日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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動力はモーターかな?

人力は無理だな。

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 「すると、ヒトが複数乗る、カゴのようなモノかな。」と、今野だ。 「まあ、そうですね、いままで車内で砲塔の動きに体を合わせていたでしょう。」と、上野だ。 「うむ、まあそうだな。」「それでは、咄嗟の機転が遅れますからね。」と、上野技官だ。 「でも、動かすのは人力では無理だろう。」「え、え、そうです。」「動力は何を。」「エンジンの発電機からの電気モーターですよ。」「それは、故障が心配だが。」と、今野だ。 「戦車は沼や河も渡るからな。」とも付け加える。 電気は水に弱いのだ。 「それは、そうですが、無線機も電気ですからな。」と、上野だ。 「これからの戦車は電気機器が増えると思いますよ。」とも加える。 「うむ、ありがたい装置だが砲塔の向きと同じなのだな。」「え、え、当然です。」「遅れることは。」「無いですね、繋がってますから。」「では、手では動かせないな。」「ですね。」 いままで、日本戦車は砲塔はヒトが中で動かしていたのだ。 砲身を的にむけるのも人力だ。 それで、職人技が求められたのだが・・・ ソ連の戦車は砲塔は動力だった。 それで、動作が遅れることがあるのだ。 「この満州型ですか、砲塔は旋回速度は・・」と、今野が聞いた。
「まあ、ヒトが中で動かすよりは早いと思うぞ。」と、技官だ。 「君は、電気装置の現場での信頼性を心配してるんだろ。」「そうです。」「だから、君を呼んだんだよ。」「これを、実戦で試してもらいたいのだ。」 まあ、今野としては、納得の意見だった。 武器や兵器は使ってナンボなのだ。 だから、米軍は紛争で新兵器を使いたがるのだ。 何十万人殺そうとだ。(原爆で10万人以上の民間人を瞬殺した米軍だ。)「わかりました。」と、答える今野少尉である。 「そうそうに、隊まで運んでおくから。」と、いう上野技官である。 この時代は合成樹脂はアクリルぐらいしか無い。 プラスチックやナイロンは出来上がっていないのだ。 プラモデルも無い。 木を削ったソリッドモデルである。 あの田宮模型も初期は木製模型を販売してたのだ。 それで、電源コードの被膜はゴムと布である。 ゴムで、それに和紙の帯を巻いて、布でくるむのだ。 なんとも、手間がかかるのである。 でないと、戦車は鉄の車台だから、電気が漏れてしまうからである。 絶縁は大切なのだ。 ビニール被膜の現在は有難い時代なのである。 ちなみに、ゴムは天然ゴムだ。 インドネシアからの輸入である。 合成ゴムも無い時代である。 こうして、今野少尉の戦車開発工廠への訪問は実戦での評価を待つことになってのである。 数日して、戦車が輸送トラックで運ばれてきた。 でかいトレーラーである。 日本がトレーラーを作っていたとは、と驚く隊員らであった。 初めて見たのである。 鉄道の無蓋貨車で運ぶのは知ってるんだが、陸送用のトレーラーまであるなんて・・・ エンジンは戦車と同じデーゼルエンジンだそうだ。 違うのは、燃費らしい。 戦車は1リットルで500メートルくらいだが。 戦車用のトレーラーは5キロだそうだ。 それも、戦車を載せてである。 なんか、?とも思う今野少尉であった。 (機械の内部抵抗がトレーラーは少ないのだ。)
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