71 / 95
ニャンニャン装甲を航空甲板へ、しかし予算が・・・
空母対決の懸賞金とは?
しおりを挟む
ニャンニャン装甲の名前は藤川軍曹専属メイドからの命名だ。
正式には複合積層装甲というんだが、なぜか皆はニャンニャン装甲と・・・
当の本人は、「それは、名誉なことですわ。」と、喜んでるから・・・無下には禁止できないのだ。
これが、セクハラなら論外なんだが・・・
満州国の国防に役立つ戦車の装甲に自身の名前が・・・それは、名誉なことであるからだ。
なせなら、内地でもニャンニャン装甲は知らない者がいないほど知れ渡っているからだ。
最近では、ニャンニャの偽物が内地でコンサートを・・・当の本人は知らないが・・・
なんと、レコードまで・・・ニャンニャン音頭からニャンニャン慕情まで・・・
偽物も、けっこう可愛いから複雑に・・・
とうとう、内地のニャンニャンとして正式に公認されたとか、それはないとか・・・
利権がからんでくると複雑なのだ。
なんせ、本人は専属メイドだから・・・歌謡界へデビューなんて、無理な話だ。
ネコ耳をつけて踊る、偽物ニャンニャンはマジで内地で人気が沸騰してるらしい。
話がソレまくりで、スンマセンです。
「えっ。」「海軍との空母対決にニャンニャン装甲が採用される・・・と。」
「そうだ。」「マジですか?」
「陸軍省からの大臣の要請まであるぞ。」
「では、内地の大阪工廠へ採用されると・・・」
これは、矢田主任にとり、最高に喜ばしいことなのだ。
陸軍空母が空母対決で勝利すれば、海軍が頭を下げて・・・ニャンニャン装甲を海軍の正規空母へ採用することになるからだ。
もちろん、装甲板には陸軍ニャンニャン装甲と記名が入るのだ。
海軍が陸軍から装甲板を買わねばならないのだ。
これは、陸軍の勝利ということだ。
明治以降の陸海軍の対決に終止符が・・・
と、淡い期待を・・・抱いた矢田主任だったが・・・
そうは、カンタンには問屋は卸さないようだ。
「うむ、しかしだ、このニャンニャン装甲という名前は、なんとかならんのか?」と、陸軍大臣が苦言だ。
「積層装甲で、いいではないか。」と、加える。
「しかし、満州国で開発された手前・・・」と、言い訳がましい・・・話だ。
「そのメイドとかのアイデアからだということからの名前なんだな。」
「え、え、まあ、そのようで・・・」と、陸軍参謀部長の言い訳だ。
「いくら、なんでもメイドの名前では、海軍に笑われかねないぞ。」と、大臣だ。
「では、イイ名前があれば・・・」
「そうだな、ニャン・・・ニャン子・・・ううむ、思い浮かばんぞ。」と、苦悩する陸軍大臣だ。
「ところで、空母の飛行甲板に使えるほど、生産できるのか?」と、痛いところを・・・
「それがです。」「なんだ?」
「積層装甲は何層にも陶器粉末を超高温で焼いた板と鋼鉄製の板を重ねたヤツらしいんで、そう簡単にはできないらしいので・・・」
「とても、飛行甲板には無理じゃないかと・・・」
「太陽の温度と同等の超高温らしいです。」
「反射炉でも?」と、大臣だ。(反射炉の知識はある、大臣だ。)
「え、え、そうです。」
「それで、太陽炉という太陽光を集める炉が開発中なんですが・・・」
「なかなか、反射鏡が・・・」
「まあ、難しいのはわかった。」
「それで、予算が欲しいと、大阪工廠から・・・」
「いくらだ?」「500万円ほど。」(当時は零戦1機が500円だった。)
「なんだって、陸軍の半年分の予算だぞ。」
「・・・・・」と、無言の参謀部長だ。
紆余曲折、色々あったが・・・あきつ丸の飛行甲板の格納庫上だけでもニャンニャン装甲が張られたのである。
それが、陸軍の予算ギリだったとか・・・
こうして、空母対決は7日後と決まったのだ。
ここは、呉鎮守府である。
海軍統合本部では・・・
「それで、陸軍からの空母は例のあきつ丸か?」
「そうです、てか、それしかありませんが・・・」
「それで、我が海軍は、どうすんだ。」
「最新型装甲空母シナノしか、ありませんぞ。」
「いかん、あれは最大軍事機密だぞ。」
「まだ、海軍でも一部の者しか知らんのだぞ。」(呉鎮守府の幹部しか、知らないらしい。)
「それに、あの装甲空母はバランスが最悪で、いつひっくり返るか・・・」
「大きな声を出すな。」「あれは、絶対に内緒だぞ。」
「いまさら、失敗だなんて知れたら陛下になんていうんだ。」
「そうだぞ、オレ達は切腹は免れないぞ。」
装甲空母シナノは飛行甲板の装甲が500キロ爆弾に耐える鋼鉄の分厚い装甲なのだ。
それで、空母の重心が甲板上まで・・・つまり、トップヘビーなのだ。
史実なら、南朝鮮のセォル号と似た話なのだ。(まだ、ひっくり返ってはいないが・・・)
外洋へ出れば、なんとも言えないのだ。
「それで、左右をタグボートで援護して運用することにしたんでしょ。」
「あ、あ、そうだ。」
「一度、試験運用しませんか。」「でないと・・・」
「そんなこと、バレたらどうずんだ。」
相も変わらず、島国根性ばかりの海軍幹部連中であるようだ。
こうして、7日後の空母対抗試合の日だ。
場所は模擬弾とはいえ、500キロ爆弾を投下する対抗試合である。
一般船舶へ危険が及ばないように・・・神奈川沖の公海が選ばれたのだ。
偵察機で民間船舶が入らないように警戒している。
もちろん、海軍側と陸軍側は別の偵察機だ。
そうなのだ、陸軍と海軍は同じ便所も使わないほど確執は高まっていたのである。
海上にブイが並べられて・・・そこが境界線である。
海軍の空母へ模擬爆弾を投下するのは陸軍の急降下爆撃機だ。
そして、陸軍の空母へは海軍の急降下爆撃機である。
模擬500キロ爆弾は炸薬を抜いて、爆発する噴煙だけ仕掛けてあるヤツだ。
そして、互いの損害は自己責任という念書を交わしている徹底ぶりなのである。
模擬爆弾は互いに3発、搭載された。
つまり、急降下爆撃機は3機ということだ。
まあ、一般的編隊が3機だからなのだそうだ。
先攻・後攻を決めるクジを決めるクジがはじまった。
なんとも、ややこやしいことこの上ないのだ。
とにかく、陸軍と海軍が顔を合わせると・・・飲み屋なら、乱闘が・・・会議なら、乱闘会議へ・・・
それで、両軍の間にロープを張り、そこから出るとマイナス1点となるルールを作って、乱闘を収めてるらしい。
そして、何回ものクジが終わり、先攻は海軍からとなったのだ。
「ふふ、我が軍が先攻とは、ついてるな。」「そうです、早くやらないと空母のバランスが・・・」
「シーーーーーッ、それは内緒だぞ。」「スンマセン。」
陸軍空母から急降下爆撃機が発艦した。
さあ、空母対決の幕が墜とされた・・・のだ。
正式には複合積層装甲というんだが、なぜか皆はニャンニャン装甲と・・・
当の本人は、「それは、名誉なことですわ。」と、喜んでるから・・・無下には禁止できないのだ。
これが、セクハラなら論外なんだが・・・
満州国の国防に役立つ戦車の装甲に自身の名前が・・・それは、名誉なことであるからだ。
なせなら、内地でもニャンニャン装甲は知らない者がいないほど知れ渡っているからだ。
最近では、ニャンニャの偽物が内地でコンサートを・・・当の本人は知らないが・・・
なんと、レコードまで・・・ニャンニャン音頭からニャンニャン慕情まで・・・
偽物も、けっこう可愛いから複雑に・・・
とうとう、内地のニャンニャンとして正式に公認されたとか、それはないとか・・・
利権がからんでくると複雑なのだ。
なんせ、本人は専属メイドだから・・・歌謡界へデビューなんて、無理な話だ。
ネコ耳をつけて踊る、偽物ニャンニャンはマジで内地で人気が沸騰してるらしい。
話がソレまくりで、スンマセンです。
「えっ。」「海軍との空母対決にニャンニャン装甲が採用される・・・と。」
「そうだ。」「マジですか?」
「陸軍省からの大臣の要請まであるぞ。」
「では、内地の大阪工廠へ採用されると・・・」
これは、矢田主任にとり、最高に喜ばしいことなのだ。
陸軍空母が空母対決で勝利すれば、海軍が頭を下げて・・・ニャンニャン装甲を海軍の正規空母へ採用することになるからだ。
もちろん、装甲板には陸軍ニャンニャン装甲と記名が入るのだ。
海軍が陸軍から装甲板を買わねばならないのだ。
これは、陸軍の勝利ということだ。
明治以降の陸海軍の対決に終止符が・・・
と、淡い期待を・・・抱いた矢田主任だったが・・・
そうは、カンタンには問屋は卸さないようだ。
「うむ、しかしだ、このニャンニャン装甲という名前は、なんとかならんのか?」と、陸軍大臣が苦言だ。
「積層装甲で、いいではないか。」と、加える。
「しかし、満州国で開発された手前・・・」と、言い訳がましい・・・話だ。
「そのメイドとかのアイデアからだということからの名前なんだな。」
「え、え、まあ、そのようで・・・」と、陸軍参謀部長の言い訳だ。
「いくら、なんでもメイドの名前では、海軍に笑われかねないぞ。」と、大臣だ。
「では、イイ名前があれば・・・」
「そうだな、ニャン・・・ニャン子・・・ううむ、思い浮かばんぞ。」と、苦悩する陸軍大臣だ。
「ところで、空母の飛行甲板に使えるほど、生産できるのか?」と、痛いところを・・・
「それがです。」「なんだ?」
「積層装甲は何層にも陶器粉末を超高温で焼いた板と鋼鉄製の板を重ねたヤツらしいんで、そう簡単にはできないらしいので・・・」
「とても、飛行甲板には無理じゃないかと・・・」
「太陽の温度と同等の超高温らしいです。」
「反射炉でも?」と、大臣だ。(反射炉の知識はある、大臣だ。)
「え、え、そうです。」
「それで、太陽炉という太陽光を集める炉が開発中なんですが・・・」
「なかなか、反射鏡が・・・」
「まあ、難しいのはわかった。」
「それで、予算が欲しいと、大阪工廠から・・・」
「いくらだ?」「500万円ほど。」(当時は零戦1機が500円だった。)
「なんだって、陸軍の半年分の予算だぞ。」
「・・・・・」と、無言の参謀部長だ。
紆余曲折、色々あったが・・・あきつ丸の飛行甲板の格納庫上だけでもニャンニャン装甲が張られたのである。
それが、陸軍の予算ギリだったとか・・・
こうして、空母対決は7日後と決まったのだ。
ここは、呉鎮守府である。
海軍統合本部では・・・
「それで、陸軍からの空母は例のあきつ丸か?」
「そうです、てか、それしかありませんが・・・」
「それで、我が海軍は、どうすんだ。」
「最新型装甲空母シナノしか、ありませんぞ。」
「いかん、あれは最大軍事機密だぞ。」
「まだ、海軍でも一部の者しか知らんのだぞ。」(呉鎮守府の幹部しか、知らないらしい。)
「それに、あの装甲空母はバランスが最悪で、いつひっくり返るか・・・」
「大きな声を出すな。」「あれは、絶対に内緒だぞ。」
「いまさら、失敗だなんて知れたら陛下になんていうんだ。」
「そうだぞ、オレ達は切腹は免れないぞ。」
装甲空母シナノは飛行甲板の装甲が500キロ爆弾に耐える鋼鉄の分厚い装甲なのだ。
それで、空母の重心が甲板上まで・・・つまり、トップヘビーなのだ。
史実なら、南朝鮮のセォル号と似た話なのだ。(まだ、ひっくり返ってはいないが・・・)
外洋へ出れば、なんとも言えないのだ。
「それで、左右をタグボートで援護して運用することにしたんでしょ。」
「あ、あ、そうだ。」
「一度、試験運用しませんか。」「でないと・・・」
「そんなこと、バレたらどうずんだ。」
相も変わらず、島国根性ばかりの海軍幹部連中であるようだ。
こうして、7日後の空母対抗試合の日だ。
場所は模擬弾とはいえ、500キロ爆弾を投下する対抗試合である。
一般船舶へ危険が及ばないように・・・神奈川沖の公海が選ばれたのだ。
偵察機で民間船舶が入らないように警戒している。
もちろん、海軍側と陸軍側は別の偵察機だ。
そうなのだ、陸軍と海軍は同じ便所も使わないほど確執は高まっていたのである。
海上にブイが並べられて・・・そこが境界線である。
海軍の空母へ模擬爆弾を投下するのは陸軍の急降下爆撃機だ。
そして、陸軍の空母へは海軍の急降下爆撃機である。
模擬500キロ爆弾は炸薬を抜いて、爆発する噴煙だけ仕掛けてあるヤツだ。
そして、互いの損害は自己責任という念書を交わしている徹底ぶりなのである。
模擬爆弾は互いに3発、搭載された。
つまり、急降下爆撃機は3機ということだ。
まあ、一般的編隊が3機だからなのだそうだ。
先攻・後攻を決めるクジを決めるクジがはじまった。
なんとも、ややこやしいことこの上ないのだ。
とにかく、陸軍と海軍が顔を合わせると・・・飲み屋なら、乱闘が・・・会議なら、乱闘会議へ・・・
それで、両軍の間にロープを張り、そこから出るとマイナス1点となるルールを作って、乱闘を収めてるらしい。
そして、何回ものクジが終わり、先攻は海軍からとなったのだ。
「ふふ、我が軍が先攻とは、ついてるな。」「そうです、早くやらないと空母のバランスが・・・」
「シーーーーーッ、それは内緒だぞ。」「スンマセン。」
陸軍空母から急降下爆撃機が発艦した。
さあ、空母対決の幕が墜とされた・・・のだ。
4
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる