えと…婚約破棄?承りました。妹とのご婚約誠におめでとうございます。お二人が幸せになられますこと、心よりお祈りいたしております

暖夢 由

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エピローグ①

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そしてあれから7年。

私たちには3人の子どもができました。やんちゃな男の子と可愛い女の子が2人です。私たちが結婚してすぐにお義父様は当主交代を宣言され、公爵家の仕事を手伝ってくれながらお義母様と旅行に行ったりと割と自由にされています。ザックと同じくらいの頃に当主になったお義父様はまだまだお義母様と二人の時間が欲しかったようで、最近そのいちゃつきっぷりが増しています。なんだかほほえましいけど、見ているこちらが恥ずかしくなってしまいます。



それからレオナルドとシンディは卒業してすぐに結婚しました。こちらは2人の子どもに恵まれていて、3人目がシンディのお腹の中で成長しています。レオナルドは次男と言うことで家を継ぐこともなかったので、ザックの仕事を手伝い、今は鉱山の責任者として隣国へ行ったり、加工業者との調整をしたりと大忙しのようで、ザックはよくシンディから文句を言われています。

でもレオナルドは仕事が楽しいようで、隣国に行っては手つかずの鉱山を見に行っているみたいです。シンディはレオナルドがいない間、家に一人の時間も多くなってしまっていたので、公爵家の敷地内に家を建て、今は家族でそこで暮らしています。一人と言ってもメイドがいたり、執事もいたのですが、心配性なレオナルドと私からのお願いで越してきてくれたのです。もうじきレオナルドには爵位が授けられることが決まっております。本来はもっと早くに与えられる予定でしたが、その場合領地も管理するようにと言われているので、少し延ばしてもらっていたのです。ですが、レオナルドに爵位が授けられ、領地を管理するようになれば、隣国への行き来も減るでしょう。そうなれば新しい家へ越すことになるので、それまでは楽しく過ごしているのです。
ザックがレオナルドと隣国へ行くときシンディは、子どもたちを連れ必ず公爵家に泊りに来てくれるのでみんな安心できるのです。


そして、裁判で有罪になった人たちはというと……私の実の両親は働き始めて父が3年目、母が4年目になくなったそうです。そして、元レイズ伯爵は5年目に亡くなり、元レイズ伯爵夫人は心を壊して、犯罪者用独房に入れられたのだそうです。亡くなった方たちは鞭打ちの傷から雑菌が入り、その部分が腫れあがり、高熱が続いたりしたそうです。何度目かの高熱の際には失禁してしまったり、嘔吐や下痢が止まらないなどが続き、食事もままならず、衰弱していったとこでした。

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感想 199

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