんが急ぎ中に通してくれ!」
「そ、そうでしたか!おーい門を開けろー!」
厳重な王国の入城手続きを省略して聖騎士一行は半ば強引に門を潜った。
通り過ぎる際にフルプレートの鎧を着た衛兵は道沿いに並んで胸の前に拳を作って目を瞑っていた。これが王国式の敬礼らしい。
「お嬢さん、儂らはこれから急ぎ治療院に重傷者と負傷したシビルを運ぶ。話は通しておくから何か困った事があればいつでも頼ってきなさい!」
「はい、短い間でしたがお世話になりました!」
「うむ、ではさらばじゃ!」
挨拶はそこそこに、入城して直ぐにヴァハルス達と別れた。
(……傷口に呪いが掛かっていたと言ってたけど、シビル大丈夫かなぁ。後でお見舞いにでも行こう)
「じゃあ、あたいらは先にギルドに登録しに行くよ!吟遊詩人はギルドに登録しないと演奏が出来ないようになっているのさ」
と、ハンナは俺の手を引いて城内にある冒険者ギルドへ向かった。
聖クリスト王国にある冒険者ギルド【アプロ】は独立機関で王国からの干渉は受けない。冒険者ギルドは世界各国に設置されていて、危険なモンスターの討伐から土木作業や薬草の採取といった幅広い仕事がある。
「あたいら吟遊詩人は酒場で流しの演奏をして人気が出たら直接依頼されることもよくあるよ。場所代がいるけど、広場とかで演奏会を開いておひねりを貰うってやり方もある」
それから、この国には聖歌隊という格式の高い機関があって、主に教会の行事や結婚式等で仕事を依頼されるらしい(クソババアのオカンによって何もない草むらで転生されたド底辺の俺には関係ないかw)
「でも、演奏の仕事がない時はパーティーを組んでモンスターの討伐に出たりもするから覚えときな。さあ着いたよ!ここが冒険者ギルドさ」
ハンナに連れられてアプロと大きく書かれた看板の建物に入ると、中は酒場のようになっていて昼間から酒を呑んでいる冒険者がいた。
大きな掲示板の前には人だかりが出来ていて、仕事の依頼書が貼りだされている。2Fには宿屋があるらしい。
ザワ……ザワ……あの子すげぇ可愛い! ……ちょっと!彼女のあたしがいるのに他の女に目移りするなんていい度胸じゃない!ドカッ…… 見ろよ!あそこに天使がいるぜ……ザワザワ………
奥に進むと冒険者たちが全員こちらを注目していた(……なんやこいつら、目つきが悪くて物騒な奴ばっかりやな……念のために愛想振りまいとくか ニコニコ)☆
ザワ…ザワ……おい!あの綺麗な人が俺に笑いかけてきたぞ! 何言ってんだ俺に微笑んでくれたんだよ! …ザワ……ザワ……
カウンターには女のバーテンダーがいた。パーマがかかったようなショートの金髪から猫のような耳が覗いていて可愛らしくピクピクと動いている。短いスカートからは長い尻尾が生えていた。この種族は【異世界大戦】のゲームをやっていたから知っている。比較的に生まれもっての身体能力が高い獣人族だ。どうやら彼女がギルドの受付をしているようだ(このケモミミ娘……締まるとこは締まって、出るとこは出てるなフムフム……全くけしからん身体やなゴクリッ……)
「こんにちは!ハンナさんお久しぶりです!」
「おう、今日はこの子の冒険者証を作ろうと思ってな!」
「初めまして!レイと申します。よろしくです!ニコッ」☆
「うふふ、レイちゃんね。私はここでバーテンダー兼ギルドの受付をしてるミケっていうの。よろしくね」
と、妖艶に笑う彼女にギルドの説明を一通り受けた。
ギルドには上からS,A,B,C,D,Eというランクがあって、各ランクに応じて仕事の依頼や報酬が変わる。
Eランクは王国周辺の薬草採集や、低レベルの冒険者でも狩れるようなモンスター討伐の仕事がある。Sランクにはドラゴンの討伐といった長期に渡る遠征の仕事があったりするそうだ。
初心者はEランクから始まり、実績が認められると昇格試験を受けてランクアップが認められるといった具合だ。
冒険者証は身分証としても使えて他国に行っても通用する。
「それ故にギルドは【冒険者】を冠しているんだよ。さあ、次はこの水晶に手をかざしてね」
受付のミケはそういって目の前に七色に輝く水晶を差し出す。これは魔道具といって自分に適性なジョブが分かるらしい。
例えば幼い頃から剣術を嗜んでいる者なら【剣士】のジョブが現れて、その道のスキルも身に付きやすい。訓練を積んで素早さに特化している者は【トレジャーハンター】といったジョブになったりする。
大体は生まれ持った才能が作用するのだが、歳を取ってから就けるような後天性のジョブもある。相性の良いジョブを重ねれば進化系のジョブに就けたりする。その中には未だ発見されてないレアジョブもあったりと、まぁこの世界は自分の適性ジョブによって生き方の方向性が決まるといった感じだ。
俺は水晶に手を伸ばすと、その七色の輝きは大きくなり、文字が現れた。
――――適性ジョブ【吟遊詩人】————
―――現在ジョブ【女神】———
「め、女神?こんなレアジョブは神話でしか聞いた事がない……」
ミケはカウンターから身を乗り出して目をまん丸にしていた(やっぱりオカンから力を譲渡されたって話は本間やったんか……)
「へーあんた、そんな凄いジョブに就いてたんだね!」
「ちょっ……あんまり大きな声を出さないで!みんな見てるから……」
こうして無事にFランクの冒険者証を貰った後、ギルドで宿を取ってシビルの様子を見に行く事にした。
「ここが治療院かぁ」
ハンナに案内して貰って中に入ると、ベッドですやすやと眠っているシビルがいた、「どうやら大丈夫そうやな」と一安心しているところに立派な髭を蓄えた初老の男がニコニコと病室に入ってきた。
「シビルさんのご友人の方ですね。私は当院の院長ハリスと申します。ヴァハルス様から話は聞いています。彼はもう大丈夫ですよ。安静にしていたら明日には退院できます。ほっほっほっ」
王国の治療院は高度な回復呪文を使える神官をジョブに持つ者が務めている。彼は長年、王室専属の治療士だったのだが、貴族以外の市民にも治療を受けられるようにと、この治療院を開設した。
「そういえば、私の孫娘に聖女マリーという子がいるのですがね、それはそれは美して国民からも凄く人気があるのですよ。ちょうどお嬢さんと同じ年頃なので機会があれば仲良くしてやって下さい。ほっほっほっ」
いくら自分の孫娘が可愛いからって聖女て!……でも、ほんまに可愛いんかもしれんな。気になってきたなぁ。ここは神スキルの【八方美人の誘惑】使うかw
「是非、仲良くさせて欲しいです!おじいちゃま、紹介して下さい!ウルルン」★
体をクネクネと動かしながらスキルを発動させると、側にいたハンナが「チッ」と舌打ちをして、めちゃくちゃ嫌そうにこっちを見ていた。
「……う、美しい。わかりました。今夜は貴族が集まるパーティーで聖歌隊による演奏会があるのです。そこに聖女マリーも出演しますので特別に招待しますぞ!」
(やりぃw 草むらで転生したド底辺が、こんなにも早くに社交界デビュー出来るなんてマジでついてるやん!これは出世コースもあるか?てか聖女とやらにも会えるし一石二鳥やなw)
「ちょっと、あんた!ドレスも持ってないのに良くそんな事が言えるね……時間もないし直ぐに買いに行くよ!」
と、ハンナに手を引っ張られて引きずられるように治療院を後にしたのだった。
勇者ユウは遥か別の世界からやって来た
黒髪に黒目で不思議な力をつかった
女神ミリア 女騎士カラヤン 魔女マダリア
仲間はいつも酒場 歌い踊り笑っていた ☆
「「「おおおおおおおおお!!!」」」
(……この子、やっぱりズバ抜けて歌が上手いね)
ダークエルフのハンナがリュートの伴奏を終えると聖騎士から拍手や歓声が上がった。
「ご清聴ありがとうございます!」☆
聖クリスト王国に向かう道中、暇やったから馬車の中でハンナにリュートを弾いて貰いながらカラオケをしてた。聴き手のレスポンスも良いし癖になりそうw
この世界で女体化して最初は戸惑ってたけど、もう慣れたもんやな。おヘソの辺りで熱く漲る神力?とやらを意識して外に放出するイメージでぶりっ子をすると力を発揮する。このスキルは人を意のままに操れるみたい(何それ怖い……)
絶対的に強制させるスキルは一日三回までとなっている。ちなみに女のハンナに試してみたが全く効かなかった。むしろ「ぶりっ子キモい」と言われる始末……
吟遊詩人には魔力を乗せて人を魅了したり力を与えたりするスキルがあるが、この力はその範囲を越えている(女神って職業なかなかのチートやん!)
「もうすぐ着くよ!」
そう言ってハンナは幌から顔を出して指を差した先には、王国を取り囲む城壁が空高く聳え立っていた。籠城戦においてその鉄壁は如何なる侵入者も拒むようにできているそうだ。
城前で馬車を止めると衛兵が駆け寄って来た。
「これはこれはヴァルハス様、予定より早いお帰りですね!」
「重症者がいるんじゃ、すまんが急ぎ中に通してくれ!」
「そ、そうでしたか!おーい門を開けろー!」
厳重な王国の入城手続きを省略して聖騎士一行は半ば強引に門を潜った。
通り過ぎる際にフルプレートの鎧を着た衛兵は道沿いに並んで胸の前に拳を作って目を瞑っていた。これが王国式の敬礼らしい。
「お嬢さん、儂らはこれから急ぎ治療院に重傷者と負傷したシビルを運ぶ。話は通しておくから何か困った事があればいつでも頼ってきなさい!」
「はい、短い間でしたがお世話になりました!」
「うむ、ではさらばじゃ!」
挨拶はそこそこに、入城して直ぐにヴァハルス達と別れた。
(……傷口に呪いが掛かっていたと言ってたけど、シビル大丈夫かなぁ。後でお見舞いにでも行こう)
「じゃあ、あたいらは先にギルドに登録しに行くよ!吟遊詩人はギルドに登録しないと演奏が出来ないようになっているのさ」
と、ハンナは俺の手を引いて城内にある冒険者ギルドへ向かった。
聖クリスト王国にある冒険者ギルド【アプロ】は独立機関で王国からの干渉は受けない。冒険者ギルドは世界各国に設置されていて、危険なモンスターの討伐から土木作業や薬草の採取といった幅広い仕事がある。
「あたいら吟遊詩人は酒場で流しの演奏をして人気が出たら直接依頼されることもよくあるよ。場所代がいるけど、広場とかで演奏会を開いておひねりを貰うってやり方もある」
それから、この国には聖歌隊という格式の高い機関があって、主に教会の行事や結婚式等で仕事を依頼されるらしい(クソババアのオカンによって何もない草むらで転生されたド底辺の俺には関係ないかw)
「でも、演奏の仕事がない時はパーティーを組んでモンスターの討伐に出たりもするから覚えときな。さあ着いたよ!ここが冒険者ギルドさ」
ハンナに連れられてアプロと大きく書かれた看板の建物に入ると、中は酒場のようになっていて昼間から酒を呑んでいる冒険者がいた。
大きな掲示板の前には人だかりが出来ていて、仕事の依頼書が貼りだされている。2Fには宿屋があるらしい。
ザワ……ザワ……あの子すげぇ可愛い! ……ちょっと!彼女のあたしがいるのに他の女に目移りするなんていい度胸じゃない!ドカッ…… 見ろよ!あそこに天使がいるぜ……ザワザワ………
奥に進むと冒険者たちが全員こちらを注目していた(……なんやこいつら、目つきが悪くて物騒な奴ばっかりやな……念のために愛想振りまいとくか ニコニコ)☆
ザワ…ザワ……おい!あの綺麗な人が俺に笑いかけてきたぞ! 何言ってんだ俺に微笑んでくれたんだよ! …ザワ……ザワ……
カウンターには女のバーテンダーがいた。パーマがかかったようなショートの金髪から猫のような耳が覗いていて可愛らしくピクピクと動いている。短いスカートからは長い尻尾が生えていた。この種族は【異世界大戦】のゲームをやっていたから知っている。比較的に生まれもっての身体能力が高い獣人族だ。どうやら彼女がギルドの受付をしているようだ(このケモミミ娘……締まるとこは締まって、出るとこは出てるなフムフム……全くけしからん身体やなゴクリッ……)
「こんにちは!ハンナさんお久しぶりです!」
「おう、今日はこの子の冒険者証を作ろうと思ってな!」
「初めまして!レイと申します。よろしくです!ニコッ」☆
「うふふ、レイちゃんね。私はここでバーテンダー兼ギルドの受付をしてるミケっていうの。よろしくね」
と、妖艶に笑う彼女にギルドの説明を一通り受けた。
ギルドには上からS,A,B,C,D,Eというランクがあって、各ランクに応じて仕事の依頼や報酬が変わる。
Eランクは王国周辺の薬草採集や、低レベルの冒険者でも狩れるようなモンスター討伐の仕事がある。Sランクにはドラゴンの討伐といった長期に渡る遠征の仕事があったりするそうだ。
初心者はEランクから始まり、実績が認められると昇格試験を受けてランクアップが認められるといった具合だ。
冒険者証は身分証としても使えて他国に行っても通用する。
「それ故にギルドは【冒険者】を冠しているんだよ。さあ、次はこの水晶に手をかざしてね」
受付のミケはそういって目の前に七色に輝く水晶を差し出す。これは魔道具といって自分に適性なジョブが分かるらしい。
例えば幼い頃から剣術を嗜んでいる者なら【剣士】のジョブが現れて、その道のスキルも身に付きやすい。訓練を積んで素早さに特化している者は【トレジャーハンター】といったジョブになったりする。
大体は生まれ持った才能が作用するのだが、歳を取ってから就けるような後天性のジョブもある。相性の良いジョブを重ねれば進化系のジョブに就けたりする。その中には未だ発見されてないレアジョブもあったりと、まぁこの世界は自分の適性ジョブによって生き方の方向性が決まるといった感じだ。
俺は水晶に手を伸ばすと、その七色の輝きは大きくなり、文字が現れた。
――――適性ジョブ【吟遊詩人】————
―――現在ジョブ【女神】———
「め、女神?こんなレアジョブは神話でしか聞いた事がない……」
ミケはカウンターから身を乗り出して目をまん丸にしていた(やっぱりオカンから力を譲渡されたって話は本間やったんか……)
「へーあんた、そんな凄いジョブに就いてたんだね!」
「ちょっ……あんまり大きな声を出さないで!みんな見てるから……」
こうして無事にFランクの冒険者証を貰った後、ギルドで宿を取ってシビルの様子を見に行く事にした。
「ここが治療院かぁ」
ハンナに案内して貰って中に入ると、ベッドですやすやと眠っているシビルがいた、「どうやら大丈夫そうやな」と一安心しているところに立派な髭を蓄えた初老の男がニコニコと病室に入ってきた。
「シビルさんのご友人の方ですね。私は当院の院長ハリスと申します。ヴァハルス様から話は聞いています。彼はもう大丈夫ですよ。安静にしていたら明日には退院できます。ほっほっほっ」
王国の治療院は高度な回復呪文を使える神官をジョブに持つ者が務めている。彼は長年、王室専属の治療士だったのだが、貴族以外の市民にも治療を受けられるようにと、この治療院を開設した。
「そういえば、私の孫娘に聖女マリーという子がいるのですがね、それはそれは美して国民からも凄く人気があるのですよ。ちょうどお嬢さんと同じ年頃なので機会があれば仲良くしてやって下さい。ほっほっほっ」
いくら自分の孫娘が可愛いからって聖女て!……でも、ほんまに可愛いんかもしれんな。気になってきたなぁ。ここは神スキルの【八方美人の誘惑】使うかw
「是非、仲良くさせて欲しいです!おじいちゃま、紹介して下さい!ウルルン」★
体をクネクネと動かしながらスキルを発動させると、側にいたハンナが「チッ」と舌打ちをして、めちゃくちゃ嫌そうにこっちを見ていた。
「……う、美しい。わかりました。今夜は貴族が集まるパーティーで聖歌隊による演奏会があるのです。そこに聖女マリーも出演しますので特別に招待しますぞ!」
(やりぃw 草むらで転生したド底辺が、こんなにも早くに社交界デビュー出来るなんてマジでついてるやん!これは出世コースもあるか?てか聖女とやらにも会えるし一石二鳥やなw)
「ちょっと、あんた!ドレスも持ってないのに良くそんな事が言えるね……時間もないし直ぐに買いに行くよ!」
と、ハンナに手を引っ張られて引きずられるように治療院を後にしたのだった。
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