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ここが、最前線だ。
河向こうはソ連だ。
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対空戦車との連携訓練である。 今野少尉は隊長戦車の砲塔から、まえを見る。 河だ。 川ではない。 河である。 内地の川は、大陸では小川である。
まさに、長々と流れる河である。 そこが、満州国とソ連の国境である。
地元の馬賊らは、ルグンと呼んでいる。 つまり、ルグン河だ。
山脈(ハゲ山ばかりだ。)の谷に沿って、うねうねと流れる。 ここいらは、草原ばかりだから平地の河である。
ところどころは、河底が浅いところがあるのだ。 そこを、選んでソ連軍の戦車が渡ってくるのだ。
そして、国境紛争となるのである。
ソ連となり、国家体制が激変してもロシア時代と変わらない覇権国家である。
性根は熊のロシア人なのである。
今野少尉は戦車から下車する。 対空戦車の乗員も、今野が降りたので、降りてきた。
「小隊長、あれがそうですか。」と、対空戦車の車長だ。
「うむ、あれが国境の河だ、名前は・・・まあ、いい。」 忘れたが誤魔化したのだ。
そして、「ここいらの河底は浅いから、露スケの戦車が渡ってくるんだ。」と、加える。
「そうですか、では最前線ではないですか。」と、感嘆の声をあげる。
「そうだ、日本とソ連との最前線だ。」と、今野少尉がうなづく。
双眼鏡で、今野が対岸を見る。 小屋が建ってる。 丸太で作った小屋だ。 双眼鏡を車長へ渡して、「あそこに小屋があるだろう。」「え、え、丸太小屋ですね。」 「あれが、露スケの監視所だ。」
平然と言ってのける今野少尉だ。
「誰か、居るんですか。」と、聞く車長だ。
「いや、そこまではわからん。」「しかし、ヤツらも常に狙ってるということだ。」と、今野少尉だ。
「満州側には、なんも無いんですね。」と、車長が・・・
「まあ、無い袖は振れんのだろう。」と、満州国の現状を述べる今野少尉だ。
そして、こちらは対岸の丸太小屋だ。
ロシア兵(ソ連軍の下っ端2人だ。)が、「同士イワノビッチ、ヤツらが様子を見に来たぞ。」「軍曹、わかりました、至急連絡へ。」「待て、ヤツらが帰ってからだ。」「わかりました。」「今出ると、感づかれるからな。」
「あれが、司令が言っていた対空戦車ですか。」「らしいな。」「ここからでは、写真は無理ですね。」「あ、あ、遠いからな。」 ソ連は日本ほど光学技術が発展していない。 望遠レンズなぞ、夢のまた夢だ。
「あっ、帰るみたいですよ。」「そうらしい、おそらく様子見だ。」「では、前線基地へ行ってきます。」「あ、あ、頼んだぞ。」 そして、イワノビッチ伍長は騎馬で前線基地へ・・・
だが、ここでイワノビッチ伍長は大きなミスだ。 対空戦車が4丁の機銃だということを知らせなかったのだ。
まあ、以前、2丁の対空機銃だということも知らなかったのだから、仕方が無いが・・・
敵軍の監視の最前線の監視小屋だが、見張りの二人に望むが無理というものだ。
なんせ、下っ端の二人まで双眼鏡も渡らなかったからだ。
最低、小隊長までは双眼鏡がある日本軍は、まだマシかもしれない。
もちろん、防水の6倍の東京光学製である。 陸軍は東京光学製で、海軍は日本光学製と決まっていた。
著者は陸軍用の6倍双眼鏡を覗かせてもらったことがある。
現在のニコンやフジノンと遜色はなかった。 レンズのコーテングは昔だから、無いが。 見え味は遜色がなかった。 双眼鏡のプリズムは銀蒸着はしてなく、黒い紙で遮光してあるだけだ。 それで、明るさは現在のモノほどはないのだが・・・職人の技が見えるのだ。 現在の双眼鏡には、それが無い。
まさに、長々と流れる河である。 そこが、満州国とソ連の国境である。
地元の馬賊らは、ルグンと呼んでいる。 つまり、ルグン河だ。
山脈(ハゲ山ばかりだ。)の谷に沿って、うねうねと流れる。 ここいらは、草原ばかりだから平地の河である。
ところどころは、河底が浅いところがあるのだ。 そこを、選んでソ連軍の戦車が渡ってくるのだ。
そして、国境紛争となるのである。
ソ連となり、国家体制が激変してもロシア時代と変わらない覇権国家である。
性根は熊のロシア人なのである。
今野少尉は戦車から下車する。 対空戦車の乗員も、今野が降りたので、降りてきた。
「小隊長、あれがそうですか。」と、対空戦車の車長だ。
「うむ、あれが国境の河だ、名前は・・・まあ、いい。」 忘れたが誤魔化したのだ。
そして、「ここいらの河底は浅いから、露スケの戦車が渡ってくるんだ。」と、加える。
「そうですか、では最前線ではないですか。」と、感嘆の声をあげる。
「そうだ、日本とソ連との最前線だ。」と、今野少尉がうなづく。
双眼鏡で、今野が対岸を見る。 小屋が建ってる。 丸太で作った小屋だ。 双眼鏡を車長へ渡して、「あそこに小屋があるだろう。」「え、え、丸太小屋ですね。」 「あれが、露スケの監視所だ。」
平然と言ってのける今野少尉だ。
「誰か、居るんですか。」と、聞く車長だ。
「いや、そこまではわからん。」「しかし、ヤツらも常に狙ってるということだ。」と、今野少尉だ。
「満州側には、なんも無いんですね。」と、車長が・・・
「まあ、無い袖は振れんのだろう。」と、満州国の現状を述べる今野少尉だ。
そして、こちらは対岸の丸太小屋だ。
ロシア兵(ソ連軍の下っ端2人だ。)が、「同士イワノビッチ、ヤツらが様子を見に来たぞ。」「軍曹、わかりました、至急連絡へ。」「待て、ヤツらが帰ってからだ。」「わかりました。」「今出ると、感づかれるからな。」
「あれが、司令が言っていた対空戦車ですか。」「らしいな。」「ここからでは、写真は無理ですね。」「あ、あ、遠いからな。」 ソ連は日本ほど光学技術が発展していない。 望遠レンズなぞ、夢のまた夢だ。
「あっ、帰るみたいですよ。」「そうらしい、おそらく様子見だ。」「では、前線基地へ行ってきます。」「あ、あ、頼んだぞ。」 そして、イワノビッチ伍長は騎馬で前線基地へ・・・
だが、ここでイワノビッチ伍長は大きなミスだ。 対空戦車が4丁の機銃だということを知らせなかったのだ。
まあ、以前、2丁の対空機銃だということも知らなかったのだから、仕方が無いが・・・
敵軍の監視の最前線の監視小屋だが、見張りの二人に望むが無理というものだ。
なんせ、下っ端の二人まで双眼鏡も渡らなかったからだ。
最低、小隊長までは双眼鏡がある日本軍は、まだマシかもしれない。
もちろん、防水の6倍の東京光学製である。 陸軍は東京光学製で、海軍は日本光学製と決まっていた。
著者は陸軍用の6倍双眼鏡を覗かせてもらったことがある。
現在のニコンやフジノンと遜色はなかった。 レンズのコーテングは昔だから、無いが。 見え味は遜色がなかった。 双眼鏡のプリズムは銀蒸着はしてなく、黒い紙で遮光してあるだけだ。 それで、明るさは現在のモノほどはないのだが・・・職人の技が見えるのだ。 現在の双眼鏡には、それが無い。
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