日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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戦車の命名で揉める。

正式名は?

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 「お、お、これが、新装甲の戦車か!」と、新造戦車の前に立つ今野隊長だ。 「で、名前は?」と、聞いた。 開発主任は、「まだ、だよ。」だ。 「オレがつけても。」「いや、揉めてるから。」と、主任だ。 「へぇ~。」と、今野が、「まあ、いろいろありますからね。」と、わかったようなわからないような。 「まあ、内地とココでだが。」と、主任。 内地とは日本本土のことだ。 ちなみに、北海度は入らない。 北海道のヒトは、本州を内地というからだ。 「でも、装甲のアイデアは、ここじゃないですか。」と今野だ。 主任は、「そのとうりだ、そう思うだろう、だいたい内地のヤツは・・・」と、外地のグチがダラダラと・・・ まあ、嫁さんや子供を置いてきてるからな、と思う今野だ。 まあ、今野は独身だからいいんだが。 主任技師ともなると、それなりの経験が必要だ。 それで、オッサンになるのだ。 「それなら、最初の開発戦車が1号戦車だったから、これは3号で。」と、今野がこぼす。 「いや、これは、まず露スケには負けない戦車だ。」と、主任だ。 そして、「オレは征露型と呼ぶべきと。」 「セイロ?」「征露、つまり、ソ連を征服の意味だよ。」と・・・「いや、オレは露スケは防げれば。」「何言ってる、露スケは葬りされねば。」と、主任だ。 「いえ、オレは、あんな奴とは関わりたくない、まあシナ人とトントンだな。」「なんせ、遊牧民が弾避けなんだ。」「それも、言葉も通じないヤツらをだ。」と、ソ連の非道を訴える今野である。 同じ、有色人種として、遊牧民には同情的な今野隊長だ。 まあ、戦場では違うんだが。 弾避けを殺してから、露スケを殺すからね。 それが、戦争なのである。 それに、相手がヒトと考えては戦争で、引き金なんて引けない。 そこは、モノと考えるのである。 手術する医師が、患者の足を切断するとき、ヒトの足として考えないのと同じだ。 そこは、殺しあいである。 ヤラれるほうが、死ぬだけなのだ。 まあ、歩兵の撃ち合いでは、ヒトが見えるが、戦車ではヒトは見えないから、そこまでトラウマは湧かないのだが・・・ 実際、三八式歩兵銃で、露スケの歩兵と撃ち合うことは大変だとマジ思う今野隊長である。 正直、戦車乗りで、よかったと思うのだ。 装甲が抜ければ、全員戦死なのだが、それは、空(うえ)でも同じだ。 墜とされれば、確実に死であるからだ。 しかし、セイロでは、腹痛の薬とかぶるのでは。」と、今野だ。 「そうなんだよ、それで諦めたんだ。」 まあ、かぶってはダメである。 「そうですね、オレなら闘魂の魂型ですか。」 「それは、お前の隊の名前だろ。」と、突っ込まれた今野だ。 戦車に魂と描いてあるのだ。 偵察戦車は、志だ。 死ではない、志(こころざし)の志である。 「そうだ、おもしろい話だが、ドイツ戦車に幸福の福の逆さの漢字を描いた戦車があるそうな。」と、主任がいう。 なんでも、欧州の新聞の写真で見たらしい。 「敵、降伏のオマジナイですかね。」「さあ、わからんよ。」 結局、戦車は3号戦車だったとか・・・・・ドイツはⅢ号、日本は3号なのだ。
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