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同軸ケーブル。
ゴムと紙で絶縁する。
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「そして、無線機とアンテナを、結ぶ線ですが。」と、偵察隊員らは続ける。 「アンテナ線は戦車の車体に触ってはいけません。」「ふむ。」「電波が戦車の車台に流れてしまいます。」 「なるほど。」 「それで、無線機からアンテナまでは、和紙の細い帯の巻いて、その上からゴム液を垂らし、さらに、布を巻いてあります。」 「そして、これが味噌なんですが。」と、話は続くのだ。 デーゼルエンジンから雑音電波がでるんですよ。」「まさか。」「聞いたことないですが、ガーというヤツ。」 今野は、思いあたることがあった。 タマに、スピーカーからザーーーッと耳障りな音が・・・ 「あ、あ、あれが、そうなのか。」「そうです。」「しかし、君は技師でもないのに・・」「え、え、しかし、無線が通じないと、偵察の意味がありませんから。」 納得の回答であった。 「電気の回路を、すべてアースするんですよ。」「あーす?」「つまり、マイナスをまとめるんです。」 これは、戦闘機のエンジンもの言えることだ。 陸軍の戦闘機はゴム被膜の銅線をつかい、必ずアースを取っていた。 それで、戦後の米軍の戦闘機無線機のテストでも良好との結果だ。 海軍は、重いからと降ろす搭乗員も・・・戦闘機の活躍は海軍のゼロ戦ばかりが、声高に聞こえるからである。 「しかし、走りながらは、さすがに竹竿は・・」「まあ、それが欠点ですが。」 しかし、前線基地とカンタンな仕組みで通話ができることは意味があるのだ。 「しかし、よく、そこまで知恵が・・」「いえ、技師連中から聞いたんですよ。」と、控えめの答えの偵察隊員である。 確かに、自身の工夫なら敵前でも対応ができそうだ。 そして、「通信ですが、暗号でとのことでしたが。」「そうだな、露スケが聞いてるかもな。」「まあ、日本語がわかるとは思えませんが・・」 しかし、今野はロシア語通詞(通訳)が少ないと実感したいた。 日本人はロシア語が苦手というか、理解しずらいのだ。 シナや朝鮮語は文法が違うが、できないことはない。 日本人は漢字を使っている。 朝鮮も両班という貴族階級は漢字を使う。 庶民は字は文盲ばかりだ。 「そうだな、暗号だな。」と納得の今野隊長だ。 「そういえば、古代ローマ軍でも、毎朝の朝礼で合言葉を替えていたそうですからね。」と、偵察員だ。 古代ローマ軍は紀元前からである。 「ほう、1900年くらい前か。」「そうですね。」「よく、しってるね。」「え、え、石板に書いてあったそうです。」「まだ、紙が無い時代ですからね。」 紙は古代のシナで発明されたのだ。 今野隊長は偵察員の知識に脱帽だ。 「君は、前はなにを?」 「教師です。」 納得の今野隊長だった。
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