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ソ連軍の様子見かな?
懲りない熊だな。
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「偵察隊から前線基地。」「こちら、前線だ。」「偵察隊だ、ヤツらがルビコン川を渡った。」「了解だ。」
通信が終わる。 ルビコン川を渡るとは、重大な決断や行動の事を指す。 古代ローマの逸話である。
賽は投げられたと同意味だ。 つまり、ソ連軍が国境の河を渡るに例えたのだ。
「司令、ヤツらが・・・」「何、今年で3回目だぞ。」「懲りないヤツらですね。」「ガッンと、やらねば懲りないらしいな。」と、副官と駄弁る司令官だ。
「で、台数は。」「まだ、報告が。」「うむ、随時知らせろ。」「了解です。」と、敬礼して無線室へ・・・
「偵察隊へ。」「こちら、偵察隊です。」「ヤツらの数は。」「いま、確認しています。」「追って知らせろ。」
「了解です。」 ・・・・・
そして、しばらくして。 「偵察隊より。」「こちら基地だ、どうぞ。」「敵は、いまだに途河中だ。」「おそらく、20両は越えそうだ。」「・・・了解だ。」
「司令、大変です。」「うむ、なんだ。」「敵の数は20は越えるとの。」「・・・・」「司令。」「わかった、総員集合を掛けろ。」「ハイ。」と、副官が伝令へ走る。
やがて、サイレンが基地内に不穏な音をまき散らした。
ぞく、ぞく、と隊員らが・・・整備工場の技師や工員らもである。
総員とは、満州人の用人も含めるのである。
約300人余りの人員が司令部前に集結した。
時間がないからか、司令が拡声器で・・・
「ソ連軍が20両以上、侵攻してきた。」「全員で敵に当たってほしい。」「予備の戦車も含める。」
「この戦いに負ければ、満州国は無いと思え。」 副官が「解散。」と、敬礼を略すほどの緊急事態ということのようだ。
「作戦は追って無線で指示を。」「とりあえず、出撃だ。」「敵への展開が遅れては・・・」と、指示が乱れ飛ぶ。
「やはりか。」と、今野少尉は予感が当たったようだ。
6輪機動戦闘車が実戦配備される前に、ソ連軍が侵攻作戦を展開したのだ。
ヤツらは6輪機動戦闘車が配備されたら・・・その前に決着をつけるつもりだ。
いくら6輪機動戦闘車が無双でも、1両では・・・せめて、3両あれば・・・と、思う少尉だった。
「いま、予備の戦車へ燃料や砲弾を、その前に行けるヤツは、出撃だ。」と、指示が飛ぶ。
今野少尉も部下の10両の戦車と2両の対空戦車を従えて出撃である。
「敵の位置はB地点付近らしい。」と、伝令が飛ぶ。
「Bだと、ならD地点で待ち伏せだな。」と、即断する少尉だ。
「基地へ返信、D地点だ。」「了解。」と、基地の無線係が即応だ。
いまは、一時も無駄にはできない。
T34が渡河して30分過ぎた。 時速30キロでも15キロは内陸へ入ってる。
「これは、D地点が危ういかな。」と、予備の作戦を思考する少尉である。
「くそっ、こんなときは速度が欲しい。」と、6輪機動戦闘車を思う少尉だ。
あれなら、あれがあれば、日本陸軍は無双だ。
それほど、試験運用で実感が湧いたのだ。
五式戦闘機を手に入れた空中勤務員のごとしである。
飛燕の液冷エンジンをヤメて、慣れた空冷星形エンジンへ換装した戦闘機だ。
マスタングに勝てると、当時の陸軍が歓喜した改造戦闘機だ。
なんせ、急降下の制限速度が亜音速の飛燕の機体だ。
そこへ、使い慣れた星形空冷エンジンだ。
マスタングとタイマンを張れるだろう。
6輪機動戦闘車は、最高速度が80キロだが・・・だが・・・本当は100キロなのだ。
試験運用した少尉は、そう思ったのだ。
ところが、攻撃型戦車でも、最高速度は40キロが限界なのだ。
これは、大きいのである。 なにより、余裕が生まれるからだ。
戦いに余裕があれば、負けることは無い。
「D地点だ。」「まだ、ヤツらは着てないな。」と、あたりを見回す少尉だ。
「基地へ返信だ、配置完了。」「基地了解。」と、返信がある。
「予備戦車隊より今野隊。」「こちら、今野隊だ。」「いま、隊舎を出た、指示を。」「なら、E地点で背後からの攻撃を防いでくれ。」「了解だ。」「基地司令、了解。」と、基地司令からも返答がある。
日ごろの訓練が光る行動である。
だから、D地点での待ち伏せができるのだ。
基本、日本軍はゲリラ戦が得意だ。 待ち伏せ攻撃なぞ、十八番(オハコ)なのである。
ベトコンゲリラへゲリラ戦を教えたのは、敗戦で帰国しなかった日本陸軍の敗残兵である。
その日本軍のなかでも、大阪の部隊は関西人だけあって、なかなか図太いのだ。
東北の部隊は、正直者ばかりで、バンザイ突撃で全滅だが・・・大阪の部隊は、なんやかんやで生き残るのだ。
ゲリラはエグイやつほど強いのだ。 商売人なのである。
「敵は、倍だが・・・ここはゲリラ戦でいくぞ。」と、激を飛ばす少尉だ。
「配置は各個に任せる。」「おう。」「対空戦車は後方で待機だ。」「対空、了解だ。」
「予備戦車隊が隊舎を出た、E地点へ向かってる。」「ゲリラ戦法で、敵をE地点へ誘い込むぞ。」「おう。」
指示はだした、あとは戦うだけだ。 攻撃戦車は砂袋で対戦車砲対策を・・・そこへ、草木で迷彩をほどこしてるのである。
砲塔へ車長が半身をだしてるから戦車が居ると判別ができるほど、迷彩が効いている。
敵がくれば、砲塔のペリスコープでの視界となるから、無線のやり取りで位置を判別するしかないほどだ。
「偵察隊より、位置を伝える。」「C地点を越えた。」
「もうすぐ、来るぞ。」「各戦車は確固撃破とする、砲撃が重ならないように無線だ。」と、注意事項を・・・
通信が終わる。 ルビコン川を渡るとは、重大な決断や行動の事を指す。 古代ローマの逸話である。
賽は投げられたと同意味だ。 つまり、ソ連軍が国境の河を渡るに例えたのだ。
「司令、ヤツらが・・・」「何、今年で3回目だぞ。」「懲りないヤツらですね。」「ガッンと、やらねば懲りないらしいな。」と、副官と駄弁る司令官だ。
「で、台数は。」「まだ、報告が。」「うむ、随時知らせろ。」「了解です。」と、敬礼して無線室へ・・・
「偵察隊へ。」「こちら、偵察隊です。」「ヤツらの数は。」「いま、確認しています。」「追って知らせろ。」
「了解です。」 ・・・・・
そして、しばらくして。 「偵察隊より。」「こちら基地だ、どうぞ。」「敵は、いまだに途河中だ。」「おそらく、20両は越えそうだ。」「・・・了解だ。」
「司令、大変です。」「うむ、なんだ。」「敵の数は20は越えるとの。」「・・・・」「司令。」「わかった、総員集合を掛けろ。」「ハイ。」と、副官が伝令へ走る。
やがて、サイレンが基地内に不穏な音をまき散らした。
ぞく、ぞく、と隊員らが・・・整備工場の技師や工員らもである。
総員とは、満州人の用人も含めるのである。
約300人余りの人員が司令部前に集結した。
時間がないからか、司令が拡声器で・・・
「ソ連軍が20両以上、侵攻してきた。」「全員で敵に当たってほしい。」「予備の戦車も含める。」
「この戦いに負ければ、満州国は無いと思え。」 副官が「解散。」と、敬礼を略すほどの緊急事態ということのようだ。
「作戦は追って無線で指示を。」「とりあえず、出撃だ。」「敵への展開が遅れては・・・」と、指示が乱れ飛ぶ。
「やはりか。」と、今野少尉は予感が当たったようだ。
6輪機動戦闘車が実戦配備される前に、ソ連軍が侵攻作戦を展開したのだ。
ヤツらは6輪機動戦闘車が配備されたら・・・その前に決着をつけるつもりだ。
いくら6輪機動戦闘車が無双でも、1両では・・・せめて、3両あれば・・・と、思う少尉だった。
「いま、予備の戦車へ燃料や砲弾を、その前に行けるヤツは、出撃だ。」と、指示が飛ぶ。
今野少尉も部下の10両の戦車と2両の対空戦車を従えて出撃である。
「敵の位置はB地点付近らしい。」と、伝令が飛ぶ。
「Bだと、ならD地点で待ち伏せだな。」と、即断する少尉だ。
「基地へ返信、D地点だ。」「了解。」と、基地の無線係が即応だ。
いまは、一時も無駄にはできない。
T34が渡河して30分過ぎた。 時速30キロでも15キロは内陸へ入ってる。
「これは、D地点が危ういかな。」と、予備の作戦を思考する少尉である。
「くそっ、こんなときは速度が欲しい。」と、6輪機動戦闘車を思う少尉だ。
あれなら、あれがあれば、日本陸軍は無双だ。
それほど、試験運用で実感が湧いたのだ。
五式戦闘機を手に入れた空中勤務員のごとしである。
飛燕の液冷エンジンをヤメて、慣れた空冷星形エンジンへ換装した戦闘機だ。
マスタングに勝てると、当時の陸軍が歓喜した改造戦闘機だ。
なんせ、急降下の制限速度が亜音速の飛燕の機体だ。
そこへ、使い慣れた星形空冷エンジンだ。
マスタングとタイマンを張れるだろう。
6輪機動戦闘車は、最高速度が80キロだが・・・だが・・・本当は100キロなのだ。
試験運用した少尉は、そう思ったのだ。
ところが、攻撃型戦車でも、最高速度は40キロが限界なのだ。
これは、大きいのである。 なにより、余裕が生まれるからだ。
戦いに余裕があれば、負けることは無い。
「D地点だ。」「まだ、ヤツらは着てないな。」と、あたりを見回す少尉だ。
「基地へ返信だ、配置完了。」「基地了解。」と、返信がある。
「予備戦車隊より今野隊。」「こちら、今野隊だ。」「いま、隊舎を出た、指示を。」「なら、E地点で背後からの攻撃を防いでくれ。」「了解だ。」「基地司令、了解。」と、基地司令からも返答がある。
日ごろの訓練が光る行動である。
だから、D地点での待ち伏せができるのだ。
基本、日本軍はゲリラ戦が得意だ。 待ち伏せ攻撃なぞ、十八番(オハコ)なのである。
ベトコンゲリラへゲリラ戦を教えたのは、敗戦で帰国しなかった日本陸軍の敗残兵である。
その日本軍のなかでも、大阪の部隊は関西人だけあって、なかなか図太いのだ。
東北の部隊は、正直者ばかりで、バンザイ突撃で全滅だが・・・大阪の部隊は、なんやかんやで生き残るのだ。
ゲリラはエグイやつほど強いのだ。 商売人なのである。
「敵は、倍だが・・・ここはゲリラ戦でいくぞ。」と、激を飛ばす少尉だ。
「配置は各個に任せる。」「おう。」「対空戦車は後方で待機だ。」「対空、了解だ。」
「予備戦車隊が隊舎を出た、E地点へ向かってる。」「ゲリラ戦法で、敵をE地点へ誘い込むぞ。」「おう。」
指示はだした、あとは戦うだけだ。 攻撃戦車は砂袋で対戦車砲対策を・・・そこへ、草木で迷彩をほどこしてるのである。
砲塔へ車長が半身をだしてるから戦車が居ると判別ができるほど、迷彩が効いている。
敵がくれば、砲塔のペリスコープでの視界となるから、無線のやり取りで位置を判別するしかないほどだ。
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