文字の大きさ
大
中
小
12 / 41
無関係の当事者
そう思っていると、
「第3皇子殿下、私たち夫婦は無関係です。相続は妹と結婚するダレンにすると聞いただけで私たちは何ら関係しておりません!!」
今度はクワッド伯爵がこのようにおっしゃっております。
「そうですか。では、外で『息子がカシミール侯爵当主となる。ミカリーナ嬢と結婚して相続をするためシャロン嬢は家から出されることになった』と言って回っていたのも関係していないと?」
そう、クワッド伯爵夫妻はこのようにお茶会や交流の場でも言って回っていたのです。外堀を埋める気でいらしたのでしょうが、これが証拠の一つになるだなんて思っても見なかったのでしょう。
「そ、それは…そのようにカシミール侯爵から聞いていたため…「なかでも許されない行為が店でもこのように吹聴し、カシミール侯爵家のツケとしてドレスや宝飾品を購入していたらしいですね?これはれっきとした詐欺行為にあたります。もちろん同様の行いを行っていた夫人にも適用されることはお分かりですね」」
「「そ…そんな…」」
なぜカシミール侯爵家から伯爵家へ十分以上の援助を行っていたのに、それだけでは足りなかったのでしょう。今日夫人が身につけていらっしゃる大きな宝石もツケで購入したものだそうです。身の丈に合わない宝石などはたから見ても分かってしまうというのに…
「わ、私は…乗っ取りだなんて考えておりません。ミカリーナとカシミール侯爵夫妻にのせられてしまっただけで、そんな恐ろしいこと…それに愛されていることが分かった以上、私はシャロンと今後添い遂げたいと思っております。なので私への連行命令はおやめください」
今まで何も言えなかったダレン様が息を吹き返したようにジョージ様を見上げながら世迷い事をおっしゃっております。
そんな事をおっしゃるダレン様を見て、その後私の方をみるジョージ様。
その目はまるで『こいつマジなの?』とおっしゃっているようです。
そう、そうなのです…
愛されていることが分かった?添い遂げる???もうこのなめくじ頭いや…
「クワッド伯爵令息。いや、婚姻の義は終わっているのでもう伯爵籍にはないな。ダレン氏、まず貴方はミカリーナと結婚しており、その離縁は許されていない。そして今後も許されることはないでしょう。そのため、シャロン嬢との婚姻は認められない。そして、何度も繰り返されたシャロン嬢への暴言は許されるものではない。それなのになぜ愛されているなどと戯言が言えるのか教えて頂けるか?」
その質問はジョージ様の純粋な疑問だったのでしょう。いえ、その場にいる皆様同じような顔をしていらっしゃるので、その発言自体がもう疑問なのでしょうね…
感想 61
あなたにおすすめの小説
お心のままに動いた結果でしょう?
シエル
「アンネリーゼ・フォン・アルバ公爵令嬢!」
「……はい、お呼びでしょうか。殿下」
王立学園の卒業パーティーの最中、筆頭公爵令嬢であるアンネリーゼは、婚約者であるフェリクス王太子殿下に高らかに名前を呼ばれた。
「アンネリーゼ。君は『義妹』であるアマーリエ・フォン・アイヒェン侯爵令嬢を虐げた。いくら父親が違うとはいえ、血の繋がった『義妹』に対する態度ではない。君との婚約は破棄する!」
異父妹を『義妹』と呼び続け、心を移した王太子。
その結末がどうであれ、貴方が心のままに動いた結果でしょう?
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい。
※ 画像はAIで作成しています。
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
婚約破棄されたので、王家の死亡通知を先に出しました
くるみ婚約破棄を告げられたセレスティアは、静かに微笑んだ。
「では、王家の救命措置を終了いたします」
その一言で、王国は大混乱。役目を終えたセレスティアは、晴れやかに旅立つ。
文句を言わない婚約者は、俺の愛する幼馴染みを許していなかった【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)幼馴染を優先しても、婚約者アウローラは何も言わない。だから、これからも幼馴染みとイチャイチャできる──
侯爵令息トリスタンは、そんな甘い幻想を信じていた。
だが婿入りした瞬間、彼の“軽んじた態度”はすべて清算される。
アウローラは冷徹に、トリスタンの傲慢と欲望を1つずつ暴き、労働と屈辱を与える。
そして最後に残ったのは、誰にも必要とされない現実だけ。
「どうして……俺は、こんなにも愚かだったんだ」
これは愛を勘違いし、身分を過信し、自分の価値を見誤った男の終焉を描くダークドラマ。
⚠️ 本作は AI の生成した文章を一部に使っています。過激ざまぁタグあります。
4/1「エステルに対する殺意」の内容を一部変更しました。
「今なら妹も許してくれるから、きちんと謝ろう」夫が優しく謝罪の強要をした日、侯爵夫人をやめて家を出ました~デラミネーションによる夫の終焉~
水上侯爵夫人であるサフィアには、常に優しい笑みを浮かべる夫がいる。
ある日、夫の妹の行動によって、多額の損害が出る事態が起きる。
それを論理的に批判するサフィアだったが、夫は妹を庇い、さらに……。
「今なら妹も許してくれるから、きちんと謝ろう」
あろうことか、夫は諭すような優しい笑みを浮かべ、サフィアに謝罪の強要をした。
その瞬間、彼女はすべてを悟った。
「あなたのその優しさや気遣いは、私にとっては劇薬でしかありません」
その日、サフィアは侯爵夫人をやめて家を出た。
さらにその後、あることがきっかけで、夫の笑顔の仮面が剥がれ落ち始め……。
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(受賞作発売中!)「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
夫の幼馴染に家も財産も奪われたので、彼女が捨てた兄妹を連れて出ていきます〜辺境伯家の住み込み家政婦になった今、戻れと言われてももう遅い~
他力本願寺夫の幼馴染に家も財産も奪われ、身一つで追い出されたアリシア。
しかし雨の宿場町で、その幼馴染が実子の幼い兄妹を置き去りにした現場を目撃する。
「私が守る」――血の繋がらないエミルとリリィを連れ、彼女は辺境伯家で住み込み家政婦として生き抜くことを選んだ。
帳簿と観察力、揺るぎない実務能力を武器に屋敷を立て直し、偏屈だが真っ直ぐな辺境伯ヴィルヘルムの信頼を得るアリシア。
子どもたちに「先生」と呼ばれ、家族のような温かさに包まれながら、彼との心の距離も静かに縮まっていく。
やがて王都から元夫と幼馴染が「戻ってきてほしい」と懇願してくるが――。
アリシアは静かに微笑み、こう告げた。
「もう、遅いわ」
追放された有能妻が、子どもたちとの家族愛と辺境伯との恋で本当の幸せを掴む、ざまぁと甘さの両方を味わえる完全復讐再生ラブストーリー。