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ソ連軍の前線基地。
対空戦車が日本軍へ・・・
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ソ連軍の前線監視員である、イワノビッチは前線基地へ騎馬で急使である。 馬は現地の馬賊から強制徴収したものだ。 もちろん、ロハだ。 ソ連軍は金は支払わないのだ。
馬はガソリンが要らない、悪路に強い。 まあ、道が整備されていないシベリアや満州では、騎馬が交通手段である。 (戦車は例外である。)
「イワン司令、同士イワノビッチが急報です。」「うむ、では通せ。」「了解であります。」
「イワノビッチ伍長入ります。」「うむ。」答礼で返す、イワン司令だ。
「黄色い猿どもの戦車に、機銃だけの戦車が・・」「うむ。」
「3両は、いつものヤツですが、1両は機銃の戦車でした。」「うむ、ごくろう。」敬礼して退出するイワノビッチだ。
副官が、「ヤツら、訓練がてら、偵察ですかね。」と、参考意見だ。
「そうだろうな、戦闘機の操縦士が言っていた戦車だな。」「そうですね、対空用の戦車ですかね。」
「うむ、我がソ連では、まだ研究段階なんだが。」「まさか、すでにヤツらが持ってるなんて。」
「これは、至急に。」 「そうだな、モスクワへ急使だな。」 「ぜひ、わたくしが。」「うむ、では頼んだぞ。」
翌日、副官はシベリア鉄道でモスクワへの急使である。 もちろん、蒸気機関車だ。
三日後にモスクワの駅へ到着した。 ひさびさのモスクワである。
このまま、帰りたくない副官だ。 左遷されて半年、シベリア前線基地での生活だったのだ。
「懐かしいな、やはりモスクワだな。」と、実感であるのだ。
かつては、将来を嘱望されていたんだ。 それが、政変で一変したのである。
彼が、頼っていた幹部が粛清の嵐に巻き込まれたのだ。 末端である彼までは、さすがに嵐は襲ってはこなかったが、左遷という扱いだった。
まあ、シベリアだが、収容所ではないだけマシだ。
収容所はマジで、やばいのだ。 生きて帰ったヤツは、いないからだ。
「ふむ、ごくろうだった。」「ハイ。」と、対空戦車を情報課へ報告した副官だ。 あとは、帰隊するだけである。
「司令や参謀へ、土産でも・・」と、売店をのぞく。 シベリアくんだりでは、売店なぞ無い。
農民がいるが、最下層だ。 もう、ゴミ糞なヤツらばかりなのだ。
近づくと、臭うのだ。 農奴の臭いだ。
建前で差別は遺憾であるが、本音はゴミ糞なヤツらには近づきたくはない副官である。
「おい、いまのヤツは左遷されたルイシェンコだろ。」「あ、あ。」「何をいってきたんだ。」
「ふむ、日本軍が対戦闘機用の戦車を・・」と、書類を読む局員だ。
「アハハ、ハ、ヤツは余程にモスクワへ帰りたいんだな。」「どうして。」
「なぜって、我が国が計画段階の戦車を黄色い猿がもっているはずがないじゃないか。」
「そうだが。」「だから、注目される報告をでっち上げてまで帰りたいんだよ。」
「そうだな、ヤツらが、対空戦車なぞ持ってるわけがないな。」と、報告書はゴミ箱へ~ポイ。
こうして、ルイシェンコの夢は遠のくのだった・・・・・
馬はガソリンが要らない、悪路に強い。 まあ、道が整備されていないシベリアや満州では、騎馬が交通手段である。 (戦車は例外である。)
「イワン司令、同士イワノビッチが急報です。」「うむ、では通せ。」「了解であります。」
「イワノビッチ伍長入ります。」「うむ。」答礼で返す、イワン司令だ。
「黄色い猿どもの戦車に、機銃だけの戦車が・・」「うむ。」
「3両は、いつものヤツですが、1両は機銃の戦車でした。」「うむ、ごくろう。」敬礼して退出するイワノビッチだ。
副官が、「ヤツら、訓練がてら、偵察ですかね。」と、参考意見だ。
「そうだろうな、戦闘機の操縦士が言っていた戦車だな。」「そうですね、対空用の戦車ですかね。」
「うむ、我がソ連では、まだ研究段階なんだが。」「まさか、すでにヤツらが持ってるなんて。」
「これは、至急に。」 「そうだな、モスクワへ急使だな。」 「ぜひ、わたくしが。」「うむ、では頼んだぞ。」
翌日、副官はシベリア鉄道でモスクワへの急使である。 もちろん、蒸気機関車だ。
三日後にモスクワの駅へ到着した。 ひさびさのモスクワである。
このまま、帰りたくない副官だ。 左遷されて半年、シベリア前線基地での生活だったのだ。
「懐かしいな、やはりモスクワだな。」と、実感であるのだ。
かつては、将来を嘱望されていたんだ。 それが、政変で一変したのである。
彼が、頼っていた幹部が粛清の嵐に巻き込まれたのだ。 末端である彼までは、さすがに嵐は襲ってはこなかったが、左遷という扱いだった。
まあ、シベリアだが、収容所ではないだけマシだ。
収容所はマジで、やばいのだ。 生きて帰ったヤツは、いないからだ。
「ふむ、ごくろうだった。」「ハイ。」と、対空戦車を情報課へ報告した副官だ。 あとは、帰隊するだけである。
「司令や参謀へ、土産でも・・」と、売店をのぞく。 シベリアくんだりでは、売店なぞ無い。
農民がいるが、最下層だ。 もう、ゴミ糞なヤツらばかりなのだ。
近づくと、臭うのだ。 農奴の臭いだ。
建前で差別は遺憾であるが、本音はゴミ糞なヤツらには近づきたくはない副官である。
「おい、いまのヤツは左遷されたルイシェンコだろ。」「あ、あ。」「何をいってきたんだ。」
「ふむ、日本軍が対戦闘機用の戦車を・・」と、書類を読む局員だ。
「アハハ、ハ、ヤツは余程にモスクワへ帰りたいんだな。」「どうして。」
「なぜって、我が国が計画段階の戦車を黄色い猿がもっているはずがないじゃないか。」
「そうだが。」「だから、注目される報告をでっち上げてまで帰りたいんだよ。」
「そうだな、ヤツらが、対空戦車なぞ持ってるわけがないな。」と、報告書はゴミ箱へ~ポイ。
こうして、ルイシェンコの夢は遠のくのだった・・・・・
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