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シナ軍とソ連軍。
同じ共産党だが、仲は悪いものだ。
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共産党には欠点がある。 それは、内ゲバが耐えないことである。 議会制民主主義のクニでは、想像もできないことだが。 同じ主義、主張の者同士が殺し合いをするのだ。 互いに意見が食い違うことは多々あることだ。 それも、互いに譲ることしない大陸の連中だ。 昨日の友は、今日の敵として殺し合いである。 それは、日本人も例外ではない。 日本赤軍しかりだ。 仲間うちで、殺し合いである。 それが、共産党の恐ろしいところだ。 中国共産党もしかりだ。 たまに、幹部がビルから飛び降り自殺するが、自殺か疑わしいのだ。 ソ連も例外ではない。 そして、今回の応援はシナ軍にソ連の戦車隊が加わるといったことによるものだ。 「しかし、ソ連とシナと、それほど仲がよかったかな。」と、今野少尉は不思議なのだ。 半島の朝鮮人が露スケに媚びを売るのは定番だが。 シナ軍へ軍隊を送り援助するほど、ソ連軍とシナが仲が良かったとは思えないのである。 (内心は、相手を利用してるだけの双方なんだが。)今野少尉は、軍人だ。 政治には興味もないし、軍人たる者は、政治に関わらないと踏んでるのだ。 いままでは、シナにはソ連軍は加わらなかったんだが・・・ 「まあ、考えてもしょうがない、敵を叩くだけがオレの仕事だ。」と、納得するしかないのである。 そして、三日かかって装甲車部隊へ到着である。 本来なら、鉄道で戦車を運ぶんだが、線路網がないから、地上走行で時間がかかったのだ。 なんせ、戦車の巡行速度である。 時速30キロくらいだ。 そして、当時の満州国に舗装道路なんて無いのだ。 石畳みの道は都市部に少々である。 あとは、ドロ道ばかりである。 もちろん、大陸性気候である。 砂煙がモウモウである。 途中で、戦車のエンジンの空気清浄紙を、なんども掃除したのである。 隊員はマスクが無いと、乗ってられないほどである。 もちろん、風防メガネは必須である。 顔に付いた埃を落としながらの行軍であった。 装甲車部隊で敵の様子を打ち合わせである。「おお、これはソ連戦車と似てますな。」と、感想を述べる装甲車隊員らだ。「まあ、鹵獲戦車ですから、同じ戦車ですよ。」「ほう、それはお手柄なことだ。」敵の武器を奪うことも戦功なのだ。 「でも、雰囲気が違いますね。」「ふむ、わかるんですか。」それは、手足のように運用してるからだ。 そこは、互いに機甲部隊である。 一見すれば、部隊の練度などは判断ができるのだ。 「それで、注意点なのですが、シナ兵は軍服とは限らないので。」「便衣兵なんだな。」「そうです、やつらは国際協定なんて通用しませんからな。」 「捕まれば、拷問で処刑されますから、まだ戦死のほうがマシですよ。」「それは、聞いてますが。」「とにかく、シナ兵は軍規もあったもんじゃないので、下手な常識は通用しないですからな。」「敵が手をあげて降参かと思わないことですよ。」と、装甲車隊員らだ。 どうやら、露スケ相手の方がマシかもしれないと、思う今野少尉であった。
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